40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【W210メンテナンス】 YANASEの対応その後 W210とW211比較など

 前回のエントリーでYANASEへの不信感を綴りました。


 日曜日の夜に起こったことでしたが、実はどうしても納得が行かずYANASEの問い合わせフォームにも連絡をしています。そしてアクションがあったのがその週の木曜日。当然のように私は仕事中だったのですが、突然例のYANASEから私の携帯に連絡が入ります、時間は12時半くらいだったかと。
 まあ想像するに一般的には昼休みの時間帯だから良いと思ってのことでしょう、ただ私はトラックを運転しているので基本的には昼休みなどありません。その日も忙しく走り回っているところでしたが、こちらの都合など伺う素振りすらなく一方的な謝罪が始まりました。

 ここで疑問だったのは、なんで木曜日になってからのアクションなのか。別に私のウインドウレギュレーター修理は金曜日なので、わざわざ電話してくることでもないでしょう。むしろ電話で謝罪したいのであれば、日曜日のことを木曜日にアクションではサービス業としては致命的な遅さです。
 結果的にYANASE側の言い分としては『状況を把握するのに時間がかかっていました。』と。なるほど、状況を把握するのに定休日明けから3日もかかるんですね。電話でこの件を終わらそうとしていることは見え見えでしたし、私も運転中で忙しい為『何か話したいなら明日ディーラーで会ったときに。』とだけ返答して、終話としました。

 そして、金曜日になり約束の時間である9:00にお店へ伺いました。
店内で待っていると、ほどなくしてサービス担当者が現れて決まり文句の『すみませんでした、再発防止に勤めます。』の雨あられ。
 普段なら今回の件も『あまり』怒らなかったと思います。運が悪いことに、私のとてもとても重要な出張の時に起こっていまい、全てが台無しとなったがためにどうしても怒りが納まらなかったのです。そして隠蔽しようとする魂胆に心底腹が立った次第でした。
 事の経緯を聞き入れながらこちらの被害も説明して、とにかく謝罪や再発防止など当たり前のことよりも、YANASEとして何が出来るのかを明確にするよう求めました。どれだけ謝られても私の失ったものは取り戻せないですし、感情論で済ませられる問題ではなかったものですので…。

 最終的に私が求めるものはカスタマーとして、困った時にはディーラーは親身になって問題を解決するプロで居てもらうことです。それ以上を望むことはありませんし、それ以下で妥協することも出来ません。ましてメルセデスベンツを『正規』で扱う認定店として。
 結果的には色々な点で提案をいただき、私もその条件を飲んで和解となりました。今後とも良い信頼関係を築けるよう念を押して、ウインドウレギュレーター交換の作業は全てお任せです。

 作業自体は日帰り入院でした。
部品代で約20,000円、工賃で約16,000円+消費税と言ったところです。
代車をお借りしたところ、私のW210の後釜であるW211の初期型が充てがわれました。せっかくなので比較してみたいと思います。

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 サイドビューです。W211はW210と比較すると大分と尻上がりなラインとなりましたね。

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 こちらが私のW210。ほぼほぼ水平なラインをトランクまで描いています。


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 フロントビュー。W211の前期型はW210と似た形状のグリルを装着しています。これが後期型になると、もっと尖った形状へと変更されるのです。

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 撮影したのが退院してからの夕暮れだったため、ライトオンしております。こう見ると結構クラシカルな顔つきですね…。


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 一番の違いが出たところはリアビューです。本当に腰高な印象に変わりました。若々しくなった一方で、セダンとしての伸びやかさが失われてしまったことが個人的に残念でなりません。

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 一方のW210は全体的に水平基調かつ低めのラインで、車格としてはより大型に見えます。


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 車内も徹底的な若返りの努力が見受けられます。全体的にW210のそれよりも一層、円形を多用したデザインとなりました。

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 W210はかろうじて、W124やW126の面影が残っているメーターレイアウト。


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 センターコンソール周りは、スイッチ類が運転席ドアに集約されたために非常にすっきりしています。シフトゲートもカバーが付けられてシンプルな見た目になりました。

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 でも私はこのゴチャっとスイッチが並んだ方が好きです。シフトゲート周りの掃除は大変だけど何故か安心感があったりします。


