40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【日々徒然】急性副鼻腔炎に悶える

 すっかり記事のエントリーが滞っていました…40歳の凡人は今日もしぶとく生きています。

 さてさて、今年はブログ更新を真面目に…なんて定型句みたいな目標を掲げながらも何故ここまでブログエントリーが停滞していたかと言いますと、まあ諸説諸々あるんですが苦し紛れの言い訳を吐き出せば勤務先でいきなりの部署異動を命じられたことでバタバタしていた事が一番です。幸いにも勤務地が変わるなどは無いものの、仕事内容が今までとガラッと変わってしまう環境に置かれたことに加え今度は大手銀行様が密接に関わる部署なだけに些細なミスも許されぬ、常にプレッシャーとの闘いになりました。
お陰で個人的には一生着る事が無いぜと豪語していたスーツを新調しなければならず(と言ってもまずはお値打ちなユニクロの感動スーツ&ジャケット)でも靴は拘りたいからとデパートで試し履きしまくった結果、見た目を最優先しながらも私のシンデレラな足にピッタリとフィットする妥協無き一足をゲットした次第です。偏見覚悟で言えば男の身だしなみは靴と時計からです(笑)

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 まあ仕事以外にもネタは尽きず、何故こんな平日にブログを更新したかと言えば病気休暇を使ったからです。4月に入ってから慢性的な眼球の奥の痛みと前頭葉の激しい頭痛に悩まされ、割とやせ我慢をする私でもついに我慢出来なくなった土曜日の夕方から病院三昧となったのでした。

⇒4月8日午後 眼科受診 充血の症状によりドライアイと殺菌の点眼薬を処方される。他は問題無し。

⇒4月9日早朝 激しい頭痛で目を覚まし、我慢出来ずに救急外来へ。当直医が内科だったのでそのまま受診、耳鼻咽喉科での検診を促される。

⇒4月9日終日 頭痛にのたうち回る。市販薬のバファリンで鎮痛を図るも効き目が乏しく、1日2回までの用法を見事に破り1日4回飲む。でも痛みは引かない。

⇒4月10日午前 グーグル先生で割とクチコミが良い耳鼻咽喉科へ。レントゲンの結果『急性副鼻腔炎』の疑い。歯科の受診を促される。

⇒4月10日午後 虫歯治療中の歯科へ時間外受診。現在、治療のため仮詰の歯から菌が入った可能性を指摘されたので伝えるも、半年くらいでは歯から菌は入らないとのこと。

⇒4月11日午前 抗生物質と鎮痛剤(ロキソニン)を服用するも激しい痛みのため、セカンドオピニオンで別の耳鼻咽喉科へ。←いまココ


眼科⇒内科⇒耳鼻咽喉科⇒歯科⇒耳鼻咽喉科2件目 と、まあまあなハシゴ医者と痛い出費に患部と心と財布が涙色です。
ここまでで用いた薬も点眼薬⇒バファリン抗生物質ロキソニン⇒チクナイン鼻洗浄⇒点滴 と、今年の年末までには医療費控除が狙えそうですよ奥さん。

 元々は目の痛みから始まったものが、ここまで複雑に絡み合っているとは思いもしなかった訳ですが何せ痛いのです。しかも痛む部分が限定的なのが特徴。左側頭頂から眼球奥、上顎までが鈴鹿サーキットで言う激感エリア…もとい私の激痛エリアであります。本当に例えるならBBQ用の太い金属串で貫かれた様な…出来る事なら人体模型みたいに頭部の左半分をパコっと付け替えたいくらい。

2件目の耳鼻咽喉科で一番詳しく症状を説明いただけたので、これからは療養になるのですが、やはり菌の入り処として疑わしいのは虫歯治療中の左上顎の奥歯。元々ここは銀歯が被さっていたところでして、それが経年劣化で周りから虫歯菌が入り内部で虫歯が再進行していました。神経到達まで近かった事から、ここは仮詰をして他の歯から治療をしようとなり早半年…。歯科医としては半年くらいで菌が悪さをしないと言い切り、耳鼻咽喉科の見解では半年でも十分可能性はあると。まあどちらにせよ抗生物質で滅菌して行くしか無く、それでも改善されなければ顔面に穴を開けて膿を吸い出す荒治療になると脅されました。
皆さんも以下の症状が出たら、急性副鼻腔炎を疑ってみてくださいね。
✓片方の鼻だけ詰まる
✓鼻水もしくは痰が喉で切れない
✓眼球の奥が痛む
✓詰まった鼻の方だけ頭痛がひどい
✓虫歯治療している


 他のイベントはダイジェストで…また別途ブログに起こす予定です。

◎ユーノスロードスター、オーディオ交換で快適仕様に

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◎ユーノスロードスター、大雨でフロアが池となる

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◎週末美味しいもの紀行

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スーパー耐久開幕戦 in 鈴鹿サーキット

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◎2匹目の保護猫シャナが家族になった日

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おしまい。

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え?4Cはって? 琵琶湖以来ドライブが出来てなくてガレージで今日も眠ってますわぁ(笑)

【Porsche】 タイカンターボの乗り味

 2021年11月3日の少し遡ったイベントに関するブログとなってしまいます事をご了承下さい。
SNSで応募していた『ポルシェセンター名古屋』さんのイベントに当選し、ポルシェの最新鋭EV自動車『タイカン』を試乗する機会に恵まれました:-)

