40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【お散歩東南アジア】 48時間以内でタイとベトナムを楽しむ

 みなさんは普段、どれくらいの時間を旅先で費やしますか?

今回は仕事の都合もありますが週末に日本を出発してから帰国するまで48時間弱の東南アジア弾丸ツアーに行って参りました。海外旅行ではあまり現実的ではない旅程と思われるかもしれません、ただ気合いさえあればアジア圏なんて簡単に行けるんだと少しでも感じていただければ幸いです(笑)


8月23日(金)

 朝から病院での定期検診(エコノミー症候群での血栓症経過確認)を済ませ、午前中いっぱいで荷造り。と言っても利用するLCCは預入手荷物を作ったり7kgを超えると追加料金を徴収されるので28Lの通勤用バックパックに最低限のグッズとカメラを突っ込んで終わり。空港でのチェックでは5.9kgでした。

今回は「Thai Lion air」と言うタイの航空会社で名古屋(NGO)からタイのドンムアン(DMK)へ飛びます。出発が平日の夕方だからか、往復券で座席指定&機内食オプションまで付けてもまさかの¥19,600。新幹線で名古屋~東京を往復するより安いのです。

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ドンムアン空港到着時に記念写真を撮ってもらいました:-)
「Lion air」はインドネシアが大元になるグループ会社でして、制服もインドネシアの民族衣装がモチーフになっています。皆さんとてもフレンドリーで、日本語を少し話せるクルーも搭乗しています。

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この日の搭乗率は30%程度、座席指定も必要無いくらいで私の列は誰も乗らず3席使って横にもなれました。コスパ最強でビジネス以上の快適性をゲットです。

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LCCは水ですら有料なケースが多い中で軽食がサービスで出て来ましたよ。中身はデニッシュとカップウォーターでした。


さて、このSL311便ですがタイだけの旅行用途、しかも目的地がバンコク市内でしたら使い勝手はあまり宜しくありません。そもそものタイムスケジュールが名古屋発16:55、ドンムアン着が21:10で組まれていて、現地イミグレーションはお国柄か超ノンビリ。1人に数分を要するために前に10名程度並んでいると最低でも30分~40分はかかります。私は預入手荷物無しでも入国まで60分以上待ちました。

ここで一口メモ、入国審査ではタイ人と外国人で分けられていますが、さらに外国人は「ASEAN」と「FOREIGN」に分類されます、後者の列に並んで下さい。日本はASEAN加盟国ではありません。逆にASEANの列は恐らくVISAの検査が加わるのか延々に列が進んでいませんでした。


 私は翌朝にドンムアンからベトナムに行く飛行機に乗るため空港前のホステルにチェックインです。もしバンコク市内へ移動するなら手段はバスかタクシー、国鉄になり、どれも正直なところ不便です。スーツケースなど持っていたら最悪でしょう。その点、スワンナプーム国際空港(BKK)はARLと呼ばれる高速鉄道が走っていて数段便利ですね。

ホステルまでは空港から700m程度、道中は野犬のお出迎えもあってスリリングでした。ホステルは大部屋に2段ベッドが並んだドミトリータイプと一般的なワンルームタイプが選べて、前者だと僅か¥600くらいで利用出来ます、でもシャワー&トイレは共用になります。
私はお腹が弱いし、もし腹痛で夜中にトイレでトランペットやオーボエのような音色のオーケストラを奏でてしまったらと想像しただけで胃痛になったことからワンルームを選択して¥2,000程度でした。
施設は新しくて大方は快適で、夕飯に出るつもりが寝落ちしてしまい気付けばもうチェックアウトの時間…。


8月24日(土)

 5:30にチェックアウトしてから空港へ引き返す道中は野犬ではなく野良猫がお出迎え。

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少し和んだ瞬間でした、でも相変わらず殺風景で思わず荷物を握り締めてしまいます。

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空港の目の前では早朝でも屋台が営業していて賑わっています。

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食べてみたかったけれど、120%お腹を壊す自信があったから泣く泣くスルー。そもそも自分タイ語喋れないし…。


ドンムアン空港は元々の国際空港で、スワンナプーム国際空港が完成してからはLCCと国内線中心の運用になっています。特にタイエアアジアのベースでして赤い機体が並ぶ光景は圧巻です。

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超レアな「赤くないエアアジア」も発見!!

で、当然ながら赤い飛行機が多いだけに赤い制服の美人CAさんも溢れかえっていて、おっさん大興奮(違)
ゲート近くのレストランで、せっかくだからとパッタイを食べながら時間潰し。

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値段は空港プライスなので全然お得感ありません、味も至って普通。

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ベトナムへはノックエアーにお世話になります。こちらもタイのLCCで、機首に描かれたクチバシが可愛すぎです。
ドンムアン(DMK)を7:30に出発してホーチミン(SGN)へ9:05到着です。座席指定していなかったけれど、カウンターでにこやかなお兄さんに希望を伝えたら後方通路側にアサインしてくれました。