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 センター周りのボタン類はドアに移動です。ちなみにW211から灯火類に『AUTO』が誕生した模様。

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 さすがに古めかしさが目立つW210のドアスイッチ。


 と、簡単に見た目の違いを並べてみました。
ドライビングフィールで言えば、私が320で代車は240なのでエンジン自体が違いますが、W211はハンドルとペダルがとても軽く思えました。ただ、ブレーキペダルは踏みしろがとても浅く、かつ独特のフィーリングでして違和感が大きかったです。もう1つ、室内空間を比較するとW210の方が頭上が広く思えました。と言うのも、W211のルームライトは丸形状で結構な張り出しがあるため、これが圧迫感を出してしまっているのかと。

 そんな比較をしているうちに、作業も完了しまして無事に引き取って参りました。やはり我が子が一番です、しっかりとメーター内の時計も時刻修正してもらいましてこのドタバタも完結と願いたいところです。
 私は昔こそ『超』がつくほどの短気だったけれど、今は本当に余程のことが降り掛からない限りは怒ることはありません、それにたとえ裏切られたとしても話し合いの末に解決出来たのならば、その人をまた期待を込めて信じてみる、そういった性格です。そのため今回は久々に『怒ゲージ』が点滅しかけたものの、またこのYANASEと良きパートナーシップを結びたく思います。初期対応に大問題があったことも、きっと今回の問題を教訓に『少なくとも私には』今後は適当なことをしたり嘘をついたりはしないと切に願っております。『自分がカスタマーとしたら、どんなサービスを求めるか』を追求し続ければ、きっと最善の行動を自分で見つけられると、サービス業のプロとして頑張っていただきたいものです。

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 おまけ
 いつかはこんなクラシックベンツに乗りたいなぁ…。


おしまい

【W210メンテナンス】 YANASEと言う名のディーラーに失望した日

 前回のブログで、私のW210が突如バッテリー上がりを起こしてディーラーでバッテリー交換を行ったことはエントリー済であります。

 


 今回のお話は、その直後に起きた災難についてです。
なるべく客観的に事実を綴って参りますが、読まれる方によっては不快な思いをするかもしれないことを先にお断りしておきます。

 さて、私が駆け込んだディーラーとは、メルセデスベンツと言えばおなじみのYANASEです。ベンツの正規輸入販売店として歴史があることは既知でありまして、それと同時に輸入車ディーラー特有の『非フレンドリー型』な対応が多いこともまた事実であります。噛み砕いて言えば、そのお店で新車購入をした顧客にはとことんこうべを垂れて、その他ポテンシャルが見込めない顧客にはあからさまな塩対応をする…つまりはそういうことです。私はYANASEの正規輸入車ですが、中古車なので俗にいう『お得意様』ではありません。

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 このディーラーにお世話になるのは2回目でして、前回はシガーソケットの接触不良とシートベルトの異音で修理点検を行ってもらいました。今回の件でも、ディーラーには『何時に入庫できるか』、『どのような症状が発生しているか』、『バッテリーなら当日交換修理出来るか』を事前に電話相談して、極力スムーズに対応いただけるように『顧客側から』色々と提案したわけです。当日の駆け込みだったこともあって待ち時間も長かったですが、何一つの文句も言わずただただ言われるままの金額を支払い、ひたすら作業が終わるのを待っている、いわば『扱いやすい顧客』と思われたのかもしれません。でもそのときは良かったのです、ベンツ専門の正規ディーラーで割高な金額を提示されても、それで完璧な作業と安心を手に入れることが出来るわけですから。

 作業は無事に終わり、その後はいつものように通勤にのみ車を使用。その2日後には大事な東京出張が控えていました。

 出張当日、仕事が終わったのは夜遅く。それでも駅まで車を飛ばせば、なんとか東京行きの新幹線に間に合います。土砂降りの中を高速で必死に駅へと向かい、コインパーキングへと車を滑り込ませます。いつものようにウインドウを下げて発券機からチケットを受け取り…と、この時点で異変が。パワーウインドウがオートで下がらなかったのです。それでも急いでいた自分はさして気にせず、まずは駐車しました。

