40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【クルマ】 中古車の売買コストパフォーマンス

 きっとこの先、もう新車を購入することは無いだろうと思う程の中古車ライフを送っています。

1.ECR33 スカイラインGTS type-M ←記念すべき1台目、18歳の私には超分不相応でした
2.ECR33 スカイラインGTS type-M ←1台目を不慮の廃車にして全く同じ物を買い直し
3.BNR34 スカイラインGT-R ←某中古車屋で値札の付いていないものを無理言って購入
4.850 ボルボ T-5 ←ディーラーの代車を拝み倒して譲ってもらう
5.W210 メルセデスベンツ E320 アバンギャルド ←ネットで現車確認無しで購入
6.VAB WRX STI ←唯一の新車(今ここ)

 1〜5までのクルマにおいてはリセールバリューなんて考えたこともありませんでした。と言うのも毎回毎回、意気込みとしては10年は乗るつもりで購入しているものですから頭の中では乗り潰す勢いだったわけで。まあ実際には最長でも3のGT-Rが5年弱乗ったくらいかな…、我ながら意思の弱さに穴があったら入れたい…もとい入りたい。しかも購入方法が極めて行き当たりばったりなのもなんとまぁ。



やはり一般庶民独身のうちは予算が許すのであれば乗りたいクルマを手にしたい気持ちが30代後半になってムクムクと出て来てしまった結婚諦め組予備軍な私、最近ブログエントリーで4Cとかケイマンとか寝言を吐き出していますよね。でも違うんです、ちゃんと購入金額と将来の売却金額を天秤に掛けながら考えているんです。せめて言い訳させて下さい。ネットとは便利なものでして、クルマ買取店に電話しなくても大体の相場を確認出来てしまうんですね、その名も『goo買取』。あくまで概算としてなので過度な期待はしませんものの、一応のモノサシとしてお世話になっています。

そんな中、私の心を鷲掴みにして離さないアルファロメオ4Cの大体の相場を見てみたらこんな感じでした。

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ケース1. 購入時支払い総額¥6,750,000
>>購入時距離のまま売却 ¥5,250,000〜¥5,350,000(約¥1,500,000の損益) 残存価値約78%
>>購入時距離に20,000km程加算して売却 ¥5,100,000〜¥5,200,000(約¥1,650,000の損益) 残存価値約75%

ケース2. 購入時支払い総額¥6,200,000
>>購入時距離のまま売却 ¥4,750,000〜¥4,900,000(約¥1,450,000の損益) 残存価値約77%
>>購入時距離に20,000km程加算して売却 ¥4,600,000〜¥4,700,000(約¥1,600,000の損益) 残存価値約74%

ケース1.の車両は走行距離10,000km未満のモノで、ケース2.は市場の中では過走行気味のモノになります。ボディカラーや装備品に違いがありますが、あくまで車両本体だけで見れば現状の中古車市場では値落ち幅は似ていますね(要するに一定以上の走行距離でガクンと買取額が落ちるまでには至っていない)。
但し自分がいざオーナーになるのであれば必要最低限の装備であるバックカメラ、ドラレコ、ナビゲーション、そしてタイヤの交換時期を見極めて行くと両車の販売額の差である¥550,000はすぐに埋まってしまいまして、そうであれば走行距離が若い方が気分が良いことに違いありません。


そしてポルポルはこんな具合です。

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ケース3. 購入時支払い総額¥5,350,000
>>購入時距離のまま売却 ¥3,500,000〜¥3,600,000(約¥1,850,000の損益)  残存価値約65%
>>購入時距離に20,000km程加算して売却 ¥3,350,000〜¥3,400,000(約¥2,000,000の損益)  残存価値約62%

ケース4. 購入時支払い総額¥5,300,000
>>購入時距離のまま売却 ¥3,200,000〜¥3,350,000(約¥2,100,000の損益)  残存価値約60%
>>購入時距離に20,000km程加算して売却 ¥3,100,000〜¥3,250,000(約¥2,200,000の損益)  残存価値約58%

ケース3.は981ケイマンPDKモデルで、オプションはレザーパッケージ、スポクロ、スポーツステアなど通常よりも豪華目な感じ。但しボディカラーは高額査定が期待出来るモノでは無いので実際にはもっと安く見積もられるかもしれません。
ケース4.は997カレラSの認定中古車センターで売りに出ている1台です、特に目立ったオプションは装着されていないように思えます、また修復歴無しながらもボディ右サイドに補修歴がドア&リアフェンダーにある模様。それでも2005年式のクルマが未だに¥3,000,000以上で売却出来るところは流石カレラですね。実際に911カレラはポルシェの中でも抜群のリセールバリューを誇り、逆にボクスター&ケイマンは年数と共にズルズル査定額が落ちて行きます。カイエン&パナメーラは正直なところ悲惨な査定が出ると中古車屋さんは口を揃えて教えてくれました。

 そんなところで、私が欲しいと思うクルマの値落ち幅はおよそ¥1,500,000〜¥2,000,000くらいと概算が出ました。ただでさえ輸入車と言う不利な条件下であるため、これくらいなら許容範囲内かと考えます、如何でしょうか。もちろん国産の特定車種、例えばランクルやベル&アルなどは驚異的なリセールバリューを誇りますが、残念ながらまだ私のお目当てには入っていません。
単純計算ながらもまあ2年20,000kmくらい楽しんだ後でもアルファロメオ4Cの売却時における残存価値は購入時のそれと比較して約75%、ポルシェに関しては約60%をキープ出来ているのであればまずまず上出来とも言えます。売却金額で次のクルマにスライドも十分に可能な範囲かと。

 ちなみにちなみに私のWRXは査定を出した店ごとに本当に差が激しくて、最も良い査定で約77%、最低の査定で約60%の残存価値となっています。購入から半年なのである程度の値落ち幅は仕方ありません、ここからなだらかな下降線を描くのか、スバルの株価みたいに急降下するのかが見物です。

 結局のところは考え方としては残価設定型ローンのそれと似ているのかもしれません、数年後に売却前提での見方をしているわけですから。但し根本的に違う箇所として私はローンは組みません、そこまで無理してまでクルマにリスクを負いたく無いし、そもそも普段の暮らしでもリボ払いなどは大嫌いで利用したこともありません。どれだけ高価なモノを手にするにしても自分の貯蓄の中で完結出来ることがモットーであります。まあ将来的にマイホームを手にする時だけはローンを組まざるを得ませんが…。

 余談ながら実家のメルツェデスさんの相場も見てみました。3年前の購入時から比較すると残存価値は購入額の約30%と、とても実家に報告出来ないような数値が出て来て愕然としましたが、まあ一般的なクルマはこれが『普通』でしょう。私のメルツェデスさんであっても購入金額とWRXの下取に出した金額を比較すれば残存価値はやはり約30%でしたから。

 こんな戯れ言をブログエントリーしている間も、頭の中は次期候補車がグルグル駆け回っています。生憎どの販売店も住まいから遠くて気軽に実車を拝みに行けないのが歯がゆいです。さあ今週末も煩悩と戦うぞ。


おしまい。