40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【スーパーGT】スーパーGT2023第3戦鈴鹿 決勝日

 ルートイン南四日市で爆睡して目覚めた午前3時半、昨夜はイオンタウンで購入した値引き札をしっかり貼られたまぐろ寿司を肴に予選日に撮影したRAWデータをPCへ一気に移して撮れ高チェックをしていたから実質の睡眠は金曜日の晩に引き続いて2時間半くらいしかですが頭がキンキンに冴えわたっているのは遠足当日の子どもと同じ。

アツアツかつ水圧高めに設定したシャワーで滝行の如く打たれまくって身体を整えて、空が明るくなって来た5時20分にはチェックアウトしました。

今日も同僚と現地専用駐車場で6時の待ち合わせなので気合を入れてサーキットまでロードスターでドライヴですよ。当然ながらこんな時間だとバイパスはガラガラでして、5時50分くらいには指定駐車場へ入庫していました。それでも既にゲートには熱心なファンが2組並んでいまして、私も携帯椅子に座りながら本日の行動を再確認しておきましょう。ほぼ同時刻に同僚も到着です。昨日よりも駐車場にインしている車両が多かったので、遠征組の他に車中泊組も結構な数だったのでしょう。まだ6月頭だから出来る技であって、8月末の第5戦だと猛暑なので車中泊はかなりハードでしょうね。

 昨日はARTAの25名限定イベントチケットをゲットすべく開門と同時にグリコ1粒分くらい全力ダッシュを噛ましましたが、今日は同僚ENEOSのサイン会に行きたいとリクエストしてきたことで、こちらも限定30名を掛けて再び全力ダッシュです。昨日の反省を生かして今日はひとまずウェイトハンデとなる余分なカメラ機材はクルマに残しておいて最軽量装備で物販ブースまで走ってイベント参加権を狙うことにします。

7時45分のゲートオープン直前には昨日同様GPスクエア脇まで隊列は移動し、私たちは規制線最右翼にポジションを取って物販ブースへの最短経路は確保出来ました。さあドキドキのゲートオープン、四十路2人は醜いポーズの全力疾走で無事に4番のチケットゲット(笑)
イベント参加にはもちろん当該ブースでの買い物が必要なのですが、まあこれもお祭り参加の一環と思って実用的なサーモボトルを購入。

イベントはENEOSチームRQさんのサイン会でした。私は特に色紙を用意している訳でも無いしVIPスイートのチケットにはスーパーGT公式ガイドブックが付いていたのでそちらにサインしてもらいました。私はまだまだこちらの知識が乏しいのですが、かなり人気な方々みたいなのでこれも貴重なのかな?

同僚は全国各地で開催されているモデル撮影会などにも積極参加していることでRQさんと面識がある様子でした:-)

 イベント後はそのまま各ブースの他イベントをかいつまんで観つつ駐車場へ戻り、クルマに置いてある機材一式を担いでVIPスイートへ。

今日は昨日と比べ撮影やイベントでの移動距離が多くて忙しいことが予想されたのでアルコール類は自粛してソフトドリンクで喉を潤しましょう。
今日の前半はピットウォークとグリッドウォークがメインとなります。今シーズンからピットウォーク券が廃止されてパドックパスに統合されたためピットウォークに参加しようとする場合のチケット価格がえげつない位に値上がりしました。更にグリッドウォークに関してはVIPスイート以上もしくは年間パスなどの特典でしか入場出来ないため、文字通り『金がモノを言う』イベントに成り下がってしまったのが悲しいところ。そのため純粋にレースカーを自由席からのんびり眺めるのが目的であればリーズナブルなチケットで事足りるでしょうが自家用車でサーキットへ向かい駐車し、ピットウォークで選手やRQの皆さんを撮影したりサインを貰ったりしようと思うのであれば思い切ってVIPスイートを買ってしまう方が財布へのダメージ以外は絶対的におススメです。

