40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【SUBARU】 新車契約して来ました

  2017年9月24日、自身のクルマ歴で初となる新車オーダーをして参りました。心の中でとても大きな葛藤はありましたが、これも何かの縁であり経験であると自分を納得させた上で契約を交わした次第であります。

車種:SUBARU WRX STI
生産:11月上旬開始予定
納期:11月下旬〜12月上旬予定

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また詳しい内容は追ってエントリーします、まずは取り急ぎご報告まで。

【W210メンテナンス】 キーシリンダー脱落の補修

 クルマの買い替え検討をしている最中に思いっきりヘソを曲げてくれた我がメルツェデスさん(敢えて徳大寺さん風に言ってみました)。

 いつも通り運転席に着座してさあイングッションオンだと電子キーを差し込もうとした瞬間、何かの異変に気付きましたよ。

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ウソー、なんかシリンダーがはずれとるやん、明らかにブラブラになってるやん、なんか電柱の影からこっそり顔を出す恥ずかしがり屋さんみたいになっちゃってんじゃん。
↑この時点でかなりのパニック。
幸いにもシリンダー本体が後ろにある何かに引っかかり何とかキーを差し込んでエンジンを掛けることは出来ましたが、なんとも見窄らしい姿になってしまいました。夜だったから確認出来なかったものの、翌朝いま一度確認してみたところ足元にこのシリンダーを固定しているであろうメッキリングが転がっていました。

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なんでこんな処が壊れるのだろうと不思議に思いつつも、放置したところで自然治癒するわけでも無いために鈍い頭を必死に回転させます。

①あまり良いイメージが無いから気は進まないけれどヤナセへ持って行って治してもらう。
②患部に手を当てて『氣』を送り込み治してみる。
③今日なら出来る気がする。

①はポジションランプ交換のみで¥4,000かかったヤナセだと、恐らくダッシュボードをはずす必要のあるこの作業はもっと工賃がかかるはずと却下。②はこの頃心身ともに疲弊しきっており『氣』が不足しているため却下。③…当日の気温は外気温計で34℃、うーんまあ今日ならイケる気がする。

 と言うわけでレッツDIY

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とりあえず運転席足元を覗き込んでみたところ、左右に2個のネジを見つけたためこれを外してみます。

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ボンネットオープンレバーの隣ですね。オレンジ色で囲ったネジの横に何故か『ネジがあったであろう穴』がありますが、これは前オーナーがETCを装着する際にでも失くしてしまったのでしょうか。

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左側はとても見つけやすい所にありました。

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必要工具はプラスドライバーのみ。まあ内装剥がしのヘラみたいな物は無くても大丈夫でした。ちなみに左右でネジの形状が異なるので間違えないように気をつけて下さい。画像の通り、左側ネジは先端が尖っていて短め、右側ネジは先端が平坦で長めです。

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ネジを2個はずしてもカバーがその瞬間に落下することはありません。ハンドルコラムの左右にツメが2カ所付いております。

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 また、カバー裏面には差し込みピンが2カ所あります。そのためネジを外してからは上方かつ前方に少し強めに引っ張るとカバーを剥がせます。

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こんな感じですね。配線が何本か伸びていますため、あまりに力を入れ過ぎた作業は断線の原因にもなりますので自己責任でお願いします。

ここまで来れば後は簡単でした。調べてみたところキーシリンダーとキーリングはツメ固定されている訳ではなくネジ込み式になっていました。結論からすればやはりカバーを剥がしてダッシュボードの内側からキーシリンダーを保持しつつキーリングを固定させなければ治らないって事ですね。適度なトルクでリングを締め上げて、カバーを元通りに装着すれば作業完了です。

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あるべき姿に戻りました。実際に費やした時間は15分程度、特に特殊工具を揃える必要もありませんでした、これくらいのトラブルであれば自己解決することが一般市民平民が輸入車を維持する秘訣だと勝手に悦に浸っておりました。
工賃=¥0、自分へのご褒美=コンビニでジャイアントコーン