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そもそもEV自動車ヴァージンの私にとって(あのトヨタプリウスすら一度も運転した事が無い生粋のガソリン車世代です)は、間違いなく未知の世界で未来からコンニチハってレベルの乗り物であると同時に、このタイカンはコロナ前に一人旅で訪れたドイツのポルシェミュージアムモックアップの展示を見ているだけに実は少なからず縁のあるモデルであったりします。よくもまあ、ほぼほぼコンセプトモデルのままの姿で市販車になった物だと驚きを隠せません。

大体のメーカーはコンセプトカーが超絶カッコいいのに対して市販モデルになった途端に閉口するパターンなので。

 このイベントは選ばれた28組がタイカンのステアリングを握り『プロドライバーを助手席に乗せて』試乗するなんとも贅沢な内容です。
会場のヒルトン名古屋を起点にして、名古屋高速環状線をグルっと1周して来る(と言っても首都高みたいな走り甲斐あるコースではなくて名古屋高速はただの四角い周回路みたいなものですが)、街乗りと高速を両方味わえちゃうコースが用意されていました。

同乗下さったのはスーパーGTの現役ドライバーで2021年はJLOCのランボルギーニを操る元嶋選手です。ものすごーく柔らかな物腰が印象的なイケメンさん、神様ってつくづく不公平だと心の奥底で叫んだのは秘密です。服を着ていても分かる明らかな筋肉質ボディは文字通りの細マッチョでしょう、私のエアバッグみたいなお腹と真逆であります。

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 さてさて試乗可能なタイカンは2台用意されていて、ベースグレードとターボから選んで下さいと。職業柄、天下の公道でかっ飛ばす事は慎みますけどここはせっかくなのでと最上級グレードのターボを奨めていただきいそいそと『最新のポルシェ』へ乗り込む…うん見た目よりも全高が低くてメルツェデスなどの『セダン』と比べれば若干ながら屈んで滑り込むような感じかな?

静寂が広がる車内でシートベルトを装着したら出発準備は完了で当たり前ながらEV自動車なのでアイドリング音が無い…。なんとも不思議な感覚に包まれながらステアリング左奥にチョロっと生えているシフトレバーをDに落としてアクセルを数mm踏めば、タイカンは何のショックも無くスルスルと動き出しました。それと同時にシートベルトがキュッと締まって身体を絶妙にホールドしてくれます、嗚呼コンニチハ未来。

公道に出てすぐに直面する強烈な違和感はEV自動車の加速の仕方で、元嶋さんが説明下さいましたため直ぐに合点したけれどガソリンエンジンはトルクカーブがあって、シフトアップがあってとエンジンの息遣いを感じながら運転します。それが電気になるといきなりトルクの塊がやって来て、そのままシームレスにひたすら加速して行くのです。
FFなら引っ張られる、FRなら押し出される感覚は皆さんご存じかと思いますけど、これとは全く異なり例えるなら動く歩道に乗った様なスーっと速度を上げて行く魔訶不思議な感覚に陥りました。さらにアクセル操作と実動にタイムラグ全く無いから余計とクイックに感じられるし、前述の様にシームレスにトルクを発生し続けるため0-100kmと100-200kmの加速度も変わらない(正確には空気抵抗で多少は変わるとは思いますが)みたいですよ。すごいなぁコンニチハ未来。

 駅前の狭い裏路地を抜ける時こそボディサイズをそれなりに意識したけれど、高速道路に上がって速度が出ると同時にサイズ感がギュッとコンパクトになったかのような錯覚は上記の通りの鬼がかったレスポンスとトルク、そして宇宙一と言われる鬼ブレーキのお陰でしょうか。とにかく運転していて一切のストレスが無いのです。モーターの唸り声を僅かに発しながら疾風怒濤の加速で初秋の名古屋の空気を切り裂いていました(笑)

ここで見つけた最大の違和感はデフォルトでエンジンブレーキが無いってこと。アクセルオフにしても空気抵抗と路面抵抗でほんの僅かに失速するだけでスーーーーーッと転がり続けるところが逆に普段の運転でエンジンブレーキを多用する私にとっては恐怖でした。センターディスプレイで設定を変えると擬似的なエンジンブレーキは掛けられるようになりますけどね。元嶋さんがセンターディスプレイでチョコチョコっと設定をいじっているのを視界の隅で見ていた限り、このタイカンはスマホの設定画面くらい多岐に渡ってセッティングをいじれる感じでありました。万に一つ私がタイカンのオーナーとなったとしても、きっとほとんどの機能をまともに使いこなす前に挫折してしまいそうです。iphone12proを手にして既に半年以上が経っているのに未だ基本設定をまともにモディファイ出来ていない私には、今日のクルマの操作はハードルが高い事を痛感しました。

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 試乗するまでは正直な意見として『音の無いポルシェって、どこに悦びを感じるのだろう?』と疑問でした。この不安は乗ってすぐに払拭されたのは、たとえガソリンからEVへシフトしてもポルシェのアイデンティティが宿っているからに違いありません。これから近い将来には既存の2ドアモデルにおいてもタイカンの技術が搭載されて行く訳で、噂では次のボクスター/ケイマンはEVになるのではと言われています。特にボクスターは私が986時代から指を銜えて憧れているモデルの1つでありますが981のボクスターが歴代で最高のサウンドを奏でていたと思い、そこから718でターボ特有の重低音、さらにEUの規制に合わせて途中から音量が下がって…となると次期型ではもしかしたら最高にサイレンスなオープンカーになっているかもしれませんね。ボクサーサウンドこそがポルシェの神髄と取るか、最新こそ最良であると取るか…しばらくは皆さんが葛藤されることと思います。
ただ空冷から水冷へのシフトがそうであった様に、ガソリンからEVにおいてもポルシェのブランド力とパッケージングの上手さできっと『気づけばこれが標準である』と馴染む日がすぐそこまで来ているのでしょう。

