日本の空を飛ぶ飛行機は大きく分けて2つ。
ボーイング社かエアバス社の機体であります。
それぞれの大型機として前者はB747、後者はA380で
日本ではB747がANAとJALのどちらも引退したため
残るは海外エアラインの乗り入れで見れるのみとなりました。
ほんの10年ほど前までは、頻繁に見る事が出来て
特にカメラを向けることもなかったB747でしたが
やはり4発エンジンの巨体を見るとワクワクしたものです。
今では乗り入れがなくなった、ノースウエストのB747。
セントレアに来ていました。
2015年にデルタ航空の名古屋−デトロイト線を最後に、
セントレアからのB747定期便は撤退しています。
現在、セントレアで見れるB747は、主にこの貨物機。
DREAM LIFTERと名付けられた、特殊なボディの持ち主です。
名古屋圏で製造されたB787のパーツをアメリカの
ボーイング社工場へ輸出するための飛行機でして
不定期運行ながらも目撃率は高いです。
このボディのB747は世界で4機だったかと思います。
確か2008年頃の1枚です。
この頃のJALはまだまだ勢いがあり、国内線でも
B747を頻繁に使用していました。
名古屋−新千歳の便で乗ったことがありますが
平日だったからか、乗客は50人ほどしかおらず
CAさんに、ほぼつきっきりのサービスを受けた覚えが。
なつかしのB747版ポケモンジェット。
大人ながら乗りたかったです。
B767版と2機でオペレートしていたはずですが
やはり人気はこのB747で、デッキから見送っていた
子どもたちも『ジャンボジェット』とあちこちで
歓声をあげていたものです。
これは羽田空港で2009年に撮影したもの。
バックにある東京ゲートブリッジもまだまだ建設中です。
この僅か数年後にB747がANAから引退するなど
全く予想していませんでした、いくら効率化とは言え
飛行機の代名詞が日本の航空会社から消えてしまった
ショックは大きく、エアラインとしての存在感が
弱まってしまった気が否めません。
こちらはまだまだ現役の大韓航空B747。
大韓航空はA380も長距離線にアサインするなど
大型機の使用に積極的なエアラインの1つです。
とは言え、日本線からは減少しつつあるので
一度は乗っておきたい1つでもあります。
近年中にアジア系ではキャセイパシフィックと
チャイナエアラインがB747の運用を終了予定ですね。
最後に、幸運にも2015年に乗ることが出来た
ルフトハンザのB747。
本当にラッキーな理由から乗れたので感動も大きく
やはり大型機の安定感、充実した設備などなど
快適な空の旅を楽しめました。
往路でルフトハンザ、復路で共同運行のANAを
利用しまして、上で書きましたようにANAは
B747の運行を終了しているためにB777での
帰国となりました。
ジャンボジェットに乗りたければ迷わず
ルフトハンザを往復共に選んでください。
次回はいつ乗れるか分からないB747、そして
急速に日本の空から消えつつあるB747。
乗れるうちに乗って、撮れるうちに撮って
『飛行機の王様』の記録と記憶を続けたいものです。