おしまい

【クルマ】 ¥4,000,000の妄想

 さてさて、今回のクルマ買い替えにつきまして自身の中で設定した金額は『¥4,000,000』です。一言で400萬と申しましても今ひとつピンと来ないものではありますが、現金一括でとなればとりあえず一般市民平民独身の私にとっては大きな大きな金額であることは間違いありません。ひとえにWRX S4の査定が良かったからこその決断であることは間違いありません。

 では実際に400萬でどんなクルマが視野に入って来るかと言いますと、まず私が実際に新車として候補に上げているクルマ、2017年9月現在で中古市場に出ているクルマを並べてみました。

【新車編】

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現状の最有力候補でありますSUBARUWRX。S4かSTIかは未だ決めかねています。
乗り出し目安として¥4,000,000〜と予算内に収めるには少し厳しいかも。

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さりげに対抗馬有力候補のVOLVO V40。決算セールとして登録費用¥0、ウィンタータイヤ&ホイール¥0を打ち出して来ています。しかも400萬以下、さりげにこれは大きい。
以前のエントリーであまり個人的に良い乗り味ではなかったことを綴りましたが、ヘッドライト形状の変更などでスタイリッシュになったため気になる1台です。

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FRのコンパクトカーで走りを楽しめそうなBMWの1シリーズ。正直なところ、頑張ればモデル末期の3シリーズ在庫車でも予算内で引っ張れそうですが、ディーラーマンも1シリーズは見かけ以上にホットな走りをすると熱弁していたのが印象的だったためのエントリー。

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定期的に欲しくなるMINI、ただし好きなのはリアの観音開きが特徴のCLUBMANです。何色を持って来てもお洒落だし、かと言って『ガイシャ』特有の嫌味さが全く無いニュートラルな存在が心を揺さぶります。

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国産車ではWRX以外唯一の候補がロードスターRFです。単純に見た目よし、走りよし、オープンカーと言った点で独特のキャラクターを確立していますよね。但し2シーターなので割り切りが必要、何よりもスーツケースが2個積めない点で残念ながらアウトになりました。

【中古車編】

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987ボクスターorケイマン。SUBARUの4発水平対向に対して987は6発水平対向エンジン搭載、ノーマルでも十分な音量のマフラー、なにより憧れのポルシェですよ。
ロードスターと同じくして2シーターの宿命である積載量の少なさでNGです…。

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これ以上優雅なスタイルのセダンは見当たりません、マセラティクアトロポルテ
修理費が気絶するほど高いんだろうなぁ、リセールバリューも気絶するくらい悲惨なんだろうなぁ、平民が絶対に手を出してはいけない禁断のクルマだと自覚しています。

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最も大きく、最も重かったSクラスことW140。ルームミラーまで電動調整とは驚いたものです。重い2重ガラスのウインドウは何回治しても落ちるそうです。ただこのクルマならば極上のヤナセ認定中古車(最近見かけました)でも400萬をはるかに下回る金額で手に入ります。

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実家で所有していて一時期は私もアシとして使っていたW126。程度の良い個体はほとんど姿を消しました。海外のコレクターが買い戻しをしているかららしいです。今後もどんどんタマ数は減って行き、やがては値上がりすると確信しています。これを手に入れてメルセデスベンツジャパンが行っているクラシックベンツのレストアでバシッと蘇らせるなんてヨダレ物ですよね。

こうやって自分の気持ちが動いたものを客観的に並べてみるのも面白いものです。
新車であればどうやら輸入車のコンパクトカーに興味があり、中古車であれば大型セダンが良いようです。
さて、決断の期限は迫っています。このままSUBARUで決めるか、それとも大逆転があるのか…。

【SUBARU】 WRX S4 or STI

 この週末にでも結論を出そうとカタログとにらめっこする毎日ですが、如何せん平日は忙しすぎてネットで有益な情報を見つけることが出来ないでいます。

 対抗馬としてBMWVOLVO等と言った輸入車も検討していましたが、メーカー選定については今回は国産に原点回帰しまして購入後のトラブルを少しでも軽減することに決定しました。また調べていくうちにSUBARUはかなりマニアックなメーカーであることも分かって来たため、狙いは4ドアのフルタイム4WDで実用性も兼ね備えたWRX一択となった次第です。あとは最大の悩みどころであるアイサイト搭載のS4か、名機EJ20を積む最後のモデルと噂されているSTIのどちらに落ち着くかです。