 試乗後半は時計やファッション、スポーツなどクルマとはまるで関係の無い話に花を咲かせて、あっと言う間の試乗を終えました。本当に貴重なひと時をいただけた事に元嶋さん、ポルシェセンター名古屋さんに感謝多謝であります。私に出来ることと言えば、元嶋さんが所属するスーパーGT 300クラスでJLOC88号車を応援し、将来ポルシェにご縁がある時にはポルシェセンター名古屋さんのお世話になることでしょう。とりあえず5月の鈴鹿戦は久々にGTを観に行きたいな。虎の子100-400mmのレンズをカメラに装着してレースクイーン…げふんげふん、レース写真を激写したいものです。

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とりあえず先日は久々の腕慣らしにと新幹線を撮影に行ったまでは良かったものの…うん、動体視力と脳から指先への伝達の遅さから失敗を量産して寒空の下で2時間の修行を終えたのでした。これはもう少し通って、せめて納得の出来になるまで頑張るかな。

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見事に立ち位置を失敗して没った黄色先生とか…。

今年はカメラを持ち出してジャンル問わず色々な被写体を狙ってみる次第であります。

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名古屋めし、特盛あんかけパスタのカツレツ乗せ


おしまい。

【Alfa Romeo】 琵琶湖ライナー

 ワインディングを攻めるより、カメラ片手に景色の良いところで4Cの写真を撮りたくてドライブに出かける私です。先日はあてもなく出掛け、毎度の如く思い立った様に『あのベンチ』で有名になった琵琶湖の湖畔まで軽く流すことに決定。

 この冬は本当に降雪が多くて、凍結に加えて融雪剤マシマシな路面に苦労しています。そんな言い訳からせっかくバッテリーを新品にした4Cの稼働率が落ちていたけれど、今日の私は違います。なんか朝から4Cに乗りたい熱が心の底から沸き上がっていたのです。前回の稼働から約2週間の休眠をしていた4Cですが、バッテリーを交換する前の弱々しい初爆とは対照的にキーを捻れば

キュ、ボウン!!!!

なーんて刹那の如く目覚める姿がいとをかし。
本当はしっかりと暖機したいけれど、ご近所の目もあるし…ここは水温が上がるまでは田舎道を走るおじいちゃんの軽トラくらいのんびりと運転してコンディションを整えます(笑)
そのまま順調に国道21号を進めば、やって来ました関ケ原越え。ここが鬼門となって冬季はなかなか西へ行けないんですよね。関ケ原は先日の大雪によって路肩には溶けきらぬ雪が文字通り壁となっていました。4Cの全高1,185mmよりも高くて気分だけは立山黒部アルペンルートでしょうか。いくら快晴であっても前走車から容赦無く撥ね上げられる融雪剤混じりの水しぶきで4Cはみるみる白くなって行き、果たして本当に琵琶湖ドライブで良かったのか早くも若干の後悔に駆られつつ…。

 それでも関ケ原を無事に越えて米原まで下りれば雪は姿を消して、穏やかな冬晴れが気持ちよいです。立て続けに赤いステルヴィオ、黒い155、ガンメタのジュリエッタに赤いジュリエッタと4台もアルファロメオとすれ違い滋賀県アルファロメオ率が高いのかと嬉しくなる瞬間でした。特に155は良い音をしていたなぁ、名車ですよね。

 彦根に入り程なくして右手に琵琶湖が広がって来ると、突然視界が開けて『あのベンチ』到着です。ここは未舗装の広場になっていて、道路からは若干の段差があるため進入場所と角度には注意が必要ですけど4Cの車高でも問題無く入れますよ。ただし住宅地にポツンとある(目の前も民家が並んでいる)から騒音などマナーは大切に。

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着いた時には他に誰もおらず、目の前に広がる琵琶湖と遥か遠くに見える雪を被った山々のコントラストを独り占め。10時過ぎだったこともあり光線状態は写真撮影に最高の順光ドピーカンであります。ここまで明るいとレンズにPLかNDフィルターを付けた方が湖面が綺麗に映るのでしょうが、そんな素敵アイテムは持っていません。
カメラ道具も一式揃えたいなとずーっと願望だけ持ちながらも、フィルター、三脚、レリーズ等々どれも未だに買えていません。撮影した写真も未だに2010年に購入したMacbookで何世代前か分からないくらい古いPhotoshopエレメントを使ってJPEGを軽く補正しているだけだし、本当はRAWから現像したいんですけどねぇ。肝心な所で怠け癖が出てしまって…。

希望だけ言えば、使い倒して満身創痍なSONYα6300からSONYα7ⅲあたりにボディをリプレイスしたい。SONYのFE24-105mmF4GをSIGMA24-70mmF2.8にしてポートレートでも使える様にしたい(SIGMAの画質が好みってのもあります)、17歳の頃に購入してかれこれ23年使っているSLIKの安い三脚からカーボン素材のカッコいい三脚&可動域の広い雲台にしたい、フィルターを揃えて撮影の幅を広げたい、高スペックのPCでRAWからじっくりと現像して美しい写真に仕上げたい…etc.