 そして悲劇は起きました。

 パワーウインドウが上がって来ないじゃないですか。

 いやいやいや、まてまてまて。
何度スイッチを押してもウインドウはドアの中に隠れて姿を見せてくれません。正確に言えば、1回スイッチを押すごとにかろうじて0.5mmずつくらい上がって来る感じです。それはエンジンを切って再スタートしても同じでした。それも土砂降りの中。想像してみてください、ガンガンに雨が吹き込んで来る中で半泣きになりながらスイッチを連打する30代半ばの独身男の哀れな姿を。それも新幹線の時間は刻々と迫って来ています。

 動け動け動け動け、今ウインドウが上がって来なかったら何にもならないんだ、だから…動いてよ!!

 いや、もうパニックですよ。何でこんなタイミングで、何でこんな雨の中、何で時間が無い時に…。

 帰ってくるのは3日後、窓を開けたまま駐車しておくなんてあり得ません。戻って来たら車が無くなっていることくらい小学生でも想像出来ます。それ以前に雨で室内までもうグッショリ。

 ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ…

 一体、何百回スイッチを押したことでしょう。60分近くを費やしてなんとかウインドウは上がりきりました。しかし新幹線はとうの昔に発車しています。先方には散々迷惑をかけ、自身のモチベーションはダダ下がり、ベタベタに濡れた身体は翌日のコンディションにも影響を及ぼしたのは言うまでもありません。

 なんて運が悪いんだ。そう思うしか無かった、自分の悪運の強さを恨みました。が、それが覆る出来事が待ち構えていました。

 出張を終えてコインパーキングに戻って来たのは日曜日の夕方。W210は私の戻りを待っていました。もう運転席のウインドウを下げるのが怖かったので、精算時はドアを開けて行いまして、これからの修理のことを考えます。とりあえずウインドウさえ開けなければなんとかなるので、今日は家に戻ろうと決めかけたときに疑問が生まれます。

 果たして他のウインドウは無事なのか?

 疑問に思ったら我慢出来ない性格の私は、おもむろに助手席側と後部のウインドウを下げてみました。やはりオート機能は働きません。そして上げようとしたら運転席と同じように0.5mm程度ずつしか動いてくれません…。ここまで来ると疑わしいのはバッテリー交換です、それまでは全てが正常に動いていたのですから。速攻でディーラーへ電話するも、18時半だと既に営業は終了し、メカニックも帰宅してしまっていると非情な回答。翌日はまた雨の予報で、しかも月曜日はディーラーの定休日です。
 それでは困ると半場無理矢理ディーラーに出向いて症状の確認をしてもらうことにしたのです。出て来た担当に言われるまま、私は店内で座って待つこと数分。言われたセリフは

『全く問題なく動きますが?』

え?

 そんなはずは無い、私は豪雨の中で高橋名人ばりの16連射で格闘していたのに。それでも促されるままにスイッチを押すと、何事もなかったかのようにオートでウインドウが上下するではありませんか。ただ、それと同時に今度は右後のウインドウが経年劣化で故障しました。レギュレーター交換決定です。それでも症状が消えたことに喜んだ私は、無理言って閉店後に持ち込んだことをお詫びして交換の予約を入れてその場を去りました。

 その直後、またも悲劇は起こります。と言うかここからが悲劇です。

 ディーラーを出て5分後、ポップアップしていたサンルーフを閉めようとしたら…またこれが動かないんです。この時点で私の疑惑はほぼほぼ確信へと変わります。ディーラーへ速攻で引き返し、帰宅準備していた担当を引きずり出します。

 『サンルーフが動かない。疑いたくはないけど、バッテリー交換のときに本当に納車前動作チェックしているの?』

 ディーラーへ行く直前に電話で聞いた時には、『メカニックは必ず納車前に点検をしていますから!!』と自信満々に、むしろ顧客を疑うような高圧的態度で言い放たれました。先ほどは店内で待っていたので、彼らがどうチェックしたのかは知りません。なので今度は担当に私の目の前でサンルーフのスイッチを押させました。結果はやはり動きません。

 たまたま戻ってきたメカニックを呼び、症状を見せると『何かしらの操作』をして正常動作に戻してくれました。後に自身でネット検索して分かったのですが、これがいわゆる『バッテリー交換などでリセットされた車の再設定』なのです。担当に再度確認しました。『本当に納車前点検したの?』と。