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EJ20の基本設計は非常に古く1989年から未だに改良を重ねて生産を続けている熟成に熟成を重ねたエンジン、つまり類い稀な名機なわけです。EJ20を搭載するクルマは中古市場でも比較的高値で推移していまして、そのあたりからも人気の高さを伺うことができます。

一方の『アイサイト』はセーフティサポートと言った面では他メーカーよりも圧倒的に抜きん出た技術と信頼性を確立しているデバイスとなります。今回のアップデートで遂に0km/hから120km/hまでの範囲で自動運転を可能としたようでして、特に中長距離をメインとしたドライブでは疲労の軽減に大きく貢献してくれそうです。

 …と、ちょろっと語ってはみたもののこれらは所詮、ネットから拾った知識でしてSUBARUにつきましては未だに分からないことだらけなんですけどね。私がいただいている見積では両車の価格差がおよそ¥400,000あります。交渉次第ではもう少し頑張れるかもしれないけれど、やはりSTIはどちらかと言えば本当に好きな人が指名買いで手に入れるような特殊モデルになることから値引き幅は渋めになってしまいます。とは言えもう一方のS4ならゴリゴリ値引き出来るかと言えば答えはNOです。今のSUBARUは飛ぶ鳥を落とす勢いで他メーカーのユーザーをも囲い込んで売り上げを伸ばしているがため、ディーラーがヘコヘコせずともお客さんが鴨ネギのようにお店へ雪崩れ込んで来るわけです。ましてや両車ともビッグマイナーチェンジを終えたばかりとあって大幅な値下げを期待することは難しいですね。

 では単純に両車を比較すると…

【運転面】
S4>CVT搭載かつアイサイトで極めて極楽である反面、機械に操られている感は大きい。
STI>今や貴重な6MTの国産車。但しアイサイト未搭載なので安全面はS4以下。

【エクステリア】
S4>基本的にSTIとはほぼ同じ。
STISTIエンブレムの印籠が最大の特徴。今回から標準となったイエローのブレーキキャリパーがアクセント。私は大型ウイング苦手なので、それ以外は本当にS4と似ていますね。

【インテリア】
S4>選ぶならばグレードはGTです(GT-Sにすると、それこそSTIと値段の差が無くなってくる)。難点はファブリックのシート、レヴォーグに座った際にこのシートだけは抵抗がありました…。MFDやメーター中央に表示されるアイサイトの情報は機能的。
STI>標準で本革&スエードのシートが付いて来る、またSTIロゴの型押し付きなのも嬉しい。走りに特化しているモデルにつき、先進機能は影を潜めている印象。

 今の自分の気持ちとしましては若干、STIに傾いて来ています。プライスタグだけ見れば機能満載なS4がお値打ちなのは明確なのですが、それでも今日のメーカーで唯一4WD+ターボ+6MTの古典的とも言える組み合わせで運転を楽しめるクルマこそがSTIなのかなと。いま一度試乗をしてみて結論を出そうと思います。

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思い描くのはこんな感じです。WRブルーであとは素の状態。
あとは営業さんがどこまで頑張って協力してくれるかですね。
多分、次回のエントリーでは煮詰めた情報をお伝え出来るかと思います。

【SUBARU】 WRX S4 買い替えか否か

 来春にやって来る予定だったSUBARUWRX S4でしたが今夏になり予定が年内に早まりまして、さらにそれが11月下旬に前倒しがほぼ確定しました。譲渡いただけるクルマに乗るならW210とのお別れが早まるだけなものの、もし譲渡車両を買取、W210を下取に出して新車に買い替えするのであれば納車日を逆算して行くともう全く猶予が無いために急いでSUBARUのディーラーへいま一度、話を伺いに行って参りました。

