40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【ロレックス】 3針&ノンデイトモデルを並べてみる

 普段は実家に置いてある数本の腕時計も、立ち寄るたびに巻き上げて磨いて並べて…と悦に浸っているわけでして。一番の稼働率を誇るのが114270のExplorer1な一方で、一番の待機率を継続しているのが116400GVのミルガウスだったりします。今回は年末に手に入れたSIGMA単焦点レンズ30mmf2.8で腕時計の撮影をしてみたくて並べてみたシンプルな3針モデルのお話です。

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左から116400GV、114270、114200です。いずれもノンデイト、リューズガード無しのステンレスモデルで極めてシンプルな印象ですが随所にオリジナリティが見受けられます。
私のロレックスは中央の114270Explorer1から始まりまして、その後116400GVミルガウス、16700GMTマスター、114200オイスターパーペチュアルなどが加わりました。仕事柄どうしても毎日は付けられない(傷だらけになってしまう)ことからデイト有りモデルだと日付送りが多少ネックになることからもノンデイトの稼働率が高くなってしまっています。

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画像で見るとそこまでの差が見られませんが、ケース径は小さい順で114200の34mm、114270の36mm、そして116400GVの40mmとなります。それに対して重量では114270が105g、114200が118g、116400GVが155gと前者2点が逆転するのです。これはブレスの構造が異なるため現行品が重くなっているのです(中空タイプのブレスから中身が詰まったブレスに変更となったため)。
そんなところからも細い手首を持つ私にとって36mmはジャストサイズであり、また自身の手持ちの中では最軽量である114270が頻繁に稼働しているわけです。Explorer1現行モデルの214270はケース径が39mmに広がった上に重量も126gと大幅増してしまったことで、個人的に少し魅力が薄れてしまった感が否めません。また国内定価も約670,000円と、114270時代の約500,000円から大幅なジャンプアップでエントリーグレードとしての立ち位置ではなくなっています。これだけの価格を出すのであれば中古で5桁の格上モデルも狙えてしまいますし。そう言った意味では114270はロレックスのラインナップにおいて今なおマストアイテムだと考えます。
逆に買ったものの観賞用と化してしまった116400GVは見た目こそ本当に美しいモデルでありながら、その重量とケース厚でなかなか外に連れ出す気が湧きません。耐磁性能に優れていて目立つグリーンサファイア&オレンジの稲妻針、何より他人とまず被る事の無い実用性とファッション性を兼ね備えた逸品でありながらも、私の腕には如何せん大きいのです。いや、買う前に確認しろと言われればそれまでなのですが…。2008年当時は116400GVの正規品は本当にレアで、現行モデルとして購入出来た16610LVグリーンサブと散々迷った末にミルガウスを選びました。今となっては後者が圧倒的な人気とプレミア相場になってしまい、そう言った意味では選択を間違えたかもと後ろ髪を引かれる思いであります。

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斜めから見てもモデル毎の特徴が見て取れます。116400GVはグリーンサファイアが素晴らしく奇麗な輝きを見せてくれます。直上から見下ろすと淡い緑のせいで黒文字盤が若干ぼやけてしまいますが、この斜めからのアングルだとロレックスのコーポレートカラーであるグリーンが所有欲を満たしてくれます。
114270はとにかくシャープな印象を随所から出しています。3点のモデルで唯一のベンツ針を持ち、また他の2点と違い針先が尖っています。369の文字も相まって視認性が最高に優れているのに飽きが来ないデザインは秀逸であります。出来ることならもう1本欲しいくらい。
114200は34mmでも文字盤のシャンパンカラーで114270の36mmと同じくらいの大きさに見えます。またドーム型のベゼルが柔らかなイメージを上手に出してくれていまして(114270、116400GVはフラットなベゼルです)良い味となっています。

 その他で3針ノンデイトだとサブマリーナかエアキングくらいでしょうか。そう思えばノンデイトモデルってロレックスの中では少数派だったりしますね(除くスモールセコンドモデル)。しかし、ミラーレス一眼でニヤニヤしながら腕時計を撮影する姿は間違い無く変態な中年にしか見えなかったことでしょう…。