 ここでも担当は折れません。『稀に設定したものが飛んでしまうことがある。』らしいのです。いやね、飛んでも良いですよ、でも顧客に返す時に飛んでいたら再設定するでしょう。それにメーター内の時計もバッテリー交換後に7分の遅れが出ています。これについても問い詰めました。すると、私のように社外品のナビがついているとGPSでの時刻修正がかからないらしく、マニュアルで時刻設定が必要なのだと。

 『時計設定するときにウインドウ類の設定が飛んだみたいです。』

 マダイウカ コノヤロウ。

 時計設定時に飛んだなら、せめて時刻は正常に設定されていなければおかしいでしょう。それ以前に、ウインドウが正常動作しないまま納車するのは認定工場としてどうなの?
 もっと言えば、絶対に1回目にウインドウ不具合で行ったときにも、私が店内にいるのを良いことに再設定をコッソリと行って、あたかも問題なかったかのように振る舞ったに違いありません。ただ、そのときに時刻のズレとサンルーフまで頭が回っていなかったのでしょう。問い詰めれば詰めるだけボロが出て来たわけです。

 バッテリー交換した > 確実な納車前点検を怠った > それが原因で顧客に迷惑がかかったことを認めない > コッソリと再設定して、問題なかったかのような態度をとる > 他の箇所で不具合が出ると苦し紛れの言い訳を始める > こちらの怒りが爆発してからやっと嘘を認めて謝り始める

 これがディーラーのする仕事ですか?
何のために高い工賃を払ってYANASEというブランドに泣きついたのか、私の出張をメチャクチャにしてくれて、ミスを認めず隠蔽しようと薄っぺらい嘘で塗り固め、問い詰められたらやっとのことで全く心の籠っていない謝罪ですか?
たいしたものです、このディーラー。

 右後ウインドウのレギュレーター交換はこの店で週末に行う予定ですが、バッテリー交換を担当したメカニックがどう出て来るかが見物です。そこで何も無いようなら、こちらも考えることがありますから。

 ただ、決してYANASE全てがこんなわけではありません。
私は別途、名古屋でもYANASEにお世話になっています。そちらではパーツ1つの見積りや、『こんな症状が最近あるんだけど』なんて曖昧な質問でも、実に親身に対応していただけますし、『良い車なので大事に乗ってください。』と買い替えを勧めることなく16年落ちの我が愛車を褒めてくれます。それが例え社交辞令であったとしても、それこそがディーラーの姿勢であり、顧客との信頼を深める大前提だと少なくともサービス業に近い職種に就く私は考えます。

 この先については、このブログで報告するかはまだ分かりません。
ただ、何もかもハイハイと店の言いなりになっていると、こんな隠蔽体質な店に捕まると偉い目に遭うことをお伝えしたく長々と綴りました。
長文、乱文失礼しました。

【W210メンテナンス】 バッテリー上がりは突然に

 9月末の雨の朝、どうにも体調が優れなかったため会社に行く前に病院で点滴を打った日の出来事。
 胃腸を弱らせてしまいフラフラになりながらたどり着いた病院で、つくづくベンツの乗り心地は特にこのような弱った身体に良いものだと勝手にムフムフしていました。ほどなくして点滴も終わり、会社まで車を走らせていつものように駐車したわけです。
 それでも体調が回復せず、仕事柄トラックを乗り回す私のことを気遣ったマネージャーから『今日は帰って安静にしていなさい』と帰宅許可が出ました。これ幸いと帰宅準備を済ませ、いざ車に乗り込みキーを捻ると…。

カチッ…シーン……

あれ?

