40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【SUBARU】 WRX S4 or STI

 この週末にでも結論を出そうとカタログとにらめっこする毎日ですが、如何せん平日は忙しすぎてネットで有益な情報を見つけることが出来ないでいます。

 対抗馬としてBMWVOLVO等と言った輸入車も検討していましたが、メーカー選定については今回は国産に原点回帰しまして購入後のトラブルを少しでも軽減することに決定しました。また調べていくうちにSUBARUはかなりマニアックなメーカーであることも分かって来たため、狙いは4ドアのフルタイム4WDで実用性も兼ね備えたWRX一択となった次第です。あとは最大の悩みどころであるアイサイト搭載のS4か、名機EJ20を積む最後のモデルと噂されているSTIのどちらに落ち着くかです。

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EJ20の基本設計は非常に古く1989年から未だに改良を重ねて生産を続けている熟成に熟成を重ねたエンジン、つまり類い稀な名機なわけです。EJ20を搭載するクルマは中古市場でも比較的高値で推移していまして、そのあたりからも人気の高さを伺うことができます。

一方の『アイサイト』はセーフティサポートと言った面では他メーカーよりも圧倒的に抜きん出た技術と信頼性を確立しているデバイスとなります。今回のアップデートで遂に0km/hから120km/hまでの範囲で自動運転を可能としたようでして、特に中長距離をメインとしたドライブでは疲労の軽減に大きく貢献してくれそうです。

 …と、ちょろっと語ってはみたもののこれらは所詮、ネットから拾った知識でしてSUBARUにつきましては未だに分からないことだらけなんですけどね。私がいただいている見積では両車の価格差がおよそ¥400,000あります。交渉次第ではもう少し頑張れるかもしれないけれど、やはりSTIはどちらかと言えば本当に好きな人が指名買いで手に入れるような特殊モデルになることから値引き幅は渋めになってしまいます。とは言えもう一方のS4ならゴリゴリ値引き出来るかと言えば答えはNOです。今のSUBARUは飛ぶ鳥を落とす勢いで他メーカーのユーザーをも囲い込んで売り上げを伸ばしているがため、ディーラーがヘコヘコせずともお客さんが鴨ネギのようにお店へ雪崩れ込んで来るわけです。ましてや両車ともビッグマイナーチェンジを終えたばかりとあって大幅な値下げを期待することは難しいですね。

 では単純に両車を比較すると…

【運転面】
S4>CVT搭載かつアイサイトで極めて極楽である反面、機械に操られている感は大きい。
STI>今や貴重な6MTの国産車。但しアイサイト未搭載なので安全面はS4以下。

【エクステリア】
S4>基本的にSTIとはほぼ同じ。
STISTIエンブレムの印籠が最大の特徴。今回から標準となったイエローのブレーキキャリパーがアクセント。私は大型ウイング苦手なので、それ以外は本当にS4と似ていますね。

【インテリア】
S4>選ぶならばグレードはGTです(GT-Sにすると、それこそSTIと値段の差が無くなってくる)。難点はファブリックのシート、レヴォーグに座った際にこのシートだけは抵抗がありました…。MFDやメーター中央に表示されるアイサイトの情報は機能的。
STI>標準で本革&スエードのシートが付いて来る、またSTIロゴの型押し付きなのも嬉しい。走りに特化しているモデルにつき、先進機能は影を潜めている印象。

 今の自分の気持ちとしましては若干、STIに傾いて来ています。プライスタグだけ見れば機能満載なS4がお値打ちなのは明確なのですが、それでも今日のメーカーで唯一4WD+ターボ+6MTの古典的とも言える組み合わせで運転を楽しめるクルマこそがSTIなのかなと。いま一度試乗をしてみて結論を出そうと思います。

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思い描くのはこんな感じです。WRブルーであとは素の状態。
あとは営業さんがどこまで頑張って協力してくれるかですね。
多分、次回のエントリーでは煮詰めた情報をお伝え出来るかと思います。

【SUBARU】 WRX S4 買い替えか否か

 来春にやって来る予定だったSUBARUWRX S4でしたが今夏になり予定が年内に早まりまして、さらにそれが11月下旬に前倒しがほぼ確定しました。譲渡いただけるクルマに乗るならW210とのお別れが早まるだけなものの、もし譲渡車両を買取、W210を下取に出して新車に買い替えするのであれば納車日を逆算して行くともう全く猶予が無いために急いでSUBARUのディーラーへいま一度、話を伺いに行って参りました。