【W210メンテナンス】 純正バンパーの割れ補修 DIY記

 先週末に、とある夜道で路面に大きな穴(アスファルトがえぐれた跡)に気付かずFバンパーを嫌と言うほど打ち付けました。その後しばらくは口から魂が抜けかけてしまうと共に何であんなところに穴が…と凹みまくったものの、気落ちしようが漫画のように患部へ手を当てようが割れてしまったバンパーは元には戻りません。しかも割れた長さは30cmほどにもなるので『無かった事に』と目を瞑って乗るわけにもいかず。

 人生は選択肢の連続だ、とばかりに無い頭で色々な対応策を絞り出してみるとこんな感じになりました。
①速攻で修理工場へ入れて奇麗に直してもらう。
②奮発して新品の純正バンパーにDで付け替えてもらう。
③オークションなどで中古の純正バンパーを見つけて持ち込みで取り付けしてもらう。
④自分でなんとかする。
⑤以前のエントリーで紹介したSUBARUWRX S4の納期を早める。
⑥これを機に違った中古のメルセデスに換えてしまう。
⑦己の手から気を放ち、傷口を回復させる。

 自分の財布と相談し、自分のスキルとも相談した結果として今回は④の自分でなんとかするに落ち着きました。尤も、私のメルセデスさんは何かの際に立ち寄ったレクサスで下取りの値段を『20諭吉』と宣告されているため、ここに大金を叩いてバンパーと言う消耗品を直すことに躊躇してしまったことと、『今日なら出来る気がする』と果てしない勘違いで敢行した結果は以下の通りとなりました。


 まずは患部のご紹介。

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痛々しいです、バンパーにデザインされた彫り目に沿ってパックリ割れています。底面も塗装が剥がれてしまいました。

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ちょっと拡大。重力で完全に割れ目が開いてしまっておりますね。これを直して参ります。

 さて、ここで簡単にどうやって直すかを考えます。純正バンパーの素材はよくPPと略されていまして、これはプロポリレンと言うらしいです。これは皆さんご存知のように曲げや押しに強いことから少しだけぶつけたくらいなら平気なケースもありますよね。この長所の裏には基本的に『補修に不向き』と言う唯一にして最大の短所があります。FRPと違って一般的な接着剤が使用出来ず(すぐに剥がれてしまう)パテを盛ることも難しいとネットの諸先輩方が紹介していました。

 このためPPバンパーを補修で直すには『溶接』となります。あ、もちろんハンダではありません。元々が一体形成で仕上がっている純正バンパーなので、割れてしまった面通しを溶かしてくっつけてしまうのです。イメージとしては真っ二つになった板チョコの断面を湯煎して溶かした上で再接着するみたいな。そうすることで素材が再結成して強度も出るのだそうな。

 行程としては3つのみ。
①バンパーをはずす。
②患部を修理する。
③バンパーをつける。
うん、今日なら出来る気がする。

 そして極力安く直すため仕上がりはある程度の妥協をします。主な目的は割れ目を直すこととして予算は1,000円以下に設定しました。そうして用意したアイテムは以下の通り。

①ハンダごて(ホームセンターで調達、500円)
②洗濯ハンガー(バンパーと同じPP製、これで強度を上げます)
③工具セット(会社から拝借)
④フロアジャッキ(20代前半に『いつかは使う』と購入したまま新品未使用)
⑤手袋(仕事用)
⑥ブランケット

 では、作業開始です。

 W210のFバンパーは10個の留め具で固定されています。Fフェンダー内にあるビス、ヘッドライト脇にあるビス片側2カ所、ラジエター横のナット、フォグランプ脇のビスとなります。

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フェンダー内のビス(10mm)は下から固定されています。

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ヘッドライトの両脇のビス(8mm)。

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ラジエター脇には13mmのナットがあります。

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そして一番厄介なのがこのフォグランプ脇にあるビス。

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サービスホールから手を入れるので、このネジを回してカバーを外して探して下さい(10mm)。

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かなり手が入り難い場所もあるのでジャッキアップをオススメします。持っててよかったフロアジャッキ、購入から10年以上が経ってようやく出番が訪れました。本当はフロントから入れて一点で上げようと思ったけれど、純正でも車高が低くて入らないためにサイドから攻めました。

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作業の安全確保のために面倒でもタイヤを車体下にかませましょう。1.5トンの車体に挟まれたら圧死します。