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こちらも搭乗率は30%程度、機内では小さなボトルのウォーターをサービスで貰えました。微笑みの国のCAさんは皆さんとてもフレンドリーです。今までの搭乗履歴を振り返ってみればLCCの方が笑顔で接してもらえている気がします。
ちなみにベトナムでは入国カードは無いみたいで特にイミグレーションでも提示を要求されません、パスポートだけでOK。


 で、ベトナムでは昨年仲良くなった現地社員の子に出迎えてもらってバイクに2ケツしてプチ観光。ベトナムはバイク天国であります。

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ベトナム名物と言えばフォーですよね。
実はフォーと一口で言っても地域によってスープはもちろんのこと、麺も種類が異なります。路地裏の露店…もといローカルのオープンレストランに案内されて朝食として取ったフォーは大変おいしゅうございました。
ここで私は日本人感覚丸出しでテーブルにスマホを置いていたところ、ポケットにしまっておくよう言われました。この様な道路に面したお店ではバイクで猛スピードでひったくりされる被害が多いそうです。あかん、気をつけているつもりでも平和ボケしていたと反省です。

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統一会堂を案内してもらいました。
ベトナム独立での記念的場所でして、建物内は会議室はもちろん、地下の秘密施設であるバンカーも見学出来ました。日本では目にする機会があまり無い建造物ですのでホーチミンへ行く機会がありましたら是非。
部屋によっては日本様式を取り入れた彩飾もありましたよ。

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お昼はちょっとお高めなベトナム料理のレストランへ。
よく知ったところでは生春巻きとかですね、女の子社員が「私のために」生春巻きを真心込めて巻き巻きしてくれ上機嫌な37歳庶民独身がここに居ます(笑)
ベトナム料理って野菜が多いことで美容と健康にとっても良いだけでなく、意外にも唐辛子をスパイスとして多用していて辛いんです。なのでお腹が弱い方は注文時に「辛くしないで」と念押ししましょう~。
ベトナムはアジア圏の中で比較的どこでも英語が通じます。

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バイクで私を連れ回してくれたナイスガイと…

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春巻きを巻き巻きしてくれたナイスガール。
2人とも20代中盤で私とは年齢が一回り違います…、ああ老けたなぁorz

お国柄と人柄が相まって本当に親切で良くしてくれました、感謝多謝。日帰りベトナム訪問はこの2人に会うためだったんです。

実は彼らとは昨年、会社のイベントでシンガポールで知り合い、それから1年あまりで3回目の再会だったりします。普段はmessengerなどのアプリでコンタクトしていて、便利な世の中になったとしみじみ実感する次第です。
あ、豆知識としてベトナムはビサ無しで入国出来るけれど、現地出国から1ヶ月は再入国が出来ません。

 さて、折り返しの飛行機は17:15なので15:00には空港へ戻りチェックイン。ベトナムの空港はチェックがものすごく厳しく、全員が靴も脱がされて検査を受けます。そして職員はピクリとも笑いません。ちょっと威圧感すらあります。
たった1人だけは私のパスポートを見て「コンニチワ」と言ってくれて、そんな何気ない言葉が海外ではとても嬉しくて…。

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ベトナムの花は蓮、ロータスです。
ベトナム航空の尾翼にもペイントされていますよね。

普通に考えればベトナム日帰り、しかも滞在が6時間なんて非現実的、むしろ阿呆ではありますけど私は十分に満喫しました:-)

タイへの戻りは「Viet Jet」です。ベトナムLCCで日本にも乗り入れ開始しましたね。キャンペーン時にはCAが水着になっちゃう夢のような航空会社で、普段の制服も可愛いと好評だそうです。
そして遅延率もとても高い、のんびりアットホームな航空会社だったりします。
あ、この便も座席指定無しだったけれどカウンターで通路側席をリクエストしたらアレンジしてくれました。

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こちらはベトナムのCAさん、パンツルックのポップな制服は動きやすくて快適だそうです。
Viet Jetは特に機内で無料配布されるものは無く、ただ機内販売品は他社と比較して安めに設定されています。Viet Jetグッズも豊富でバッグや衣類まで売られていますよ。

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搭乗した飛行機は離陸前の時点でDelayしていて、最後は40分くらいの遅延でタイのスワンナプーム(BKK)へ到着。
それでもタイ~ベトナム往復が¥12,000程度で出来てしまうのは魅力です。余談ながら名古屋(NGO)~ホーチミン(SGN)で往復券を購入するより今回のプランは¥10,000以上お得です。格安航空券サイトで調べる際は色々なパターンを検索することを強くオススメ致します。

 スワンナプーム国際空港では当日中の再入国でイミグレーションで若干疑いの目を投げられたものの無事にパス。市内までは高速鉄道で30分くらい、仕事を済ませてホテルへと向かった頃にはもう夜も良い時間になっていました。せっかく少し良さげなホテルにしたけれど滞在は僅か6時間程度しか残されておらずorz
せっかくプールやスカイバーもあるところだったのに、また次回はゆっくり来なければ…。

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夕飯はバンコクでお気に入りの簡易食堂で。
繁華街のナナ周辺ながらもこのローカル色とリーズナブルな料理は感動モノですよ。

