ちょうど1年前の北海道年越し旅行と2月の台北線が就航した際の初便でお世話になったエアアジア、今回はイベントキャンペーンでチケットが当選したことで仙台へ弾丸旅行をして参りました。
いつ見ても真っ赤な飛行機は目立つし可愛い:-)
旅程としてはセントレアを8時に出て9時過ぎには仙台へ到着、市内を観光して16時半には帰りの飛行機に乗る謂わば「ちょっとランチで牛タン食いに仙台行ってくるわ」的なノリですね。
とは言え8時の飛行機に乗ろうと思えば私の住まいを始発電車で出発しないと間に合いません。例のごとく前日の仕事帰りが午前様だったことから寝過ごさないよう睡眠は取らずで旅行を迎えたのでした。
今年からセントレアのLCCは第2ターミナルに集約されています、空港島の南端に建てられていて地味に遠いのです。第1ターミナルからは10分程度「徒歩」での移動を強いられます。
飛行機はブリッジ使用せず、搭乗者はターミナルから一度地上へ降りて建物から飛行機に接続された専用ゲートを通って乗り込みます。これによって飛行機もプッシュバックの手間が省けるようですね。
簡素なチェックインコーナー、右手が国際線用で左手が国内線のそれとなります。簡単なコーヒーショップくらいしかありません。
基本的にチェックインはセルフで行います。予約コードを打ち込めばチケットが発券される仕組みで、手荷物を預けるならば発券後にカウンターへ移動するみたい。
私は特に預け入れするような荷物も無かったからチケットを受け取りすぐにゲートへ移動しました、ゲート付近も簡単な売店くらいしか無いため余程の空腹を抱えた方は事前に食料の調達をお勧めします。
搭乗後は爆睡…1時間を切るフライトながら快適な時間を過ごしました。搭乗率も結構高めな雰囲気なので今後も増便など見込めるのかもしれません。
名古屋→仙台便のCAさん、エアアジアは国際色豊かなクルーの皆さんが迎えてくれます:-)
到着時の仙台空港ではIBEXとPeachを見かけました。特に前者はこの仙台空港をベースとしていますよね、昨年の松山旅行で乗りましたがこの飛行機が小型ながら快適なのは驚きでした。
正面から見るとまるでビジネスジェット。機体にタラップが組み込まれています。機内アナウンスでの知識ですが、特異な形状の飛行機故に重量バランスが非常にシビアなのだとか。
私が仙台へ訪れたのはもう10年以上過去になり、当時はまだ空港から仙台駅まで鉄道が存在していませんでした。今回は空港アクセス線を利用して空港~仙台駅までは30分前後で快適に移動となったわけです。しかし当然ながらメインの利用客は飛行機に乗ってきた方々でありスーツケースを転がしています。それに対してボックスシート型の電車には荷物置き場が無いので席を確保していないと結構カオスです…。
駅に着くまでに何処へ行こうかとネット検索していますと自分の持ち時間でなんとかなる場所が何点かヒットして、大体の行程を組んでみます。
名所→名物→カフェ
うん、完璧。
てか私の旅行って事前に行動計画を立てることをしないからいつも行き当たりばったりなんです。
そうと決まれば駅前のバスターミナルから該当の系統に乗り込んで向かうは瑞鳳殿。
市内を15分程揺られて運賃は190円、安いです。
こちらが瑞鳳殿になります。
受付の方いわく、寺院とは異なりお墓を管理する施設なのだそうです。なので御朱印や御神印は無く、御集印と呼ばれるものを売店で取り扱っていました。
伊達政宗の家紋「仙台笹」です。
これを見れただけで感動しました、こんな素敵な家紋の家に産まれたかった(笑)
装飾も相当凝っています。
残念ながら戦時に焼失していて復元されたそうですが、この獅子の肉球一つ取っても質感が素晴らしいですね。
瑞鳳殿は坂の上に建てられています、しかもほぼ全て石畳になっていますため歩くだけで結構疲れます。雨や雪になると相当滑りやすくなりそうなので訪問される際にはヒールや革靴ではなくスニーカーがオススメです。