で、悪戦苦闘すること40分ほど、ようやくバンパーが外れてくれました。全てのビスを外してもまだフックで吊り下がっているので、上手いこと前にずらして取り外して下さい。

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もうこの段階で自分を自分で褒めてあげたいです。ちなみに必ず地面には何かクッション(私の場合はブランケット)を敷いてからバンパーを外して下さい、私はこれを怠ったがためにナンバープレートに大きな傷が出来ました…。また、フォグランプと外気温センサーがバンパーに繋がっています、いきなり力任せに行くと千切れるかもしれないので気をつけて。

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左がフェンダー内のビス、右がフォグランプ脇のビス。どちらも10mm

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左2つがヘッドライト両脇のビス(8mm)。右がラジエター脇のナット(13mm)


バンパーが外れて感動したところでふと普段見えないところに目をやると…

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バンパーのフェンダーとの合わせ目です、超絶汚い…

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今までのオーナーが着脱していなければ16年分の汚れです、奇麗に拭き上げておきました。

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これが問題の割れ目です。長さにして30cmくらいでしょうか、こいつをバンパーの裏側で溶接するのです。

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合わせ目を密着させるために表面を養生テープで固定しました。糊の跡が残らないのでガムテープよりもこの養生テープが良いです。

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期間限定で安売りしていたハンダごて、500円也。いい仕事してくれよと心で祈って開封の儀。

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接着剤代わりとなるPP製ハンガー。その他で洗面器やタッパーなどもPP製が多いですが、このハンガーが一番お手軽かつお値打ちだと思います。

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こんな感じで溶けるのです。大体10秒程で良い具合に溶けます、バンパーはハンガーと比べて薄いからもっと早くに表面が溶け始めます。あまり溶かしすぎると裏面のみならず表面まで溶けかねないですので攻め過ぎないように気をつけて作業して下さい。またPPが溶けるとかなり強い臭いがします、もちろん有毒ですから吸い込まないよう、そして周囲にも気を配っての作業をお願いします。

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盛り付けはかなり汚いですが…まあ見えない部分だし、何より手で押し曲げしてみても割れませんでした。上手く溶接出来たみたいで補修としては成功です。

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表面はさすがに溶かすわけに行かないですからマスキングした上でタッチアップして誤摩化しました。あくまでも遠目で見て分からなければOKな基準での補修ですから。

 ここまで終わればバンパーを再び装着して終わりとなります。しっかりとビスを締めるのは大事ですが、ヘッドライト両脇に関しては受け側も樹脂製であまり強くなさそうです。無理に締め上げると破損しそうなため程々にして下さい。

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完成です、塗装が欠損してしまった箇所は仕方ないとしても仕上がりとしては悪くないのでは?

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タッチアップをもっと自然に仕上げたければ薄め液などでグラデーションを付けると目立たなくなります。私は低予算での完成にこだわったからこれで今回は良しとしました。

 作業開始から小休憩を入れても3時間程で補修完了しました。工場に入れれば完璧な出来になるのはもちろんですが、素人レベルでもこれくらいには出来ると言うことが伝わったとすれば幸いです。但し、あくまでも自己責任での作業と言うことと周囲と安全には十分に配慮した上でトライしてみて下さいね。

 あ、どうやら私は外気温センサーをうっかり触ってしまったらしくメーター内の表示が−38.0℃になってしまいました…これはまた改めて直します。

おしまい。

【W210メンテナンス】 今年も雪が降って来た

 雪とは縁遠い名古屋から雪が毎年1回は積もる街へと引っ越して来てからというもの、スタッドレスを買おうと思いながら過ごすこと早4年目。未だに買っていないわけでして…まあ降ったらその時はクルマに乗らなければ良いだけだし、幸いにもそういった環境に住まいを構えているので今シーズンも恐らくスタッドレスは見送りとなるでしょう。

 それでもやっぱり積もりました。今回は約15cmほど、愛車もスッポリと雪に覆われておりました。

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Fバンパーには氷柱も生やしてデコレーションされたW210。想像だけながらも基本的にはドイツのクルマだから雪には強いんだろうなぁと。

