40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【ゆる鉄】 ムーンライトながら

 かつての日本はブルートレインを筆頭に夜行列車が全国各地で走っていました。それが今や飛行機や新幹線にシェアを奪われてしまい夜行列車そのものを見掛ける機会はほぼ消滅したと言えるでしょう。

今回は「ムーンライトながら」の愛称で季節臨として運転されている夜行列車をゆる~く撮って参りました。

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いきなり画像を貼りまして、これがムーンライトながらです。「ながら」って言うのは「ながら運転」とかのながらでは無くて岐阜県にあります地名「長良」から来ている物になります。まあ中部地方に住んでいないと分からないですよね。もう少し掘り下げると、長良川では鵜飼いが有名でして観光に毎年多くの方がやって来ます。

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以前は「大垣夜行」の俗称で親しまれていた大垣~東京を結ぶ電車です。当時は座席指定券が無くて、早くからホームに列を作って必死に席を確保したものです。でも使われていた電車が165系の古いやつでしかもリクライニングしないタイトなボックス席…見ず知らずの乗客と向かい合わせに膝を当て合いながらの7時間程の乗車時間は文字通り苦行でありました。

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でも、なんで大垣なんでしょうね?
名古屋止まりにするか、いっそ米原まででも良いような気もします。東京発で西を目指す乗客が、終点大垣に到着したと同時に米原方面の電車に猛ダッシュで乗り継ぎする光景は大垣の風物詩の一つです(違)

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列車は10両編成、関東や関西では当たり前の長さでも、中部地方では4両とか短小なモノばかりなので迫力があります。どうやら4+6両の組み合わせみたいで一部がこのように車内通り抜けが出来なくなっていました。慌てて飛び乗ると自分の車両までたどり着けない罠が潜んでいるみたいです。

 私が通勤電車に乗っていると、とある堤防の土手にこのムーンライトながらを待ち構える鉄ちゃんが大量に群がっているのを何度も目にしました。そもそもが夜行列車が故に明るい時間帯にはほぼ撮影出来ない&大垣着が5時台で冬場は日の出前であることを考慮すると、確かに夏にしか撮れない貴重なチャンスなんだと分かりまして…まあ自宅からも近いしと自分もその群れの中に入ってみることにしました。普段は群れるのすごく苦手だからしないんですけどね。

 撮影ポイントへはクルマで行けて堤防の路肩スペースに停める形になるのですけど、ちょっと余裕こきすぎて時間ギリギリに行ったら満車じゃないですか…。涙目になりながら右往左往し、なんとか空き地を見つけたのが列車通過の5分前。もう諦めて真横の構図でいいやと撮影ポイントから少しはずれた場所でカメラを構えます…が…

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ムーンライトながらの前を走る貨物列車でフレーム確認すればとてもじゃないけど10両は入りきらない。これはいかんと蒸し暑いお盆真っ只中にヒィヒィ言いながら正規撮影ポイントまで走って行きました。

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が、無慈悲にも間に合わず超微妙な写りになってしまった…悔しいのぅ悔しいのぅ。

 こうなったらリベンジです、幸いにも夏の運転日を見たらもう1回チャンスが残っていました。
ってな訳で下り方面の運転最終日である今朝方に再訪。土日揃って朝4時半起きとか、どんだけおじいちゃんなんだと(笑)

 同じミスは二度としない、これがプロフェッショナル…とルパン三世の台詞を口ずさみながら5時には現地入りしてクルマを停めて、今日は三脚も立てちゃうぞと準備万端です、万端すぎて怖いくらいです。

で、この良い流れのまま撮影準備に取りかかろうとカメラの電源を入れて凍りつきました。バッテリー残量3%…。速攻で電源オフ、あかん、これあかんやつやん。もう電車が肉眼で確認出来るまで一切電源入れません。

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周りの鉄ちゃん達がしきりにセッティングする中で私独りだけスマホで映画鑑賞。違うんです、余裕かましてるんじゃなくてバッテリーに全然余裕が無かったんです。

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直前に例の貨物列車で試し撮りしてバッテリー残量2%。もういい、置きピンしてたら確実に途中でバッテリー切れになるからAFのままで連写だ。

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来ました、ムーンライトながら。昨日と違って朝日に照らされて「サイドギラリ」な状態です、これなら露出もかろうじてOK、あとはひたすら連写あるのみ…一発を狙う面白味は無かったけれど、私の阿呆なミスをリカバリーするにはこれしか選択肢が思い付かず…。まあ結果的には無難な収まりだったしリベンジ成功…かな。
写し終えたらバッテリーがちょうど力尽きました。

 実はこのムーンライトながら、近い将来に廃止になるかもと噂が出ています。この185系が老朽化に伴って引退するらしく、後釜があるか不透明なのだとか。
でも「大垣夜行」改め「ムーンライトながら」は青春18きっぷを利用して貧乏旅行するには必須の電車ですし、私も学生時代にたくさんの思い出を大垣夜行と共に作って来ているし、なんとか存続して欲しいものです。


おしまい。

【お散歩岐阜】 cafe こやぎのおうち

 お盆休み真っ只中で何処もかしこも大渋滞を起こしていることから8月12日は近場のカフェを開拓することにしました。

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Cafe こやぎのおうち
住所 : 岐阜県大垣市福地町1-636-1
電話 : 0584-71-0391
URL : http://koyaginoouchi.blog.fc2.com/
定休 : 毎週木曜日+α(要HP確認)

