40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【お散歩名古屋】 フェラーリ 70周年記念イベントお見送り 〜名古屋編〜

 フェラーリが70周年を記念して日本では東京の両国から三重の伊勢までツーリングする企画を開催しました。


 もちろん私の生活においてフェラーリ様なぞ何の縁もありませんが、日程を見たところ名古屋にステイすることが分かったため、お見送りに行くことにした次第です。当初の日程では10月13日(金)に東京から名古屋へご一行が到着しまして、翌14日(土)の午前8時半にヒルトン名古屋を出発するようなことが公式HPに記載してあったため、その時間に合わせて現地へ出掛けます。ホテル前には所謂『出待ち』のパンピー(死語)がわんさかとカメラを構えていたものの何か違和感を覚えました。そう、あまりに静かなのです。

 首をひねりながら考えることしばし、気がつけばホテルエントランスに『予約車』と書かれたタクシーが列を成しているではありませんか。そして乗り込む方々を見れば『赤いネックストラップ』を身につけています。これはきっとツーリング参加者であり、タクシーに乗るってことはここにクルマは無い…。と、無い頭で推理した瞬間にはホテル前を後にしてタクシーが走り去る方角へと徒歩で追いかけたわけです。前夜には名古屋中心部の栄で展示会をしていたらしいから、きっとクルマは栄の地下駐車場のどこかにあるはず、気分はまるでルパンを追う銭形警部です。

 で、見つけました。名古屋栄のど真ん中で。

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すごいのが停まっていました。それも3台も。

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参加車両にはゼッケンが貼られていまして、このクルマが栄光の1番を纏っていました。

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跳ね上げ式のドア、厚みが半端ないです。

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路肩に停車していた先頭はエンツォでしたが撮る前に出発してしまいました…。

ここからは名古屋の地下駐車場『エンゼルパーク』から延々とフェラーリが出て来まして、しばし金銭感覚が狂う光景が見られましたよ。

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こんな感じで、地下から地上へ繋がるスロープを1台ずつ上がって来ました。

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見た中で一番派手なホイールを装着していた1台。

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ボディに開けられたダクトの数がすごい…サイドスカート後方のトリコロールカラーがお洒落です。

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この交差点を越えると良い感じの直線で、皆さんアクセルを踏む踏む。

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名古屋の街中で4台もの『走行中』フェラーリが1枚の画像に収まるなど、この先無いかもしれません。

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私の機材はファインダー無しのコンデジだったから流し撮りは辛かったです。

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Cピラーに翼が生えてしまっているモデル。ロングノーズがカッコいいです。

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一般的なフェラーリレッドよりも落ち着いた赤色の2台でした。

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このお尻たまりません。

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恐らく今回見た中で一番モデファイされ、かつ爆音だったかと。

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リアにエンジンが搭載されているから後方のラインが伸びやかです。

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でもやっぱりロングノーズも捨て難い…要するにどのモデルもデザインが素晴らしいわけですよ。

ただ、ここまで全てのモデルがほぼほぼ現行型でして、特に488の数がすごかったような。罰当たりにもちょっとだけ飽きてきたところに出て来ました…

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355ですね、イエローとタンレザーが眩しいです。

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この手のイベントやツーリング時にはとことん楽しいであろうオープンカー。

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しかし起伏の激しいデザインです。

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現行型はどうやらアブソーバーにリフターが搭載されているようでスロープの段差も苦になっていませんでしたが、このクルマは出庫時のクリアランスが相当ギリギリでした。誘導していたスタッフさんも地面に這うようにして確認しています。

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いいですね、たまらないですね。私はやはりこの年代くらいの348、355が好きみたいです。

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大御所は512でした。タイヤの厚みすら魅力を放っております。

と、こんな夢の光景が目の前に広がって朝からお腹いっぱいになりました。ヒルトン前でひたすら待ちぼうけを喰らっていたら涙で枕を濡らしていたことでしょう。10年くらい前の相場であれば中古の355あたりが『無理すれば買える』ラインだったけれど、今は348でも『ちょっと無理かも』レベルまで値上がりしてしまいましたね。いつかはフェラーリと夢を抱くことすら厳しい世の中になってしまいましたが、良いものを見てモチベーションが上がった気がする土曜の朝でしたとさ。

おしまい。