今回の積雪は私の休日に重なったこともあって、のんびりと除雪作業でもと思いましたが…如何せん寒いです。それに下手に雪をクルマから取り除いて傷でも付いたら嫌なので結局はボンネットのスリーポインテッドスターとガラス周辺のみを取り除いて終わらせる形に。

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うん、なんかとっても間抜けな顔つきになった。

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良い感じのパウダー乾雪でした、雪が積もらない地域で育ってきたので中年になった今でも雪を触ると年甲斐無くワクワクしてしまいます。

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リアなんてストロベリーのスフレみたいです。

 せっかくだし近所の線路まで雪景色を撮りにブラブラ歩いて行ってみたり。

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線路に沿って民家が並んでいて構図としては全くですが、あくまで記録写真として…

 戻って来てからはクルマの周りの除雪を始めていました、するとどこからか親切なお年寄りが除雪シャベルとデッキブラシを持ってやって来ました。ブラシでクルマの雪を落としなさいと。なんて親切な…でもクルマに傷が入ったらどうしよう…でもせっかくのご好意だし…と撫ぜるように雪を落としまして。あとは道の除雪を、せっかくお借りしたのでご老人の家の前まで1時間ほど雪かきをして良い運動となりました。

 寒波は今日までのようですが、また週末に冷え込むようです。今度は積もらないと良いのですが…。

【クルマ】 クルマが趣味だった独身中年が思う事

 1981年生まれの私が免許を取得したのが18歳の時でして、確か2000年の夏くらいに自分のクルマを手に入れたのかと記憶を手繰り寄せています。

 私の初めてのクルマは日産のスカイラインクーペ、ECR33と言う形式のシングルタービンを備えたターボ車でした。日産の正規中古店で総額150万円くらいで購入し、その際はフルノーマルでした。初心者マークには生意気なくらい良いクルマだったのに若気の至りでTRUSTの爆音デュアルマフラーを装着したのを皮切りにNISMOフロントタワーバー、TEINの車高調、追加メーター、中古で探して来たホイールなどなどトントン拍子に変貌を遂げたわけです。しかし不幸にも街中で貰い事故に遭いまして一発廃車…。

 2台目の愛車は1台目と全く同じのECR33を探して来ました。同じ年式と同じ色をひたすら探し求め、あとはオプションのエアロを巻いていたところが唯一の相違点でしょうか。1台目が方向性無くいじったために下品になってしまったことを反省し、こちらはシンプルなスタイルを目指しました。とりあえず初めから装着されていたGT-Rタイプのリアウイングが気に入らずに取り外し、当時はまだ珍しかったHIDを導入。そのあたりで出先の某有名ホテルの駐車場で盗難に遭います。後に見つかり車両保険での修理ついでにビルシュタインのオーダーメイド車高調、フジツボの音量控えめなシングルマフラー、クリフォードのセキュリティフルコースを奢りました。最後はRECAROの正規セミバケットシートを2脚セットして完成系となりました。

 3台目で遂に手に入れたBNR34ことスカイラインGT-Rです。NISMOフルエアロ、レイズのホイール、LEDテール、デュアルマフラー、フロントパイプの交換で外観をまとめまして、その後はハイカムを入れたエンジンチューニングで420馬力の快速仕様となった自身のクルマ歴で最も豪華なクルマでした。300km/hの世界を初めて体感しクルマの限界性能の高さを味わえた相棒と言えば美談で終わりますが、一体いくらつぎ込んだかは思い出さない方が幸せだと思います。最後はクルマ仲間に買い取っていただき、その資金でカナダへ語学留学したのでした。

 4台目は現職に就いたとき、どうにもこうにもお金が無い状況で手に入れたVOLVO850T−5でした。見た目はボロボロ、過走行車であったけれども乗り味は好印象でした。パンチこそ無かったけれどもターボ車だったこともあって2.3リッターエンジンは気持ちよい吹け上がりをしてくれました。ただただ修理のため毎月のように工場に入庫し、これ以上維持してもレストアしない限りは破産すると不安になって売却を決意したのでした。このクルマはタイヤ交換をした意外は何もモデファイしなかったです。

 そして5台目は私のメルセデスベンツW210。初めてのノンターボ車、過去最大の排気量、ひたすら快適仕様のクルマでもうスポーツカーのアホみたいに固い足回りには戻れないヘタレに成り下がりました。もちろん無駄なモデファイは一切無し、純正のバランスが一番良いと実感しております。