何年も前から気になっていたお店で、以前に訪問した際は運悪くお休みだった思い出があるから今回は抜かり無く電話予約してから出発です。

ちなみにこちらはモーニング&ランチのカフェでして前者は予約不可、後者は予約必須です。と言うのも、お店のキャパが小さいため予約無しだと席の確保が難しいみたいで私が訪問した時も飛び込みのお客さんが涙を飲んでいました。

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 店内の雰囲気はこんな感じで女子ウケ抜群なはず。てかお客さんは女性しかおらず、お独り様おっさんの私はほんのりとアウェイ感いただきました(笑)
雑貨やドライフラワーでデコレーションされた木の温もり溢れる素敵な空間ですね。

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 ランチメニューは月替わり、8月は以下のメニューがプレートに乗ってやって来ました。

⭐ホロホロ豚肩ロースとひよこ豆のトマト煮込みをライスに添えて(ご飯はターメリックライス)
⭐キャロットの冷製ポタージュ
⭐たっぷりサラダ
⭐クリームグラタン
⭐ゴーヤとミョウガのゴマ酢あえ
⭐食後のケーキとドリンク

注文してから全ての料理に舌鼓を打ってお店を出るまで70分程度、お独り様でこれなのでお連れが居ればもっとゆっくり楽しめますね。ただ混雑時には90分制になることもあるそうです。
なんだか久々に素材の味をしっかりと堪能した気分です、野菜の甘味や苦味が活きていてどれも美味しかった:-)
今回のメニューコンセプトは夏野菜満載で健康にも良さげでした、これだけ揃って¥1,380はお得だと思います。

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 デザートも丁度良いサイズ、器一つ取ってもお洒落で思わず写真を撮ってしまいます。
私の周りでは女子会が開かれていて、しきりに結婚話で盛り上がっている様子でした。ターゲットは年収1,000万プレーヤーだとか、周りが結婚ラッシュが終わって出産ラッシュだとか、遠距離で没ったとか、上司がうざいとか…女子話って結構生々しいのね、盗み聞く分にはとても面白かったです(笑)
思えば男なんて大概は下ネタか趣味ネタか仕事ネタに尽きてあんまり悪口陰口は出てこなくないですか?

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 お店は細路の住宅街にありまして、駐車場もそこまで広くありません。そのためお店のお願い事としてグループは最大4名まで、クルマは乗り合いで、またお子様に関する注意事項もあります。一見すれば厳しい印象かもしれないけれど、来店された方に不都合をさせないための配慮だと受け取れます。

強いて言えば4Cだとこの砂利引きの駐車場が鬼門かも…砂利に結構な厚みを感じたため下廻りが心配なのと、クリープが使えないため下手にアクセル開けるとスタックしちゃわないかな…と。ここは今度、人柱になってみます(笑)

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ジュリエッタと並びました。紅白揃って縁起が良いです。


 世間はまだまだお盆休み、私は関係無く仕事です。こう言うときだけは「外資系」とドヤ顔で通常営業ですもんね、悔しいのぅ羨ましいのぅ、ガラガラの通勤電車に乗りながらのブログエントリーをしているうちにそろそろ到着です。引き続きまして良いお休みをお過ごし下さい:-)

【Alfa Romeo】 Gulia なんちゃって評論

 アルファロメオ4Cは乗る度に天候、段差、排気音、駐車場、積載量などなど細かく言えばキリが無いくらいに確認事項があります。それがこのアルファロメオジュリアだと懸念事項は一切無しで思い立ったらすぐに乗れるため、「道具としてのクルマ」の良さを噛み締めている次第であります。

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思わず駐車場でセルフィーだってしちゃいますよ。ホラ、着座位置も正しく王道セダン。

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以前に同じ場所で撮影した4Cでのショットだと車高の低さがよく分かります。ただジュリアみたいに一般的な車高だと私の短足具合が際立ってしまう諸刃の剣…。


 ジュリアスーパーは小悪魔的な面白味は無いけれど、とにかく真面目な優等生タイプです。そんな中でも乗っているうちにチョコチョコと良し悪しが見えて来たところで独断と偏見に満ちた簡易レビュー行ってみましょう。


⭐いとをかし⭐
1. 曲線美あるダッシュボードやレザーの質感
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ダッシュボード上はとても滑らかなアーチを描いていて、それがたまらなくお洒落でエレガントです。ダッシュボードやドア内張りにはステッチ整然と巡らされていて質感は上々と言えます。

2. ガングリップ付きの大径ステアリング
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ステアリング径が現行車種の中では大きめなことと、丁度良い握り心地のガングリップ、そしてかなり軽いパワーステアリングによって運転は快適そのものです。4Cの握りづらい形状のノンパワステとは対極と言い切ります。

3. パンチの効いたサウンドシステム
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ハーマンカードンのスピーカーから出る音色は設定次第でかなりの重低音までカバーします。ジュリア自体の走行音が小さいからか、それとも私の耳が4Cに破壊されているからか、とにかくボーカルからバスサウンドまで臨場感溢れる音場を形成していることに感動。

