40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【日々徒然】 Used市場の適正価格

 私の収入では「新品」としてモノを買うことはあまり機会が無くて、クルマや時計、家具など大体が「中古」を探して手にしています。

 例えばクルマ、実は結構本気で惚れたBMWのM2を見積りに出掛けてからネットで中古車情報なども見てみましたが、新車登録から半年以内で走行距離3,000km程度の認定中古車が既に新車価格から¥3,000,000以上も下落したプライスボードを掲げているのを見ると「新車の価値」にいささか疑問符を付けてしまったり…。
もちろん新車購入には中古車購入では味わえない優越感があるのも承知ながら、貧乏性な性格が手伝ってこのギャップに戸惑う訳です。ましてやちょっとツーリングなどに出掛ければ3,000kmなんて割とあっという間に稼いでしまいますし。逆に3,000kmでそんなにクルマが新車と比べて劣化するはずも無いですしね。

 次に時計、ええ私ROLEXが好きで数本を所有していますが未だに需要と供給の不釣り合いでUsed市場が大変なことになっています。元々が正規店で新品が¥900,000程度の時計が、新品同様のUsedだとグレーマーケットでは¥2,000,000オーバーですよ。
それも素材はゴールドでもプラチナでもないただのステンレス、しかも量産品なので素材としての価値なんか考えてしまうとこれまた恐ろしい次第です。一昔前では並行品の方が安く買えて、先代のSSデイトナだって¥900,000程度で普通にショーケースに並んでいました。それが今では同品がデッドストックだと¥3,500,000オーバー…なんか時計屋に行ったはずが値札だけ見てれば中古車屋のそれよりも高いものばかりで軽い眩暈を起こしました(笑)

 おっと勝手に熱くなりすぎました…。


 実は先日、少しマニアックっぽい中古車屋さんでお話を伺う機会がありました。たまたま前を通りかかった時にメカニックの方と立ち話程度に会話を交わしたのですが、そこは主に90年代までのイタリア車を扱うお店でした。軒先にはフェラーリ512や348が割と無造作に並べられていて独特のオーラを放っていたので吸い寄せられた訳ですが。

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今日、フェラーリに限らずネオクラシックと呼ばれるこれらのモデルはコレクターが欲しがる以外にも海外のバイヤーに次々と引っ張られて価格が高騰していましたが、実はその一時の過熱ブームは過ぎ去ったらしいのです。
「でも依然として販売価格は高止まりしているじゃん」と思わず質問してみたところ、それはブームに乗って販売店が値段を吊り上げまくったまま逆に今更値下げ出来ない長期在庫車のせいみたいです。
実際には買取価格自体が下落傾向にあるため、店頭販売価格と買取価格の差が大きく開き出しているんですって。その為、もし将来的に本当に本当に本当にこれらの車種が欲しくなったのなら、この手のお店に「希望車種と希望価格」を伝えておいて、お店に入ってくるユーザー買取車を手にするのが最も賢いとアドバイスいただけました。そうすれば市場価格より安いだけでなく前オーナーさんの整備履歴なども分かりますしね。
余談ながら、段付きなどのオールドアルファは未だに部品を引っ張って来れるから大丈夫と教えてもらったけれど、兎に角いかにボディがしっかりしているかが肝だと。

 当たり前ながら経済はモノの収益で成り立っていますが、積極的に興味を持って一つ視点を変えれば、一つ知識を身につければ、一つ自ら行動すれば、それが自分の財布への負担を大きく減らすことが出来るばかりか、将来的に売却する際にもその先の先を見据えることが可能になります。もちろん先の事だから見込みはずれの失敗だってありますけど、対策を立てずに訪れる失敗と対策を立てた上での失敗は同じ失敗でも意味は大きく異なります。少なくとも私はそう考えますし、守銭奴と後ろ指をさされようが、陰口を言われようが4Cを手にする時も散々そのような情報を探していました。

 最近よく耳にするフレーズ「Life is short」、私も人生の折り返し地点にそろそろやって来たかなと白髪が増えた頭を見ながら思う今日この頃。一般庶民として最大限あがくことはがむしゃらに働き少しでも収入を増やすことと、人との出会いを大切にすること、それを元にいかに人生を楽しむかってことです。

そんな自己問答を駄文として起こしているうちに片道60分かかる通勤電車が会社近くの駅に到着です、今日も1日がんばりまっしょい:-)