2皿と飲み物でTHB210程度、なので¥600くらいです。しかもボリュームあります。

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1年分のアスパラ食べたかも(笑)
ソースはニンニクが効いていて絶妙。
外と筒抜けの場所だからタイ独特の生温い風と喧騒にまみれて現地に溶け込めます。今まで数回利用していて、特に観光客用のボッタクリ価格だったこともありません。

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まあ衛生的かと言われれば何ともお答え出来かねますが。
なので個人的に飲み物の氷は真っ先に捨てることや(スプライトなどは瓶入りで提供してくれます)、火がしっかりと通っていないものは避けています。例えば写真にある玉子焼きも半熟だったから食べたかったけれど断腸の想いで避けました。
Googlemapのレビューで食中毒になった客のコメントがあったので…ある程度の自衛は必要ってことで。

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 本日のお宿は一応の5つ星ホテルでした、水圧と温度が相変わらず弱いシャワーを浴びて速攻で寝て気付いた時には4:00…もうチェックアウトの時間でした。どうでも良いですがフロントの子がとても人懐っこくて可愛かったです、ええそれだけ。

せっかくタイへ来たからマッサージ受けたかった…。

8月25日(日)

 帰りはまたドンムアン空港からの飛行機で、ホテルへタクシーを呼ぼうとしたけれど現地の知り合いに送ってもらえることになり30分で空港に到着。持つべきものは友です:-)
どんな休日の朝でもタイミングが悪いと空港まで結構な時間を要するらしく、うっかり国王の移動日なんかにぶつかるともう幹線道路でも微動だにしなくなるみたい。逆にガラガラでも、そこら中にオービスが設置されていて危険が危ないと教えてくれました(笑)

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空港では怪しげなドナルドが待ち受けるマクドナルドでモーニングを。日本では無いメニューもたくさん、なんと米のメニューまで存在します。

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サクッとチェックインして、沖止めされた飛行機へ。なんかのどかな景色で空なんかいかにも南国っぽかったので記念に1枚。

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飛行機にはタラップで乗り込みます。ブリッジより不便でも、雰囲気があって私はこれの方が好きです。LCCは空港使用料を浮かすために沖止めされているケースが多いですよね。

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乗ってからはほぼ爆睡…、またしても隣に誰も乗らずカウチシートとして快適な6時間フライトでした。

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最後にクルーの皆さんを記念に1枚で48時間旅行はおしまい。
とてもタイトだったけど充実感溢れる週末となりました。下手な国内旅行をするよりもアドベンチャー出来て、文化や食に触れる事が出来るので、機会と気力があれば是非どうぞ:-)


おしまい。

【ロレックス】ミルガウス、オーバーホールへ

 我が家で唯一、ロレックス正規店で新品購入したミルガウス(116400GV)をハゲる程に悩んだ末、ロレックスの正規オーバーホールに出す決意をしました。

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オーバーホール中は恐らくグリーンサブ(16610LV)を使う機会が増えそうです。

 なんでそんな悩んだかと言いますと、元々ミルガウスが手持ちの時計で一番使っていなかったから。それでも購入(製造)から10年経てば内部のオイルは劣化もしくは揮発している可能性は十分に考えられ、それが原因で別のトラブルを誘発することも有り得ます。

でも、ここでオーバーホールするか売却かでまず迷ったのが正直なところでした。私の腕にはどうにもこのミルガウスが重く感じられ、さらに数ヶ月に一度しか出番が無い時計に所有し続ける価値があるにかと自問自答を繰り返し…。千手観音のように腕がたくさんあれば良いけれど、所詮は休日に使う本数は良くて2本ですから。

それでもオーバーホールの決心をしたのは、このミルガウスは祖父の遺産分けを元に購入した謂わば形見のような存在だったこと。なのでせめて一度は正規でオーバーホールしてあげたいなと。
まあ¥64,000とお店で聞いてしばしフリーズしましたが。

およそ90日後にはピカピカになって戻って来ることでしょう。

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このように裏蓋シールに関する質問もありました。私のはもう剥がしてあるけれど、きっと過去に何かしらのクレームがあったんでしょうね。

さ、頑張ってオーバーホール代を貯めるぞっと。


 あと名古屋では毎年恒例の夏祭りが開かれていました。メインは夕方からですが、昼中からバンドライブや屋台が楽しめます。

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浴衣の衣装がいかにも夏って感じです。

 世間一般もお盆休みがいよいよ最終日。私はお盆休みの概念が無い企業で働いているものの、頭の中では井上陽水の「少年時代」がエンドレスで流れています。帰省ラッシュに巻き込まれている方々、お疲れ様です。夏休みの宿題がまだ終わっていない学生さん、もう夏休みも終盤に差し掛かってきますよ。明日からまた頑張りまっしょい。


おしまい。

【ゆる鉄】 ムーンライトながら

 かつての日本はブルートレインを筆頭に夜行列車が全国各地で走っていました。それが今や飛行機や新幹線にシェアを奪われてしまい夜行列車そのものを見掛ける機会はほぼ消滅したと言えるでしょう。

