アルファロメオ4Cは無駄を省いたクルマなので、運転席はまさに漢の仕事場と呼べます。と言えばポジティブな聞こえになるのでしょうが、その枕詞は「運転が快適ではない」であります。この辺りが日本語の奥ゆかしさですね。
今回は珍しく4Cのネガティブ面について触れることにしました。
じゃあ何がそう運転をスポイルしているのか…私は日本人の平均的サイズのそれよりも色んな意味で小さいわけで、逆にアルファロメオ4CのDタイプステアリングが私にはやたら太くて握りきれないんですよ、まさにイタリアンサイズ(何)
パドルシフトを使用しない完全オートの運転ではこのガングリップを握る10時2時の構えになります。ただこれだとパドルシフトに指が掛からないんです…。
これがパドルシフトを積極的に用いて加減速を操る構えですが、どうにもステアリング裏が微妙に盛り上がっていて私の幸せをも取りこぼしてしまう小さな手ではこれまた握りきれない。
こんなアングルでステアリングの画像を掲載するのは世界中でも私くらいのもんだと鼻息荒くどや顔をしています。
高速道路などでのんびり定速運行をする際などは下部を握って…じつはここが私には一番握りやすい、でも急なハンドル操作は難しいorz
しかもアルファロメオ4Cはパワステが付いていないから両手でステアリングをしっかりホールドしていないことには轍や段差で横っ飛びすることもあるから余計と肩に力が入ってしまうのです。
いっそのことジュリアあたりのステアリングに交換して、まるで座椅子みたいなホールド感ゼロのシートをレカロあたりに入れ換えたら運転が100倍楽しくなるんだろうと信じて止みません。
と言うわけで、4Cは手放しでオススメ出来る変態的クルマではありますが運転フィールだけはしっかりと確認されることを強く推奨します。私は日頃の仕事で乗っているヒノノニトンが4Cより200倍は運転しやすいと感じます、はい。
でも男なら一度は乗って欲しいクルマです、こんなぶっ飛びスペックはもう二度と出て来ないですよ。
おしまい。