30代の日々徒然

独身一般市民の備忘録

【Alfa Romeo】 4C イタ車の精度とは

 私の世代ですと「イタリアのクルマ、いわゆるイタ車」のイメージは「適当、気まぐれ、壊れる」などなどお世辞にも誉め言葉が出てこないものでした。
エンジンの掛かりが悪いと言えば「ああ、イタリアと気候が違うからねぇ」と返され、内装パーツがベタつけば「ああ、イタリアと気候が違うからねぇ」と逃げられ、ドアの立て付けが悪くても「ああ、イタリアと気候が違うからねぇ」とドヤ顔されたとか。ミラノもローマもシチリアも、みんな日本よりクルマにとってさぞかし快適な気候なのでしょう。

私も未だに数世代前のマセラティのクワトロポルテや3200GTが大好きですけど、怖くてとても手を出せません。その昔、アルファロメオ正規ディーラーへ新車卸し立ての166を試乗させてもらいに行った際はエンジンチェックランプが点灯したのに「ああそれね、エンジンかけ直せば消えると思いますよ。」と営業さんが自信に満ち溢れた笑顔で受け答えしてくれた時点でコレを持つのは無理だと瞬時に諦めたくらいです。


 今回はつい先日のブログエントリーへいただいたコメントで4Cのチリ等に関するご質問をいただきましたため、先ほどスケールと測定用紙を両手に私の4Cの身体検査を行ってみた次第です。

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スケールと…

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測定用紙。 Written by kitobee.


 いやいやいや、至って真面目に行いましたよ?
道具や絵心はちょっと隅に置いておいて、企画自体は結構時間をかけて計測しました。

 結論から先に言えば私の4Cの精度(あくまで目に見えるエクステリア)は高いとナメ猫定規を片手に小躍りしながら自画自賛だったわけでして。
では順番に見てみましょう。

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まず「A」はフロントバンパーとボンネットの隙間。中央のエンブレムで4mmになり、両端では5mmです。
「B」はボンネットと左右フロントフェンダーの隙間。こちらは両者とも5mmになります。

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続いて「C」はリアハッチと左右リアクォーターパネルの隙間です。ここが私の4Cで唯一の左右で差が出た部分でした。右が3mmに対して左が4mm、まあ出ても1mm差で変に何処かへ干渉している訳では無かったです。

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特段この1mm差で干渉など無く正直なところ目視だけでは気付かないレベルですね。

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「D」はフロントフェンダーとドアの隙間でここは左右共に4mm。

「E」はドア上部とリアクォーターパネルの隙間になり左右共に5mm、「F」その下部で左右共に4mmと言う結果でした。

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これはルーフパネルとリアクォーターパネルの部分、左右共に5mmです。

 ざっと見て部位の継ぎ目はこれくらいでしょうか。恐らく大体の部位は5mmで設定されている様に思います。では続けて各パネルの繋ぎ目の精度はどうでしょう。

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フロントフェンダーとフロントバンパーです。
光の具合もありますが、左が0.5mmくらいズレているか??と見れることがありました。ただここはフロントバンパー下の整流板を擦ってしまったこともありますため、もしかしたら地面と部品の接触で押されて差が生まれたのかもしれませんね。まあ気にならないレベルです。

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リアクォーターパネルとリアバンパーです。
ここは何の問題も無くて精度バッチリ。

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ボンネット、フロントフェンダー、ドアの3枚が繋ぎ合う部分です。恐らくドア開閉の構造上問題で真ん中のフロントフェンダーパネルが他と比べて若干上がっているように見えます。左右共になので取り付けがおかしい訳では無いのでしょう。

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フロントバンパー、ボンネット、フロントフェンダーの合わせ目。
左右均等にチリが合っていますね、良い精度です。

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ヘッドライト周りになります。
4Cはヘッドライトがカーボンタイプ、私の樹脂タイプ、そしてスパイダー用の3種類が存在します。そのためか私の樹脂タイプだと少しだけ隙間が大きな部分が見受けられますね。ここは私のとは別種類のヘッドライトが装着されている4Cがとても気になります。

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ドア付近の一番造形が複雑な部分。ドア落ちなどの心配も無くてしっかりとラインが繋がっていますね、素晴らしい。

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如何でしたでしょうか?
特に4Cは生産工場でもほぼほぼハンドメイドになる特殊なクルマであることや、パネル類が一般的な金属と違い根本的に個体差が出やすい素材であることを加味しても上出来中の上出来であると喜んでいます。

 じゃあ4Cって優等生だねって言われると自信を持って「No!!」と笑顔で否定出来るような荒削りなクルマですが、そこもまたこの非現実的なクルマの醍醐味ですらあるとドMな私は悦びに浸っています。

もし今回私が検証した部分で何かしらパネル同士の干渉や不具合が見受けられましたら、まずはディーラーへ相談してみることをオススメします。特に3年の新車保証が残っている内であれば些細な事であっても放置しないことが大事ですしね。

 また何か「これを調べてみて欲しい」などありましたらお知らせいただければ、内容によっては時間と余裕がある際に人柱…もとい検証してみます。ネット検索しても滅多に出てこない4Cネタとしても美味しいです(笑)


おしまい。