今回は「ムーンライトながら」の愛称で季節臨として運転されている夜行列車をゆる~く撮って参りました。

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いきなり画像を貼りまして、これがムーンライトながらです。「ながら」って言うのは「ながら運転」とかのながらでは無くて岐阜県にあります地名「長良」から来ている物になります。まあ中部地方に住んでいないと分からないですよね。もう少し掘り下げると、長良川では鵜飼いが有名でして観光に毎年多くの方がやって来ます。

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以前は「大垣夜行」の俗称で親しまれていた大垣~東京を結ぶ電車です。当時は座席指定券が無くて、早くからホームに列を作って必死に席を確保したものです。でも使われていた電車が165系の古いやつでしかもリクライニングしないタイトなボックス席…見ず知らずの乗客と向かい合わせに膝を当て合いながらの7時間程の乗車時間は文字通り苦行でありました。

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でも、なんで大垣なんでしょうね?
名古屋止まりにするか、いっそ米原まででも良いような気もします。東京発で西を目指す乗客が、終点大垣に到着したと同時に米原方面の電車に猛ダッシュで乗り継ぎする光景は大垣の風物詩の一つです(違)

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列車は10両編成、関東や関西では当たり前の長さでも、中部地方では4両とか短小なモノばかりなので迫力があります。どうやら4+6両の組み合わせみたいで一部がこのように車内通り抜けが出来なくなっていました。慌てて飛び乗ると自分の車両までたどり着けない罠が潜んでいるみたいです。

 私が通勤電車に乗っていると、とある堤防の土手にこのムーンライトながらを待ち構える鉄ちゃんが大量に群がっているのを何度も目にしました。そもそもが夜行列車が故に明るい時間帯にはほぼ撮影出来ない&大垣着が5時台で冬場は日の出前であることを考慮すると、確かに夏にしか撮れない貴重なチャンスなんだと分かりまして…まあ自宅からも近いしと自分もその群れの中に入ってみることにしました。普段は群れるのすごく苦手だからしないんですけどね。

 撮影ポイントへはクルマで行けて堤防の路肩スペースに停める形になるのですけど、ちょっと余裕こきすぎて時間ギリギリに行ったら満車じゃないですか…。涙目になりながら右往左往し、なんとか空き地を見つけたのが列車通過の5分前。もう諦めて真横の構図でいいやと撮影ポイントから少しはずれた場所でカメラを構えます…が…

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ムーンライトながらの前を走る貨物列車でフレーム確認すればとてもじゃないけど10両は入りきらない。これはいかんと蒸し暑いお盆真っ只中にヒィヒィ言いながら正規撮影ポイントまで走って行きました。

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が、無慈悲にも間に合わず超微妙な写りになってしまった…悔しいのぅ悔しいのぅ。

 こうなったらリベンジです、幸いにも夏の運転日を見たらもう1回チャンスが残っていました。
ってな訳で下り方面の運転最終日である今朝方に再訪。土日揃って朝4時半起きとか、どんだけおじいちゃんなんだと(笑)

 同じミスは二度としない、これがプロフェッショナル…とルパン三世の台詞を口ずさみながら5時には現地入りしてクルマを停めて、今日は三脚も立てちゃうぞと準備万端です、万端すぎて怖いくらいです。

で、この良い流れのまま撮影準備に取りかかろうとカメラの電源を入れて凍りつきました。バッテリー残量3%…。速攻で電源オフ、あかん、これあかんやつやん。もう電車が肉眼で確認出来るまで一切電源入れません。

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周りの鉄ちゃん達がしきりにセッティングする中で私独りだけスマホで映画鑑賞。違うんです、余裕かましてるんじゃなくてバッテリーに全然余裕が無かったんです。

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直前に例の貨物列車で試し撮りしてバッテリー残量2%。もういい、置きピンしてたら確実に途中でバッテリー切れになるからAFのままで連写だ。

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来ました、ムーンライトながら。昨日と違って朝日に照らされて「サイドギラリ」な状態です、これなら露出もかろうじてOK、あとはひたすら連写あるのみ…一発を狙う面白味は無かったけれど、私の阿呆なミスをリカバリーするにはこれしか選択肢が思い付かず…。まあ結果的には無難な収まりだったしリベンジ成功…かな。
写し終えたらバッテリーがちょうど力尽きました。

 実はこのムーンライトながら、近い将来に廃止になるかもと噂が出ています。この185系が老朽化に伴って引退するらしく、後釜があるか不透明なのだとか。
でも「大垣夜行」改め「ムーンライトながら」は青春18きっぷを利用して貧乏旅行するには必須の電車ですし、私も学生時代にたくさんの思い出を大垣夜行と共に作って来ているし、なんとか存続して欲しいものです。


おしまい。

【お散歩岐阜】 cafe こやぎのおうち

 お盆休み真っ只中で何処もかしこも大渋滞を起こしていることから8月12日は近場のカフェを開拓することにしました。

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Cafe こやぎのおうち
住所 : 岐阜県大垣市福地町1-636-1
電話 : 0584-71-0391
URL : http://koyaginoouchi.blog.fc2.com/
定休 : 毎週木曜日+α(要HP確認)