 とりあえず案としては多々ある中からこれらが有力候補です。

①譲渡いただくWRX S4 GTアイサイト(B型)をそのまま乗る。
②マイチェンしたWRX S4 GTアイサイト(D型)に買い替えする。
③思い切ってマイチェンしたWRX STIに買い替えする。
④6MTをかき回したいけれども予算的に③が厳しいから中古の(C型までの)STIに買い替えする。

もちろん名義変更などなどの手数料と来年やって来る車検代くらいの出費で後の追い金が必要無い①が最有力候補ではありますがWRX S4のB型が買取価格が思いの外良いため、それなら新車として年式を巻き戻して自分の好きなボディカラーで乗ることと、ここから起算して3年後などのリセールバリューを考えれば買い替えも決してネガティブな話では無いことが私を悩ませております。

 ざっくりとした内容をここに記録と記憶として残します。

譲渡車両 2015年式WRX S4 GTアイサイト
 アイスシルバー
 修復歴無し
 走行距離15,100km(2017年9月現在)
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →ディーラーでの査定金額は¥2,100,000也。

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まさにこんな感じですね、GTなのでホイールがガンメタになるくらいです。



②下取車両 2001年式メルセデスベンツW210 Eクラス
 ホワイト
 修復歴無し
 走行距離60,800km(2017年9月現在)
 カロッツェリア2DINナビ(含バックカメラ、ETC)

 →ディーラーでの査定金額は¥0也…。
  但し下取金額として¥200,000超では見てもらえるそうです。
  実質の値引ですね。

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未練タラタラです…。


③購入対象車両 その1 2017年式WRX S4 GTアイサイト
 クリスタルホワイトパール
 アイサイトセーフティプラス
 コールドウェザーパック
 ウェルカムライティング
 トランクリップスポイラー
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →¥4,478,170

これは試乗車が県内で1台しか無いため試乗するなら取寄せが必要でした。

④購入対象車両 その2 2017年式WRX STI
 クリスタルホワイトパール
 アドバンスセーフティパッケージ
 コールドウェザーパック
 ウェルカムライティング
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →¥4,944,170

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この車両はオプション満載っぽいです、エアロとかウイングとか…。
かっこいいけれど、私は予算オーバーなので万に一つ手にしても素の状態ですね。


以上となります。
但し③と④についてはディーラーの担当さんが『とりあえず』として入力した情報で『値引き前の定価車両価格』として作成しています。(ナビは値引きされた額でしたが)

 正直、私が欲しいオプションとしてはデイライトの役割をするLEDアイライナーと腰痛持ちの強い味方であるシートヒーター、あとはフロアマットだけだったりします。別にあとはあっても無くてもそこまで支障が無いから省いてしまっても良いのですが…あ、でもナビとかは無いといけないですね。
そのため金額はここから幾分かは減ったものが最終的な見積りになり、そこから先はディーラーさんの頑張り次第となります。ボディカラーはホワイトかブルーが良いなぁと。

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WRXでは将来的に下取りに出す際、ブラックが一番高く見積もりが出て来ます。続いてホワイト、ブルーでしてシルバーやガンメタは残念ながらブラックと比べて¥200,000ほども差が出るケースもあるらしいです。

また新車としてS4とSTIの価格差はおよそ¥500,000ほどありますが、売却時にはS4の方が寝落ちが大きく、年式や走行距離を同条件にしてシミュレーションしたところで¥700,000の差が出ていました。
例:購入時S4 ¥4,500,000、STI ¥5,000,000
  売却時S4 ¥2,000,000、STI ¥2,700,000
そんな先のことまで考えていたら乗れなくなってしまいますが、リセールバリューの情報としてシェアさせていただきます。あとはここにディーラーの頑張り具合と市場でのニーズが加わって価格が若干の上下動をするでしょう。

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さりげにこのLEVORG STIはブラックの引き締まったボディとワインレッドの内装でかなり良かったです。

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譲渡車両のS4をそのまま乗るのであれば、このホイールを中古で探して来て装着したいです。

 買い替えするかどうかはまだ協議の上ではありますが、一歩前進しました。そしてメルセデスさんがそれを察したのか見事に機嫌を損ねてくれました…。

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なんかリングが取れてキーシリンダーが中に引っ込んでしまってますやんorz
整備の様子はまた改めて…。