 とりあえず案としては多々ある中からこれらが有力候補です。

①譲渡いただくWRX S4 GTアイサイト(B型)をそのまま乗る。
②マイチェンしたWRX S4 GTアイサイト(D型)に買い替えする。
③思い切ってマイチェンしたWRX STIに買い替えする。
④6MTをかき回したいけれども予算的に③が厳しいから中古の(C型までの)STIに買い替えする。

もちろん名義変更などなどの手数料と来年やって来る車検代くらいの出費で後の追い金が必要無い①が最有力候補ではありますがWRX S4のB型が買取価格が思いの外良いため、それなら新車として年式を巻き戻して自分の好きなボディカラーで乗ることと、ここから起算して3年後などのリセールバリューを考えれば買い替えも決してネガティブな話では無いことが私を悩ませております。

 ざっくりとした内容をここに記録と記憶として残します。

譲渡車両 2015年式WRX S4 GTアイサイト
 アイスシルバー
 修復歴無し
 走行距離15,100km(2017年9月現在)
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →ディーラーでの査定金額は¥2,100,000也。

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まさにこんな感じですね、GTなのでホイールがガンメタになるくらいです。



②下取車両 2001年式メルセデスベンツW210 Eクラス
 ホワイト
 修復歴無し
 走行距離60,800km(2017年9月現在)
 カロッツェリア2DINナビ(含バックカメラ、ETC)

 →ディーラーでの査定金額は¥0也…。
  但し下取金額として¥200,000超では見てもらえるそうです。
  実質の値引ですね。

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未練タラタラです…。


③購入対象車両 その1 2017年式WRX S4 GTアイサイト
 クリスタルホワイトパール
 アイサイトセーフティプラス
 コールドウェザーパック
 ウェルカムライティング
 トランクリップスポイラー
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →¥4,478,170

これは試乗車が県内で1台しか無いため試乗するなら取寄せが必要でした。

④購入対象車両 その2 2017年式WRX STI
 クリスタルホワイトパール
 アドバンスセーフティパッケージ
 コールドウェザーパック
 ウェルカムライティング
 Panasonicビルトインナビ(含バックカメラ、ETC)
 ベースキット、ガラスコーティング、5年点検パック加入

 →¥4,944,170

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この車両はオプション満載っぽいです、エアロとかウイングとか…。
かっこいいけれど、私は予算オーバーなので万に一つ手にしても素の状態ですね。


以上となります。
但し③と④についてはディーラーの担当さんが『とりあえず』として入力した情報で『値引き前の定価車両価格』として作成しています。(ナビは値引きされた額でしたが)

 正直、私が欲しいオプションとしてはデイライトの役割をするLEDアイライナーと腰痛持ちの強い味方であるシートヒーター、あとはフロアマットだけだったりします。別にあとはあっても無くてもそこまで支障が無いから省いてしまっても良いのですが…あ、でもナビとかは無いといけないですね。
そのため金額はここから幾分かは減ったものが最終的な見積りになり、そこから先はディーラーさんの頑張り次第となります。ボディカラーはホワイトかブルーが良いなぁと。

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WRXでは将来的に下取りに出す際、ブラックが一番高く見積もりが出て来ます。続いてホワイト、ブルーでしてシルバーやガンメタは残念ながらブラックと比べて¥200,000ほども差が出るケースもあるらしいです。

また新車としてS4とSTIの価格差はおよそ¥500,000ほどありますが、売却時にはS4の方が寝落ちが大きく、年式や走行距離を同条件にしてシミュレーションしたところで¥700,000の差が出ていました。
例:購入時S4 ¥4,500,000、STI ¥5,000,000
  売却時S4 ¥2,000,000、STI ¥2,700,000
そんな先のことまで考えていたら乗れなくなってしまいますが、リセールバリューの情報としてシェアさせていただきます。あとはここにディーラーの頑張り具合と市場でのニーズが加わって価格が若干の上下動をするでしょう。

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さりげにこのLEVORG STIはブラックの引き締まったボディとワインレッドの内装でかなり良かったです。