何年も前から気になっていたお店で、以前に訪問した際は運悪くお休みだった思い出があるから今回は抜かり無く電話予約してから出発です。

ちなみにこちらはモーニング&ランチのカフェでして前者は予約不可、後者は予約必須です。と言うのも、お店のキャパが小さいため予約無しだと席の確保が難しいみたいで私が訪問した時も飛び込みのお客さんが涙を飲んでいました。

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 店内の雰囲気はこんな感じで女子ウケ抜群なはず。てかお客さんは女性しかおらず、お独り様おっさんの私はほんのりとアウェイ感いただきました(笑)
雑貨やドライフラワーでデコレーションされた木の温もり溢れる素敵な空間ですね。

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 ランチメニューは月替わり、8月は以下のメニューがプレートに乗ってやって来ました。

⭐ホロホロ豚肩ロースとひよこ豆のトマト煮込みをライスに添えて(ご飯はターメリックライス)
⭐キャロットの冷製ポタージュ
⭐たっぷりサラダ
⭐クリームグラタン
⭐ゴーヤとミョウガのゴマ酢あえ
⭐食後のケーキとドリンク

注文してから全ての料理に舌鼓を打ってお店を出るまで70分程度、お独り様でこれなのでお連れが居ればもっとゆっくり楽しめますね。ただ混雑時には90分制になることもあるそうです。
なんだか久々に素材の味をしっかりと堪能した気分です、野菜の甘味や苦味が活きていてどれも美味しかった:-)
今回のメニューコンセプトは夏野菜満載で健康にも良さげでした、これだけ揃って¥1,380はお得だと思います。

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 デザートも丁度良いサイズ、器一つ取ってもお洒落で思わず写真を撮ってしまいます。
私の周りでは女子会が開かれていて、しきりに結婚話で盛り上がっている様子でした。ターゲットは年収1,000万プレーヤーだとか、周りが結婚ラッシュが終わって出産ラッシュだとか、遠距離で没ったとか、上司がうざいとか…女子話って結構生々しいのね、盗み聞く分にはとても面白かったです(笑)
思えば男なんて大概は下ネタか趣味ネタか仕事ネタに尽きてあんまり悪口陰口は出てこなくないですか?

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 お店は細路の住宅街にありまして、駐車場もそこまで広くありません。そのためお店のお願い事としてグループは最大4名まで、クルマは乗り合いで、またお子様に関する注意事項もあります。一見すれば厳しい印象かもしれないけれど、来店された方に不都合をさせないための配慮だと受け取れます。

強いて言えば4Cだとこの砂利引きの駐車場が鬼門かも…砂利に結構な厚みを感じたため下廻りが心配なのと、クリープが使えないため下手にアクセル開けるとスタックしちゃわないかな…と。ここは今度、人柱になってみます(笑)

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ジュリエッタと並びました。紅白揃って縁起が良いです。


 世間はまだまだお盆休み、私は関係無く仕事です。こう言うときだけは「外資系」とドヤ顔で通常営業ですもんね、悔しいのぅ羨ましいのぅ、ガラガラの通勤電車に乗りながらのブログエントリーをしているうちにそろそろ到着です。引き続きまして良いお休みをお過ごし下さい:-)

【Alfa Romeo】 Gulia なんちゃって評論

 アルファロメオ4Cは乗る度に天候、段差、排気音、駐車場、積載量などなど細かく言えばキリが無いくらいに確認事項があります。それがこのアルファロメオジュリアだと懸念事項は一切無しで思い立ったらすぐに乗れるため、「道具としてのクルマ」の良さを噛み締めている次第であります。

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思わず駐車場でセルフィーだってしちゃいますよ。ホラ、着座位置も正しく王道セダン。

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以前に同じ場所で撮影した4Cでのショットだと車高の低さがよく分かります。ただジュリアみたいに一般的な車高だと私の短足具合が際立ってしまう諸刃の剣…。


 ジュリアスーパーは小悪魔的な面白味は無いけれど、とにかく真面目な優等生タイプです。そんな中でも乗っているうちにチョコチョコと良し悪しが見えて来たところで独断と偏見に満ちた簡易レビュー行ってみましょう。


⭐いとをかし⭐
1. 曲線美あるダッシュボードやレザーの質感
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ダッシュボード上はとても滑らかなアーチを描いていて、それがたまらなくお洒落でエレガントです。ダッシュボードやドア内張りにはステッチ整然と巡らされていて質感は上々と言えます。

2. ガングリップ付きの大径ステアリング
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ステアリング径が現行車種の中では大きめなことと、丁度良い握り心地のガングリップ、そしてかなり軽いパワーステアリングによって運転は快適そのものです。4Cの握りづらい形状のノンパワステとは対極と言い切ります。

3. パンチの効いたサウンドシステム
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ハーマンカードンのスピーカーから出る音色は設定次第でかなりの重低音までカバーします。ジュリア自体の走行音が小さいからか、それとも私の耳が4Cに破壊されているからか、とにかくボーカルからバスサウンドまで臨場感溢れる音場を形成していることに感動。

4. アルファロメオエンブレム
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ジュリアは一旦車内へと入ってしまうと「アルファロメオ」に乗っている意識が希薄になりがちな生真面目モデルです。そんな時にヘッドレストにエンボス加工されているアルファロメオのエンブレムを見るとモチベーション回復に繋がります(笑)