妄想は尽きないですね、まずは目先の自動車税自動車保険、固定資産税などを支払ってから考えましょうか。それでも我が家では『私の根城』とも言えるロフトにデスクを導入しまして、造作のカウンターテーブルとくっつけて上手い具合にL字テーブルになった事で快適な作業スペースが出来上がりましたよ。無印良品で現品限りのセールを見掛けてデスク、キャビネット、デスク用上置き棚のセットを30%OFFでゲットした訳で。

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あとはこれに合うチェアを探している最中であります。ミーハーな私なので座り心地より見た目重視で(笑)
話が逸れました、時を戻そう。
『あのベンチ』でしばらく撮影と物思いに没頭していますと、地元の方や私みたいなドライブで立ち寄った方々が集い4Cは皆さんの興味の対象となった様子です。嬉しいことに「すごい車だねぇ」と話しかけて世間話に花咲かせ、コロナ禍において希薄になっていた一期一会のコミュニケーションが久々に戻ってきた感覚がすごく懐かしかったです。
地元のご老人曰く『あのベンチ』に寄り添って立つ樹は『センダン』で、6月くらいに淡い香りを放つ花をつけるそうな。落葉樹で紅葉もするけれど、琵琶湖の風をモロに受けるため紅葉前に大半が落葉してしまうそうな。などなどトリビア情報を教えて下さり「また花が咲く頃においで」と優しいお言葉をいただけました。

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さて、そろそろ道が混んで来るから帰路に就きますか。
国道8号へと抜ける際には眩しい黄色のランボルギーニラカンとすれ違いました。あれは反則級のカッコよさですわ。まあセクシーさは4Cも負けず劣らずだと自負していますが(笑)
米原付近では白いポルシェ718スパイダーも目撃したし、眼福とも言えるドライブになって大満足。本当にクルマが好きな人は融雪剤くらいでは怯まないんだと実感したのでした。

最後に米原駅横の気になっていた場所へ。
いつも電車の車窓から見えていた新幹線の試作機であります。なんて名前か忘れてしまったけれど、JR東日本、東海、西日本の各社が生み出したそれらはスピードアップのために考え抜いた空力ボディがナイスであり、特にこの画像の紫色のヤツは個人的にどストライクでした。クルマとセットに撮れるかなと思ったけれど、目の前の柵が思いのほか頑丈な造りで不可能でした。残念。

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 ここからは国道21号から逸れて伊吹山経由で再び関ケ原越え。
国道21号はトラックの往来が激しく、また時折市街地を抜けることもあって渋滞が起きやすいので伊吹山からバイパスへと走らせた方がドライブとしては楽しいのです。

帰宅したら速攻で洗車。もうボディが泥と融雪剤とでえらい騒ぎになっていました。幸いにも4Cは金属ボディではないから錆の心配はあまり無いけれど、流石に下回りは土下座スタイルでホースを突っ込んで念入りに流しておきました。なんだかんだで一昨日もまた積雪があったし、春まではあともう一息かなと言ったところでしょうか。

本日からユーノスロードスターがオーディオ交換+αで入院です。
春へ向けて、カーライフを楽しむ準備が着々と進んでいるのでありました。


おしまい。

【Alfa Romeo】 ステッカーとロータス

 前回のバッテリー交換時に注文してありました純正ステッカーが入荷しました為、再度ディーラーへ訪問しました。4Cのリアハッチに貼られていた正規輸入車の証であるFCAステッカーのことです。これが新車から約6年の歳月によってバッチリ日焼けしてしまい見た目が著しく悪くなってしまっていたのです。たかがステッカーされどステッカー、しかもアルファロメオのロゴ入りだからこれは是が非でも新しくしたい…と、店員さんに『新しく貼り直し出来る?』なーんて今回の作業ついでに軽い気持ちで聞いてみました。もちろん『こんなステッカー、タダでやってくれるわぃ』と返答してくれるであろう都合良い皮算用の元で。

そうしたら店員さん、『在庫を切らしているからメーカーに確認しますね。お値段¥1,100になりますー♪』と。あ、そうなの?タダじゃないの??
って、お世辞にも元々の耐久性が無さそうなペラいステッカーが¥1,100ですと…?

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先ほどの是が非でもお願いしたい気持ちは音速で縮みましたけど、まあたかだか¥1,100の値段を聞いて断る様なヘタレにはなりたくないと精一杯の笑顔で『お願いしますー♪』とオーダー(笑)
しがないリーマンの私、心の中では『嗚呼、牛丼2杯分…』と嘆いていましたが(笑)

 ステッカー受け取りの際、ショールームでは納車準備中のジュリアGTAmが見えたので、少しだけ写真を撮らせてもらいました。流石に後ろまで回り込んで、万が一にもボディに鞄などが触れてしまってもいけないから外からチラリと。すごい迫力ですねぇカーボンバンパー、えらい迫力ですねぇオーバーフェンダー、厳ついですねぇリアスポイラー。

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乗り出し約¥24,000,000と思うと庶民の私にはこのジュリアで家が建てれてしまうと銭勘定してしまいますが、世界限定でいきなりプレミア必至になりそうなレアモデルですし手にされるオーナー様には心よりお祝い申し上げます。
私もせめて¥1,100のステッカー1枚くらいで牛丼と比較しなくても良いような収入を得られるよう頑張ります、ハイ。