 …と、免許を取得してから17年余で5台を乗り継いでいるので、結構な頻度でクルマが変わっていますね。外観をいじり、内装をいじり、オーディオに拘り、そしてセキュリティも考えてみてなどなど、一通りのモデファイはやり遂げた感があります。
しかし今どきの若者を見てみると、そんなクルマへの情熱って無いですよね。まあ、お金の無駄遣い以外の何ものでも無いためクルマになんてお金をかけない方が貯蓄も出来るわけですが…どうしてもクルマいじりが人生の通過儀礼ではなくなってしまった世の中に寂しさも感じるのは正直な意見です。

 クルマの値段が以前と比べれば高くなり中古相場も跳ね上がってしまった今では、クルマを持たない選択肢だって出て来ています。私が20代の頃は中古であればポルシェでもフェラーリでも500万円台から中古で並んでいましたから、そう思えば今よりもチャレンジ出来たのかなぁと。スポーツカーが流行るときは景気の良いときであります、また近い将来そのような時代がやって来ると良いですね。下の画像みたいな完全たる趣味のクルマに乗って個性を主張出来るオトナってカッコいいじゃないですか。

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【VOLVO】 V40に乗ってみた

 実家のVOLVO240GLが車検のためディーラーに入庫し、代車としてV40D−4がやって来たことから少しだけ乗ってみることにしました。元々、私は850T−5に1年半前まで乗っていたので久々のVOLVOとなります。

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最近のVOLVOの顔付きは鋭いですね、以前のような無骨なデザインからは完全に脱却した様子です。

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横から見ると尻上がりなデザインが一層際立ちます。そして純正だと思った以上に車高がありまして、バンパーをうっかり擦るようなことはまず無さそう。一瞬クロスカントリーモデルかと勘違いしたくらいです。

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リアビューが一番特徴的かと思います。ひと目でV40だと認識出来るくらい独特なデザインを採用しております。

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フロントエンブレムの横にはレーダー用のソナーらしきものが納まっています。古いモデルではVOLVOエンブレムはモノクロームでしたが、今はこの青が挿し色になっていますね。度々登場する限定モデルのボディカラーもこの青を基調としたものが多く、コーポレートカラーとなっているのでしょう。

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ハッチを開けてみると、やはりコンパクトモデルの部類に入るためあまり広いラゲッジではありません。日常使いとしては十分、でも複数のスーツケースを入れるには少し手狭です。ちなみにフロアのトレーの下にはもう一段、物入れが登場します。

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マフラーは左右2本出し、今回借りたD−4はあまりサウンドに関して期待出来ません。そしてディーゼルサウンドが思いの外大きかったです。T-5 R-DESIGNならまた違ったサウンドを奏でるのでしょう。

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フロントガラスは相当な傾斜が付いています。スタイリッシュなデザインの一方で車両の見切りは残念ながらあまり良好ではありません。またフェンダーも結構張り出していまして、あまり運転が得意で無い方だと車幅感覚などを掴みにくいかと思われます。

さて、車内を見てみます。

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基本的には左右均等のデザイン、モニターは若干小さめながらも見やすい位置にセットされています。

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シートのデザインはかなりスタイリッシュ、背面が薄型なので後部座席の圧迫感は思ったよりも少なかったです。この代車には画像のようにレザーシートが設定されていました。座面は硬めながらしっかりしたサポートで、長時間長距離のドライブでも疲労は少ないでしょう。

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運転席に座ると飛び込んで来るメーター。ウインカーを含めて液晶画面に表示されます。現行のクルマには一般的になりつつある液晶メーターですが、私はやはりアナログメーターが好きですね…。ハンドルにもボタンが目一杯ありましてまるでゲーム機のコントローラーみたい、慣れるまでは操作が大変そうです。

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シフトとセンターコンソール。こちらは全ボルボ共通のインターフェースとなっています。特にエアコンボタンは直感的に操作出来る表示です。ミッションはシフトでのアップダウンの他、ハンドルにもパドルシフトが備わっています。シフトダウンはあまりクイックではなかったように思います。

