40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【藤田麻衣子】 泣き歌女王の実力

 カラオケに行くと、未だに1990年代の歌が一番良かったとしみじみ想う30代独身男です。最近の歌って一過性な歌詞やメロディ、はたまた歌手に感じてしまいまして、どうにも深く聞き入ることが出来ないのが正直なところであります。

 そんな中、私が唯一と言って良いほどオススメなのがこの藤田麻衣子さんの歌。女性目線での作詞なので、男性にとっては賛同し辛いところも…とは言えとにかく歌詞が深く、随所で私自身の経験や感情が溶け込むかのような錯覚に陥ります。恋愛に関する歌がメインでありながら、それがまた泣けるようなフレーズが多いのなんの、さすがは泣き歌女王の名前を欲しいままにしています。

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 私が初めて藤田麻衣子さんの歌声を聞いたのが名古屋市金山でのフリーライブでした。その頃はまだインディーズでの活動でして、物販の際に思わず買ってしまったCDに名前入りでサインをしてもらったのが懐かしい思い出です。
 その後はのめり込むようにフリーライブや名古屋市内のコンサート、そして渋谷のホールや赤坂のシークレットライブなどなど、透き通る歌声聞きたさに飛び回りました。
 2010年に私がカナダへ語学留学したことを境にしてしばらく遠ざかってしまっていたものの、いつしかメジャーデビューを果たしTVのカラオケバトルで優勝されたりと活躍しているみたいですね。メジャーになってもフリーライブは不定期で行っているようですから、またチャンスがあれば参加したいものです。

 今となっては『歌詞で聞かせる』アーティストはほとんど見つけられない悲しい音楽市場となってしまい、むしろ若者の間では昭和の歌が注目されつつあるみたいです。日本語と英語が適当にミックスしてあったり、ひたすら単調なフレーズの繰り返しだったりの曲は聞き流すには良いかもしれないけれど、やはり心に染みる歌詞の曲が生き残り、また世代を越えて愛されるのですね。