40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Roadster】 乗り換えるか否か

 まず結果論を先に申しておきますと、引き続きユーノスロードスターは所有の方向で進んでいます。それを踏まえた上でお読みいただければ幸いです。

 ここ2カ月ほど私はずっと悩んでいました、『ユーノスロードスターを他のクルマに買い替えするか』を。最近のエントリーで『ユーノスロードスター最高ー、マンセー』などと惚気ていた私なのですが、季節が夏に近づくにつれて現実的な問題として『改善したエアコンであっても所詮は今時のクルマほど冷えない』、『オープンカーが故、ハードトップを着けてもクローズドボディのクルマと比べれば車内が湿気る』ことに多少なりとも辟易としていました。

さらには『今となっては甘いブレーキタッチ』によって肝を冷やす事が何回か重なり(下り坂で急な割込みからのブレーキで私のボウルがキュンとなった)。何となくエアバッグ無し、衝突安全性能は33年前の基準な辺りが気になりだしまして…。どれだけ自分が気を付けて運転していても他者や他車に巻き込まれてしまった際の不安が何度も頭をよぎりました。

 そんな紋々とした日々を過ごしながら、じゃあロードスターをリプレイスするに当たって何を求めるか…から考えてみた訳です。
①ある程度の積載量が欲しい。
⇒ご存じの通り私の愛車は『荷物なら助手席か灼熱エンジンの真横にあるトランクしか積めない』アルファロメオ4Cと『荷物なら助手席か実はサウナみたいに温度が上がるトランクしか積めない』ユーノスロードスター。2シーターを持つ時点である程度の妥協は必要に決まっているのです。決まっているのですが昨年からのレース観戦遠征で機材が積めない。また普段の妻と出掛けるお買い物デートにはこの2台だと選択肢すら与えられず妻の愛車で出掛けるしか無い。うーん、スパイシー。

②出来ればMT車が欲しい。
ロードスターがMTってこともあり、設定があるのならば次期愛車もMTがいいな。まあ必須ではないけれど。

③2L程度の排気量まで。
⇒大排気量になると維持費とかいろいろ…ね。

輸入車からチョイスしたい。
⇒一度ハマると輸入車沼って深いんです…。

⑤故障が少ないのは大前提。
⇒湯水の様にメンテナンスにお金は注げません、健康優良児ってことは大前提。ってことで修復歴有も除外。

これくらいの条件を元に、ユーノスロードスターを購入したお店へ泣きついてみました。私の腹の中ではR55ミニクラブマンアルファロメオジュリエッタアルファロメオミト、アウディTT、アバルトあたりを妄想しておりお店の社長からはそれぞれに的確なアドバイスをいただけました。

まずはミニクラブマン、これはおススメされませんでした。理由としては距離が進んで行くと持病が結構頻発するらしく、また特に前オーナーの乗り方でエンジンにカーボンスラッジが大量に固着して、そうなるとヘッドを開けての大掃除がとんでもなく大変なんですって。観音開きのリアとかサイズ感とかは個人的に最有力候補だったんだけどなぁ。

次にアルファロメオジュリエッタはMT搭載の1,750CCモデルであればエンジンが頑丈で良いとのこと。ミトは…特に可も不可も無く。

余談ながらこの2台はアルファロメオ4Cのタイミングベルト交換の際ディーラーのメカニックさんに相談してみたところ、どちらも基本的にエンジンとミッションはそこまで大きな持病は無い。但しそれぞれマニアックな故障の仕方があってジュリエッタはインナードアノブが折れる、ミトはルームミラーが突然外れて落ちてしまうそうです。さすがイタリアのクルマ、壊れる所がマニアックすぎます。

アウディTTも基本的には頑丈みたいだけど、積載量とか大丈夫なの?と聞かれれば、そりゃそうだわなとなった次第で(笑)

最後にアバルト。こちら大きな故障と言うより小さな故障が多いみたい。そして500Cなど屋根が開くモデルはどうしても雨漏りは避けられない。

そうした中で『これはどう?』と勧められたのがルノー。うーん、これは想定外の伏兵が現れた感じです。積載量、馬力、MTに輸入車と条件を揃えた1台がルノーメガーヌGT220。

これはルノーメガーヌRSのエンジンを若干馬力ダウンのデチューンを施したエンジンを搭載したステーションワゴンになります。ステーションワゴンにMTの設定があるってだけでワクワクしますね、昔で言えば日産ステージアみたいな。まあ見た目はインパクトこそありませんが、エンスーな雰囲気をサラッと出すには良いかも。

そうなると気になってくるのがルノーの他車種ラインナップ。まあ私の予算で行けば何とかなるのはルーテシアRSトロフィー辺りになるわけですよ、気になったから実車も見に行った訳ですよ。

うー---ん、悪くないゾ。なんて言うか小粋なフレンチって感じでサイズ感は意外にもミニよりははるかに大きいから積載能力はかなり高そうだし、こちらもエンジンはかなりホットな様子。でも、そうなるとどうしても避けては通れないのがメガーヌRSの存在…元々結構昔に一度本気で欲しくなった1台なんですよ。

純正でレカロシートが入り、カラーシートベルトにタコメーターだけ盤面の色を変えているなどなど本気度の高いホットハッチなので。でもそうすると予算オーバーになるのは目に見えていまして、1周巡って『じゃあ本当に傑作のロードスターを手放してまでルノーが欲しいの??』となるとそりゃあ私のロードスターに対する不安や不満を払拭する内容とは言え、追い金までして『これ下さい!』とは即答出来ず。

思えばルノーってリアにV6エンジンを無理矢理詰め込んだクリオとか、見た目だけはレースカーとも言えなくないスピダーとか変態的モデルを輩出しているしF1参戦もしていた老舗ブランドですからね、今後の選択肢としては多いにアリです:-)

またお店の社長に泣きついてみたら、ルーテシアRSはミッションに若干の不安を持っているとのアドバイスがあって色々と妄想した末に今回は乗り換えを見送ってもう少し予算を貯めながら、本当に欲しくて欲しくて恋しくてな1台を絞れるまでロードスターをメンテナンスしながら乗り続ける決意をしたのでした。

 そうとなれば、まずはロードスターのリフレッシュメニューとしてブレーキ周りの交換。流石にキャリパーまでは交換せずともパッドとローターを社外品にリプレイスして制動力を少しでも向上させます。あとは思わぬ事故へ備える意味でもドライブレコーダーを着けることにしました。まあ今まで着けてなかったのが問題なくらいですね。こちらは今流行りの360°対応モデルを選ぶ予定であります。どちらもロードスターを購入したお店でパーツを選んでもらい装着までお願いする事で話が進んでいます。

このまま復調するのであれば、幌を直して秋~冬のオープンドライブに間に合わせたいし、腰痛対策としてバケットシートも入れたいな。あとは少しくたびれている部分をパーツ交換して33歳のご老体をリフレッシュしたいものですね。そうこう妄想している間が一番楽しいですし、リフレッシュにしても買い替えにしても資金は必要なのでせっせとお仕事頑張ります。


おしまい。
※今回は色々と画像をお借りしました。