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バックミラーの上にはエアバッグの表示などが光ります。

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運転席側ミラー。上にも書いたようにAピラーの傾斜がかなりあることからも、結構な死角が生まれます。

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助手席側ミラー。死角の他、尻上がりなデザインなので平行感覚が掴み難いです。初めのうちはしっかりと目視しなければ駐車の際に斜めに停まってしまうことがありました。

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左側リアクォーターは残念ながら絶望的な視界です…。夜間の車線変更などではヒヤッとする場面がありそう、またリアウインドウも小さいので全般的に死角が多いのです。

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ウインカーレバーにもボタンがいっぱい。とにかく機能満載な分、ボタンも満載です。

走りに関しては市内を10km程度の距離を運転しただけですので簡単に…。
まずはディーゼルエンジンはトルクフルでスタートダッシュもバッチリです。そのせいかブレーキもカチッと止まる強めの味付けになっています。燃費を稼ぐようアイドリングストップが標準設定されていまして、一旦停止する度にプスッとエンジンが止まり静寂が車内を包みます。そしてひとたびアクセルを踏めば瞬時にエンジンが再始動しますが、これがいただけない。ブルルンッと車体が震えるのがとても不快に感じました。もし設定が可能ならばこのアイドリングストップはOFFにしたいと感じました。但し全体的には足回りも含めてキビキビした動きでとても良いクルマです。

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ハンドルはガングリップタイプになっています。小径かつ太めの作りになっていました。

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こちらは私のW210。大きめかつ細いハンドルは扱いやすいです。自分のクルマに戻った瞬間、やはりこのクルマが一番安心出来るとホッとした次第です。そんなこんなのチョイ乗り体験でした。しかし、クルマってこの10年くらいで本当にガラッと変わったと思います。エンジンのプッシュスタートから電子パーキングボタン、レーンアシストにオートクルーズ、はたまたアイドリングストップまで…。うっかり最新型に試乗すると変な汗をかいてしまいます。

おしまい。

【SUBARU】 WRX S4という選択

 新年早々、クルマに関する環境が変わりそうなお話が入って来ました。と言うのも、とある案件から今年中にもSUBARUのスポーツセダンとして人気を博している『WRX S4』が私の手元に来る『かも』しれないのです。

f:id:kitobee:20170108004904j:plainメーカーHPより拝借


WRX S4とは〜
このスポーツセダンは2013年にニューヨークのモーターショーでコンセプトモデルが発表された後、同年11月にロサンゼルスオートショーで市販モデルが発表されました。一般発売は北米、豪州、欧州および台湾で開始されて日本には若干遅れて導入される、日本メーカーながらもグローバルモデルとしての位置づけが強いモデルです。
2.0Lの水平対向エンジンを搭載していますが、海外モデルでは2.5Lを採用している模様でして、どちらかと言えば日本のみ独自仕様として扱われている様子。
先進機能でアイサイトを装備(グレードにより装着不可)して安全性能にも力を注ぎ、かつエンジンは300psまで絞り出す、美味しいところを詰め込んでいます。
プラットフォームはレヴォーグと共通でして、両者の差は全長が約10cm異なる程となります。
ニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、好戦績を収めるなどモータースポーツ界でも活躍しています。

と言った感じのてんこ盛りスペックの少しマニアックなクルマみたいですね。
諸元表を見てもその性能に驚かされます。

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コンパクトセダンの部類に入る大きさで扱いやすそうです。
燃費に関してもそこそこ良さそうな予感。

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今どきのクルマは300psも当たり前なのでしょうか…私が以前所有していたR34 GT-Rはまだ馬力規制があったためカタログスペックは280psでした。

 そんなことで、早速ディーラーへ出向いて試乗してみることにしました。が、あいにくS4は岐阜市内に1台しか試乗車が無いとのことで、似たスペックのレヴォーグを試させていただきました。(と言ってもStiバージョンだったので相当ヤンチャな印象でしたが)
ひとたびアクセルを踏めばブーストPEAKは簡単に1.40を超えてスピードメーターの針が跳ね上がります。AWDとリニアなターボで立ち上がりは相当クイックな感触でした、またサイズは日本の道路事情によく合ったものだと思います。

