4Cオーナーとして悲しいお知らせです。
2020年に生産終了とアナウンスされていたはずのアルファロメオ4Cが、実は2019年11月7日の時点で既に生産は完全に終了していてイタリア本国の公式ホームページには4Cのモデルラインナップすら存在していないとの情報を目にしました。
イタリア本国の公式ホームページで確認出来る車種はこれらになります。クアドリフォリオはステルヴィオ&ジュリアの派生モデルだし、トナーレは発売前なので実際のラインナップは3車種のみなわけですね…しかもジュリエッタすら来年度には生産終了と囁かれています。どうなっちゃうのアルファロメオ…。
あまりに呆気ない幕切れに正直なところショックを隠しきれない自分が居ますが、これだけのぶっ飛んだクルマを2013年デビューから(日本での販売期間は更に短いものになります)約7年も作り続けたことを称えるべきでしょうか。元々が作れば作る程に赤字になるような異端児でしたし。
11月12日現在、日本のアルファロメオ公式ホームページでは4C、4Cスパイダー共に健在ではありますが後者のプロトタイプイエローは受注を終了している様子です。そもそもが残りは世界中の在庫車を確保しての販売となるため実質的には並行車を正規店で販売するような形になるのでしょう。それでも元が大量生産出来ないようなモデルなだけに在庫数それほど多くないと思われます。これから一気に争奪戦になるかと。
説明に「パイロット」とありますが、本当に乗り味は独特かつ豪快でしてパイロットでも旅客機ではなく戦闘機でしょう。乗り心地もまたしかり(笑)
そんな4Cもいつ完売しまうか分かりません…明日にでもひっそりとホームページから消え去ってもおかしくないです。
ちなみにアメリカでは4Cは先に販売終了しており、4Cスパイダーのみの販売が継続されています。またジュリエッタの販売は無いみたいですね。
さらにアメリカではフロントバンパーのサイドダクトが$750払えばオプションで選べます。日本ではローンチエディションや108thエディションなど限定車のみに備わるパーツです。これ羨ましい…。部品だけ輸入すれば取り付け出来るのかな?
思い返せばここ数日、中古車サイトで4Cのタマ数がやたら減っているなと不思議に思っていました。(未だに日々、4Cの中古市場を気にしているあたり、相当に毒されております)私が購入した2018年7月頃は20台程が常に中古市場に流れていたものが、今は10台しか掲載されていません。しかも私が購入後は僅かながら値下がり傾向にあったものが、また一気に値段を戻しました。もしかするとこれからも値段は現状維持もしくは更なる値上がりが出て来るかもしれません。
ディスコン確定でオーナーさんも手放さなくなりそうですね。
最後に何かしらの限定車で締めくくるかと思いきや、本当にあっさりフェードアウトしてしまうんですね…。実に寂しい限りでありますが、同時にFCAの経営状態を示しているのでしょう。更なる噂ではF1撤退まで聞こえ始めています。
日本は現在まだ4C、4Cスパイダー共にカタログ落ちせずオーダー可能なラッキーな国です、購入を検討されている方は今週末にでもディーラーへ相談することを強くお勧めします。こんなクルマは少なくともアルファロメオとしてはもう二度と出て来ないですからね…。
おしまい。