5. シートサイドの隙間
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「は?」と思われるかもしれませんが、これすごく重要なポイントです。
4Cはこのシートとセンターコンソールの隙間が大きくて、うっかりスマホやコイン、はたまたクルマのキーをここに落としてしまうと軽い絶望に目の前が真っ暗になります。本当に手が入らないんですよね、オマケにシートはほとんどスライドしないしフロアとシートの隙間も極小だし…。
でもジュリアはそもそもの隙間がほぼゼロで、うっかり何かを落としてしまう心配が無いのです。

★わろし★
1. マルチメディア環境
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アルファロメオジュリアはカーナビやオーディオはスマホを利用する前提でシステムが構築されています。それがどうにも直感的に操作が出来なくてもどかしく感じます。
例えばBluetoothの接続一つ取ってもプロセスがあまり親切ではなくて、探し当てるのに慣れるまでは時間がかかりました。

2. d.n.aモード
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4Cのそれと比べると相当ヌルいです。モードを切り替える瞬間こそわざとらしいショックを挟んで来ますけれども、そこから先はあまり変化無し。特にd入れる必然性を感じず、基本はnに入れっぱなしでモード選択自体を忘れ去ってしまいそう。

3. エアコン
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「欧州車の中では」効きが良い部類でしょう。では何故に「わろし」なのかと言うのは、エンジンスタートからエアコン作動までに少しの間タイムラグがあるのです。この酷暑の中ではそのラグがたまらなく苦痛であります。国産車ならエンジンをかけたと同時に冷風がバスバス出て来ますもんね。

★あし★
1. パドルシフト
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シフトの質感は金属製で素晴らしいです、残念なのがその反応の悪さ。4Cのそれと比較してしまうと、もはやパドルシフトの役目を果たしておりません…。シフトダウンされるまでにコーナーに飛び込んじゃってますよ。

2. シフトレバー
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全てを電子制御にしたためサイドブレーキも電磁式です。ただこいつらが昔人間にはどうにも扱いにくい…。あとシフトをリバースに入れるとモニターにリアビューが出るのですが、それがシフトをパーキングに入れた後でもしばらく映し出されたままなので、一瞬いまだにリバースのままかと不安になります。


 こんな感じでいかがでしょうか?
個人的な感想で見ると、クルマとしての質感は高いですね。そんな中で電子系が少し不得意で、駆動系が問題有りと受け取った形になります。

これがスーパー以外のヴェローチェやクアドリフォリオでは全く異なるフィーリングを味わえるのかもしれませんが、スーパーとしては駆動系をもう少しシャキッとしてくれればもっとドライブが楽しくなるのにと感じました。

また何か気付いた事が出てきましたら加筆したいと思います。


おしまい。

【Alfa Romeo】 Gulia ジュリアと旅する

 4Cの修理期間中に代車として私の元にやって来たアルファロメオジュリア、せっかくなのでドライブへと連れ出してみることにしました。

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 世間一般では本日からお盆休みとあって、朝から高速道路は渋滞情報が目立っています。そのためまずは下道で行けるところ、さらに寝坊したので手軽に楽しめるところを候補地とした結果安定の滋賀県長浜市となりました:-)

私の住まいから長浜市へは21号線を軸にしてほぼほぼ右左折無しで到着出来る素晴らしさ。一瞬、藤崎城の方を経由してとも考えたけれども出発時間が遅かったため、それは次回に取っておきましょう。

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私がお借りしているジュリアのグレードは「スーパー」で、2Lターボエンジンは200馬力を絞り出します。全長4,645mm、全幅1,865mmで車重は1,590kgとBMWの3シリーズやメルツェデスベンツのCクラスに似たサイズのセダンですね。なので不都合こそありませんが、リアシートの足元はそこまで広く無いです。例えるならばLCCキャリアのシートピッチみたいな。

またアルファロメオの特徴でありますd.n.aモードの関しても恐らくはトップグレードのクアドリフォリオでも無い限りは、そこまでモードチェンジで劇的な変化はありません。もちろん体感は出来ます、ただ「d」に入れても身体がシートに張り付くほどシャープな吹け上がりをする訳ではなく、どちらかと言えばハンドリングやブレーキフィールが敏感になったかと思えました。

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 ドライブ日和になりました、私の住まい周辺は午前中から気温計が38度を指していたものが、道中では32度とありました。まあ暑いに変わりはありません(笑)
でも都会の喧騒を抜けてこのような景色に溶け込めると、不思議と気持ちの良い暑さに感じるものです。この辺りは渋滞はもちろん、信号もまばらでただただのどかな光景とゆっくりとした時間が流れていました。

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 長浜駅前の駐車場にジュリアを放り込んで、コンパクトな街を散策します。と言っても、私のお目当てはこのカフェのケーキ一択ですが。

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ガラス張りの席を独り陣取り満面の笑みでショートケーキを頬張る30代独身野郎、ミラーレス一眼で一心不乱にケーキも激写した30代独身野郎、外からそんな哀れな目で見んといて下さい(笑)

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お盆休みだからか、商店街のいくつかのお店は閉じていました。それでも北国街道と名付けられたこの辺りは古くからのお店が今尚、軒を構えています。

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フィアット500が似合う街のサイズ。

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「緑色のヘビ」のガラス細工を探してみたけれど見付けられず。

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可愛さのカケラも無い猫のお面、でも何故か私のツボにハマりました…。

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最後まで本気で買うか悩んだ「純正、小学校の椅子」。
4Cでは絶望的でもジュリアなら積んで帰れる!!