 そして道すがら通りがかったロータスのディーラーにも立ち寄ってみました。4Cに乗っていると何かと比較対象になるロータスでありますが、正規ディーラーの訪問は初めてです。
今は丁度ロータスの全てがモデルチェンジ期間で新車扱いのクルマが無いらしく、店内にディスプレイされているのは中古モデル。その中に私が気になっているエキシージSももちろん居ました。

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4Cと同じくらいカッコいいデザインなんですよねぇ。エリーゼだとスリムだけど少しだけ見た目が物足りず、でもエキシージSであれば4C並のわがままボディが美しいです。
お店のご厚意でシートに着座もしてみました、4Cのカーボンシルよりも遥かに分厚くて高さのあるアルミ製サイドシルが乗降を更に難しくしています。4Cはサイドシルを跨いで直接乗れるし、サイドシルに腰かけてクルリと反転すれば滑り込む様にシートに座れます。一方のエキシージSはこちらのロードスターだと屋根を開けていれば跨いで乗れそうですが、サイドシルに腰かけてとなるとサイドシルとシートの高低差があるこちらは例えるならば『サイドシルからシートへ転げ落ちる』感じでしょうか。
いや本当に尻からシートにズボンって音を立てて落ちました(笑)
これクーペモデルだとドアが全開に出来ない場所で本当に一体どうやって乗るの?

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この展示されていたエキシージSは前オーナー様のセンスが光る色使いで、まずボディはナイトフォールブルーと呼ばれるブルメタ、受注期間が短い色でレアらしいです。そしてオプションのレザーパッケージはタン革でこれがまた質感が良い。通常はアルミ剥き出しの無機質な部分にも革が巻かれていて好みは分かれる所でしょうが、私はあまりにアルミが剥き出しだと寒々しく感じてしまうのでこれは実にナイスでした。ただ、どうしても先述のサイドシルは高度な乗降テクが必要になるために不注意で蹴ってしまうことが多かったのかダメージは多めですね。
ステアリングは4Cと比べるとかなりの小径かつ細めの作り、こちらも重ステが標準です。またエキシージSはMTとATの両方が存在していてこちらの車両はATのためパドルシフトも付いていて4Cと全く同じでした。大きな違いとしては4CはDCTなのに対してエキシージSは一般的なATのため変速のラグやショックは少し大きめなのだとか。また4Cはサウンドや加速が荒々しくも、空力の問題から高速域での安定性は結構な不安があるのに対してエキシージSはまだ控え目なサウンドの反面高速域はかなり安定していて気づけばビックリする程の速度域に到達しているそうです。

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2022年1月現在の中古車市場で見れば4CとエキシージSは割と似通ったプライスレンジで並んでいるため、ポルシェケイマンと合わせて三つ巴で比較検討される方が多いでしょうね。あ、アルピーヌA110と合わせれば四つ巴か。
結論からすると私はやはりあらゆる点で思い切った4Cが一番好きでありますが、エキシージSの羨ましい点もいくつかありました。

①テール周りのデザイン。
四つ目のテールランプがどことなくクラシカルな雰囲気で良い感じです。
②アナログメーター
最終型は液晶ディスプレイに変更されていますが、エキシージSはアナログメーターが基本となっているところ。シンプルかつ見やすいのが◎。
③オプションのシート
ステッチの入った本革シートはホールド性が4Cより格段に良くて長時間乗っていても披露が少なそう。
④MTも選べる
エキシージSは4Cと同じく重ステだから積極的には選ばないかもだけどMTが選択肢にあるのは強味。
⑤意外と実用的な最低地上高
4Cと比べてかなり地上高が稼いであるためスロープ等にも進入しやすそうでした。ディーラーお勧めの車高調はアラゴスタです。

逆に、うーん…と思った点。

①性能が魅力的だけど『トヨタ製』エンジン。
輸入車を買ったのに心臓部は国産、抜群の性能と安心感と引き換えに、どうしても『ああ、あのトヨタのエンジンね』とあしらわれる事も…。
②V6‐3.5Lエンジン
個人的にV6のサウンドがあまり好みでは無いからか、これが直6かV8だったらなぁと。
③フロント周りがが全て一体型のパーツで出来ている。
ボンネット、フェンダー、Fバンパーが全て一体成型されているため、いざ傷が入ると部品だけで200万コース…。

 でも、機会があれば『ロータス』も是非所有してみたいメーカーであります。インパネ各所に使われているアルミの質感が良さげですしイギリス車って何処かお洒落なイメージがありまして。ジャガー&デイムラー、ローバー、アストンマーティンレンジローバーなどある程度の歳を重ねてから乗ると私みたいな一般庶民でも自然と紳士的な風格が出そうで良いじゃあありませんか(笑)
若かりし頃は興味の対象では無かったメーカーが次々と気になっているのは自分がそれだけ老けたからなのかなぁ、そう言えばジャガーはその昔、ディーラーで職業や年収を尋ねられて『購入資格』があるか否かを判別されたって噂もありますし。