4. アルファロメオエンブレム
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ジュリアは一旦車内へと入ってしまうと「アルファロメオ」に乗っている意識が希薄になりがちな生真面目モデルです。そんな時にヘッドレストにエンボス加工されているアルファロメオのエンブレムを見るとモチベーション回復に繋がります(笑)

5. シートサイドの隙間
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「は?」と思われるかもしれませんが、これすごく重要なポイントです。
4Cはこのシートとセンターコンソールの隙間が大きくて、うっかりスマホやコイン、はたまたクルマのキーをここに落としてしまうと軽い絶望に目の前が真っ暗になります。本当に手が入らないんですよね、オマケにシートはほとんどスライドしないしフロアとシートの隙間も極小だし…。
でもジュリアはそもそもの隙間がほぼゼロで、うっかり何かを落としてしまう心配が無いのです。

★わろし★
1. マルチメディア環境
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アルファロメオジュリアはカーナビやオーディオはスマホを利用する前提でシステムが構築されています。それがどうにも直感的に操作が出来なくてもどかしく感じます。
例えばBluetoothの接続一つ取ってもプロセスがあまり親切ではなくて、探し当てるのに慣れるまでは時間がかかりました。

2. d.n.aモード
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4Cのそれと比べると相当ヌルいです。モードを切り替える瞬間こそわざとらしいショックを挟んで来ますけれども、そこから先はあまり変化無し。特にd入れる必然性を感じず、基本はnに入れっぱなしでモード選択自体を忘れ去ってしまいそう。

3. エアコン
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「欧州車の中では」効きが良い部類でしょう。では何故に「わろし」なのかと言うのは、エンジンスタートからエアコン作動までに少しの間タイムラグがあるのです。この酷暑の中ではそのラグがたまらなく苦痛であります。国産車ならエンジンをかけたと同時に冷風がバスバス出て来ますもんね。

★あし★
1. パドルシフト
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シフトの質感は金属製で素晴らしいです、残念なのがその反応の悪さ。4Cのそれと比較してしまうと、もはやパドルシフトの役目を果たしておりません…。シフトダウンされるまでにコーナーに飛び込んじゃってますよ。

2. シフトレバー
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全てを電子制御にしたためサイドブレーキも電磁式です。ただこいつらが昔人間にはどうにも扱いにくい…。あとシフトをリバースに入れるとモニターにリアビューが出るのですが、それがシフトをパーキングに入れた後でもしばらく映し出されたままなので、一瞬いまだにリバースのままかと不安になります。


 こんな感じでいかがでしょうか?
個人的な感想で見ると、クルマとしての質感は高いですね。そんな中で電子系が少し不得意で、駆動系が問題有りと受け取った形になります。

これがスーパー以外のヴェローチェやクアドリフォリオでは全く異なるフィーリングを味わえるのかもしれませんが、スーパーとしては駆動系をもう少しシャキッとしてくれればもっとドライブが楽しくなるのにと感じました。

また何か気付いた事が出てきましたら加筆したいと思います。


おしまい。

【Alfa Romeo】 Gulia ジュリアと旅する

 4Cの修理期間中に代車として私の元にやって来たアルファロメオジュリア、せっかくなのでドライブへと連れ出してみることにしました。

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 世間一般では本日からお盆休みとあって、朝から高速道路は渋滞情報が目立っています。そのためまずは下道で行けるところ、さらに寝坊したので手軽に楽しめるところを候補地とした結果安定の滋賀県長浜市となりました:-)

私の住まいから長浜市へは21号線を軸にしてほぼほぼ右左折無しで到着出来る素晴らしさ。一瞬、藤崎城の方を経由してとも考えたけれども出発時間が遅かったため、それは次回に取っておきましょう。

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私がお借りしているジュリアのグレードは「スーパー」で、2Lターボエンジンは200馬力を絞り出します。全長4,645mm、全幅1,865mmで車重は1,590kgとBMWの3シリーズやメルツェデスベンツのCクラスに似たサイズのセダンですね。なので不都合こそありませんが、リアシートの足元はそこまで広く無いです。例えるならばLCCキャリアのシートピッチみたいな。

またアルファロメオの特徴でありますd.n.aモードの関しても恐らくはトップグレードのクアドリフォリオでも無い限りは、そこまでモードチェンジで劇的な変化はありません。もちろん体感は出来ます、ただ「d」に入れても身体がシートに張り付くほどシャープな吹け上がりをする訳ではなく、どちらかと言えばハンドリングやブレーキフィールが敏感になったかと思えました。

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 ドライブ日和になりました、私の住まい周辺は午前中から気温計が38度を指していたものが、道中では32度とありました。まあ暑いに変わりはありません(笑)
でも都会の喧騒を抜けてこのような景色に溶け込めると、不思議と気持ちの良い暑さに感じるものです。この辺りは渋滞はもちろん、信号もまばらでただただのどかな光景とゆっくりとした時間が流れていました。

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 長浜駅前の駐車場にジュリアを放り込んで、コンパクトな街を散策します。と言っても、私のお目当てはこのカフェのケーキ一択ですが。

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ガラス張りの席を独り陣取り満面の笑みでショートケーキを頬張る30代独身野郎、ミラーレス一眼で一心不乱にケーキも激写した30代独身野郎、外からそんな哀れな目で見んといて下さい(笑)

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お盆休みだからか、商店街のいくつかのお店は閉じていました。それでも北国街道と名付けられたこの辺りは古くからのお店が今尚、軒を構えています。

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フィアット500が似合う街のサイズ。

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「緑色のヘビ」のガラス細工を探してみたけれど見付けられず。

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可愛さのカケラも無い猫のお面、でも何故か私のツボにハマりました…。

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最後まで本気で買うか悩んだ「純正、小学校の椅子」。
4Cでは絶望的でもジュリアなら積んで帰れる!!

