40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfaromeo】 ポルシェで東へロメオで西へ

 2台持ちの冥利と言えば異なる性格のクルマを用途に合わせて選べること、2台並べて悦に浸ること、迫り来る自動車税自動車保険の支払いに瞳孔が開き心拍数が振り切れるのを味わうなどなど言い出せばキリがありません。今回はアルファロメオ4Cを前回のオイル交換以降1ヶ月以上に渡ってガレージで休眠させていたことからバッテリーの充電がてら100km程度のドライブに出かけようとした時のお話。

 世の中は天皇誕生日が繋がる3連休とあり、私も気分ウキウキな金曜日の朝を迎えていました。木曜日の段階から既に久々に乗る4Cを想うとドキがムネムネして夜も眠れなかった心だけは少年時代な私でありますが、夜明けと共に外を見れば無慈悲にも雨降りじゃないですか。そう、私ルールでは基本『出発時に雨天または降雨が見込まれる場合においては4Cは出動を見合わせるものとする』との条項があります。そんな訳で先のエントリーにも少し書いた様に朝からスタバへMacBookを持って行って駄文をタイピングしていた次第なのです。



昼過ぎからは雨が上がり路面も乾いて来たってことで、とりあえず4Cはガレージにステイさせたままポルシェに乗り込んで前々から訪問してみたかった場所へと独りドライブへ出発しました。向かう先は『根尾谷断層』です。恐らく名前だけは知っているかなくらいの方が多いと思うのでここで軽く説明を。



この根尾谷断層は2024年現在、日本最大の地震断層として特別天然記念物に指定されています。誕生は1891年に起きた濃尾地震によるもので、マグニチュード8.0内陸地殻内地震として日本最大と言われており、数十キロに渡って地表地震断層が生まれました。この根尾谷は岐阜県本巣市と言う山間に位置していまして周りはまばらに民家が立ち並ぶとても静かな印象でした。岐阜の市街地からクルマで1時間かからない程度の距離で、観光名所としてはあの有名な淡墨桜が近くにあると言えば分かりやすいかも。



 根尾谷断層は今でこそ地面が草で覆われていてパッと見の感想は「ああ、確かに段差があるな」程度ではあるものの当時その地震によって瞬時にここまで地面が割れて隆起したのかと思うと想像しただけでゾッとしてタマがヒュンと縮む思いです。断層横には地震断層観測館が建てられていて、内部では実際に断層のズレを見ることが出来ます。



なんとこの観測館、2002年に起きた集中豪雨で横を流れる根尾川が氾濫して水没してしまっています。大地震から約110年後に今度は豪雨で被災するなど痛ましい歴史を持つ根尾谷ではありますが、こうして後世に記録と記憶を残す大切な役割をこの観測館は持っているので一度は訪れる価値はあるかと思いました。入館料は¥500。周辺は楽天モバイルでは圏外であります。



今回はドライブって名目もあったことでクルマを使いましたけど、大垣から樽見鉄道たる私鉄が出ているのでこれを使ってローカル線のんびり旅ってのも乙なものかもです。秘境駅みたいなトワイライト感漂う駅舎も点在していて楽しいですよ。

 さてさて翌日は願い叶っての快晴でテンションMAX、やっとのことで4Cとのお出掛け日和となりました。昨日はポルシェで東を目指したから今度は西へと行きますかねぇと目的地は滋賀県の長浜にしました。住まいからは関ヶ原越えがネックとなっていて冬季はクルマで行けない地方でして、雪解けを待っての再訪が毎年嬉しい訳です。北国街道が有名な長浜は小さな街ながらも名物が点在していたり何かと楽しめるエリアとして年に3回程度は足を運んでいる私のお気に入りスポットでもあります、少し前まではJR西日本が『SLびわこ』を季節運転していたのも記憶に新しいですね。

 

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時に現地着して4Cは駅前ショッピングセンター併設の立体駐車場に停めておきましょう。ここは4Cでもバンパーを擦らない緩やかなスロープなので超絶オススメな場所になります、スーパーではこの地域のソウルフードことサラダパンも購入出来ますよ、惣菜コーナーに売られている焼きサバ寿司も美味しいし、買い物の金額によって駐車料金が無料になるし良いことしかありません、ここテストに出ますからメモしておいて下さい。



お昼は『そば八』で天丼とかけ蕎麦のセットに舌鼓して優しい盛り付けなのでペロリですわい。



その流れですぐ近くの『叶匠壽庵』にハシゴして抹茶パフェをいただきマンモス。この流れは長浜でマストですぞ。

 食後は適度に長浜の街並みを散策しつつ、クルマへ戻って琵琶湖沿岸を軽くドライブ。しかし琵琶湖の大きさはまるで海を見ているかの様で、2010年に半年住んだトロントにあるオンタリオ湖も広大だったなと包んであった甘酸っぱい記憶が滲み出て来ました。しかし当時TOEIC400点しか無かった語学力でよくもまあ日本人があまり居ないからと留学先をバンクーバーでなくトロントを選んで生活したもんだと当時のガッツには自分自身未だに驚かされます(笑)



帰路は関ヶ原の広域農道で少しだけ4Cのポテンシャルを解き放ち、ついでに戦時中の火薬庫跡へ立ち寄りながらソロドライブを堪能したのでしたとさ。

おまけ



ポルシェが少し機嫌を損ねてしまったみたいです。症状はキーを捻ってエンジンスタートすると1/2の確率でストールしてかからなく、2回目でかかる感じです。エアフロセンサーかスロットルバルブに汚れがついたのかなと清掃してもらったけれど症状が治らないためショップへ入庫してトラブルシューティングしてもらう運びとなりました。輸入車に乗るもの、これしきでビビっている様じゃあ心臓が何個あっても足りません。「困ったやつだなぁ」くらいで気長に帰りを待つとしましょう。見積もり金額次第では何回か心臓止まるかと思うので、その際はAEDよろしくお願いします。


おしまい。