40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfa Romeo】 Alfaromeo SZ

 アルファロメオデイ、イタリアンジョブ、ミラフィオーリとイタ車を堪能出来るイベント立て続けに3つも見学に行ったことでアルファロメオへの愛着が一段と沸いたと同時に、クラシックアルファなど身の丈に合わぬ欲が出てきてしまうものです。

 そんな中で、いずれのイベントでも目にしたアルファロメオで4Cよりもレアだった個体がアルファロメオSZです。1990年代のいわゆるアルファロメオが経営危機だった頃に産声をあげた異端児なのは皆さんご存知の通り。

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FRPの軽量ボディに3Lエンジンを載せたことで当時としてはパワフルなクルマだったようです。が、生産自体がほぼハンドメイドだったことから個体差がかなり有るとか、年式が新しくなる程に馬力がカタログ値より低くなっているとか様々な噂が尽きないのもSZの特徴であるようです。

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それでも当時としては初となるカーボン仕上げのメーターパネルや、車高調整機能など先進的な装備も取り入れていて、収益云々と言うよりもアルファロメオ渾身の1台だったのであろうとポジティブに考えちゃいます。

 最近では中古車市場でも出てくる機会が一気に減って来た様に思えます。良質な個体は海外にも流れているみたいなので、今後益々レアモデルとして崇拝されて行くのでしょう。

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大抵は値段もASKになっているのですが、先ほど1台が580万円で出ていました。1991年式で2万km台と、まあ良さげな雰囲気で、うっかり少し追金したら4Cと箱換え出来ちゃうんじゃねなんて浮気癖が出かけました(笑)
でも、もう部品が欠品だったりボディが弱くなってたりで維持するのに相当な努力と資金が必要な感じなので庶民が手を出してはいけないと瞬時に悟りました。

SZの魅力
1.限定1,000台とも言われたレアモデルである。
2.ザガートの冠名を有したモデル。
3.超絶個性的な見た目=目立つ。
4.状態さえ保てば将来的に価値が上がるはず。

SZの魔力
1.新車状態でも個体差が激しすぎた=当たりはずれが大きい。
2.外装のFRPが個体によっては劣化しまくり。
3.そもそもの補修部品がもう無い。
4.それなのに壊れやすい、道端で止まっちゃうかも=目立つ。
5.余程の資産家かドMしか養いきれない。

 まあ、きっと本気で欲しくなって寝ても覚めてもSZが頭から離れず鬱になりかけたら買ってしまうのかもしれませんが、イベントなどで見かけて指を咥えている程度が幸せなのでしょうね。

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これがまたモデルカーでもSZはなかなか出てこない様子です。先日は8Cの良いのがヤフオクで出ていたのに終了時刻を見忘れてて入札し損ねました、超ショック。
悔しいから4Cのモデルカーをポチっちゃいました。4Cもあまりメーカーの選択肢が無いため、高いオモチャになりましたとさ。週末に黒猫さんが届けてくれる予定です:-)


妄想と戯言おしまい。