カチッシーーーーン…

 なんてことでしょう、ナビやエアコンは動くのにセルが回りません。何度やっても、いや何十回やってもセルは回らずに嫌な汗が吹き出ます。
おかしい、これはおかしい、だって病院へ朝行った時には何ともなくエンジンスタート出来たのに。
 取扱説明書を見ても特にこれと言った手がかりは見つからず、泣く泣く会社近くのヤナセに電話してみました。とにかくディーラーならこの手の症例はいくらでも扱っているはず、まずは何かアドバイスを貰えると踏んでの連絡でした。



所詮は中古車乗りの小銭落としとくらいにしか思われていないのでしょう、何とも無慈悲な塩対応を貰いました。
『実際に車を見ないと分からないので、もしうちにかかるのであれば保険なりJAFなりのレッカー呼んで持って来て下さい。』
うん、分かるよ、君の言う事は全く持って正論だろう。でもね、私は電話口ですぐに『もし故障であればお宅で修理をしたい。』と言っているんだから、少なくとも何かこうすぐに試せるようなアドバイスが欲しかったんだよ。

 少なくとも、もし私が現行のSクラスなんかを買った顧客であれば、速攻で積車と代車を勤務先まで手配するのでしょう。悲しいかな、外車系のディーラーって対応の差がすごく鮮明です。R34GT-Rに乗っていた頃は、出先で不調になって三菱のディーラーに駆け込んだ時でさえメーカーの壁すら越えて親身に対応いただけたものです、しかも無料で。

 で、JAFに電話して待つこと1時間、土砂降りになった雨の中に素敵な笑顔でJAFのスタッフさんが登場しました。電圧計でチェックしたら12.4Vと正常値を検出していましたが、試しにバッテリー直結したら何事も無かったかのようにエンジンがかかるではありませんか。
 ありがとうJAFさん、もう我が子が蘇生でもしたかのように嬉しかったです。まだ独身なので我が子は居ませんが…。

で、で、

 最寄りのヤナセまで自走して、とりあえずバッテリー交換で入庫させました。ちょうどお昼休みにかかってしまい、メカニックは出払ってしまっていると説明を受けたため1時間くらいは店内で待ちぼうけです。それでも直さないと乗って帰れないからひたすら我慢。

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 体調不良なのに何故か反射的にアイスティーを注文してしまった…。

 13時を回り、ピットに準備が出来た後にバッテリー交換となりました。
 それでも結局終わったのは14時半くらいで、ディーラーに2時間半ほど居座ったことになります。土砂降りでただでさえ濡れた身体に完璧とも言える空調でキンキンに冷やされたショールーム、体調はもうMAX悪くなったのは言うまでもありません。

 そして、担当者から言い渡された金額は¥45,500…。流石はディーラー価格とでも言いましょうか、もう泣きそうです。
 それでもバッテリー交換後の我が子の勇ましいセルの回り具合に若干の感動すら覚えて、ディーラーを後にしました。

が、が、が、

それがたった数日後に悲劇を招くことになるとは、微塵も予想出来なかったのです。

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 とりあえず、この後のお話は別途アップロードします。
人によっては不快になるかもしれませんし、結構ネガティブなことが起こってしまったため、まだ記載するか若干の迷いがあるのです。

 しかし最近のバッテリーは突然終わりが来るため、あまり特徴的な前触れが無いらしいです。私のそれも然りで、朝までは本当に何の迷いもなくセルが回っていたから焦りました。大体の寿命が4〜5、しかも使い方次第では短くなるとの説明でしたので、皆さんもお気をつけ下さい。

【藤田麻衣子】 泣き歌女王の実力

 カラオケに行くと、未だに1990年代の歌が一番良かったとしみじみ想う30代独身男です。最近の歌って一過性な歌詞やメロディ、はたまた歌手に感じてしまいまして、どうにも深く聞き入ることが出来ないのが正直なところであります。

 そんな中、私が唯一と言って良いほどオススメなのがこの藤田麻衣子さんの歌。女性目線での作詞なので、男性にとっては賛同し辛いところも…とは言えとにかく歌詞が深く、随所で私自身の経験や感情が溶け込むかのような錯覚に陥ります。恋愛に関する歌がメインでありながら、それがまた泣けるようなフレーズが多いのなんの、さすがは泣き歌女王の名前を欲しいままにしています。

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 私が初めて藤田麻衣子さんの歌声を聞いたのが名古屋市金山でのフリーライブでした。その頃はまだインディーズでの活動でして、物販の際に思わず買ってしまったCDに名前入りでサインをしてもらったのが懐かしい思い出です。
 その後はのめり込むようにフリーライブや名古屋市内のコンサート、そして渋谷のホールや赤坂のシークレットライブなどなど、透き通る歌声聞きたさに飛び回りました。
 2010年に私がカナダへ語学留学したことを境にしてしばらく遠ざかってしまっていたものの、いつしかメジャーデビューを果たしTVのカラオケバトルで優勝されたりと活躍しているみたいですね。メジャーになってもフリーライブは不定期で行っているようですから、またチャンスがあれば参加したいものです。