12月の訪問だったため門松やしめ縄が施されお正月気分も味わえたり。
苔好きにはたまらん…。
小一時間程楽しんで、バスで駅まで戻るにも時間が合いません。名物の牛タンを味わうにはタクシーで時短しないと…で、渋々タクシー乗りましたが渋滞にハマったりで1500円もかかりましたよ。
それでも牛タン専門店には開店と同時に席へと着けたのでまあ良しとしましょうか。この直後、行列は40人くらいに伸びていたし。
お味はもちろん100点です:-)
テールスープも大変美味しゅうございました。
賑わう店内の様子。私はお独り様でカウンターへと案内されました。目の前では牛タンが網に乗せられて美味しそうな音と煙で私を誘惑し続けておりました(笑)
1人前と1.5人前があり、私は食後のティータイムを考慮して断腸の思いで1人前をオーダー。
お店を出ると列が恐ろしい事になっていました。
牛タン専門店「司」は駅の東口からすぐです。
食後は駅を跨いで西口へ。
これまたネットで当日に検索した「アフタヌーンティーが楽しめるカフェ」へと移動ですよ。
このアエルと呼ばれるビルの2階にある「ホシヤマ珈琲」がお目当てのお店。流石に平日の12時台とあって空いていました。
このホシヤマ珈琲ハイライトは壁一面に整然と並ぶ1100客のカップです。天井高が5mくらいあり、この壁面だけで25m程はあるでしょうか。
この中から店員さんが客の雰囲気に合わせてカップを選んでくれます、もちろんこちらから希望を出すことも可能です。
珈琲も紅茶もオーダーが入ってから丁寧に1杯ずつ入れてくれます。
ちなみに珈琲1杯でも1200円~と結構なお値段になります。が、アフタヌーンティーをオーダーすれば2300円で2杯の飲み物&軽食になるのでこちらを絶対オススメします。
30代一般庶民独身が背伸びして堪能する午後のひととき(笑)
でもこのお店の雰囲気、接客、味の全てがプロフェッショナルであり値段以上の満足をいただけました。
善きかな善きかな。
牛タンとアフタヌーンティーで腹がパンパンとなって前屈みで歩き、駅から空港へと戻ります。
それでも名物と呼ばれる「ずんだシェイク」を試したり。どんだけ食い意地張ってんねん。
空港デッキから退役間近のB737-500ドルフィンをお見送り。エンジンカバーのイルカに花束のステッカーが追加されていました。
お腹をさすりながらひたすら搭乗を待ちました(笑)
帰りももちろんエアアジア。
私は飛行機に乗る旅に「フライトログブック」をお願いするのですが、お渡ししたCAさんが昨年末に北海道行きで乗った便と同じ方で、すぐに私の事を思い出してくれたようでした。これには素直に感動…この旅行で一番嬉しかった瞬間でもありました。私もサービス業に従事しているものの、人の顔を覚えるってすごく大変なことですからね。
もしくは私が一度見れば忘れられないくらいインパクトのある顔を持ち合わせているのでしょうか。
ありがとうございました、また何処かの便でお会い出来ることを楽しみにしています:-)
セントレアへは18時には戻って来て、せっかくだし複合施設のFlight of Dreamsへ。
B787の初号機が展示されています。3階のスタバからこの景色が堪能出来ます。
クリスマスオーナメントも買っちゃいました。
毎年作られているらしく、可愛いレジの子いわく12月に販売していますよ~、とのことでした。
よく見れば飛行機にサンタが…でもポーズがなんとも怠惰です。なんか横に酒の一升瓶でも置いたら似合いそう。
サンタパイロットと言うよりはサンタがジャックしたようにしか見えません…。
とまあ、日帰りで目一杯楽しんで来れました。もちろん泊まりであればもっともっと行動範囲を広げられるけれども、こんな旅行も良いものですね。参考にいただければ幸いです。
おしまい。