おしまい。

【OMEGA】 オリンピック限定モデルのお話

 OMEGAと言えばNASAの公式時計として宇宙飛行士が装着します『スピードマスター』があまりにも有名なモデルですが、オリンピックの公式時計としてその名を広めております。オリンピックごとに限定モデルを販売していまして、先日は2018年に韓国で開催予定の冬期オリンピック限定モデルが発表されました。

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モデルごとに開催国の特徴を出しています、この韓国モデルは国旗の赤と青をモチーフにしている様ですね。開催の西暦がそのまま限定本数になるため今回だと2018本が生産されるわけでして、ケースにはシリアルナンバーが入ります。

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こちらがオリンピックの公式マスコットとロゴになります。ケースバックはシースルーで内部を眺めることが出来るとともに、このハングルの『ㅍ』をモチーフにしたロゴがプリントされている様子です。
今回は2種類の限定モデルが発表されていまして、上で紹介しましたシーマスターは何とお値段¥799,200とのことです…あまりの高さにビックリですよ。尤も、オメガで驚くようなプレミア価格が付くものはスピードマスターのスヌーピーモデルくらいのものでして、他は大体が定価もしくは定価以下の値でユーズド市場に出て来ています。急がずとも少し待てばきっと手の届きやすい価格でお目にかかれるでしょう。

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ちなみにこちらは私がものすごく気にしているオリンピックモデルで2010年のバンクーバー冬期オリンピックモデルです。やはり国旗をイメージした白と赤のモチーフとなっていまして、秒針に付いた五輪マークがとても良いポイントになっています。こちらは2010年開催だったため2010本の限定販売でしたが、同じ形で2種類のケースサイズを展開していた模様です。当時の定価は¥388,500でした、これくらいなら買いやすいですよね…今回の¥800,000弱はやり過ぎです。

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これがバンクーバーオリンピックのロゴでした。ケースバックにはこのレリーフが刻まれていると共にシリアルナンバーが入ります。残念ながらシースルーケースでは無かったです。

 何故この2010年モデルに惹かれるかと言いますと、私が人生初の渡航先がカナダ(この時は丁度オリンピック期間中で、私はトロントに語学留学として6ヶ月滞在しました)だったのです。現地の地下鉄駅などにはこの限定モデルのポスターが貼られていたり、テレビを見ればオリンピックで盛り上がっていたりと縁深いものなのであります。

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2010年2月、とあるショッピングモールの風景です。英語もろくに話せない状態でAppleストアに出向いてMacBookを購入しまして、7年経ちました今も主力マシンとして利用しながらこのブログを綴っております。当時で28歳、そこまで若いとは言えなくとも、よくもまあ冒険したものだと(笑)

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これがバンクーバーオリンピック公式キャラクターです。まだ実家のどこかに眠っているはずです。

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そしてこれがオメガのポスター、まだこの頃は時計に興味が無かったのですが、きっとオリンピックのポスターと言うことだけで撮影した1枚だと思われます。今となっては懐かしい1枚で、逆にこの1枚があるからこそ2010年オリンピックモデルをコレクションの1つにしたいわけです。

2010年は色々な意味で私のターニングポイントでした、このカナダのお話はまたいづれこのブログでエントリーしたいと思います。
2020年は東京オリンピックが開催予定ですね、もちろんオメガも限定モデルを投入してくるはずですから、今からどんなデザインになるか楽しみであります。出来ることなら手の出しやすい価格帯でリリースしていただきたいものです。


おしまい。

【Mercedes Benz】 S560復活とS300

 先日、メルセデスより現行車の展示と中古車の即売会を名古屋市の吹上ホールで開催するとの案内をいただきまして足を運んでみました。ちょうど私用で東京に行く日と重なったためクルマではなく公共交通機関を利用してバックパックとトートバッグを肩にかけたとんでもなく場違いな見た目で訪問したわけですが、地下鉄駅から会場まで歩いている最中にも多くのメルセデスが吹上ホールに吸い込まれて行くのを見ましても盛況ぶりが分かります。

