ホテルにチェックインしたのは良いけど、まだ夕食を取っていなかったことに気付き慌てることしばし。何故かと言えば、台湾は週末でも意外なほどにレストランの閉店時間が早いのです。大半が21時ラストオーダーの22時閉店…台湾って夜に賑やかなイメージがあったから油断していました。
ただ、調べていくうちにホテルの近くで有名な牛肉麺のお店があることが分かり、昼にも牛肉麺を食べたからこれは食べ比べをしてみようと決定しました。
今回のホテルはこちら。
MIRAMAR GARDEN TAIPEI(美麗信花園酒店)
台湾語だけだと、もうホテルだかなんだか予想もつきません。むしろ『酒店』なんて居酒屋みたいです。
このホテルへはMRT『忠孝新生駅』から徒歩10分弱です。画像左下が駅で、右上がホテルになります。間に挟まる『国立台北科技大学』の敷地は深夜以外なら通り抜け出来るようです。周りはコンビニ(SEVEN-ELEVDN)が1件あるのみなので、何か食べ物を買ってホテルで食べたいならば街中で買っておかないと悲しいことになります。
エントランスには何故かハーレーダビットソンのバイクが。
部屋はこんな感じです。残念ながら一人旅だったので、もちろん独り寂しく過ごしました。と言うかは、基本的にダブルかツインしか無いようです。
部屋のエントランスにはこんなオブジェもあります。一応、5スターのホテルとなります。それでも素泊まりならばリーズナブルな金額で魅力的です。
【MIRAMAR GARDEN TAIPEI(美麗信花園酒店)】
【住所】市民大道三段83號
【最寄り駅】MRT忠孝新生駅 徒歩約10分
【TEL】8772-8800
さて、このホテルから牛肉麺のお店までは徒歩で10分もかかりません。
既に時間は23時を回っていたけれど、近場ということで期待に胸膨らませて出陣です。
こちらがそのお店『林東芳牛肉麺』です。深夜にもかかわらず、お店の前は行列でして、道にはお客さんの車が溢れかえっています。
次から次へと人が来るから、慌てて列に並びますが…
あまりにディープでレベルの高い店構えに、一瞬どうするか迷いました。間違い無く日本人、と言うよりも外国人は私一人です。完全たるアウェーな戦いなのです。そして店員さんは英語まったく出来ません、日本語なんて夢のまた夢です。
それでも必死に平然を装い、やっと店内へ案内されました。テーブルのブースは3つありまして、私が案内されたところは一番新しい(一番きれいそう)な建屋となります。厨房の前なんて雰囲気ありすぎて、初心者の私にはレベル高すぎです。
ここからが長かった…オーダーしてから牛肉麺が私の前に現れてくれるまで実に30分…。別にオーダーを忘れ去られていたわけでなく、周りの全員がそれくらい待たされています。しかし、誰も文句を言わないんですよ。と言うことは、基本的にこのお店は料理が出てくるまでに時間がかかるんですね。
来ました、牛肉麺です。昼に食べたあの赤いヤツとは違い、実にあっさりした見た目のスープですね。麺はうどんに近いほどの太さがあり、お肉は塊ではなくスライスされたものがいっぱい入っています。
肝心のお味は…美味しいです。お肉はホロホロになるまで煮込まれていて、一見あっさりしたスープは実に味が深いのです。ただ、味の余韻で『八角(?)』のようなスパイスが感じられます。なので、スープの味はどことなく薬膳に近いのかな?
しかしこのお店も家族、カップルが大勢来ています。私みたいな独り身はあまりいませんでした。ここでの支払いはオーダー時の前払いとなっています。この牛肉麺(小)は150元だったと思います。
ホテルからの行き方。左下(高架が重なりあっているところ)がホテルで、マップ右上が『林東芳牛肉麺』です。
【林東芳牛肉麺】
【住所】台北市八徳路二段274號
【営業時間】11:00〜翌朝5:00
【定休日】日曜日、旧正月、清明節、端午節
【日本語対応】可能らしいですが、私が行った時は通じませんでした
お腹を満たした後は、ホテルまでまたブラッと散歩です。
こんな時間なので、すれ違う人も居ませんでしたが、やはり目に入る看板などから台湾に来たことを実感します。流石に深夜となると気温も幾分か落ち着いて、汗ばむことはありません。
こんな可愛いステッカーを貼ったワーゲンのバンも止まっていました。
台湾でも日本車のスポーツカーは人気のようです。S2000のオーバーフェンダー仕様なんて元気な車も見れました。
やっとのことでDay1が終了、1泊2日だからここまで予定をギッシリと詰め込みましたが、Day2では朝から小籠包を食べに出かけなければならないので、これまたタイトなスケジュールとなります。