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宣伝用なのかな? 痛クシー。

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こちらの牛も結構なシュール具合を醸し出していましたよ。

…こんな具合で散策が60分程度でも十分に楽しめます。特にこんな暑い夏場にはこのコンパクトさが嬉しいですよね。


 帰り道も実は21号線上に色々と寄り道スポットが点在しています。

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三島池はマガモの生息地だそうです。
喜んで立ち寄ってみると、確かに鳥がいっぱい!!

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…鴨ってこんな殺伐とした顔だったっけ?
とかなりの時間悩みました、これは川鵜ですね。
考えてみれば鴨は渡り鳥だからこんな夏にいるはずないし。

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泉神社にある湧水は日本名水100選の一つと看板が出ていました。

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湧水を汲む場所は別にありまして、神社内にも結構な水量の水が涌き出ています。

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関ヶ原の戦いの決戦地です。日本人であれば歴史の授業で一度は耳にしたであろうあの戦は、実は半日くらいであっさりと決着がついたと説明書きがありました。

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そんな歴史的場所でジュリアをパシャリ。
周りにも多くの戦場跡がありまして、季節の良い時に思いを馳せながら廻るのもまた良きかなと。


 とまあ、距離にすればたかだか往復で80km程度でも内容の濃いドライブでした。

 ジュリアはクルマの性能で言えば本当に優等生だと思います。「dモード」に入れてそれなりにアクセルを踏み込んでも官能的なエンジンサウンドを放つ事無くスーンと滑らかな加速を続けます。特筆して五感に情熱を訴え掛けるポイントがある訳でも無いし、そのくせ全幅1,865mmが細路での擦れ違いでネックになります。なので骨の髄までアルファロメオマニアでない限りは、あえてジュリア(除くクアドリフォリオ)を選択する必然性は私には探し出すのが少し難しいかな…と言うのが正直な意見でしょうか。

でも、個人的な思いとしてメルツェデスベンツやBMWよりも「アルファロメオに乗っている」こと自体がお洒落であるかなと(笑)
ステータス云々は置いておいてですよ。
例えば「ベンツに乗っている」と言えば、まあ十中八九お金持ちってイメージが先行するじゃないですか。
アルファロメオに乗っている」と言えば、きっとお洒落だなって思う人と、壊れるんちゃうかと思う人に二分されるんじゃないかと。まあ比率は1:9ですがね。

 そんなくだらない妄想をしながら、代車なのにしっかりホイールまで水洗いして3連休の初日が終わろうとしています。

事故や熱中症には気をつけて、皆さんも良いお休みを。


おしまい。

【Alfa Romeo】 4C 損保ジャパンと修理で揉める

 悲しいお知らせで実は私の4C、住まいの集合駐車場でお隣さんからリアフェンダーにドアパンチを貰ってしまい修理に旅立ちました。

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と言うわけで車検の時にお借りしたジュリアがまたやって来ました、しばらくはジュリア乗りになるみたいです。

なるみたいです…と言うのも、相手方がとても良い方でドアパンチ当日にすぐ保険手続きをしていただけたのです。

その保険会社が残念すぎる対応を仕掛けて来たため揉めることが確定してしまいました…。

事を時系列にしますと

1. 7月12日 ドアパンチのため相手方から連絡をいただく。

2. 同日 修理交渉アドバイスを貰うため、私が加入している自動車保険担当者(前車購入時に加入しているのでスバルの営業さんです)へ電話相談。

3.同日 修理入庫する予定のアルファロメオディーラーの担当者へ報告を兼ねて電話相談。

4.7月13日 損保ジャパン休日窓口から第一報が入る、但し表面的な流れの説明で詳細は休日明けに担当から入るとの案内のみ。

5.同日 アルファロメオディーラーへ出向いて修理の方向性を担当と打ち合わせ。キズは微小だが、ボディの素材が特殊が故に板金(パテ埋め)が微妙なため、リアパネルごと交換希望として話を進めることに。

6.7月16日 損保ジャパンの担当者と名乗る者から入電。クルマの状態説明をして、あとはアルファロメオディーラーの担当と話してもらうようお願い。

7.7月26日 アルファロメオディーラーから代車(ジュリア)の用意が出来たとの連絡。8月3日に入庫とする。

8.8月3日 アルファロメオディーラーへ出向いて車両入れ替え。この際にも担当のメカニックさんとパネル交換で意見一致。

9.8月7日 損保ジャパンの私の担当ではないスタッフから入電←いまココ


 まあ代車準備とかあるにしろ既に発生日から3週間経ってしまい、やっと事が進むと思いきや受けた電話内容が私の想像のナナメ上を行く話し方で唖然としてしまった次第です。備忘録も兼ねてシェアして参ります。