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宣伝用なのかな? 痛クシー。

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こちらの牛も結構なシュール具合を醸し出していましたよ。

…こんな具合で散策が60分程度でも十分に楽しめます。特にこんな暑い夏場にはこのコンパクトさが嬉しいですよね。


 帰り道も実は21号線上に色々と寄り道スポットが点在しています。

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三島池はマガモの生息地だそうです。
喜んで立ち寄ってみると、確かに鳥がいっぱい!!

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…鴨ってこんな殺伐とした顔だったっけ?
とかなりの時間悩みました、これは川鵜ですね。
考えてみれば鴨は渡り鳥だからこんな夏にいるはずないし。

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泉神社にある湧水は日本名水100選の一つと看板が出ていました。

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湧水を汲む場所は別にありまして、神社内にも結構な水量の水が涌き出ています。

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関ヶ原の戦いの決戦地です。日本人であれば歴史の授業で一度は耳にしたであろうあの戦は、実は半日くらいであっさりと決着がついたと説明書きがありました。

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そんな歴史的場所でジュリアをパシャリ。
周りにも多くの戦場跡がありまして、季節の良い時に思いを馳せながら廻るのもまた良きかなと。


 とまあ、距離にすればたかだか往復で80km程度でも内容の濃いドライブでした。

 ジュリアはクルマの性能で言えば本当に優等生だと思います。「dモード」に入れてそれなりにアクセルを踏み込んでも官能的なエンジンサウンドを放つ事無くスーンと滑らかな加速を続けます。特筆して五感に情熱を訴え掛けるポイントがある訳でも無いし、そのくせ全幅1,865mmが細路での擦れ違いでネックになります。なので骨の髄までアルファロメオマニアでない限りは、あえてジュリア(除くクアドリフォリオ)を選択する必然性は私には探し出すのが少し難しいかな…と言うのが正直な意見でしょうか。

でも、個人的な思いとしてメルツェデスベンツやBMWよりも「アルファロメオに乗っている」こと自体がお洒落であるかなと(笑)
ステータス云々は置いておいてですよ。
例えば「ベンツに乗っている」と言えば、まあ十中八九お金持ちってイメージが先行するじゃないですか。
アルファロメオに乗っている」と言えば、きっとお洒落だなって思う人と、壊れるんちゃうかと思う人に二分されるんじゃないかと。まあ比率は1:9ですがね。

 そんなくだらない妄想をしながら、代車なのにしっかりホイールまで水洗いして3連休の初日が終わろうとしています。

事故や熱中症には気をつけて、皆さんも良いお休みを。


おしまい。

【Alfa Romeo】 4C 損保ジャパンと修理で揉める

 悲しいお知らせで実は私の4C、住まいの集合駐車場でお隣さんからリアフェンダーにドアパンチを貰ってしまい修理に旅立ちました。

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と言うわけで車検の時にお借りしたジュリアがまたやって来ました、しばらくはジュリア乗りになるみたいです。

なるみたいです…と言うのも、相手方がとても良い方でドアパンチ当日にすぐ保険手続きをしていただけたのです。

その保険会社が残念すぎる対応を仕掛けて来たため揉めることが確定してしまいました…。

事を時系列にしますと

1. 7月12日 ドアパンチのため相手方から連絡をいただく。

2. 同日 修理交渉アドバイスを貰うため、私が加入している自動車保険担当者(前車購入時に加入しているのでスバルの営業さんです)へ電話相談。

3.同日 修理入庫する予定のアルファロメオディーラーの担当者へ報告を兼ねて電話相談。

4.7月13日 損保ジャパン休日窓口から第一報が入る、但し表面的な流れの説明で詳細は休日明けに担当から入るとの案内のみ。

5.同日 アルファロメオディーラーへ出向いて修理の方向性を担当と打ち合わせ。キズは微小だが、ボディの素材が特殊が故に板金(パテ埋め)が微妙なため、リアパネルごと交換希望として話を進めることに。

6.7月16日 損保ジャパンの担当者と名乗る者から入電。クルマの状態説明をして、あとはアルファロメオディーラーの担当と話してもらうようお願い。

7.7月26日 アルファロメオディーラーから代車(ジュリア)の用意が出来たとの連絡。8月3日に入庫とする。

8.8月3日 アルファロメオディーラーへ出向いて車両入れ替え。この際にも担当のメカニックさんとパネル交換で意見一致。

9.8月7日 損保ジャパンの私の担当ではないスタッフから入電←いまココ


 まあ代車準備とかあるにしろ既に発生日から3週間経ってしまい、やっと事が進むと思いきや受けた電話内容が私の想像のナナメ上を行く話し方で唖然としてしまった次第です。備忘録も兼ねてシェアして参ります。

