ベンツW210に乗り換える前は、ボルボの850エステート
T−5に乗っていました。
この車、実はディーラーの代車として使われていたもので
実家のボルボを修理に出している間に借りていたものを
頼み込んで譲ってもらったのです。
整備点検、諸手続込みで22万円と破格で手に入れた1台です。
このボルボ850は、それまでのFR駆動を捨てて
FF駆動に切り替わった、ある意味ターニングポイントな
モデルであり、また当時のステーションワゴンブームに
火をつけた『超』が付くほどの人気車種です。
さらには、ポルシェと共同開発した5気筒エンジンは
独特なサウンドと共に、私の所有したグレードは
ターボ車だったことから、日常使いではかなり
ご機嫌な加速も持ち合わせていました。
純正ノーマルで、さらにホイールに関しては
ダウングレードモデルのものを装着していたけれど
『本革+サンルーフ』で装備は充実でした。
上記写真のようなレジャーにも大活躍してくれました。
この850ですが、大きく張り出したフェンダーは
とても見栄えが良く、サイドビューも直線基調で
存在感はなかなかのものです。
日本に正規輸入されていたものでも、ごくごく
少数だけMT仕様もあったようです。
私の850は残念ながら『R』ではなかったものの
それでもT−5は十分なスペックで高速巡航も
ストレスフリーだったと思います。
シートは若干柔らかめなので、腰痛持ちには
少し辛いかもしれません。
最後は故障のオンパレードで、クーラント液を
盛大にお漏らししたり、突然のエンストで
後続車が大渋滞を作ったりと、このまま乗ると
修理代で破産すると思い、今のW210へシフトした次第です。
最後は138,911kmで、W210を購入したお店にドナドナされました。
買い取りの値段こそ付きませんでしたが、それでも後日
この中古車屋さんで、20万ほどで売りに出ていました。
そして買い手もすぐに現れた様子でSOLD OUTになっていました。
今もどこかで走っていれば幸いです。
車両入れ替えの際に撮った2ショット。
どんな時も、愛車との別れは寂しいですね。