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 結局のところ私が良いなと思うのはどれもクセの強いクルマばかりってことでした。このエキシージSと何かを2台持ち出来るのであれば候補としては2000年代のジャガーXJかな。普段はジャガーをスルスルと乗りこなし週末はルーフを開けたエキシージSでワインディングへ朝活に繰り出す…午後はスコーンを頬張りつつ紅茶でひと息ついて…夜はフィッシュ&チップス(笑)
イギリスはまだ訪れた事が無いので、コロナが明けて海外旅行を考えられる様になった暁には足を運んでみたいですね。現地ではどんなクルマが走っているのか、ロータスは見掛けることが出来るのか、気になる次第です。予約すれば試乗も可能とのことで夢が膨らみますが、約8,300,000の見積もりを目の前にして現実に戻りました。4Cとユーノスを里子に出して1台にまとめないといけないのか…うーん、それをするのはもう少し先の話かな。いざその時が来たら、今度はエキシージSとポルシェで頭を抱え込んで悩むのでしょうね。

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新年早々、煩悩全開でスタートしたカーライフですが人生一度きりなので、後悔の無いように全ての物事において一期一会を大切にしたいと思います。


おしまい。

【MINI】 ガラスコーティング施工後6か月点検

 コーティング専門店でガラスコーティング『G'ZOX』を纏った我が家のMINIは今日も艶やかなボディを維持していますがこの度、施工店から『半年点検のお知らせ』を受け取ったことでお店に半日の里帰りとなりました。MINIは基本的に屋外駐車しているので紫外線をモロに浴びていることや、10日に一度程度は洗車で汚れを落としているとは言え完全屋内保管の4Cと比較すればコーティング塗膜へのダメージは大きいです。

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 私の歴代所有したクルマは高確率でガラスコーティングを施しています。
1. 日産ECR33スカイライン ⇒ まだコーティングが普及する前だったのでワックス
2. 日産ECR33スカイライン ⇒ 同上
3.日産BNR34スカイラインGT-R ⇒ 専門店Aでガラスコーティング、諸事情により専門店Bでガラスコーティング再施工、ブリスを用いて自身で施工
4. ボルボ850T-5 ⇒ 格安のクルマだったのでワックスのみ
5. メルツェデスベンツW210 ⇒ 販売店のご厚意でガラスコーティング済にて納車
6. スバルWRX Sti ⇒ 新車納車時に販売店でガラスコーティング済
7. アルファロメオ4C ⇒ 前オーナー様が施工済、後にKeeperLaboでガラスコーティング、さらに後に専門店Cでガラスコーティング
8. ユーノスロードスター ⇒販売店のご厚意でガラスコーティング済にて納車

この様に8台中5台はガラスコーティングのお世話になっています。私の世代であれば、クルマ好きであれば恐らく20代前半くらいまでは『シャンプー洗車⇒鉄粉取り⇒ワックス⇒ガラコ塗り塗り』の手洗い3時間コースが当たり前で『休日はクルマが恋人』状態な方が多かったのでは?
私のクルマにも漏れなく洗車用具一式がトランクに鎮座していて、時間さえ見つければ友人とコイン洗車場へ出向いて『女子高生のパンツが映り込むくらい』の艶出しを競っていた淡い記憶が蘇って来ました(笑)
洗車の猛者になるとジャッキアップしてタイヤを外してホイールの内側を磨く方も居ましたね。今思えば洗車スペースの占有で良い迷惑だったでしょう。コイン洗車場には自然とクルマ好きが集まり、時にクルマ自慢大会になったり、また時には見ず知らずのオーナーさんとの会話を楽しみ…休日ともなれば夜明けから『まず洗車』とばかりに出かけて、ピカピカになった愛車で今度はクルマ好きの聖地とも言えたオートバックスまでドライブ、結局また新たな洗車用具を見たり、追加メーターが欲しいなと指をくわえたり、シャシ台でパワーチェックするクルマを眺めながら待合室に置いてあった走り屋のバイブルことイニシャルDを読み漁ったり…あかん、これを書いているだけで懐かしくて目頭が熱くなって来た。そう思えば、スマホも高速ネットも無かった時代は時間がおおらかに流れ、趣味に捌く時間もしっかりと取れていたのかなとも見れますね。今は暇さえあればスマホで無意味なネットサーフィン、インスタやFacebookのチェックに無料漫画アプリ…とスマホに呪縛された勿体無い時間の使い方をしてしまっているな…。

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 話が若干逸れてしまった感もありますので時を戻して…
ガラスコーティングの利点は驚く程の艶出しでの満足感に加えて、強固な被膜による紫外線と汚れからのボディ保護、そして何よりも洗車にかける時間が劇的に短縮出来るってところですね。私の場合はその浮いた時間で室内クリーニングやエンジンルームの拭き上げなどで結局は洗車に使ってしまっていますけど、とにかく以前のワックス洗車と比較すれば差は歴然であります。そりゃもう戻れませんって。

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ただし本当に厳密に言えば個人的には『ガラスコーティングは硬質な艶を出し、ワックスはヌメるようなセクシーな艶が出る』と感じています。なので例えば最近のアウディやレクサスと言った無機質なボディデザインにはガラスコーティング、私のアルファロメオ4Cみたいなほぼ曲線から成るクルマは実のところワックスが合うのかなぁなんて思いますね、ただ実際には洗車ってクルマのボディを擦る訳でどうしても線傷を自身で作っている訳で…そうなると少しでも洗車&ワックス回数が少ない方がクルマには優しいし…と今も悩み悶えています。