 今となっては『歌詞で聞かせる』アーティストはほとんど見つけられない悲しい音楽市場となってしまい、むしろ若者の間では昭和の歌が注目されつつあるみたいです。日本語と英語が適当にミックスしてあったり、ひたすら単調なフレーズの繰り返しだったりの曲は聞き流すには良いかもしれないけれど、やはり心に染みる歌詞の曲が生き残り、また世代を越えて愛されるのですね。

【筆記具】 土屋鞄製造所製 本革ペンケース

 休日などお出かけの際には鞄に1本だけ入れているモンブランのペン。今までは気分で取っ替え引っ替え外箱から出しては選んでいましたが、さすがに頻繁に出し入れしていては外箱が痛んでしまうし、一度に複数のペンを机に並べる幸せという趣味丸出しの醍醐味を味わうがためにもペンケースを探していました。

 私が持っているペン達はどれも実用性からは少し離れているようなラインナップなので、ある意味で過保護に扱っております。そのためペンケースの中でガチャガチャとペンが暴れて傷を作ってしまわないように、狙いはロールアップ式のものに定めました。そして長く使う点から布製ではなくて革製であること、柔らかい手触りであること、1本ずつペンを挿すポケットが独立していることなどなど条件を絞って行った末にたどり着いたのがこの『土屋鞄製造所』のペンケースなのでした。

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 全国に実店舗がありまして、名古屋だとミッドランドスクエアのB1Fにあります。オンラインストアもありますが、お店の雰囲気も素敵なので足を運べるのであれば訪れてみてください。


名古屋店情報
【住所】 愛知県名古屋市中村区名駅4−7−1 ミッドランドスクエアB1F
【営業時間】 11:00〜20:00
【定休日】 年中無休(ただし1/1は除く)
【TEL】 052−589−1250

ミッドランドスクエアは大型商業施設で、映画館やレクサス&トヨタ車のショールームもありまして大変楽しめる場所です。

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 さて、チャコールブラウンの箱に収められてやって参りましたペンケース。

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 色は2種類の展開となります。私は明るい茶色を選びました。しっとりとした革の手触りと、革独特の香りが漂います。ちなみに、このブランドの品物は修理なども可能なようでして、購入時にオーナーの登録があります。住所、氏名と連絡先を専用フォームへと記入しました。

さっそく、私のペンたちを入れてみましょう。

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 うん、思っていた通りのフィット感と質感です。合計で5〜6本のペンを収納できます。一番右のポケットが幅広になっていまして、私はそこに太軸のペン1本を挿しています。逆に一番左(今は何も入っていないポケット)はかなり狭いので鉛筆程度を挿すのが精一杯な感じです。

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 4本のモンブラン。左から3本は『作家シリーズ』で、一番右が『ヘリテイジコレクション』の110周年記念モデルです。私は残念ながら筆圧が強くて万年筆はペン先を壊しそうなので、ローラーボールとボールペンを集めています。
 ペンケースの内側はピッグスウェードでして、これまたペンに優しい手触りなのです。

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 仕舞う時にはこのようにキャップの方を保護しつつ、クルクルと巻き上げれば…

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 大あん巻き、もといロールアップの完成です。このオイルヌメ革は使い込むほどに味が出て来ますから、頻繁に持ち歩いてエイジングを楽しみたいと思います。店員さん曰く、使用して1年が過ぎたあたりから、革製品の保護クリームを使うと良いみたいです。

 正直、私は筆記が下手な方でありますが、良い筆記具は文字を書くときの気持ちを高めてくれます。また、車のように頻繁なメンテナンスは必要ないし、時計のようにオーバーホールの必要も滅多に無いですから、趣味の1つとしてオススメだったりします。また、ある程度有名なブランドの限定品などはゆくゆくのリセールバリューも意外と良いですよ。

