30代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫1匹の備忘録

【Alfa Romeo】 4C 私が4Cに乗る理由

 2020年、ずっとずっと悩んでいました。

私自身が特にモータースポーツを嗜む訳で無く、日常的な買い物に連れ出す事も叶わず、天候次第では1ヶ月まるっと塩漬けになる私の4C。ええ、どうして私は4Cを持ち続けているのだろう…と。

正直なところ、一時期は手放す事すら考えたのも事実です。注文住宅として我が家を建てている最中は仕事とのストレスで乗れない日々、乗り気じゃない日々が続いてしまい、いっそのこと「クルマ」そのものから一度離れてしまおうかとすら思えました。

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 新居での生活が落ち着き、ある秋晴れの夜明けに本当に久しぶりに4Cのシートに深く腰掛けて朝駆けをした時の事でした。不思議とこの日は前夜から何か得体の知れない高揚感に包まれて、まるで遠足前の子どもみたいに寝れなかったのです。

夜明け前に真新しいインナーガレージのオーバースライダーを開けてからゆっくりとエンジンキーを回すと、待ち望んでいたかの様に弾ける初爆と共にアルファロメオ伝統の1,750ccエンジンは踊りだし、ひとたび走り出せばパワーアシストの無いステアリングから路面のリアルな感触が嫌と言うほどに伝わって来ます。

左右のドアミラー越しにはセクシーなリアフェンダーの盛り上がりと鋭利なインテークが目に入り、カーボンバスタブの極めて低い着座位置から眺める景色はまるでレーシングカー。朝焼けが広がるバイパスをのんびり流すだけでも「非日常」を楽しむには十分過ぎる贅沢だと頬が緩みます。

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早朝でまだ他車の居ない直線2kmに及ぶトンネルで思い切り良くアクセルを開ければ、まさにそれは人馬一体でありシート後方で奏でる音響までシンクロしてアドレナリンが身体中の穴と言う穴から駄々漏れです。嗚呼きっとこれなんだ、私がこれ程に実用性の無い4Cをファーストカーとして持ち続けている理由って。
この漢の仕事場とも言える運転席で4Cと一体化して日常を全て置き去り、トロけるが如く甘美なドライブこそが4Cが私に与えてくれるご褒美なんだと。

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 私の4Cは間もなく2回目の車検を迎えます。本日はディーラーへ予約に伺い、この先もしばらくは4Cとの暮らしを続ける決意を固めました。
幸いな事に妻も4Cを「ロメちゃん」と呼びとても好意的に見てくれているのが何より嬉しい訳で。きっと近いうちにメタセコイア並木へドライブしたり、12月のトリエンナーレも覗きに行くことでしょう。

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じゃあ今は他に欲しいクルマって無いの?って聞かれれば、クラシックアルファに興味があります。近代的なクルマであれば987のボクスタースパイダーか、同じく987ケイマンRが候補に上がるでしょう。
どうやら私の困ったドMな性格上、実用性があまり無く手のかかるクルマに惹かれるみたいです。

精神的に晴れやかとなった今、闇雲に距離を伸ばす事はしませんが、ドライブの出動頻度を以前より少し増やして4Cとの思い出を作って行きたいなと思います。
車検でタイヤ交換など大きな出費が入らなければボディコーティングにも出そうかな:-)


おしまい。