代車としてやって来たGiuliaで市街地~高速道路のドライブをしてみた感想を備忘録を兼ねてここにエントリーしたいと思います。
一言で表せば「優しいクルマ」です。
ちょっとザックリしすぎた表現ではありますが、基本的にクルマとしての便利機能はフル装備であり、静粛性に優れた走り、尖っていないレスポンス、上質なレザーインテリア、豪華なサラウンドオーディオシステムなどなど、所有すれば日常使いのクルマとしてなら何の不満も出ない優等生であることです。
ボディサイズは余程の袋小路に迷い込まなければ気にならない大きさですし、車内クリアランスも十分であります。
トランク容量はほぼ平均的なセダンであり、必要に応じてリアシートを倒して奥行きを確保可能。前輪を外せばロードバイクも搭載可能でした。
では、細部を見ていきます。
空力を考えてなのか、ドアミラーには2本のラインが彫られています。ミラーサイズは後方確認しやすい大きめなものでした。死角の障害物を知らせるランプもミラー内で点灯します。
ホイールは18インチ。タービンブレードのようなデザインをしていまして個人的にお気に入りです。ブレーキは4Cとの比較となるため参考にならないかもしれませんが、初期タッチが少し弱いかなと感じた事が数回ありました。
インテリアですね。流れるようなダッシュボードの造形が素敵です。質感は全体的に高く、各ボタンのクリック感なども良好です。
現行モデルとしては太めのAピラーと大きめなドアミラーで斜め前方には思いの外、死角が多いです。
運転席から助手席側の眺め。変な突起などが無いため実際よりも広く感じられます。前席はどちらもパワーシート&シートヒーター搭載の極楽仕様。
当たり前ながらバックミラーで後方視界もOK。この当たり前が備わっていないのが4Cです(笑)
フロントドアはドアポケットがあります。金属製の細長いドアノブは非常に使い勝手が良かったですね。
リアシートからの眺め。足元には結構な余裕がありましたが、小柄な人だと背もたれの形状が少しフィットしないかもしれません。座面クッションはかなり肉厚で座り心地が最高です。
インフォメーションディスプレイは埋め込み式になっていました。ここでオーディオ、車両情報などを一括で閲覧出来ます。液晶解像度少し粗いかも?
何より気に入った金属製のパドルシフト、操作感とクリック感がとても良かったのです。ただシフトダウンはタイムギャップがあって4Cほど積極的な使用は残念ながら出来なかったです。
5,500回転からレッドゾーンに入るタコメーター、このクルマは低~中回転がスイートスポットであって高回転はそれほどの感動がありません。あくまで紳士的に乗るクルマなようです。
と言った各部のショートレビューでした。ベンツBMWのような街中に溢れ返っている車種じゃないため、やはり注目度はそれなりにあるかと思いました。また田舎者の私が言うなと叱られそうですけど、乗っているとお洒落に見えるはずです(笑)
少なくとも4Cよりは確実に助手席ウケは良いでしょう、これ間違いない。
…こんな感じの総評でした。運転中もメーターに変な警告灯が点灯するわけでもなく、極めて優等生な現行アルファロメオでしたとさ。昔にディーラーで試乗した166はエンジンチェックランプ点いてたもんな…。
おしまい。