40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【鉄道】 2018年  春のSL北びわこ号 C56−160ラストラン

 製造登録から79年もの間、一度も車籍を抹消されることなく現役で本線運転されてきたC56-160が2018年5月27日をもって現役引退となりました。今後は京都鉄道博物館内でSLスチーム号としての動体保存をされて行く予定ですが、快走する姿を見られるのは本日が最後となった次第です。

 引退運転となった5月27日は初夏を思わせるくらいの良い天気でして沿線では鉄ちゃんが三脚&白球レンズの砲列を作り、駅では多くの親子連れが最後の勇姿を想い想いにポニー(C56の愛称)を見送っていました。

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 始発となる米原駅ではホーム上に規制テープに張られるほどの混雑振りだったため馴染みの長浜駅へと移動してコンコース2階から迎え撃ちしました。ここはどうやっても構図の中に架線が入り込むから、アングルに厳しい鉄ちゃんは居ませんでした。周りは親子連れだけののんびりした雰囲気だったのが幸いです。

 長浜駅の停車時間は3分ほど、そのまま構内へ入って軽く追加撮影するくらいの時間はあります。

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 何処からどのタイミングで蒸気が吹き出すのかを理解していない私は煙が出る度に喜んでいました。こう見るとやはりSLって生き物のようですね。

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 運転中にほとんど黒煙を吐かないことで有名なSL北びわこ号(通称:スカびわこ号)も、発車の時は黒煙をモクモク出します。本線運転最終日とあり、去年訪れた時と比べれば人出も多く、ホームから写真撮影する人々は地面から低い順に『寝そべって超ローアングル撮影→立て膝ついてのローアングル撮影→中腰の空気椅子ポーズ撮影→スタンダードな立ち撮影→カメラを天に突き上げてのノールック撮影』まで実に様々なスタイルで激写していたわけです。あ、私はホーム上に出来上がった人垣の後ろからノールック撮影でした、まあ全体が奇麗に収まっていたし周りの雰囲気も入れれたから満足です。

 

昨年の記事はこちらです。

 夏以降はD51-200がC56-160の後継としてデビューします。D51は機関車のサイズそのものが大きいから迫力ある姿を期待出来そうですね。しかしこのC56-160は私が幼少の頃から各地のイベント運転などで度々見かけていただけに引退には感慨深いものがあります。引退=解体ではなく、これからも保存されることですし、落ち着いたら京都鉄道博物館でまたお目にかかりたいものです。お疲れさまでした。


おしまい。