 もし私の手元にS4がやって来るのであればそれは一番ベースグレードとなるのでインテリアに関しては簡素なものになりますが、走りに関してはこの試乗したものと極めて似たクルマでしょうね。改めてS4を試乗しに他のディーラーへ行ってみます。
但し、私は今のメルセデスEクラスをとても気に入っています。それでも継続して2台体制を維持出来るような経済力も無いので、大きな決断を迫られることでしょう。しばらくS4を乗り、何らかのタイミングでS4を手放すであろうと考えていますが、もし手に入れられた時は色々なインプレッションをしたいと思います。

…まずは保険料の見積りと駐車場の確保をしなければ。




【カメラ】 単焦点レンズ シグマ30mmF2.8DN

 2016年も最後となりました。歳を重ねるごとに1年があっという間に感じられるようになりまして、来年こそはPDCAをしっかり打ち立てた上での行動と目標達成を成し遂げるようにしなければと心に誓っている反省多きわけでして。
私は12/30〜1/3の5連休をいただいているものの、昨日の30日は結局のところ出社して残っていた仕事を片付けていました。

 さて、私のカメラは3台ありまして、基本的にはFUJIFILMコンデジ『XQ1』がメインマシンとなっています。それが11月末に調子を崩してしまい(背面ダイヤルの動作不良とレンズカバーの格納が出来なくなった)現在メーカーで修理中となっています。
セカンドマシンはSONYの『NEX-7』で、これはキットレンズの18-55mmを常時装着したまま鞄の中で出番を待っているのですが、結局のところあまり出番がありません。
サードマシンはPENTAXの『K−S1』でして、これはダブルズームキットのため300mmまで対応していますが、あまりにAF音が五月蝿いために完全に部屋でオブジェと化していたりします…。

 そんな中で『カメラは50mmに始まり50mmに終わる』とはよく言ったものだと、せっかく一眼レフを持っているならレンズ交換もするかと一大決心し、コンデジが壊れて手元に居ない今こそレンズ沼に突入…もとい、面倒くさがってつけっぱなしにしているレンズを交換して一眼レフのポテンシャルを引き出そうと動き出しました。

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はい、シグマ30mmF2.8DN様の登場です。

 ひょんなことから格安で手に入れられたこともあり、30mmは私のカメラだと約45mm換算になるため『標準レンズ』に持ってこいです。そう言えば私、カメラ屋を営んでいた祖父の影響で学生時代にもカメラにハマっていたことがありまして、その時は35mm、50mm、135mmを鞄に詰め込んでカメラを楽しんでいたことを思い出しました。
このシグマ、生産は安心のMade in Japanで、サードパーティながらクチコミを読む限りでは低コストとクオリティを両立しているメーカーのようです。Eマウントでは19mm、30mm、60mmあたりをリリースしております。

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早速F2.8がどれくらいボケるかを試してみました。
うーん、クチコミ通りで値段の割に良い感触です。

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今夜から大賑わいになるであろう近所の神社へ、2016年の感謝をお祈りに行って来ました。私は基本的にJPEGの撮って出しなので色合いなどは眼を瞑って下さい。

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純正のキットレンズよりもカリッとした写りです。
AFがほんの少しだけ遅いのかな?とも思えたけれど、気のせいかもしれません。レンズ自体もキットレンズのそれよりも軽く短いことから持ち運びも楽々です。

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半逆光も問題無し。ビビットカラーと言うよりは落ち着いた色目を得意とする印象です。

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35mm換算で約50mmですから、被写体が変に湾曲することなく自然な仕上がりで早速お気に入りになりました。

ただ単焦点を装着して率直に思ったことがあります。今まで18mmから始まるズームレンズを常に使っていたことで、自分がいかに広角レンズに頼っていたかと言う事。フレーミングがまるで自分の予想と異なるのです。『構図は足で稼ぐ』ことを再認識させられる良いきっかけとなりました。
しかしながら私のパソコン、『単焦点』と入力して変換しようとしたところ『短小…』と表示されたことにショックを隠しきれません。そんなナイーブなところを突っ込まないで下さい…。

 明日から私は1泊2日で成田へ出かけます。もちろん、このレンズをお供にして色々と試してみますので、戻りましたらまたブログでエントリー致します。
それでは皆さん、よいお年を。