40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Roadster】雨漏りとハードトップ

 やって来ました月一ブログのお時間です。ハイ、持ちネタに対して時間が追い付かずに毎度の事ながら前回からの更新期間が開いてしまいました。

良いですよね、オールドシトロエン:-)

 さて、先日はエアコンを修理して夏に備えた我がユーノスロードスター。これでしばらくは安泰だとリビングでカズダンスをしていたのも束の間、盛大な雨漏りと同時に梅雨入りを迎えたのでした。 So why you are such a troublemaker!?
大雨が続いた週中に丹精込めて溜め込んでくれた雨水を内装のあらゆるマットが優しく包み込み、それが日中に車内で気化したりで窓ガラスはタイタニックのディカプリオがヒロインと、船内に積まれたクルマの中で情熱的にニャンニャンした時の様な結露具合。嗚呼、神はまた私に試練を与えてくださったのですね。

今年の梅雨はなんと13日間と史上最速だったとか…

 梅雨空の下、無慈悲にもアルファロメオ4Cを屋外へ出してロードスターをガレージへ。とりあえず幌を開けてオープン状態にした上でマットを引っ剥がします。マットとボディの間に挟まった防音材は、まるで茄子の揚げびたしかの如くグショグショに仕上がっていたので問答無用でむしり取り粛清、雑巾で雨水を吸っては絞り、吸っては絞りの繰り返し。前回の雨漏りした時は水抜き穴が詰まっていた事が原因だったけど今回はそうではなさそう…。ともあれ内装が完全に乾くまでシートを外してマットを剥いだ状態でサーキュレーターを3日3晩連続で回し続けて、やっとの思いでカビを回避した訳です。

活躍したサーキュレーターはアイリスオーヤマ:-)




見つけました、今回の問題点を。幌のリアウインドウ周りから雨水が侵入していたのです。なんでそんな処からと疑問に思われるかと、私も初めは目を何度も擦って疑いましたからね。私のロードスターは前オーナー様が幌をNAオリジナルのビニール幌からNBタイプの布製幌へコンバートしていまして、それに伴ってリアウインドウがガラスになっています。このガラスを固定していたゴムの枠が高熱のせいか経年劣化なのか少しずつ伸びていた様子でガラス下部とゴム枠の間がパックリ開いてしまっていたのでした。

それまではゴムが緩いとか思った事もなかったから、きっと太陽熱で柔らかくなっていた所に自重が割とあるガラスの負荷がかかり、さらに幌の開閉で不規則な動きをした際にズレ始めていたのでしょう。


 じゃあ直そう、とゴムを引っ張れども一度伸びてしまったそれは元に戻ってくれずどれだけ頑張っても弛んでガラスを抱えてくれません。ネットで調べてみればこれはロードスターに限らず幌車でガラスウインドウを備えていると発生しやすい持病みたいな感じでした。専門業者で直すと8~10諭吉はかかるとあり、それなら玉砕覚悟でDIYじゃと東急ハンズで接着剤を調達していざ実戦!!
ゴム枠に接着剤をウニウニと充填しながらガラスをエイヤっとハメて行くも…

玉砕しました。


それはもう見た目以上の問題で、接着剤のネチャネチャが手について、手についたソレが幌について、慌てて取ろうと手についたアレをティッシュで拭おうとするものだから手にはボソボソになったティッシュが貼り付いてDIYは開始10分足らずで地獄絵図に。もう全てを投げ出して、ガラスと幌の間に養生テープを内外から貼り付けて強制終了。それでも所詮は養生テープ、容赦ない梅雨時のしつこい雨に耐え切れず徐々に剥がれるんですよね。そうしたらまた車内が瞬く間にディカプリオになってしまうので、もう後には引けません。


買ってやるよ、ハードトップを。


 ここからはヤフオクで目星をつけていたヤツをポチるのみ。終了時刻ギリギリになって競合が3人も出て来たから価格がどんどん吊り上がってしまったけれど、もうそんなことより頭の中は我が子にピッタリな帽子を買ってやることが全てであり、その姿はまるで孫のためにとガチャしまくるおじいちゃん。怒涛の価格更新で競り勝ちました。その甲斐あって、理想としていたブラックの、これまた程度がかなり良いハードトップが手元にやって来たのでした。

これはカッコいいじゃありませんか:-)

自分自身に言い聞かせるかの様に『将来的にまたヤフオクに出せば同等の値段で売れるから、これはいわばお金を預けてハードトップをリースしている様なものなんだ』と呪文を唱えています。

そしてハードトップのメリットはいくつかあったのも事実でして。
1:エアコンが良く効くようになった。
2:嘘のような話だけど一瞬で分かる程に剛性が上がった。
3:車内が静かになったからオーディオの音が聞こえやすくなった。
4:何より見た目がよろしい。

逆にデメリットとして挙げるならば
1:気軽にオープンへトランスフォーム出来なくなった。
2:ハードトップを外した時には保管場所とラックが必要。
3:どうしても約30kgの物を積んでいるから、路面のギャップでガタガタ音がうるさい。
4:幌は取り外していないからリアトレイに物が置けない。


私の理解深き嫁様からは『クルマっぽくなったね』と、まるで今までは乗り物以上クルマ未満の何かだったかの様な鋭いご意見をいただきましたが、確かにハードトップを纏ったクーペスタイルは手前味噌ながらカッコいいし何より幌剥き出しよりも高級感すら出ています。これでワンポイントにストライプかステッカーなど貼った日にはカフェレーサーに一歩近づきそうであります。


 もうこれ以上の予測出来ない修理はしばらく勘弁願いたいと祈りつつ、それでもハードトップを購入する思わぬきっかけと背中を蹴り飛ばしてくれた我がロードスターに乾杯。幌はどうやらもう交換するしか無いらしく、そうなるとまた諭吉が逃げ出すから軍資金が貯まってくれるまではハードトップで過ごすかと思われます。今年は4Cの車検も控えていますしね。
そんなこんなしていたら、今日は嫁様の愛機であるMINIが何故かドアミラーのミラーレンズが脱落する謎トラブルが出ましたし、クルマネタには事欠かないのでしたとさ。昨日は某ディーラーにアルファロメオ75と155の中古車を拝見に伺ったけれども、確実にロードスターより故障率が高いから嫁様の横で欲しいとはとても言えなかったです(笑)
嫁様はガンダムチックな155よりも75の方が良いと仰っていました、潜在的にクラシック系への理解と感性があるのかもと勝手な解釈で口角上げて数歩後ろを歩きながらニヤついていたのは秘密です。今日はお世話になっている車屋さんにシトロエンBXを見に行って来ました、沼車ですね。

え?この写真どうやって撮ったかって?


私とてもシャイなので人気の無い山奥で自撮りっす、10秒タイマーでシャトルランっすわ、テイク10くらいで息が上がって目眩がしたっすわ。



おしまい。