40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfa Romeo】 4C 納車後8ヶ月、5,000km走行後のインプレ

 早いような遅いような、アルファロメオ4Cがやって来て8ヶ月の月日が経ちました。専ら限られた週末しか乗れないものの5,000kmを運転して来れた事に驚いています。

 さて、以前にも1,000km走破時にインプレと言う名の講釈を垂れましたが今回もまた偏見の塊とも言える蘊蓄を宣いたいと思います。

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【運転性】
私の手元に来たときはまだ走行距離が2,000kmにも到達しておらず、正直なところクルマ全体が硬かったイメージがあります。現在はアタりが付いたようでエンジンフィール、サスペンションなどが明らかにスムーズになりまして、より一層の人馬一体感が味わえるようになりました。

【積載性】
別に距離が嵩んだからトランクスペースが増えるわけじゃありませんが『何も積まない美学』を学んだ気がします。今までのクルマには洗車セットやら三脚やら、やたらと『使うかもしれないグッズ』を載せていたものが何てことでしょう、4Cだと断捨離を重ねて残ったモノは折り畳み傘のみ(笑)
それでも独り専用マシンなのでスーパーでの買い物などでは助手席にパンパンになったビニール袋4個は楽勝です。

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147やMitoを一緒に持てたらと思うことも。155もいいなとイケない妄想の中では身の程を忘れてしまうこともありましてorz

【注目度】
何故かお年寄りに大人気でして、行く先々で声を掛けられます。クルマ好きだろうと思われる方々からは遠巻きに視線をいただけますが、個人的にウエイトを占めなければならないはずの姫君からは空気のような存在の如くスルーされます。あ、チビッ子から手を振ってもらえることはありますね。
そう言った点から見れば、フェラーリマセラティのように常々ファッションに拘らなくとも普段の足として乗れる優しいクルマです。

【装備】
まあ強いて言えばダッシュボードが本国のようにレザーだったらな…と言った程度で他は概ね割りきっていて満足です。重ステだって実は運転していて不便に思った事は一度たりとも無く、むしろステアリングインフォメーションがバシバシ伝わって来るから運転しやすいです。パワステ故障の心配も無いわけですし。
一度だけ調子コキすぎてタイトコーナー立ち上がりで路肩の濡れ落ち葉に片輪乗せてしまいハーフスピンしかけた際も、MRの割にあっさりすぎるくらい簡単に立ち直り出来ました。まあ電子制御も働いているかと思いますが、逆にパワステだったら下手にハンドル切りすぎてタコ踊りしたかもしれません。

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【楽しみ】
信号だらけの街中を走るだけなら残念ながら4Cの魅力はあまり感じられないでしょう。狭い、五月蝿い、低いだけで行ける先は限られるし、誰も横乗りしてくれないし。
ただワインディングロードへ繰り出せば、これ以上のマシンはそうそう無いです。コンセプト通り走りに特化したセッティングで乗り手のアドレナリンを最後の一滴まで絞り出してくれます(笑)
また、私はこの拙いブログを通じて4Cオーナーの方々と知り合い、時間を共有し、ステキな思い出を作れたことが4C乗りとして何よりの喜びです。

【維持費】
燃費は概ね10km/Lは越えて行きます。
今までの費用は車検除いてオイル交換の¥17,000、デイライト化の¥18,000くらいで至って経済的なクルマです。洗車はGS手洗いで¥1,800程度です。
今後来るであろうタイヤ交換に向けてコツコツ貯金しています。

【今後どうする?】
正直、あまりクルマを必要としない生活の中に身を置いていますため一定の時期を見て売却すると思います。そのタイミングはまだ分からないながら、やはり私以上にクルマを利用するライフスタイルで、セカンドカーを持てない環境であれば4Cは手放しでオススメは出来ません。
段差を乗り越えられずスルーした店舗は数知れず、雨が降れば乗るのを躊躇い、駐車枠に入れてもドアを開けるスペースが足らない、そんな環境に結局は徒歩でのお出かけが増えました。ポジティブに考えれば健康的になったのですが。

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最近はチャリンコも導入して、益々出番の無い4Cです。

こんな感じで4Cオーナーに意外と多い、扱いづらさに嫌になって手放そうと思ったことは一度もありません。
今でさえ滅多に見掛けない4Cですが2020年に生産廃止になれば、現代のクルマで言えば圧倒的に少ない生産台数でSZのようなレア車になりそうですね。


おしまい。