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譲渡車両のS4をそのまま乗るのであれば、このホイールを中古で探して来て装着したいです。

 買い替えするかどうかはまだ協議の上ではありますが、一歩前進しました。そしてメルセデスさんがそれを察したのか見事に機嫌を損ねてくれました…。

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なんかリングが取れてキーシリンダーが中に引っ込んでしまってますやんorz
整備の様子はまた改めて…。


おしまい。

【OMEGA】 オリンピック限定モデルのお話

 OMEGAと言えばNASAの公式時計として宇宙飛行士が装着します『スピードマスター』があまりにも有名なモデルですが、オリンピックの公式時計としてその名を広めております。オリンピックごとに限定モデルを販売していまして、先日は2018年に韓国で開催予定の冬期オリンピック限定モデルが発表されました。

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モデルごとに開催国の特徴を出しています、この韓国モデルは国旗の赤と青をモチーフにしている様ですね。開催の西暦がそのまま限定本数になるため今回だと2018本が生産されるわけでして、ケースにはシリアルナンバーが入ります。

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こちらがオリンピックの公式マスコットとロゴになります。ケースバックはシースルーで内部を眺めることが出来るとともに、このハングルの『ㅍ』をモチーフにしたロゴがプリントされている様子です。
今回は2種類の限定モデルが発表されていまして、上で紹介しましたシーマスターは何とお値段¥799,200とのことです…あまりの高さにビックリですよ。尤も、オメガで驚くようなプレミア価格が付くものはスピードマスターのスヌーピーモデルくらいのものでして、他は大体が定価もしくは定価以下の値でユーズド市場に出て来ています。急がずとも少し待てばきっと手の届きやすい価格でお目にかかれるでしょう。

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ちなみにこちらは私がものすごく気にしているオリンピックモデルで2010年のバンクーバー冬期オリンピックモデルです。やはり国旗をイメージした白と赤のモチーフとなっていまして、秒針に付いた五輪マークがとても良いポイントになっています。こちらは2010年開催だったため2010本の限定販売でしたが、同じ形で2種類のケースサイズを展開していた模様です。当時の定価は¥388,500でした、これくらいなら買いやすいですよね…今回の¥800,000弱はやり過ぎです。

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これがバンクーバーオリンピックのロゴでした。ケースバックにはこのレリーフが刻まれていると共にシリアルナンバーが入ります。残念ながらシースルーケースでは無かったです。

 何故この2010年モデルに惹かれるかと言いますと、私が人生初の渡航先がカナダ(この時は丁度オリンピック期間中で、私はトロントに語学留学として6ヶ月滞在しました)だったのです。現地の地下鉄駅などにはこの限定モデルのポスターが貼られていたり、テレビを見ればオリンピックで盛り上がっていたりと縁深いものなのであります。

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2010年2月、とあるショッピングモールの風景です。英語もろくに話せない状態でAppleストアに出向いてMacBookを購入しまして、7年経ちました今も主力マシンとして利用しながらこのブログを綴っております。当時で28歳、そこまで若いとは言えなくとも、よくもまあ冒険したものだと(笑)

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これがバンクーバーオリンピック公式キャラクターです。まだ実家のどこかに眠っているはずです。

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そしてこれがオメガのポスター、まだこの頃は時計に興味が無かったのですが、きっとオリンピックのポスターと言うことだけで撮影した1枚だと思われます。今となっては懐かしい1枚で、逆にこの1枚があるからこそ2010年オリンピックモデルをコレクションの1つにしたいわけです。

2010年は色々な意味で私のターニングポイントでした、このカナダのお話はまたいづれこのブログでエントリーしたいと思います。
2020年は東京オリンピックが開催予定ですね、もちろんオメガも限定モデルを投入してくるはずですから、今からどんなデザインになるか楽しみであります。出来ることなら手の出しやすい価格帯でリリースしていただきたいものです。