【ヒコーキ】 離陸の楽しみ

 ここ数年は、毎月ないし隔月ペースで飛行機を利用していまして(と言っても大半がLCCでの格安フライトです…)主にKIXをベースとしています。
 KIXの展望台はメインターミナルからバスで移動する必要がありまして時間の制約上なかなか足を運べないのですが、その代わりに早めにチェックインを済ませてゲート付近から色とりどりの飛行機を堪能したりしています。

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 私が利用する時間帯には大体このタイ航空のA380かルフトハンザのB747、いわゆる『特大クラス』が待機していまして、飛行機好きな私の心を鷲掴みにします。
 そして私が乗るのはほとんどB737A320の『最小クラス』ばかり…。

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 ガラス越しだからシャープな写真こそ撮り辛いけれど、それでも真正面から見ることが出来るのは搭乗者の特典ですよね。ケータリングトラックの荷台にも2階へ積み込むそれには『A380』の文字が入ります。
 これが地元のセントレアになるとA380B747は定期便として存在しないため、KIXは私にとって相当なアツい空港なのです。

 近年、航空法の改正によって電波を発しない電子機器が離着陸時に使用可能になったことはご存知の通りだと思います。これによって今までは指をくわえて見ているしかなかったシーンでバシバシと写真が撮れるウハウハ祭りとなったのが飛行機の離陸時なのです。もちろん周囲の方に迷惑にならないようシャッター音を消したり使用機材はコンデジに限定するなどしていますが、まるで子どものように窓に張り付いて外を眺めることが恒例となりました。
 そのため、もちろん予約時に座席の事前指定をかけております。毎回右側か左側どちらのウインドウシートにするか葛藤するのであります。

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 ウハウハの図。たまに窓がものすっごく汚いとか、傷だらけだとテンションガタ落ちになります…。

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 特に空港端にあるような貨物地区が萌えます。なかなか展望台やゲートからは見えないですからね。KIXNGOは深夜に貨物便が活発に動くため、昼中は早朝に到着した飛行機が翼を休めています。これが夜中になるとB747も現れるのですが…。

 海外なんかだと普段は見れない飛行機の組み合わせだったり、独特の建物だったりで一層ウハウハします。

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 大韓航空の2トップが並んで駐機されていました。目に飛び込んで来た瞬間にテンションMAXです。しかもB747-8とは、ありがたやありがたや。

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 いかにもお金がかかっていそうなアシアナ航空の格納庫。
空港の配置図などは頭に入っていないため、離陸の際はたいてい特ダネ求めてカメラを握り、身体を窓側に捻っています。ただし、国によっては撮影禁止のところもあります。この仁川空港も以前はアナウンスで空港内は撮影禁止と言っていましたが、ここ最近はそれが無くなりました。

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 真っ白い機体の所属不明機と、たしか何かのトラブルを起こしたUPS
前方ドアを開けて、そこからバラストで機体を固定していますね。個人的にこの3発エンジンの飛行機は良い形をしていると思います。近い将来には引退して見られなくなってしまいそうです。

 離陸してしまえば、あとはひたすら寝ています。
滅多に長距離フライトを利用しない(利用する時間とお金が無い)ため、機内食と言う名の軽食だってすっ飛ばして睡眠時間に当ててしまっています。着陸時の衝撃で目が覚めるほど熟睡してしまうわけです、そして目が覚めたらすることと言えば…

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 また窓にへばりつくことくらいですかね。
夕方着の深夜発で日本だとなかなか日中お目にかかれないエミレーツなんぞも、バッチリお尻からゲットです。いつかはドバイも行ってみたいなぁ。

 普段から頭上を飛び交う飛行機のお腹ばかり見ていると、上から見下ろす飛行機って機能美であり曲線美なのです。また、民間機は本当に色々なカラーバリエーションであったり特別塗装機だったりで楽しませてくれます。
 中距離以上のフライトになるとトイレに立ったりする時に通路側が便利なので窓側席ってあまり人気無いですけど、片道2時間程度ならば個人的にはとってもオススメですよ。貴方も次回のフライトでウハウハしませんか?