損保ジャパンスタッフ : B

7月13日に電話してきた損保ジャパンの担当者とは異なるB(仮名)が電話をかけて来まして、物損事故について連絡ですと所謂とても機械的かつアナウンス的な口調で会話が始まりました。どうやら私の4Cはディーラーの提携工場に置かれていて損保ジャパンのアジャスターが見てきたそうです。
私は「アルファロメオディーラーの担当者と話を進めて欲しい」と7月16日に伝えてあるはずなのにおかしいと思ったわけですが…。
B曰く、今日までアルファロメオディーラーが定休日だったから私に直接電話したのだそうです。しかも今日は私の担当者が休みだから代わりにBがかけてきたと言っています。

開口一番のセリフが「今までこのような輸入車は何件か対応してきているが、海外製なのでパネル交換だと部品の精度が悪くてチリ合わせなどが上手く行くかわからない。」といきなり血迷った事を話し出しました。
いや別に修理するのは私自身でも保険会社のあなたでもなくて修理工場だから、そんなん問題無いし関係無いでしょと返答するとしばしの沈黙の後で「じゃあパネル交換がいいんですか?」と再び質問されます。

「こちらはディーラーと話し、4Cオーナーと話し、ネットでも調べた上で、やはり材質上のことで板金ではなくパネル交換して欲しい。」と切り返せば「いや、修理工場は板金で行けると言ってます」と食い下がられ。ちょい待ち、普通に考えて修理工場が板金薦めるか?
修理日数がかかる方が商売として有益なんだから、パネル交換以上に板金を押すことなんて無いっしょ。しかもディーラー提携工場なんだし。

実際のところドアパンチ自体は私全然腹を立てて無いし、乗っている以上仕方無いと相手方にも話しています。

ただ

保険を使って直すこと、こちらは駐車中の出来事全く責任無い事案なだけに「今後の不安が無いように元通り直してくれ」と説明した上で再度パネル交換の指示を出したところ…既にこの電話20分くらい話してます…

B「じつは今回の破損具合だと当社規定ではパネル交換出来ず板金になります。」と。

いや待て、じゃあ開口一番の部品精度とかって何やねん。あんたもう話し出してどんだけ時間使っとんねん。

しかも何でディーラーが休みで連絡取れてない&代理の奴が自分に電話してきとんねん。

もっと言えば当社規定ってどない規定やねん。

…と、エセ関西弁になっちゃうくらいツッコミどころ満載なこの会話に、いい加減こちらも堪忍袋の緒が切れ…あかん、怒鳴ったらあかん、深呼吸だ、冷静に行くんだ…と必死に堪えて聞き返すものの、全ての質問に黙りこくるばかり。正直このBは確認も知識も頭も無くて保険屋として相当残念、いや失格です。普段は温厚な一般庶民の私でも頭が味噌煮込みのようにフツフツと沸き立っていました。しかも奇跡的に今日は資格の更新試験で早くに仕事が終わった、2年に1度あるか無いかのこの解放感を味わうべく瞬間に…。

結局のところ損保ジャパンの言い分を聞いた私の受け取り方としては、少しでも安く修理させようと敢えてディーラーが休みで連絡がつかないタイミングを狙って私に電話して、部品の精度云々でと不安要素を捏造し、保険会社ではなく被害者に自ら妥協させるよう誘導を試みたとしか思えません。
運悪く私のようなヘソ曲がりに当たり、誘導失敗したために今度は「当社規定」なんて咄嗟に説明も出来ない理由で畳み掛けようとしたのでしょうね。

もちろん私も普段は物事の妥協点を探ることだってしましすけど、この対応には心底腹が立ちましたので当然ながら却下です、言い方は乱暴ですが「この阿呆が(某時代劇マンガキャラ風に)。」ですよ。

今後このBが引き継いで担当となるかは知りませんが、次の電話の時に同じ内容を聞くのも説明するのも嫌なので、しっかり今回の問題点を考えてから改めて連絡してこいとして電話を終えました。

愚痴になっちゃいましたけど、保険会社って話を鵜呑みするとトンでもない不利益を被ることがありますので、言い分はしっかり伝えて(クレーマーになっちゃいけませんが)納得出来ないところは絶対に折れる素振りを見せたらいけませんよ。特にこちらに落ち度が無いときには。

また時系列を見てもお分かりいただけるかと思いますが、基本私が常に先手を打って行動しています。本当は保険会社任せにしたいけれど、このネット社会では否が応でも色々な噂って耳に入りますからね。

最近の世の中だと「誠意を見せろ」と言えばやたらと金を巻き上げるようなイメージに直結しているみたいで悲しいですが、保険会社として物事の被害に遭った人間を相手に加害者の代わりとして保険料を貰いながら商売しているのであれば、この様な詐欺まがいな話術で迫って来るのではなくて、本当の意味で誠意を持って対応することこそが何より大事ではないでしょうか。少なくとも人生折り返し地点間近の私のしょっぱい人生経験からはそう思うわけです。

