数ある自動車雑誌の中でも私のお気に入りであるENGINE最新号の特集が「2台持ち大特集」であります。特に趣味性が高いクルマの複数台持ちは究極の漢の浪漫ですよね。今日はこっちのクルマ、明日はアッチのクルマ…ええぃむしろ1日に両方とも乗っちゃうぞ…なんて精力的な絶倫で気分はまさにハーレム。
…ちょっと色々と興奮しすぎました、我が家も私の4Cと妻のMINIがあることで見方によっては嗜好性の高いクルマの2台持ちではあります。4Cと比較すればMINIがあまりに快適かつ実用的過ぎて気づけば休日のたびにMINIに乗せてもらって4Cはお留守番ばかりなのが正直なところですが、もし自身が2台持てる財力と環境があればと仮定してみることにしてみました。とは言え条件を何も付けずだと「じゃあブガッティとマクラーレンで」なんてぶっ飛んだ回答に成りかねないためそこそこ現実的な設定を設けてみます。
・2台の本体価格合計額が700万円前後まで
・税金、保険料などは現実的な範囲内で
・私の家で駐車に問題が無いサイズ
・あくまで嗜好性のあるクルマ
…となると世間で言うスーパーカー、また極端にデカいトラックサイズのクルマ、排気量が5L超えな2台などは除外されて行きますね:-)
コロナ禍で不要不急の外出を控える中、鼻の下を伸ばしながら正月から不毛な妄想を練りに練った結果、私が夢見る2台持ちのパターンは以下のようになりました。
※各種画像はネットより拝借しました※
⇒Aコース
アルファロメオ4C & ローバーMINI
順当に今の4Cにもう1台を…となる筆頭候補です。
ローバーMINIは未だに部品供給がされている上にアフターパーツも無限の如くにリリースされていていじり甲斐がありそうです、真っ赤なボディ&白いルーフのMINIをラリー仕様っぽくモデファイしてチョロQみたく縦横無尽に乗り回したいです。ローバーMINIは常に故障が付きまとうイメージだけれども、4Cがこの手のクルマの中で言えば予想外にお金のかからない子だからこその組み合わせ。
⇒Bコース
アルファロメオジュリア(旧型) & コペン(初代)
オールドアルファにはいつか乗ってみたい…イタリアンジョブを見学に行ってからと言うもの憧れの1台です。流石に普段乗りは難しくても、専門ショップでフルレストアした個体を迎え入れて季節の良い時季に朝駆けすればヴィショーネの毒牙にやられること間違いなし。
一方のコペンは絶妙なサイズとデザインの中によくぞメタルルーフを納めたと感心してしまうパッケージングで軽四の中で特にお気に入りであります。手のかかる旧車とお手軽な軽四で維持費も大丈夫かなと:-)
そして初代コペンはエンジンを少しいじれば結構なじゃじゃ馬になりそうで楽しそうってところもポイントが高いです。
意外なクルマかと思われそうですけど、ジャガー…いやジャグワもしくはジャギャアと読むのかは置いておいて、紳士の嗜みの塊で完璧な1台です、ええ信頼性以外は(笑)
柔らかい曲線を描くボディに乗っかるエンブレムマスコットは当然ながら、上質なウッドパネルとレザーシートの風合いもたまりません。
それとは対照的にジムニーは実用性抜群な上にリセールも素晴らしい、オマケにこちらもいじり甲斐もある万能選手として新車で買えるクルマの中では気になる存在です。リフトアップするよりは外装を少しクラシック風にして可愛げのある姿にしてやりたいなと:-)
⇒Dコース
メルツェデス W126 Sクラス & R129 SL
オーバークオリティの堅牢なクルマとしてメルツェデスの2台持ちなんて贅沢すぎる…ヨダレが止まりません。頭が軽い直6エンジン搭載を選びたいですね。W126は過去に実家が所有していた切実に今一度乗りたいベンツであります。最後は謎のエンストを繰り返して3桁万円の修理費をつぎ込んでも改善されずに手放したらしいトラウマはありますが、全てにおいて重厚で現在のクルマでは決して出せない味が大好きでした。
R129のSLは単純に最高にカッコいいベンツだと私は断言します。角張った押し出しの強いボディにLIMITEDのホイールを組み合わせた最終型が特に素晴らしい。この子はハードトップを外して常にオープンのまま連れ出したいですね。カフェやレストランでももちろんオープンのまま駐車しちゃうみたいな。