【自動車】 小さな車 大きな車

 18歳で免許を取ってからの約10年間は自動車と言えばスポーツカーしか興味が無く、当時『走り屋』と言う人種のバイブルとも呼べる雑誌『オプション』や、車種ごとのチューニングパーツやショップが網羅された『ハイパーレブ』などを穴が開くくらい読みふけっていたのは懐かしい話であります。

 時がたち、腰痛を持ち、年を取り…人間の趣向って変わるものですね。

 あれだけのめり込んでいたスポーツカーとは遠く遠く離れた生活となり、所有する車はATのミドルセダンに、車の雑誌自体から距離を置く今となっては、たまに書店で手にするものは『ENGINE』や『CG』あたりだけになりました。

 職業柄、今はトラックを操る日々なのですが、そうなってくると否が応でも頭をよぎるのは自動車事故です。毎日どこかで追突事故や自損事故を見かけてしまいまして、いかに今日の『クラッシャブルゾーン』の優れた車とは言えども、圧倒的質量を持つ大型車に追突したりされたりしては、どうやっても勝てません。実際、たかだか時速数kmで動いているトラックに歩行者が接触して亡くなるケースなんて珍しく無いのですから。
 また車高の低い車になると悲惨なものでして、コンテナ車みたいなある程度車高のあるトラック後部の下に潜り込むように追突しているケースも見た事があります。そうなってくるとドライバーはギロチンを喰らったように即死なのでしょう。
 
 となると、多少でも生存率を上げようとすれば装甲車のような屈強なボディのハマーとか、ロングボディのセダンにベクトルが向いてしまうのです。例えばベンツのSクラスであったり、BMWの7シリーズだったり…まあ排気量などの問題やひとたびどこかが壊れれば修理代も特別仕様なのでしょうが。
 尤も、どれだけGT−Rにお金をつぎ込んだか分からない私は、もう車には大きなお金は使わないと決めていますので、とりあえず現行モデルなどは興味が無く、3世代くらい前のモデルが対象となって来ます。ベンツのW126やW140なんて最高ですね、ハイ。

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 先日、信号待ちでダイムラーさんを見かけました。
実は私、このモデルの1つ後にあたるXJ40のダイムラーさんを本気で欲しがっていた時期があります。これと同じ色で角目のちょいワルな見た目とは裏腹にベージュのコノリレザーシート&後部座席の本木目ピクニックテーブルに心を鷲掴みにされまして『ダイムラーダイムラーデイムラー』と呪文のように悩んでいました。結果として、悩んでいるうちにお目当ての車はSOLD OUTになっていたのですが。もしその時に買っていたら、維持費で死にかけていたかもしれません。いやぁ、しかしいつ見ても素晴らしい曲線美です。

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 こちらは韓国で見かけたジェネシスの最新モデルEQ900です。
これの前身は日本の三菱からOEMされていたプラウディアでした。現地ではエクウスと言う名で販売されていまして、EQもその略字であります。見た目はどことなくメルセデスのリアと似ていますね。

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 全長は約5.2mありますから当然ながら立派なロングボディです。
 ジェネシスとは現代自動車のハイグレードモデル部門の通称らしく、クーペも存在します。10年ほど前には日本でも現代自動車が進出して来ていましたが、まあ売れるはずもなく数年で撤退していますね。当時と比べればデザイナーも優秀なのか、個人的に好みのデザインが増えました。

 大柄ボディと言いながら、もちろんコンパクトカーの魅力だって理解しています。圧倒的な小回り性能と省燃費性能、維持費の安さなどなどメリットは大柄のそれと比べても上回るくらいではないでしょうか。
 定期的にコンパクトカーの誘惑に負けそうになりまして、先日はアバルトを見にも行きました、もちろん冷やかしなのですが…。

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 大人気みたいですね、フェラーリマセラティ仕様もあるとは恐れ入りました。しかし、その人気ゆえディーラーに飛び込みで行ってみたら、営業マンが私の席にやって来るまで30分ほど放置プレイされました。
 まあ、営業マンも『本気で購入に踏み切って来た人間』と『興味本位でカタログと見積りを貰いに来た人間』なんてすぐに嗅ぎ分けられるのでしょう。当然の後者である私はお陰さまで独りじっくりと展示車を舐め回していたのでしたとさ。パンフレットの表紙にもあるようアバルトのサソリの毒は強力ですね、今度は試乗もしてみたいな。