また進展したらシェアします。

【Porsche】 ケイマンGT4とボクスタースパイダー

 ただいま上海に居ます、中国と言えば自転車とバイクが縦横無尽に走り回り、男性は金無垢時計を腕に付け、女性はチャイナドレスを纏って、街を歩けば食べ物の出店で活気が溢れていると勝手に思い込んでいましたが、見事にその想像は打ち砕かれまして少なくとも私が歩いたエリアは良くも悪くも一般的なアジアの景色でした。

まあ上海の話は次回のブログエントリーに取っておくとしまして…

 ポルシェジャパンから正式にケイマンGT4ボクスタースパイダーの予約開始がアナウンスされましたね。私もディーラーから電話を受けましたが、基本的には展示車両などは無く全てパソコン画面上で見積りを組んで発注する流れだそうです。

やはり財力のあるポルシェオーナーの方々がセカンドカー以降の扱いでオーダーを入れるのでしょうね。しかし現物見ずに1,000万以上のモノを買うなんて…そんな居酒屋で焼き鳥の注文でもあるまいしと嘆く私は庶民代表だと確信しております。私が現物を見ずに買った大きなモノは前々車のメルツェデスベンツとロレックスのグリーンサブくらいのものですって。

そんなわけで

ポルシェの公式サイトで見積もってみましたよ、GT4とスパイダー。

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ポルシェの新しいラインナップ。
ここからカーコンの画面へと入ります。

 まずはケイマンGT4。個人的にポルシェの本命がこれになります。

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オプション最低限でこんな感じに仕上がりました。
付けたのはリアカメラとフロアマットくらいのものです。

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718は内装がかなりカッコいいと思います。

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GT4だと6気筒なんですよね、4気筒の現行も十分に良いけれど、やはりポルシェの6気筒は憧れます。流れるようなポルシェ伝統のエクステリアも憧れます。まあセクシーさで言えば圧倒的にアルファロメオ4Cだと手前味噌ながら自分の愛機を誉めちぎりますが(笑)

 つづいてボクスタースパイダー。車庫が整っていれば本当に欲しい1台、先代モデルも未だにかなりの高値でUSED市場に出ています。

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車両本体価格はGT4より若干低いため、その分をオプションに足してみました。インテリアパッケージ追加です。

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スパイダーはきっと天気が良い日に限定した乗り方だから、インテリアに差し色がある方が絶対に映えると思います。

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スピードスターのようなシルエットでサイドからの眺めがたまりません。

 と、ひとしきり妄想に耽りました。持ち出しの金額は大きいけれど、初回車検前にリセールを考えたら「素」のケイマンやボクスターを持つより安くすんじゃったりして…なんて良からぬ考えすら出てきます。

まあ、最も賢い買い方はしばらく待ってUSED市場にオプション満載の低走行モデルが出た時に新車以下の価格で手に入れることでしょうが(笑)

 しかし上海はフォルクスワーゲンがやたらと走っているけれど逆にポルシェはあまり見かけません。アルファロメオなんて存在すらしていないのか1台も拝むことがありませんでした。アジア圏はある程度訪問したけれど、やはり日本は色々な面で便利だと実感しています。特にトイレとかトイレとかトイレとか。綺麗なトイレが基本ホテル以外で期待出来ないのが辛いです…。


以上、早朝の妄想&呟きおしまい。

【イタリア旅行】 アルファロメオミュージアム訪問の日帰り旅行

※約100枚の画像で構成されています、ひたすらスクロールして下さい※

 アルファロメオ4Cに乗るもののふとあらば、やはり本場イタリアのアルファロメオミュージアムに行かねばなんて変な使命感に襲われたのは去年の11月。ちょうどドイツのクリスマスマーケットを体験するべく旅行を組んだことから、ならばドイツからイタリア行きゃあええやんと軽いノリでチケットを手配したのでした。

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 ドイツで私のお気に入りはケルンでして、ここをベースにして旅行を楽しんだわけです。イタリアにはフランクフルト空港に戻ると時間的にも金銭的にも辛いため、ケルンの隣町であるボンの空港からLCCでイタリアのマルペンサ空港に飛ぶことにしました。

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ほぼ始発のSバーンでケルン空港まで移動です。画像は別の日に写したもので、実際は真っ暗なうちからの出発でした。

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ここがケルン空港駅、モダンな建築物で日本には無い雰囲気に旅行テンションが上がります(笑)

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こんな超早朝便だったからか飛行機はガラガラ、しかも所要時間なんて60分もかかりません。

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お世話になったクルーの方々。

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来ました初イタリア、サクッと入国手続きを…と思いきやドイツから同じユーロ圏なので特に審査も無く到着ロビーまでスルーです。

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イタリアはグリーンカラーをここそこに用いています。街へ出るために鉄道駅を目指します。

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券売機では自信が無かったから有人窓口でチケットを購入。降りたい駅を説明したら丁寧にチケットに乗り換えの情報をメモしてくれました。イタリアでは英語の発音のクセは強いけれど、大体の方はコミュニケーションが取れました。そのため日帰り旅行程度であれば「チャオ」と「ボーノ」くらい言えればなんとかなっちゃいました(笑)

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空港内のスーパーでサンドイッチを購入。ショーケースの中からハムとチーズを選んでその場で作ってもらいます。見た目だけだとやる気ゼロな出来栄えだけども味は感動的な旨さでした、ボーノ!!
これだけ多くて4ユーロもしなかったから安いです。

