夏の終わりに旅立った私の一番お気に入りな腕時計『青サブ』が中古で購入後初めてのオーバーホールを終えて手元に戻って参りました。2017年8月に114270Explorer1、2019年8月には116400GVミルガウスを施工している履歴から見て、どうやら私は暑い最中にオーバーホール欲が出ているみたいです:-)
と言うのは冗談で心理的に半袖のシーズンはお気に入りの時計を身に纏って出掛けたいけれども多汗症な私にとって夏は時計に汗がつきやすいので、むしろ休眠させるべき時季なのかなと思い夏場のオーバーホールを好む訳であります。
今回はExplorer1を施工していただいたお店にお願いして金額は¥43,450で済みました。これを安いと見るか高いと見るかは各々の価値観でしょうが、私としては大阪の某有名時計店で中古を購入した際にオーバーホールではなく『調整済み』とやや濁した表記での販売であったため、これでやっと気持ち良く使えると満足しています。ロレックス正規でオーバーホールをしなかった理由は2点、正規だと経年劣化でトリチウムが発光しなくなっている私の青サブは問答無用で針交換されてしまうこと(もしかしたら気に入っているパープルダイヤルも)、それとこのお世話になった時計工房の対応がとても良かったからです。
ケースとベルトは軽い研磨もされていて、ゴールド部分に小傷が目立っていたコンビのベルトもピッカピカになって帰って来たのが嬉しいです、ただ毎回の研磨だとケース痩せが心配だから次回は研磨無しで行くかも…。オーバーホール後は竜頭の巻き上げが明らかにスムーズになりまして、クルマで言えばエンジンオイル交換直後のあの滑らかさみたいな何とも言えない快感に口角が上がります(笑)
思えば私が腕時計にB型特有の熱を出して鼻息荒く購入に走った頃が、一般庶民がロレックスをある程度の勢いで買ってしまえる最後のチャンスだったのかなと。もちろん今も潤沢な軍資金と情熱さえあれば(あとはパートナーの理解、もしくは墓場まで隠し通す信念も)欲しい時が買い時ではありますが、正直なところ私はここまで価格高騰してしまうと所謂『ステンレス製の腕時計』に現状価格を投入する勇気がなかなか出て来ません…。尤も既に所有している身としては今後の断捨離で購入時の値段以上で売却が可能な旨味を持っているのですが:-)
2021年11月現在での買取相場
114270Explorer1 → 〜¥700,000
116400GVミルガウス → 〜¥1,050,000
16613青サブ → 〜¥1,000,000
16700GMTマスター → 〜¥1,150,000
16610LVグリーンサブ → 〜¥1,800,000
(価格は買取上限値です)
コロナ禍で一旦下落した買取相場が今年に入って急激に再上昇しています、これでコロナが終息し海外バイヤーが再び日本市場に流れ込めば更なる相場上昇もあるのかなと。そう考えれば購入サイドも賃上げが見込めない日本において、今こそ手に入れるべきラストチャンスなのかもしれませんね。私もお給料が上がってくれれば上がりの一本が欲しいのになぁ、リセール関係無く金無垢のギラギラなやつ(笑)
あ、本当の本当に最後に腕に巻きたい時計はパテックフィリップです、あれはもう鼻血が噴き出る芸術品ですわ。
おしまい。
(From iPhone12 pro)