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 気になるコーティングの点検は以下の通りでした。
⇒洗車頻度は10日に1回程度なので悪くない。
⇒どうしてもボディが赤なのでコーティングの被膜が弱まると劣化速度が速まる為、メンテナンスが必須。
⇒施工から1年でメンテナンスが可能なので、それを是非とも受けて欲しい。
⇒コーティングを施したクルマにはメンテナンスセットを配布しているので、そのケミカルを定期的に使って欲しい。

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これらのアドバイスでひとまず安心なのでした。点検時には無料の手洗い洗車と室内クリーニングがありまして流石はプロの仕上がりと感心してしまう綺麗さです。
このMINIは屋外駐車であるため親水コートにしていますが、それでも雨上がりの太陽光などによって雨染みが増えて来ています。

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まさか3台のクルマを所有するとは考えてもいなかったからなぁ…今更ながらインナーガレージの他に、家のデザインに合った屋根付きガレージをしっかりと考えておけば良かったと悔やまれます。尤も、家づくりは3回建ててやっと納得する仕上がりになるって言いますし。

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 融雪剤の季節はあと1月くらいで終わりを告げ、その後は黄砂が舞う1年で最もクルマが汚れてダメージを受けやすい時季になります。ユーノスロードスターハードトップを手に入れて早く幌の保護をしたいものであります。


おしまい。

【日々徒然】PCR検査

 本日、PCR検査を受けて来まして、結論を先に言えば無事に淫性…違う陰性で一安心している次第であります。

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さてさて、何故にPCR検査かと言えば日曜の夕方からどうにも喉が腫れて痛み出し、咳を伴った事。同時に倦怠感が出たので勤務先に報告したところ、大事を取っての受診を支持された訳です。勤務先でも各支店で陽性反応が続出していて厳戒令が敷かれています。仕事柄どうしてもリモートワーク出来ず、毎日通勤電車に揺られて会社へ出向き、客先では意識があまりに低いのか法人個人問わずノーマスクの人が多いこと多いこと…正直なところこちらがどれだけ予防線を張ったところで、いつどこで感染してもおかしくないと思っています。

 PCR検査を受けるに当たっての備忘録をここに残します。私が住む地域で取るべき行動は2パターン。1つは『かかりつけ医』がある場合、そこに直接連絡して受診の申し出をすること。もう1つは私が取ったパターンになりますが『かかりつけ医』が無い場合。これはまず保健所の相談センターへ電話して、指定先医院を探してもらいます。私の場合は結構な僻地を紹介されまして、それでも実際には何名も受診に来ていました。それだけ要検査の人々が多いってことですね。

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私が伺った耳鼻咽喉科では、まず指定駐車場へ到着したら電話連絡をした後、看護師の方が車へ問診票を持って来ました。シートの記入と熱を測ったら車内でそのまま待機。ほどなくして医師がPCR検査キットを持って来ます。検査方法は鼻腔から粘液を採取するため、長い棒を鼻に入れられてゴシゴシされますがこれが気持ち悪いやら痛いやら…。特に私の場合はPCR検査とインフルエンザ検査の両方をされたので左右の鼻に棒を突っ込まれてガシガシやられて涙が溢れました(笑)

採取が終わると検査結果が出るまでの1時間はひたすら車内で待機となりました。看護師の説明では万一陽性だった場合には電話が入る、陰性であれば結果が分かり次第呼びに来るので院内で問診って話です。

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 結構な不安に陥りながら待つこと1時間…幸いにも陰性の結果が出たそうで、あとは院内で問診、処置、支払いの流れでした。ただしコロナも潜伏期間があるため、2日程度は発熱などの体調変化に注意して欲しいと念を押されましたね。PCR検査自体は国が補助するため無料になりますが、初診料や問診料、薬代などは当然ながら実費となります。

今後も第6波が去るまでは爆発的感染に飲まれないか心配ではありますが、マスク、消毒、手洗いなどの対策で予防を徹底したいです。皆様におかれましても感染経路は以前と比べても本当に多岐に渡り、また感染力が高まっています。少しでも体調がおかしいと思えば迷わずPCR検査を受けることをおススメします。


おしまい。

【Alfa Romeo】 バッテリー交換は突然に

 私の自慢の1stカーでありますアルファロメオ4Cは基本的に空調の整ったインナーガレージで眠っていますため、冬場のバッテリー弱りは無縁だと調子こいてました。が、やはり月に1回程度の遠出と月に1回程度の充電がてらにチョイ乗りではバッテリー自体の自然放電に充電が追い付かなかったのかついにご臨終を迎えました。

キュキュキュ…キュイン…イン…イン……イン?

キュインインインイン…イィン?

キュン…

なんてこった、4Cのくせになんか可愛らしい音色で訴えていやがる…じゃなくてですね。動け動け動いてよ!っと某初号機パイロットのシンジ君のモノマネをしつつ内心はもう上を向かないと涙が溢れてきそうです。一呼吸おいて私の右手にありったけの念力を注ぎ込んで全集中、今一度ゆっくりとキーを捻りました。

キュイン…インインイン…キュオン?

オンオンオゥン…オウン?