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こんな景色を眺めながらの優雅な朝食でした。
ってまあ実際はベンチに座ってただただ独り黙々と上顎の皮がめくれるくらい硬いバケットを頬張っていたのですけどね。

で、電車が来ないんですわ。
始発から2駅目なのに既に遅延ってどう言うこと?
いやいや、これがイタリアなんだと雰囲気を全身で味わいます。ポジティブさを持たないと海外独り旅なんて出来ませんよ。

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駅の消火栓。左下に注目!!
東京で開催されたキャノンボールガムボール3000ステッカーを発見です。

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そうこうしていたら、ようやく電車が来てくれました。ヨーロッパ圏は遅延どころか直前でプラットホームの変更とか当たり前のようにあって、しかも英語でアナウンスしてくれない事もザラですから周囲の乗客の動きを注視しておく必要もあったりと日本ってやっぱり色々な点で的確なんだなと思わされます。

で、言われた通りに3駅で乗り換えて目的の駅まではスムーズに辿り着けました。車内には電工掲示板が備わっているから間違える心配はありません。のどかな田舎の景色を堪能していればOK。

 ここからアルファロメオミュージアムまでが大変でした…。事前にネットで情報をかき集めたところ最寄り駅からはバスに乗れとあるものの、そのバス停の位置が結構曖昧な書かれ方で、しかも駅自体が意外と広かったのが災いして右往左往すること15分…やっとのことでバスを発見。

他の乗客と一緒にバスへ乗り込むと頭の中が「?」マークで溢れました。料金箱が無いんですよ、あるのはカードリーダーだけ。

「ああ、きっとこれはコミュニティバスで無料なんだ!!」と阿呆みたいな解釈でバスの運ちゃんに笑顔で会釈したら、見事に止められました(笑)

運「ヘイ坊主、乗りたいなら切符かカードをかざしな」

私「現金しか無いねん」

運「現金はダメだ」

私「じゃあ切符どこで売っとるん?」

運「知らん」

私「…」

運「…」

30分に1本も無いような系統のバスなのと、私の滞在可能時間からして易々と引き下がれません。

私「現金しか無いねん(2回目)」

運「うーん、もう発車時間だ」

運「まあいいわ、乗ってきな!!」

私「マジすか、あざっす!!」

…と、端的にはこんな会話があった後に一般庶民独身は見事なまでの公認無賃乗車でミュージアムへ。ちなみにこのバスは特に案内や電工掲示板が無くて、運ちゃんに「ここで降りな」と言われなければ絶対に分からなかったです。


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来た来た来た、私はポケットwifiとか便利ツールを持たずに海外へ行ってしまうので今回ばかりは結構不安でしたがついにアルファロメオの聖地までやって参りました。

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公道のラナバウトにもアルファロメオの看板。

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神々しく輝くモニュメント(笑)
少なくとも日本から遥々やって来た私には眩しかったです。

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ミュージアムは火曜日がお休みですのでご注意を。

 当日はミュージアム敷地内は芝刈りなど手入れをしていて、そのおっちゃん達に挨拶しながらエントランスまで歩くこと5分くらいでしょうか。

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当然ながらアルファロメオのイメージカラーである赤が差し色になっている建物です。

 まずはエントランスで入場券を購入します。

私「チャオ、野郎1枚ね」

受付嬢「どっから来たんだい小さなおっさん」

私「日本っす、4C乗ってるっす」

受付嬢「生粋の変態だね、ほらよ日本語ガイドをくれてやる」

なんて会話があったとか無かったとか。まあ日本から独りで来るなんて客は珍しかったようです。

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順路は1Fから。
オフィスビルにあるような味気無いゲートでチケットをかざしてまず目に飛び込んで来る記念すべき1台目は…

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なんかウルトラマンに出てくるようなヤツ。

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ステッカータイプかつなんか可愛いビショーネがノーズについてるし。

うん、本当に大丈夫かアルファロメオミュージアム?
と、いきなり不安にさせるエンターテイナーはどこのどいつだ。

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にわかアルファロメオ乗りにはこれらの希少性がまるで分からずうろたえる日本人1名。

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大根おろしみたいなサイドインテークと豊胸みたいなメーターフードには萌えましたが。

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またしてもハンディクリーナーみたいな1台。

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これはカッコ良かった8Cのクレイモデル。
しかしまあマニアックだな…。

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C52ハードトップモデルがお出迎え。
これも正直なところ状態はミュージアムコンディションとは程遠かったorz

と、ここまでが期待に満ち満ちて「味気無いゲート」をくぐってから僅か30mくらいです。
アルファロメオ興味がない奥様や彼女を連れて来ようもんなら、既に表情はメデューサのようになっているでしょう。

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気を取り直してダンジョンの奥へと進むも、まだこの手のラインナップが続きます。ルーバー錆びてるし。

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航空事業にも手を出していたんですね。

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突如現れたレースカーは「適当」な配置でカメコ泣かせです。日光で塗装が劣化してしまわないのかと勝手に心配してしまうじゃないですか。


 さて、1Fでいきなりテンション駄々漏れの賢者モードにさせられましたが心配ありません。アルファロメオミュージアムの真髄はここからです:-)

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エスカレーターで2Fへと移動するとその先には…

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アルファロメオの起源とも言えよう堂々たる顔ぶれが登場します。
「よく来たな坊主」とでも語りかけてくれた気がしました!!

