40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【ケルヒャー】 家庭用高圧洗浄機デビューでしたが…

 先月にBMWの福袋でゲットしたケルヒャーの家庭用高圧洗浄機『K2クラシック』を使ってみたので個人的なレビューを致します。

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 計量コンパクトな設計で公式HPでは『初心者におすすめ』や『自吸が可能なので、水道が無い場所でも使用できます』と紹介されているK2クラシック、定価は約13,000円で実売では10,000円を若干下回るくらいでしょうか。私のようにアパート暮らしで屋外に共用の蛇口が無い物件に住んでいる方には洗車の強い味方になると期待値は相当高いものでした。ただ、こちらには蛇口接続もしくは自吸のためのホースが同梱されていません、私は後者の自吸ホースをオークションで格安にて用意しました。

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 この自吸用ホース、定価で買えば4,500円くらいします。たかだかホース如きでと思うけれど高圧洗浄機は吸い上げる圧に関しても高圧となるらしく、通常のホースだと潰れてしまうことがあるみたいです。

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 期待に満ちての開封の儀。組み立て自体はものの数分で完了します。この黄色いボディがいいですね。ケルヒャーの歴史は長く設立は1935年まで遡ります。ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州、ヴィンネンデンを拠点とする清掃システムの販売製造会社ですが、当初は航空機エンジン用のヒーター等を製造していたそうです。ドイツの工業製品というだけでテンション上がります、ええ私はとても単純なので。

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 手始めにこの汚れたバルコニーを洗浄してみることにしました。住んで4年目になりまして黒ずみが定着してしまっております。と言うか掃き掃除以外したことが無いので結構な汚れ具合となっています。

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 このK2クラシックの最大の特徴でもある自吸を活用するには水を貯めるものが必須となります。無知な私は手元にあったこの8Lバケツに水を張って使ってみることにしました。電源を入れるとけたたましいコンプレッサー音と共に吸水ホースを伝って本体側へと水が移動して行きます。水が機械内に満たされるとコンプレッサーは一旦停止して、ノズルのレバーを握ると放水と共に吸い上げで再始動します。

バシュウウウウゥゥゥ!!!!!!!

おおおぉぉ、これはすごい、すごいよ!!
と驚くくらいにバケツから一気に水が無くなります。あ、その水圧うんぬんよりもとにかく水の使用量に驚くんです。8Lバケツを満タンにしていても30秒ほどで空になります、もちろん初めから吐水量を確認していればこんな驚きは無かったでしょうが、そこまでの水量を高圧洗浄機が必要だとは予想だにしていなかった私は30秒ほどで底を尽きるバケツに何回水を足したことでしょう。正直その姿そのものが滑稽でしかありません。しかも一回でも水を使い切って空気を噛ませてしまったら再度機械に水を満たすまで結構な時間がかかるんですよ。

 途中で遂に心が折れた私は、運良くバスタブに水を張ってもバルコニーまでノズルが届くことに気付いて作戦変更。大量の水をバスタブに供給してやっと連続使用が出来たのでした。

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 悪戦苦闘した結果がこんな感じ、まあ黒ずみは取れましたね。全くブラシで擦ったりせず、あくまで水圧だけで清掃したものとなります。要した時間は何十回と言う汲み上げのせいで30分くらい…私のような使用環境であればデッキブラシを買って来て擦った方が早く安く奇麗に出来ることは間違いありません。しかも本体のコンプレッサーがものすっごく五月蝿いため、戸建ならともかくとして集合住宅では利用を躊躇ってしまうほどでした。アパートの駐車場でクルマなんて洗おうとした日にはどうやって必要水量を取水すれば良いのやら…、結論として基本的に高圧洗浄機の使用条件として蛇口への接続による安定した吸水は必須であります。

これでも定価で普通に買えば本体とホースで約17,500円になりますから、もし私と同じような居住条件で購入を検討されている方がみえるのであれば一度踏みとどまって再考いただければ幸いです。水圧は問題無く満足なんですけどね…。

 本日の格言『苦労は買ってでもしなさい』
私のケルヒャーは遠い未来に念願のマイホームを手に入れた時まで大切に押し入れの奥深くに投げ入れ…もとい封印しておくことにします。

おしまい