 今回の展示の目玉(客寄せ?)はメルセデスAMG GTRの特別展示とマイナーチェンジしましたW222Sクラスの先行展示だったと思います。SクラスはエントリーグレードだったS300hがどうやらカタログ落ちしたようで、マイナーチェンジ後のラインナップはS400から始まりS560、S600、S63、そして最上位にS65と大きく分けて4種類になりました。エンジンサイズはS400がV6ツインターボで2,996cc、S560がV8ツインターボで3,982ccと、昨今のメルセデスで見られるようにクラス名の数字と排気量は合致しなくなりました。(昔であればS300は3L、S560は5.6Lでしたよね)

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何はともあれ、S560と言うネームがSクラスに復活するとは往年のオーナー様も懐かしいでしょうね。バブル期にW126の『ゴーロクマル』と言えば危ない方々の御用達でした。

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 見た目で最大の変更点はヘッドライト内部のデザインだと思います。その他は基本的に大きな違いは無いように感じました。そう言えばフロントグリルのフィンって今回から3本のツインになったのかな??
ボンネットマスコットが付くメルセデスはSシリーズとE400だけになりました。Sクラスだけでもこのマスコットは継承し続けて欲しいものです。

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こちらは特別展示のメルセデスAMG GTRです。『R』の冠を持った非常にアグレッシブなモデルらしくダウンフォース抜群なエアロ、大径ブレーキローターを備えていました。リアのエンブレムが誇らしげです。…が、バンパーに埋め込まれたバックソナーってこの手のクルマに必要なのでしょうか?それだけでも軽量化すれば良いのに。

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カーボンセラミックのブレーキローター、このブレーキキットだけで国産車が買えてしまうくらい高いはずです。ゴールドに塗装されたキャリパーもサーキット走行して熱が入れば飴色に変色して行くのでしょうか。私が以前乗っていた日産のスカイラインGTーRもゴールドのブレンボキャリパーでして、これの変色具合でオーナーの本気度が分かったものです。私は街乗りのヒヨッコだったから最後まで変色しなかったです…。

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つや消しグレーで迫力満点でした。メルセデスシリーズでは唯一、グリルのフィンが縦に走っています。ホイールのリムが深いです。とにかく車高が低いです。まさかメルセデスベンツが公式にこんな過激モデルをリリースするなんて以前は想像も出来ませんでした。

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少し光線具合が変わっただけでこの雰囲気、たまりません。フェンダーダクトも攻撃的ですね。

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男ならばローアングルだって欲しくなります。センター出しのマフラーかなと思いますが、何やら左右にもマフラーエンドのような物がありますね。どちらが本物でしょうか。

 ひとしきり眺めた後は、現行モデルを見て行くことにしました。AクラスからメルセデスGTまで(覗くGTR)太っ腹なことに全ての車種でシートに座ることが出来ました。普段は近距離でお目にかかることもあまり無いようなモデルを中心に楽しませてもらいました。

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展示モデルの中で一番鮮やかだったGLE、こちらはAMGでした。この手のクーペスタイルSUVがジワジワと流行ってきているみたいですね。BMWはもう随分と前にX6を登場させていましたが、かなり時代を先取りしたモデルだったようです。

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以前と比べたらかなり商用バンのイメージからファミリーワンボックスへと進化したVクラス。チープな印象のコックピット周りが従来のメルセデスシリーズのようなインテリアにブラッシュアップされ、セカンドシートの座り心地も良かったです。私は今のところワンボックスには興味が無いのですが、腰痛持ちとしてこの腰掛けるシートはとても楽そうでポイント高かったです。

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無骨な具合がたまらないGクラス。こちらは認定中古車でお値段は約900万円でした。マイナーチェンジを繰り返しながらも基本設計は昔から同じ、2000年式くらいで構わないのでいつかは所有してみたいです。

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実は普段の生活ではなかなか間近で比較することが無いSLとSLCの並び。SLはR129が一番お気に入りです。過去に2度ほど本気で中古を購入するプランがあったものの、今となっては上玉を探すこと自体が難しくなってしまいました。

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『素』のメルセデスGTも並んでいました。こちらはリアウイングのフラップが上がっている状態で展示されていて、構造をじっくりと見ることが出来ました。このあたりの細かな配慮が嬉しいです。シルバーのボディカラーは大人しく感じますけど、このカラーは特別なのか異様にキラキラと輝いて見えました。ロングノーズショートデッキの正にスポーツカー、往年のS30フェアレディZのようなシルエットです。