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さっきまでの1Fの殺伐感は何だったんだと言わんばかりにテンションが上がるのが分かりました。しかもこんな平日には来客がほぼゼロでミュージアム貸し切り状態、最高です。

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この辺りからは日本にも生息していそうなオールドアルファですね。イタリアンジョブで見掛けそうな。

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大好きな8Cも展示されていました。余程のレア車じゃなければ真横まで近づける展示方法もフレンドリーで嬉しい限りです。

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この様に過去から現代へと歴代アルファが整列していまして、2Fの車両は極上コンディションばかりでした。

 この先は私ならずともみんなの大好物が待ち構えていました、コンセプトカーやマスターピースの間へと足を踏み入れます。

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ヘンテコなデザインに見えても実はここそこにアルファのアイデンティティが詰め込まれていた1台。

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雑誌でしか目にした事がない名車が目の前に…この幸福と興奮、イタリアまで弾丸ツアーして良かった…。

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C52ロードスター
1Fにあったクーペもレストアして横に並べて欲しいですね。

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 ミュージアムもそろそろ終盤、最後はアルファロメオのレースカーです。

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後ろのプロジェクターでは実際のレースシーンを交えたプロモーションビデオが流れていて見応え抜群、幸運のクローバーはこの頃には既にペイントされていたのですね、カッコいいです。

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で…ついに、ついにご対面です。
これを見るためにアルファロメオミュージアムまで来たと言っても過言ではない…Tipo33です♪

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世界一美しいとも言われるTipo33を前に、しばらく動くことが出来ませんでした。このクルマを越えるデザインはこの先出てくるのか…と思わせるほど360度どこから見ても美しいプロポーション
日本には1台か2台のみ生息していると噂です。

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こんな懐かしい名車も、155のレースシーンは鮮烈でしたね。と語る人は既に中年以上です(笑)

 あとは4Dシアターでショートムービーを楽しんで、最後はコンセプトショップで現行車をお買い上げしてねって寸法でミュージアムは完結しました。

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やっと発見した4C!!
本国仕様はやはり標準でカーボンがいっぱい付いていました。
受付のニキータに「カタログくだせぇ」とお願いしたら、電子版しか無いとあしらわれてイタリア語版のPDFカタログをゲットしました(笑)

 最後の最後はカフェがあります。

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なんか4Cのノーズがカモシカの剥製みたいに壁に掲げられてるし!!!

駈け足で見ても2時間ほどかかったので規模としては結構広いです。まあそれでもメルツェデスベンツミュージアムよりは遥かに小さいですが。

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窓越しながらWTCCのセーフティカーを務めた4Cを捕獲。

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出口は入口と同じエントランスで、売店の中にニュルで記録を出したジュリアがありました。

これにてアルファロメオミュージアム訪問コンプリート!!:-)


…さあ、どうやってバス乗るんだ?

とりあえず切符を買えるような自販機はおろかお店が何も無いので、さっきと同じ作戦でバスに飛び乗りました。

私「ホントごめん、切符無いねん。現金で何とかならん?」

運「とりあえず発車するから乗りな」

私「駅に行きたいねん、いくら払えばいい?」

運「駅なら逆方向乗らないかん、次で降りな」

と、強制下車させられました。ますます見知らぬ牧場地帯のど真ん中で…。いくら楽天的な私とは言え、さすがに誰も居ない見知らぬ土地で次のバスがいつ来るかも分からない状況に心底焦りました。

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焦っていてもアルファロメオの写真は逃さない辺り、やっぱ強心臓なのかな…。

さっきカフェで優雅に飲んだコーヒーが酸味を増して逆流してくるのが分かりました(笑)

もしかして面倒な客と思って適当に降ろされたんだろうかとうろたえていると、幸いにも20分くらいでバスがやって来ました。

これをミスると後がないと、もうこっちも必死です。

私「For station pleaseeeeee!!!!!!」

イタリアの田舎でビビる運ちゃん、噛みつく私の図。

運「カードは?」

私「持ってなくて悪いのは分かっとるけど、どこ探しても切符売ってるとこ無いねん」

運「あんた何人よ?」

私「Japanese!!!」

運「そりゃ分からんわな、ええよ特別に乗って行きな。」

と、奇跡の公認無賃乗車再び。
本当に助かりました、後に調べたところだと切符は地元の喫茶店とかでも売っているようです…が、そもそも私が利用したバス停あたりには店自体が何も無くてorz

 なんとか駅に戻って、ええ観光もしましたよ。1時間くらい。

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ヴォスコンティ家とか。
だってビショーネの紋章見たかったんだもん。

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まあ正直なところミラノの観光は本当にこれでおしまい、帰りの飛行機に飛び乗ってドイツへ戻って来ました。
LCCだと運賃も往復で¥10,000くらいでした。

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Sバーンでケルンまで戻りホテルに着いたら日付が変わる頃、そこから受付のオーナー&娘さんと1時間くらい無駄話をして長い長い1日が終わりました。

長い長いスクロールありがとうございました(笑)


おまけ

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街角スナップ、イタリアは若くても可愛いじゃなく綺麗な方々でいっぱいでした。



おしまい。