40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【W210メンテナンス】 キーシリンダー脱落の補修

 クルマの買い替え検討をしている最中に思いっきりヘソを曲げてくれた我がメルツェデスさん(敢えて徳大寺さん風に言ってみました)。

 いつも通り運転席に着座してさあイングッションオンだと電子キーを差し込もうとした瞬間、何かの異変に気付きましたよ。

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ウソー、なんかシリンダーがはずれとるやん、明らかにブラブラになってるやん、なんか電柱の影からこっそり顔を出す恥ずかしがり屋さんみたいになっちゃってんじゃん。
↑この時点でかなりのパニック。
幸いにもシリンダー本体が後ろにある何かに引っかかり何とかキーを差し込んでエンジンを掛けることは出来ましたが、なんとも見窄らしい姿になってしまいました。夜だったから確認出来なかったものの、翌朝いま一度確認してみたところ足元にこのシリンダーを固定しているであろうメッキリングが転がっていました。

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なんでこんな処が壊れるのだろうと不思議に思いつつも、放置したところで自然治癒するわけでも無いために鈍い頭を必死に回転させます。

①あまり良いイメージが無いから気は進まないけれどヤナセへ持って行って治してもらう。
②患部に手を当てて『氣』を送り込み治してみる。
③今日なら出来る気がする。

①はポジションランプ交換のみで¥4,000かかったヤナセだと、恐らくダッシュボードをはずす必要のあるこの作業はもっと工賃がかかるはずと却下。②はこの頃心身ともに疲弊しきっており『氣』が不足しているため却下。③…当日の気温は外気温計で34℃、うーんまあ今日ならイケる気がする。

 と言うわけでレッツDIY

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とりあえず運転席足元を覗き込んでみたところ、左右に2個のネジを見つけたためこれを外してみます。

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ボンネットオープンレバーの隣ですね。オレンジ色で囲ったネジの横に何故か『ネジがあったであろう穴』がありますが、これは前オーナーがETCを装着する際にでも失くしてしまったのでしょうか。

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左側はとても見つけやすい所にありました。

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必要工具はプラスドライバーのみ。まあ内装剥がしのヘラみたいな物は無くても大丈夫でした。ちなみに左右でネジの形状が異なるので間違えないように気をつけて下さい。画像の通り、左側ネジは先端が尖っていて短め、右側ネジは先端が平坦で長めです。

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ネジを2個はずしてもカバーがその瞬間に落下することはありません。ハンドルコラムの左右にツメが2カ所付いております。

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 また、カバー裏面には差し込みピンが2カ所あります。そのためネジを外してからは上方かつ前方に少し強めに引っ張るとカバーを剥がせます。

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こんな感じですね。配線が何本か伸びていますため、あまりに力を入れ過ぎた作業は断線の原因にもなりますので自己責任でお願いします。

ここまで来れば後は簡単でした。調べてみたところキーシリンダーとキーリングはツメ固定されている訳ではなくネジ込み式になっていました。結論からすればやはりカバーを剥がしてダッシュボードの内側からキーシリンダーを保持しつつキーリングを固定させなければ治らないって事ですね。適度なトルクでリングを締め上げて、カバーを元通りに装着すれば作業完了です。

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あるべき姿に戻りました。実際に費やした時間は15分程度、特に特殊工具を揃える必要もありませんでした、これくらいのトラブルであれば自己解決することが一般市民平民が輸入車を維持する秘訣だと勝手に悦に浸っておりました。
工賃=¥0、自分へのご褒美=コンビニでジャイアントコーン


おしまい