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整然と並んだボタンはまるで戦闘機のそれによう。エンジンスターターはセンターコンソール左列の3番目のボタンです、赤く光ってアピールしていました。こちらのプライスボードは2,000万円弱…。私が暮らす田舎では家が買えてしまう金額です。

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すっかり金銭感覚が狂った後に見るとホッとしてしまう金額に出会いました。コルベットのハイグレードモデルです、865万円はバーゲンプライスなのではないかと。あ、もちろん一般庶民独身の私には夢のまた夢ですがorz

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上のメルセデスGTと比べてしまうとアッサリと言うかチープと言うか…でも操作性など実用面で考えればこれくらいで十分でしょうね。ホールドが良さそうなバケット形状のシートでした。

 と、こんな感じでお腹いっぱいになった楽しい展示会でした。もっと昔はこの手のイベントって定期的にあったけれども、最近では輸入車自体のイベントが減った気がします。入場無料でシートに座ることが出来、フリードリンクやかき氷サービスなど、高級車のメーカーとしてはかなりチャレンジな内容だったでしょうが、その反面で多くの来場者の心を動かしたのだろうと思います。やはり目立ったのはお金持ちそうな中年以上の夫婦で、意外にも女性の方が積極的だったり興味津々な様子でした。私が見ていた短時間の間にも良い商談がチラホラ見受けられました。

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 そうそう、表題にあげましたS300とは、私の実家が以前に所有していたW126の300SEのことです。S560のネーム復活で連想して思い出したわけです。かなり程度の良い個体で活躍していましたが最後は原因不明のエンジンストールを繰り返し、1年の大半を修理工場で過ごしていました。どうしても解決せず泣く泣く手放したのですが、今思えば私に譲渡してもらってエンジンスワップでもして乗ればよかったと未だに未練が残る1台です。

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300SEなので所謂ショートボディです。それでもこの適度に角張った水平基調のデザインや前後に伸びやかなボンネット、トランクで威風堂々とした素敵なメルセデスでした。また、このクルマには純正のシートカバーが備わっていまして本当に手放したことが悔やまれます。

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私も何度か借りてハンドルを握る機会がありました。4速ATは今どきの7速や8速のそれと比べると何ともラフな感じではありましたが、それでも中間加速は悪くなかったです。『最善か無か』を貫いたメルセデスの代表的な1台と評価され、シンプルながらも丁寧に作り込まれたそれは、ドアを開け閉めする音まで素敵でした。

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現行車と比べてもメッキの質や塗装の厚みが違うんです。本当に一生モノとしてメンテナンスを行えるのであれば、この先何十年と飽きることなく付き合えるクルマの1つとして自信を持ってオススメ出来ます。今どきのクルマみたいに何でもASSY交換とは違い意外とパーツも単体で出て来ますし、ヘッドライトはガラスカバーだから黄ばむこともありません。エアコンなども液晶表示ではなくシンプルなダイヤル式だから液晶のドット抜けも心配ありません。エアサスや油圧サスも使用していないので足回りもそこまでお金がかかりません。何よりもオーバークオリティで誤摩化や妥協が一切無いクルマです。

 嗚呼、書いていたらW126が欲しくなってしまいました。何もいじらず、フルノーマルで乗ることこそが粋でしょうね。


おしまい。

【ロレックス】 116400GVミルガウスの使用頻度

 私の唯一ロレックス正規店で新品購入をしました116400GVミルガウスですが、2009年に購入しまして既に8年が過ぎました。メーカーからオーバーホールの案内が2回ほど届いているものの、如何せん出番が少なく月に数回だけネジを巻き上げているだけなのでオーバーホールに出す決心がまだ付きません…。特に最近は16700と11613のヘビーローテーションでますます影は薄まるばかりとあり、少し時計に申し訳ないことをしているなとすら思えてしまいます。

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 116400GVはある意味で特徴がありすぎるモデルです。
①オレンジの稲妻針
②グリーンのサファイアガラス
③6桁シリーズなので中空ではなくズッシリとしたブレス
④耐磁性ケースを採用しているため重いケース
⑤見た目はスポーティでも実はリューズガードが無いドレスモデル系

こんな感じで、私が購入した2009年はまだまだ正規店にもあまり並ばないレアモデルだったのです。16610LVと116400GVの2点でどちらにするか散々悩みまして、今となっては異様な高騰を見せる16610LVを先にゲットしておけばミルガウスを中古で割と楽に手に出来ていたと結果論ながら複雑な気分にさせられます。