オウンオウンオゥゥ…ベオン! ベオベオベオブべべべべべべブボボボボン…

イョッシャーかかった!エンジンがかかるってこんなに嬉しいものなんですね、とまあ温泉に浸かったカピバラかのような安らかな表情で本日の行先はアルファロメオディーラーへ決定です。最近はユーノスばかり乗っていたからなぁ、4Cが拗ねてしまったのかな。と言いながらも必死の言い訳をしますと、この冬は例年以上に雪の週末が多くてなかなか4Cをガレージから出せる日が無かったのです。凍結路でスピン、全損させてしまっても車両保険ではもう4Cを買い直せる程の金額は出ないですしそれでなくとも路面は度重なる融雪剤散布で真っ白になるくらいの悪条件。いくら非金属のボディとは言えネジなどはしっかり錆びますからね。

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40分程走らせてディーラーへ滑り込み、早速バッテリーのチェックをお願いします。ショールーム前に停めた4Cをピットへと移してもらう際に店内から我が子を眺めていましたが、控え目に言ってもうるせぇマフラー音であります。ひょっとしてこのディーラー、壁やガラスが薄いんちゃう?って思うくらいに爆音が店内に居ながらしてダイレクトに聞こえるのは実のところ店の演出でしょうか。そして日曜日の午後だから飛び込みでは難しいかと不安があったけれどそこは流石アルファロメオ、来客はまさかのゼロでした(笑)
このブランドの先行きが心配になるくらいの静寂ぶりに、これはきっと新型コロナ感染症対策でお客を入れていないのではと解釈したくらいです。2022年1月現在ではラインナップがジュリアとステルヴィオの2種だけであり、ドイツ御三家と比べればマイナー扱いなだけにどうやって売り上げを出しているのか不思議でありますが、私はアルファロメオ大好きなので頑張って欲しいものです。

店内にはジュリアが2台とステルヴィオが1台展示してあります。しかもジュリアは限定99台のスケベ椅子色…もといゴールドがまぶしいジュニア、ステルヴィオに関しては最上位のクワドリなんて豪華仕立て。

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私このジュリア、嫌いじゃありません。むしろこのゴールデンボディを乗りこなせればお洒落貴族に仲間入り出来そうです。

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特に気に入ったポイントがこのホイールの色使い。梅ホイールが際立つのが◎。

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ステルヴィオはあまり食指は動かず…SUVであればディフェンダーみたいなのが好きかな。

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でもこのクワドリマークは憧れますね♪

などと店内で時間を潰すも5分で終了。今度は外に目を向けてみれば程度極上のMITOがこちらを見てる、仲間に加えてほしそうだ。
⇒買う
⇒買わない
⇒買えない
ええ、もちろん選択は『買えない』です、ただMITOは将来的にも絶対に価値が出ると見ています。特にこのブラックボディに赤レザーの内装は最高。

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私の想うアルファロメオって『小粒でもピリリと辛い』、まるで山椒の様な存在であります。その点においてMITOはサイズ、デザイン、走り、レザーの質感など全てがバランス良く取り込まれていて所有欲を満たしてくれる貴重なコンパクトハッチだと胸を張っておススメしたい。もし私の愛妻がMINIを買っていなかったら、それなりの圧でMITOを推薦していました。まあ『それなり』って言うところはイタリア車故のマイナートラブルはあるよってところを濁してです(笑)

 話が脱線してしまったので、時を戻します。
カニックの方がバッテリーの結果を説明に戻って来ました、単刀直入に申せばバッテリーは今すぐにでも交換する必要がある。と。診断機に当てたところ4Cのバッテリーは劣化のため充電率が50%くらいまでしか機能せず、またサイクル的にも交換時期だったそうです。
私の4Cは2018年8月12日の納車時にバッテリーを新品交換していただいております。そこから約3年半の月日が経ちまして天寿を全うしたことになります。そもそもバッテリーは平均的に3~4年での交換サイクルなんですって、なので私が4Cに乗らなさ過ぎてダメにしたってよりはごくごく普通に交換時期を迎えたってことですね。尤も、乗り方によってはもっとロングサイクルになるケースもありますし逆に電装品満載で待機電力を使っている場合は3年に満たずして交換しなければならない事もある訳ですが。

ならばサクッと交換してくれ、と精一杯に余裕な顔を作ってお願いしましたが請求金額¥42,460は一般庶民の私にとってまあまあ泣けました。
・バッテリー本体 ¥35,000
・工賃 ¥3,600
・消費税 ¥3,860

ここで猛者であれば『このバッテリー、目が死んでるからオマケして』などと魚屋で買い物をするような値引き交渉でもするのでしょうが小心者の私は言われたままの金額をカードで一括払い、とりあえず次月の引き落としとして現実逃避しよう。

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 帰り道、バッテリーを新品に載せ替えした私の4Cに乗って正直に感じた事と言えば…

アクセルレスポンスが明らかに良くなった…いやいやいや大金払った後のプラシーボ効果なんてヤジるのは当然でしょう。でも4Cがなんか元気になったんです、まあ10分も走れば慣れてしまいましたが(笑)

今年は季節が良くなったら、昨年よりもたくさん4Cを走らせてあげよう。ツーリングも企画したいしイベント見学にも行きたい。映える写真を撮りに出掛けたいし、妻とのデートも4Cで楽しみたいな。
これからやって来る自動車保険自動車税、そして年末に控える車検などなど出費イベントはあるけれど前回の車検時にタイヤ交換して今回バッテリーも新品になったから車検自体はお値打ちに終わるはず。
年間5,000km程度は動かすぞと誓いつつ、今日はのんびりユーノスでドライブして来ます。


おしまい。