損保ジャパンスタッフ : B

7月13日に電話してきた損保ジャパンの担当者とは異なるB(仮名)が電話をかけて来まして、物損事故について連絡ですと所謂とても機械的かつアナウンス的な口調で会話が始まりました。どうやら私の4Cはディーラーの提携工場に置かれていて損保ジャパンのアジャスターが見てきたそうです。
私は「アルファロメオディーラーの担当者と話を進めて欲しい」と7月16日に伝えてあるはずなのにおかしいと思ったわけですが…。
B曰く、今日までアルファロメオディーラーが定休日だったから私に直接電話したのだそうです。しかも今日は私の担当者が休みだから代わりにBがかけてきたと言っています。

開口一番のセリフが「今までこのような輸入車は何件か対応してきているが、海外製なのでパネル交換だと部品の精度が悪くてチリ合わせなどが上手く行くかわからない。」といきなり血迷った事を話し出しました。
いや別に修理するのは私自身でも保険会社のあなたでもなくて修理工場だから、そんなん問題無いし関係無いでしょと返答するとしばしの沈黙の後で「じゃあパネル交換がいいんですか?」と再び質問されます。

「こちらはディーラーと話し、4Cオーナーと話し、ネットでも調べた上で、やはり材質上のことで板金ではなくパネル交換して欲しい。」と切り返せば「いや、修理工場は板金で行けると言ってます」と食い下がられ。ちょい待ち、普通に考えて修理工場が板金薦めるか?
修理日数がかかる方が商売として有益なんだから、パネル交換以上に板金を押すことなんて無いっしょ。しかもディーラー提携工場なんだし。

実際のところドアパンチ自体は私全然腹を立てて無いし、乗っている以上仕方無いと相手方にも話しています。

ただ

保険を使って直すこと、こちらは駐車中の出来事全く責任無い事案なだけに「今後の不安が無いように元通り直してくれ」と説明した上で再度パネル交換の指示を出したところ…既にこの電話20分くらい話してます…

B「じつは今回の破損具合だと当社規定ではパネル交換出来ず板金になります。」と。

いや待て、じゃあ開口一番の部品精度とかって何やねん。あんたもう話し出してどんだけ時間使っとんねん。

しかも何でディーラーが休みで連絡取れてない&代理の奴が自分に電話してきとんねん。

もっと言えば当社規定ってどない規定やねん。

…と、エセ関西弁になっちゃうくらいツッコミどころ満載なこの会話に、いい加減こちらも堪忍袋の緒が切れ…あかん、怒鳴ったらあかん、深呼吸だ、冷静に行くんだ…と必死に堪えて聞き返すものの、全ての質問に黙りこくるばかり。正直このBは確認も知識も頭も無くて保険屋として相当残念、いや失格です。普段は温厚な一般庶民の私でも頭が味噌煮込みのようにフツフツと沸き立っていました。しかも奇跡的に今日は資格の更新試験で早くに仕事が終わった、2年に1度あるか無いかのこの解放感を味わうべく瞬間に…。

結局のところ損保ジャパンの言い分を聞いた私の受け取り方としては、少しでも安く修理させようと敢えてディーラーが休みで連絡がつかないタイミングを狙って私に電話して、部品の精度云々でと不安要素を捏造し、保険会社ではなく被害者に自ら妥協させるよう誘導を試みたとしか思えません。
運悪く私のようなヘソ曲がりに当たり、誘導失敗したために今度は「当社規定」なんて咄嗟に説明も出来ない理由で畳み掛けようとしたのでしょうね。

もちろん私も普段は物事の妥協点を探ることだってしましすけど、この対応には心底腹が立ちましたので当然ながら却下です、言い方は乱暴ですが「この阿呆が(某時代劇マンガキャラ風に)。」ですよ。

今後このBが引き継いで担当となるかは知りませんが、次の電話の時に同じ内容を聞くのも説明するのも嫌なので、しっかり今回の問題点を考えてから改めて連絡してこいとして電話を終えました。

愚痴になっちゃいましたけど、保険会社って話を鵜呑みするとトンでもない不利益を被ることがありますので、言い分はしっかり伝えて(クレーマーになっちゃいけませんが)納得出来ないところは絶対に折れる素振りを見せたらいけませんよ。特にこちらに落ち度が無いときには。

また時系列を見てもお分かりいただけるかと思いますが、基本私が常に先手を打って行動しています。本当は保険会社任せにしたいけれど、このネット社会では否が応でも色々な噂って耳に入りますからね。

最近の世の中だと「誠意を見せろ」と言えばやたらと金を巻き上げるようなイメージに直結しているみたいで悲しいですが、保険会社として物事の被害に遭った人間を相手に加害者の代わりとして保険料を貰いながら商売しているのであれば、この様な詐欺まがいな話術で迫って来るのではなくて、本当の意味で誠意を持って対応することこそが何より大事ではないでしょうか。少なくとも人生折り返し地点間近の私のしょっぱい人生経験からはそう思うわけです。

また進展したらシェアします。