 また、166400GVミルガウスはその色合いから意外と色物の服や靴と合わせが難しかったりもします。さらに時計本体が重いと来たもので、なかなか出番が回って来ないわけです。逆に言えば今まで外で誰かが腕に纏っている姿を見たことはまだ無いですので、他人と被らない点では未だにオススメではありますが…。

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 正規店購入ですから裏蓋シールも日本のもので、しっかりと保管しています。V番ですからミルガウスの中では初期モデルに該当します。これだけが唯一、私の名前などが保証書に記載されていまして、ある種の優越感に浸れますね。しかし個人的にはカードよりも紙の保証書が好きです。さらに現行の箱よりも以前の箱が好きです。

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 ミルガウスには専用の取扱説明書も付属します。エンボス加工されたそれが何ともカッコいいじゃありませんか。中身にどんなことが書かれているかは未だに読んでおりませんが…。正規店での購入であれば通常だと冊子3冊、タグ(私の頃はレッド)、裏蓋シールが付属品になりますね。たしか当時『プライスタグもちょうだい』とお願いしても却下されてしまったと記憶しています。

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 貧相な腕で申し訳ありません、リストショットです。
40mmケースでも実際より大きく見えるデザインです、またコマの具合からなのかセンターにケースを保てずに奥側(左手だと小指側)へと段々ずれて行ってしまいます。それでも独特の存在感は抜群でして、世間一般の目からしてもマニアックな路線のモデルに位置づけされるはず。相当数が既に市場へ出回っていますが、どうやら日本では今ひとつ不人気モデルっぽく感じるため、さっさとディスコンになってしまえと心の中で叫んでいたりします。

 どうでしょうか、今なら中古で¥650,000くらいから出て来るはずです。他の5桁スポーツモデルよりもお安く、中古の程度もまだかなり上玉揃いですから早めにコレクションの1本にされることをオススメしますよ(笑)
夏場にはちょっと色が暑苦しいので、秋を待って使用頻度を増やそうと考え中です。

おしまい。

【お散歩名古屋】 コスプレイヤーにまみれながら時計屋巡り

 今月は東京へ行く用事がありまして、事前予約してあった『ぷらっとこだま』のチケットを取りに行きつつ、ついでに大須まで足を伸ばしてみました。目的は古本屋と時計屋を覗いてみることでしたが丁度本日は大須でお祭りがあったようで大名行列のようにコスプレイヤーが商店街を練り歩いているのを目にしました。私はゲームやアニメにはとことん疎いわけですが、色とりどりの恐らくは自作と思われる衣装を身に纏っている姿は見ていて面白かったです。

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中には海外から参加されている方も見られました。後にネットで調べてみたら『世界コスプレサミット』と呼ばれるイベントが開催されていた様子です。

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この辺なら私も分かります。猛暑日にこのフル装備、コスプレ魂ですね。

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多分、有名な方なのでしょう。多くのオーディエンスから写真撮影を求められていました。

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あ、ギャグマンガ日和だ…マリオとか銀魂とかセーラームーンとか超が付くほど有名なキャラクターのコスプレが盛んな中でこの選択はマニアックですね。

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なんかまたすごいのが来ました…人気なのかソルジャー系が多かった気がします。

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などなど何のキャラかが分かればもっと楽しめるイベントなのでしょう。女性が男装していると思えば逆に男性が女装していたり、はたまた完全な着ぐるみだったり…しかし今日は暑かった。商店街に人が密集するわけですから、これまたグッタリするほどの熱気でした。流石に全てを見る元気は無かったから適度に観覧した後に時計屋さんへ逃げ込みます。

 ここ最近はグリーンサブこと16610lvの球数が異様に減って来ているように思えます。その中でも『フラット4、ライム、ビッグスイス』の初期モデルが入荷したお店を見つけたのでどうしても見たかったのです。お値段は約¥1,500,000、元の定価が約¥500,000と考えると恐ろしい値上がりですね。下手をすれば116520のデイトナが買えてしまいます。お店では自分が付けて行った16613の買い取り価格も確認してみました。こちらのお店では約¥600,000の査定が出ました。そして16700に関しては約¥700,000とのことです。と言うことはこの2本を下取りに出したとしても16610lvにはまだ手が届かないわけです…うーん、恐ろしい。