おしまい。

【Mercedes Benz】 S560復活とS300

 先日、メルセデスより現行車の展示と中古車の即売会を名古屋市の吹上ホールで開催するとの案内をいただきまして足を運んでみました。ちょうど私用で東京に行く日と重なったためクルマではなく公共交通機関を利用してバックパックとトートバッグを肩にかけたとんでもなく場違いな見た目で訪問したわけですが、地下鉄駅から会場まで歩いている最中にも多くのメルセデスが吹上ホールに吸い込まれて行くのを見ましても盛況ぶりが分かります。

 今回の展示の目玉(客寄せ?)はメルセデスAMG GTRの特別展示とマイナーチェンジしましたW222Sクラスの先行展示だったと思います。SクラスはエントリーグレードだったS300hがどうやらカタログ落ちしたようで、マイナーチェンジ後のラインナップはS400から始まりS560、S600、S63、そして最上位にS65と大きく分けて4種類になりました。エンジンサイズはS400がV6ツインターボで2,996cc、S560がV8ツインターボで3,982ccと、昨今のメルセデスで見られるようにクラス名の数字と排気量は合致しなくなりました。(昔であればS300は3L、S560は5.6Lでしたよね)

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何はともあれ、S560と言うネームがSクラスに復活するとは往年のオーナー様も懐かしいでしょうね。バブル期にW126の『ゴーロクマル』と言えば危ない方々の御用達でした。

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 見た目で最大の変更点はヘッドライト内部のデザインだと思います。その他は基本的に大きな違いは無いように感じました。そう言えばフロントグリルのフィンって今回から3本のツインになったのかな??
ボンネットマスコットが付くメルセデスはSシリーズとE400だけになりました。Sクラスだけでもこのマスコットは継承し続けて欲しいものです。

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こちらは特別展示のメルセデスAMG GTRです。『R』の冠を持った非常にアグレッシブなモデルらしくダウンフォース抜群なエアロ、大径ブレーキローターを備えていました。リアのエンブレムが誇らしげです。…が、バンパーに埋め込まれたバックソナーってこの手のクルマに必要なのでしょうか?それだけでも軽量化すれば良いのに。

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カーボンセラミックのブレーキローター、このブレーキキットだけで国産車が買えてしまうくらい高いはずです。ゴールドに塗装されたキャリパーもサーキット走行して熱が入れば飴色に変色して行くのでしょうか。私が以前乗っていた日産のスカイラインGTーRもゴールドのブレンボキャリパーでして、これの変色具合でオーナーの本気度が分かったものです。私は街乗りのヒヨッコだったから最後まで変色しなかったです…。

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つや消しグレーで迫力満点でした。メルセデスシリーズでは唯一、グリルのフィンが縦に走っています。ホイールのリムが深いです。とにかく車高が低いです。まさかメルセデスベンツが公式にこんな過激モデルをリリースするなんて以前は想像も出来ませんでした。

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少し光線具合が変わっただけでこの雰囲気、たまりません。フェンダーダクトも攻撃的ですね。

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男ならばローアングルだって欲しくなります。センター出しのマフラーかなと思いますが、何やら左右にもマフラーエンドのような物がありますね。どちらが本物でしょうか。

 ひとしきり眺めた後は、現行モデルを見て行くことにしました。AクラスからメルセデスGTまで(覗くGTR)太っ腹なことに全ての車種でシートに座ることが出来ました。普段は近距離でお目にかかることもあまり無いようなモデルを中心に楽しませてもらいました。

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展示モデルの中で一番鮮やかだったGLE、こちらはAMGでした。この手のクーペスタイルSUVがジワジワと流行ってきているみたいですね。BMWはもう随分と前にX6を登場させていましたが、かなり時代を先取りしたモデルだったようです。

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以前と比べたらかなり商用バンのイメージからファミリーワンボックスへと進化したVクラス。チープな印象のコックピット周りが従来のメルセデスシリーズのようなインテリアにブラッシュアップされ、セカンドシートの座り心地も良かったです。私は今のところワンボックスには興味が無いのですが、腰痛持ちとしてこの腰掛けるシートはとても楽そうでポイント高かったです。

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無骨な具合がたまらないGクラス。こちらは認定中古車でお値段は約900万円でした。マイナーチェンジを繰り返しながらも基本設計は昔から同じ、2000年式くらいで構わないのでいつかは所有してみたいです。