最善か無かをこれでもかと言うくらいに押し出した組み合わせ、Sはガンメタ、SLはシルバーで決まりです。
真っ赤なリトラのフェラーリがガレージに飾ってあるだけでご飯がどんどん進みます。デザイン的にはF355が一番だけど、予算的な問題で行けば次点で上がるのがこのF348です、賛否両論の分かれたモデルではあれどサイドフィンがカッコいいですし。ノーマルでサラッとがセミクラシックの基本かもしれないものの、このモデルに限ってはゴールドのBBSホイールを履かせてスポーティにするのも良いかも。絶対的なスピードは無くとも雰囲気で快感を得るようなこのF348も近い将来1,000万オーバーになってしまうのでしょうか…そう思うと買える内、乗れる内に人生一度はフェラってみたいものです。それは私が数本所有するロレックスで痛感しました。たかが数年で中古相場が2倍になったモデルもあります。余談ながら私の書体が突然にオーナーからオウナー、サービスからサーヴィスに変わったらフェラーリを持ったと思ってください(笑)
そしてMiTOは言わずと知れたアルファロメオのコンパクトカーで8Cをギュッとデフォルメした感じがとても好きです、今日では良いタマがどんどん減っていて認定中古車だとほとんど出てこなくなってしまいました。MiTOもジュリエッタも1.4Lエンジンを用意していますが、私は特に大人数で乗らないからここはあえてMiTOを選びたいですね。
⇒Fコース
ポルシェ ボクスタースパイダー(987) & ボルボ240GLE
これも贅沢です。ボクスタースパイダー程に割りきったソフトトップが120%エンスーですし、歴代スパイダーの中でも軽量で運動性能がとても良いと評判なのも素敵です。4Cを所有して分かった「軽さは命」とも言えるライトウェイトの加減速の良さがこのスパイダーでも堪能出来るのかなと。基本的には雨天時には乗れず使用環境を選ぶ1台なのもドMな私にピッタリ。
ボルボは実家で親父殿が新車からずっと乗っていて、会う度に「ボルボクラシックでレストアしてくれれば将来引き継ぐよ」と背中を押し続けています。240は長所と短所が極めてハッキリしたクルマでして前者はユルい乗り味と安全性、後者はあまりに効きが悪いブレーキですね。乗っているだけでどこか「育ちの良い」雰囲気を醸し出してくれるキャラクターが確立したセミクラシックカーだと勝手に位置付けしております(笑)
…と、まあ言えばキリが無いけれど夢は無限に膨らみます。「1台しか持てない仮定で次に欲しいクルマを選べ」と言われればもっともっと悩み悶えるけれど、逆に2台持ちとすれば結構な冒険が出来てしまうし組み合わせによるクルマ同士の相性も見えて来る点などがとても面白く興味深い妄想でした。
これらの組み合わせから読み取れることで言えば
・手がかかろうとも輸入車が前提で
・ちょいクラシカルな味を出して来ていて
・クセの強いクルマで
・そろそろオープンカーなんぞも乗ってみたい
ってあたりが落とし所なのでしょうね。
まあアルファロメオ4Cをファーストカーで持ってくるあたりに頭のネジの外れ具合からして私は実用性など遥か昔に置き去りにしていた訳ですが…。良いクルマですよ、唯一無二であって粗削りな部分が見え隠れして半端な気持ちでは乗れない程にストイックな相棒ってのも。
余談ながら、bluetoothのキーボードをスマホ用に購入しました。今まではスマホ画面でパソコンみたいなローマ字入力でブログを綴っていましたが、やはり流石は物理キーボードで入力がとても楽になりました♪
今年は少しブログのペースを上げて行こうかなと思っての奮発でしたので(と言っても3,000円の買い物ですが)この品物にはとても満足しています:-)
さあ、車検を終えて今度はボディ全体に悲惨なまでに広がるウォータースポットを何とかすべくコーティングを考えるとするかな…。
皆さんの思い描く夢の2台持ちはどんな組み合わせですか?
夢はただ見るものではなく叶え掴み取るもの、私も仕事を今以上に頑張っていつかは2台ハーレムでウハウハ出来る未来を手に入れますよ。
おしまい。