 その足でもう1件、こちらには通常の16610lvがあることをネットで確認しています。お値段は約¥1,080,000也。グリーンサブの中では一番ベーシックなものながら、それでも100万超えですよ、この先どうなってしまうやら。ここでの買取査定は16613が約¥670,000、16700が約¥700,000でした。16613に関しては¥70,000も開きがあります。

 なんか近年の値上がり率を追いかけていると、単純に趣味と言うよりは投資のような気分になりますね。店員さんに聞いたところ、値上がりの原因は日本市場と言うよりも海外からの買い付けでどんどん個体が減っていることに加え、現在所有している方々も将来的にどこまで高値になるか分からないためなかなか売りに出さないらしいです。変な話、私の114270、16700共に購入した金額以上で売却出来てしまいます。特に人気どころの116520デイトナや16610lvグリーンサブあたりであれば現在購入しても近い将来には同じ金額以上で売却も可能なのかと悪い囁きが耳の中で響いています。

 もし狙うのであればライムベゼルのグリーンサブが良いですね。ちなみにお昼くらいにお店で見た個体は、その2時間後くらいにはSOLD OUTになっていました。やはり狙っている人は仕留めるのが速いです。

おしまい

【SUBARU】 WRX sti & BRZ 試乗比較

 年内には来るであろう次期マシンのWRX S4(A型)は基本的にはSUBARUの正規ディーラーでメンテナンスなどお世話になろうと考えていますため、様子見がてら県内の大きめな店舗へ足を運んでみました。また、気になることが数点あったこともありまして確認の意味を兼ねての訪問となりました。

 クルマを引き継ぐに当たりまして必須となる事柄は所有者の変更ですよね。自分で全て行えれば良いのですが、その時間と知識のどちらも欠如しているためにディーラーの力を借りなければなりません。その場合にどのパターンが一番良いのかを考えてみました。

①予定通り入れ替えのタイミングでW210を引き取ってもらい、年末からS4に乗る。
②両車が車検を迎える2018年3月まで2台体制として乗り比べて、残す方を決める。
③W210、S4の両方を下取ってもらいSUBARUで箱替えをする。
④W210、S4の両方を下取ってもらい他メーカーで箱替えをする。

 最も可能性があるプランはもちろん①ですが、まずは2015年式のS4がどれくらいの売却額になるかを確認してもらいました。実車を目の前にしての査定では無くあくまで年式、ボディカラー、走行距離のみからの概算であること、また売却時に中古車市場でS4の需要と供給具合によって金額が左右することは承知しています。結果としては以下のような金額を提示されました。

2015年式 アイスシルバー 2.0GT 走行距離18,000km
現状の買取価格:¥1,900,000
2018年3月の予想買取価格:¥1,660,000

私が予想していたあたりのプライスレンジでした。但しこの金額もボディカラーによってかなりの差が出ることも確認出来ました。現状でブラックですと¥2,100,000、パールですと¥2,030,000くらいになるそうです。
W210は査定してもらうのを失念してしまいました、まあ恐らく¥100,000〜¥150,000もつけば御の字でしょう。万が一にも箱替えを検討するならばW210は買取ではなく下取りとして色を付けてもらうような位置づけと言えます。

 で、もしSUBARUで箱替えを行うのであれば候補としてWRX S4のマイチェンモデル、WRX stiもしくはBRZあたりになります。丁度このディーラーには6MTのWRX stiBRZが試乗車として用意してあったため乗り比べてみることにしました。

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 担当していただいたディーラーマンさんの提案でまずはBRZから。こちらはトヨタと共同開発されたクルマでしてSUBARU初のFR、水平対向エンジンのクーペとなります。ノンターボながらも着座位置の低さからスポーティな雰囲気を楽しめます。試乗車はオプションのフロントリップ、いわゆるエアロを装着していまして車高は約13cmしか無いことで『道路へのスロープはリップを打たないよう斜めに出て下さい』と案内されました。久々に聞きましたこのセリフ、これだけでワクワクするのは元スポーツカー乗りの性でしょうか。

 BRZの印象としましては、スタイルがとても良いです。BRZが登場した際には特にライト形状が好みで無かったのですが、現行はかなり洗練されたデザインを纏っているように感じます。低い全高から容易に想像出来るよう、潜り込むように乗り込むシートに身体を預ければ気分も自然と盛り上がります。ハンドルは小径で適度な重さがあり、またシフトはかなりのショートストロークに仕上げていることでフルノーマルの状態で既に実に上手い味付けです。総評としまして『スポーツカーライク』なイメージを持ちました。