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実は普段の生活ではなかなか間近で比較することが無いSLとSLCの並び。SLはR129が一番お気に入りです。過去に2度ほど本気で中古を購入するプランがあったものの、今となっては上玉を探すこと自体が難しくなってしまいました。

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『素』のメルセデスGTも並んでいました。こちらはリアウイングのフラップが上がっている状態で展示されていて、構造をじっくりと見ることが出来ました。このあたりの細かな配慮が嬉しいです。シルバーのボディカラーは大人しく感じますけど、このカラーは特別なのか異様にキラキラと輝いて見えました。ロングノーズショートデッキの正にスポーツカー、往年のS30フェアレディZのようなシルエットです。

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整然と並んだボタンはまるで戦闘機のそれによう。エンジンスターターはセンターコンソール左列の3番目のボタンです、赤く光ってアピールしていました。こちらのプライスボードは2,000万円弱…。私が暮らす田舎では家が買えてしまう金額です。

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すっかり金銭感覚が狂った後に見るとホッとしてしまう金額に出会いました。コルベットのハイグレードモデルです、865万円はバーゲンプライスなのではないかと。あ、もちろん一般庶民独身の私には夢のまた夢ですがorz

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上のメルセデスGTと比べてしまうとアッサリと言うかチープと言うか…でも操作性など実用面で考えればこれくらいで十分でしょうね。ホールドが良さそうなバケット形状のシートでした。

 と、こんな感じでお腹いっぱいになった楽しい展示会でした。もっと昔はこの手のイベントって定期的にあったけれども、最近では輸入車自体のイベントが減った気がします。入場無料でシートに座ることが出来、フリードリンクやかき氷サービスなど、高級車のメーカーとしてはかなりチャレンジな内容だったでしょうが、その反面で多くの来場者の心を動かしたのだろうと思います。やはり目立ったのはお金持ちそうな中年以上の夫婦で、意外にも女性の方が積極的だったり興味津々な様子でした。私が見ていた短時間の間にも良い商談がチラホラ見受けられました。

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 そうそう、表題にあげましたS300とは、私の実家が以前に所有していたW126の300SEのことです。S560のネーム復活で連想して思い出したわけです。かなり程度の良い個体で活躍していましたが最後は原因不明のエンジンストールを繰り返し、1年の大半を修理工場で過ごしていました。どうしても解決せず泣く泣く手放したのですが、今思えば私に譲渡してもらってエンジンスワップでもして乗ればよかったと未だに未練が残る1台です。

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300SEなので所謂ショートボディです。それでもこの適度に角張った水平基調のデザインや前後に伸びやかなボンネット、トランクで威風堂々とした素敵なメルセデスでした。また、このクルマには純正のシートカバーが備わっていまして本当に手放したことが悔やまれます。

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私も何度か借りてハンドルを握る機会がありました。4速ATは今どきの7速や8速のそれと比べると何ともラフな感じではありましたが、それでも中間加速は悪くなかったです。『最善か無か』を貫いたメルセデスの代表的な1台と評価され、シンプルながらも丁寧に作り込まれたそれは、ドアを開け閉めする音まで素敵でした。

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現行車と比べてもメッキの質や塗装の厚みが違うんです。本当に一生モノとしてメンテナンスを行えるのであれば、この先何十年と飽きることなく付き合えるクルマの1つとして自信を持ってオススメ出来ます。今どきのクルマみたいに何でもASSY交換とは違い意外とパーツも単体で出て来ますし、ヘッドライトはガラスカバーだから黄ばむこともありません。エアコンなども液晶表示ではなくシンプルなダイヤル式だから液晶のドット抜けも心配ありません。エアサスや油圧サスも使用していないので足回りもそこまでお金がかかりません。何よりもオーバークオリティで誤摩化や妥協が一切無いクルマです。

 嗚呼、書いていたらW126が欲しくなってしまいました。何もいじらず、フルノーマルで乗ることこそが粋でしょうね。


おしまい。