40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfa Romeo】 バッテリー交換は突然に

 私の自慢の1stカーでありますアルファロメオ4Cは基本的に空調の整ったインナーガレージで眠っていますため、冬場のバッテリー弱りは無縁だと調子こいてました。が、やはり月に1回程度の遠出と月に1回程度の充電がてらにチョイ乗りではバッテリー自体の自然放電に充電が追い付かなかったのかついにご臨終を迎えました。

キュキュキュ…キュイン…イン…イン……イン?

キュインインインイン…イィン?

キュン…

なんてこった、4Cのくせになんか可愛らしい音色で訴えていやがる…じゃなくてですね。動け動け動いてよ!っと某初号機パイロットのシンジ君のモノマネをしつつ内心はもう上を向かないと涙が溢れてきそうです。一呼吸おいて私の右手にありったけの念力を注ぎ込んで全集中、今一度ゆっくりとキーを捻りました。

キュイン…インインイン…キュオン?

オンオンオゥン…オウン?

オウンオウンオゥゥ…ベオン! ベオベオベオブべべべべべべブボボボボン…

イョッシャーかかった!エンジンがかかるってこんなに嬉しいものなんですね、とまあ温泉に浸かったカピバラかのような安らかな表情で本日の行先はアルファロメオディーラーへ決定です。最近はユーノスばかり乗っていたからなぁ、4Cが拗ねてしまったのかな。と言いながらも必死の言い訳をしますと、この冬は例年以上に雪の週末が多くてなかなか4Cをガレージから出せる日が無かったのです。凍結路でスピン、全損させてしまっても車両保険ではもう4Cを買い直せる程の金額は出ないですしそれでなくとも路面は度重なる融雪剤散布で真っ白になるくらいの悪条件。いくら非金属のボディとは言えネジなどはしっかり錆びますからね。

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40分程走らせてディーラーへ滑り込み、早速バッテリーのチェックをお願いします。ショールーム前に停めた4Cをピットへと移してもらう際に店内から我が子を眺めていましたが、控え目に言ってもうるせぇマフラー音であります。ひょっとしてこのディーラー、壁やガラスが薄いんちゃう?って思うくらいに爆音が店内に居ながらしてダイレクトに聞こえるのは実のところ店の演出でしょうか。そして日曜日の午後だから飛び込みでは難しいかと不安があったけれどそこは流石アルファロメオ、来客はまさかのゼロでした(笑)
このブランドの先行きが心配になるくらいの静寂ぶりに、これはきっと新型コロナ感染症対策でお客を入れていないのではと解釈したくらいです。2022年1月現在ではラインナップがジュリアとステルヴィオの2種だけであり、ドイツ御三家と比べればマイナー扱いなだけにどうやって売り上げを出しているのか不思議でありますが、私はアルファロメオ大好きなので頑張って欲しいものです。

店内にはジュリアが2台とステルヴィオが1台展示してあります。しかもジュリアは限定99台のスケベ椅子色…もといゴールドがまぶしいジュニア、ステルヴィオに関しては最上位のクワドリなんて豪華仕立て。

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私このジュリア、嫌いじゃありません。むしろこのゴールデンボディを乗りこなせればお洒落貴族に仲間入り出来そうです。

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特に気に入ったポイントがこのホイールの色使い。梅ホイールが際立つのが◎。

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ステルヴィオはあまり食指は動かず…SUVであればディフェンダーみたいなのが好きかな。

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でもこのクワドリマークは憧れますね♪

などと店内で時間を潰すも5分で終了。今度は外に目を向けてみれば程度極上のMITOがこちらを見てる、仲間に加えてほしそうだ。
⇒買う
⇒買わない
⇒買えない
ええ、もちろん選択は『買えない』です、ただMITOは将来的にも絶対に価値が出ると見ています。特にこのブラックボディに赤レザーの内装は最高。

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私の想うアルファロメオって『小粒でもピリリと辛い』、まるで山椒の様な存在であります。その点においてMITOはサイズ、デザイン、走り、レザーの質感など全てがバランス良く取り込まれていて所有欲を満たしてくれる貴重なコンパクトハッチだと胸を張っておススメしたい。もし私の愛妻がMINIを買っていなかったら、それなりの圧でMITOを推薦していました。まあ『それなり』って言うところはイタリア車故のマイナートラブルはあるよってところを濁してです(笑)

 話が脱線してしまったので、時を戻します。
カニックの方がバッテリーの結果を説明に戻って来ました、単刀直入に申せばバッテリーは今すぐにでも交換する必要がある。と。診断機に当てたところ4Cのバッテリーは劣化のため充電率が50%くらいまでしか機能せず、またサイクル的にも交換時期だったそうです。
私の4Cは2018年8月12日の納車時にバッテリーを新品交換していただいております。そこから約3年半の月日が経ちまして天寿を全うしたことになります。そもそもバッテリーは平均的に3~4年での交換サイクルなんですって、なので私が4Cに乗らなさ過ぎてダメにしたってよりはごくごく普通に交換時期を迎えたってことですね。尤も、乗り方によってはもっとロングサイクルになるケースもありますし逆に電装品満載で待機電力を使っている場合は3年に満たずして交換しなければならない事もある訳ですが。

ならばサクッと交換してくれ、と精一杯に余裕な顔を作ってお願いしましたが請求金額¥42,460は一般庶民の私にとってまあまあ泣けました。
・バッテリー本体 ¥35,000
・工賃 ¥3,600
・消費税 ¥3,860

ここで猛者であれば『このバッテリー、目が死んでるからオマケして』などと魚屋で買い物をするような値引き交渉でもするのでしょうが小心者の私は言われたままの金額をカードで一括払い、とりあえず次月の引き落としとして現実逃避しよう。

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 帰り道、バッテリーを新品に載せ替えした私の4Cに乗って正直に感じた事と言えば…

アクセルレスポンスが明らかに良くなった…いやいやいや大金払った後のプラシーボ効果なんてヤジるのは当然でしょう。でも4Cがなんか元気になったんです、まあ10分も走れば慣れてしまいましたが(笑)

今年は季節が良くなったら、昨年よりもたくさん4Cを走らせてあげよう。ツーリングも企画したいしイベント見学にも行きたい。映える写真を撮りに出掛けたいし、妻とのデートも4Cで楽しみたいな。
これからやって来る自動車保険自動車税、そして年末に控える車検などなど出費イベントはあるけれど前回の車検時にタイヤ交換して今回バッテリーも新品になったから車検自体はお値打ちに終わるはず。
年間5,000km程度は動かすぞと誓いつつ、今日はのんびりユーノスでドライブして来ます。


おしまい。