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 続いてWRX stiです。BRZと比べれば本当にセダンって感じで着座位置は至って標準、ボンネットも短くて見切りが良くてホッとします。試乗したモデルはType-Sという上級グレードだったため室内はブラック&レッドの組み合わせかつパワーシートでした。防眩ミラーなどの装備も備わっていまして一見しますとスポーツカーとはまるで別ジャンルに思えた程です。しかしこの印象も乗り出せば一気に変わりまして厚いトルクでガンガン前へ進んで行きます。あらゆる面でBRZと比較して『乗りやすい』クルマだと実感しました。ターボモデルだから本当はちょっと踏んでみたかったけれども、市街地では難しいですね、本当に購入前提で検討するならば高速道路などを試乗リクエストすると良さそうです。まめ知識としてディーラーマンさんに教えてもらったことはFバンパーにS4はフォグランプが付くけれどstiでは付かない、その秘密はstiフォグランプの位置に穴を開けて冷却ダクトにしているからなんですって。

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 2台を並べていただいて見比べました。BRZにはオプションのリップが装着されているとは言え、やはり見た目がかなり低いですね。外観だけで見れば間違い無くBRZが欲しいです。

 が、ここで私的にBRZの大きな大きなマイナス点が2つありました。
スピードメーターが見辛い。
②絶望的にトランクが狭い。

①のメーターは何故かと言いますと両車共に260km/hメーターが取り付けられていまして、最大の差は0km/hが指す位置の違いです。水平指針のWRXに対してBRZの0km/hは5時の方向にあるのです。

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※画像はお借りしました。
stiのメーターは左がタコで右がスピード、9時の位置からスタートします。100km/hは11時の方向あたりですね。

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※画像はお借りしました。
こちらはBRZのメーター。3連で左からスピード、タコ、マルチインフォーメーションとなります。スピードメーターの針は5時の方向からスタートしまして、100km/hでも7〜8時の方向です。

私的にこれがイケないのです。いくら液晶でスピード表示が出来るとは言え、やはり情報を直感で見るにはアナログメーターが便利なわけです。ところがBRZは常用速度域の目盛りが5〜7時にありますため如何せん見辛かったのです。下で針がプラプラ動く様子は乱暴な表現で大変申し訳無いですが『やる気満々なのに頑張っても頑張っても上を向かないムスコ』のようで見ていてもどかしいのです。ハイスピード系のサーキットを週末ごとに走るような方には便利でしょうが、これには私も萎えました。

②のトランクの容量については、私はゴルフをしないためゴルフバッグ○○分と見てもパッと思い浮かびません。ただ明らかにスーツケースを2つ積むには後部座席を倒し尚且つトランクでは無くてドアから身をよじりながら入れる必要がありそうでした。残念ながらこの時点でかなりアウトです。まあ、スポーツカーと呼ばれるジャンルのクルマに荷物をたくさん積み込みたいと思う時点で私の方がオーナーとしてアウトなんですけどね。年に数回は海外へ行く環境なので、ここは譲れません。

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 しかし両車ともライバルと比較して性能、価格どちらの面でも有利だそうです。確かにこのスペックで車両本体価格が¥3,000,000〜¥4,000,000台と言われればお得とすら感じ取れます。

 ちなみにWRX sti Type-Sのザックリとした乗り出し価格はナビなどを付けて¥5,000,000程度でした。となればS4はstiよりも本体が¥700,000ほど安いため乗り出し価格は¥4,300,000くらいになりますね。

 S4には現オーナーがメンテナンスパックを付けているのですが、これはオーナーが変わった時点で引き継ぎが不可と言われました。これ実は大きなショック…。5年パックを設定していると現オーナーから伺っていて、これなら乗り出して2年はオイル代なども必要無いと喜んでいただけに予想外でした。また、いくら譲渡とは言えクルマ自体がまだ新しいため取得税を取られるみたいです。あとは2018年3月に車検を控えているためここでも約¥130,000〜¥150,000ほどはかかると教えてもらいました。タイヤも交換しないといけないだろうし、うーん意外と諸費用が嵩みそうです。

 本当はW210にも乗り続けたいのですがね…。最善の策を練るにはまだまだ時間がかかりそうです。