単品で色々とイベントチケットを揃えてもVIPスイート程の恩恵は受けられないことと、何せピットウォーク等への最優先入場が老化がスタートしている中年には有難い。パドックパスのチケットだとピットウォーク開始1時間前には日除けの無い青空の下で列に並んで延々と体力を消耗しなければなりません。しかも優先入場の後で案内されるため会場内は通勤ラッシュ並の地獄絵図です…。またホスピタリティラウンジ以上であれば好きなタイミングで空調バッチリの屋内にてフリードリンクを流し込んで身体を休められて荷物もクローク等で預かってもらえます。日曜日には特製ランチもつきますし、先述しました公式ガイドブックも貰えるため記念になりますよね。更には激感エリアも自由に行き来出来てパドックを抜けてのS字コーナーまでトンネルでショートカットなどなど恩恵は有り余る程に受けられます。そんな訳でVIPスイートエリアでコールドドリンクで涼みつつカメラの最終確認。今回は縦グリップを新たに装着したからRQさんの撮影も楽しみです。

 決勝日はピットウォークが予選日の形態と異なりホームストレートに沿ってRQの皆さんが並び、ピットに選手がサイン対応で登場するパターン。そのためVIPスイートのタワー横にあります坂道で隊列を組んでのピット入場でした。ピットウォーク開始15分前くらいに並んで前から40人目くらいかな?
実のところこの仕組みを知らずにいつものホスピタリティラウンジが入る建物まで歩いて行ってしまいかなり痛いタイムロスをしています。

余談ながら今日は殺人級の晴天でコンクリートジャングルなサーキットでは悲惨なくらいに日焼けをしました…私はうっかり日焼け止めを忘れてしまい同僚に恵んでもらいましたが、日焼け止めよりも根本的に長袖着用が良いかと思います。顔に関してもサングラスで眼球を守り出来ることならキャップを被るのが安心でしょうね。舐めてかかると痛い目に遭います、私は日焼けで10日くらい涙し最終的には一皮剥けて大人になりました。涙そうそう

おっと話しが逸れました。時間となりコースへとエスコートされます。ホームストレートにチームごと等間隔で並ぶ眩いばかりのRQさん達…同僚は見た事が無い様な華麗な足捌きでお目当てのチームへと吸い込まれて行きました。私はひとまず1コーナー側から順番に攻め込んで行きましょう。

昨日の予選日と打って変わって全チームのメンバーが色とりどりのコスを纏って勢ぞろいしている姿は壮観です、更には最優先入場の恩恵もあって撮影はマッタリ気味でカメコは基本的に順番に並んで撮影が出来ました。

もちろん横入りや被せて来る輩も居ましたけどね、デトロイトメタルシティのフレーズを拝借していいましょう、貴様SATSUGAIするぞ。

同僚が無知な私の為に熱くレクチャーしてくれた有名処チームはほぼ撮影コンプリート。まあ目線がズレていたり私のポンコツ振りでピントが合っていなかったりとボツを大量生産してしまいましたがスーパーGTで初めて参加したストレート上でのピットウォークなので上出来でしょう。

さてさて、今日も88号車の元嶋選手に挨拶へ。今日はサイン会も盛況でして小暮選手と並んでファン対応に忙しそうでした。

そんな中で少しだけ時間をいただけて、なんとマシンを間近に拝見させてもらいました。もう感激のあまり目から汗が滲んで前が見えん。S耐で駆るAMG GTとは異なりランボルギーニラカンの異様とも言えるワイド&ローなボディは私の拙い語彙力では美しいの一言しか思い浮かびません…私普段はランボよりフェラ派なのですが、このウラカンだけはランボの中でも所有してみたいドリームカーであります、やっぱイタリアのクルマはいいなぁ。

感動と興奮で頬を赤らめながらピットからホームストレートへと戻ると、パドックパスで入場している方々も合わさっていて気付けばものすごい過密状態になっていました。チームによってはもうRQの皆さんはカメコの厚い壁の向こう側にパラソルくらいしか見えないくらい遠かった(笑)

そう思うとやはりVIPスイート様様ですね。マンセー

 ピットウォークが終わり、私たちは一旦VIPスイートのタワーを上って日曜日に支給される鈴鹿サーキット特製ランチをいただくことにします。

イベントやレースをガッツリ楽しむ我々にとって意外とこのランチを頂くタイミングって難しいんですよね。ブルジョワジーな方であれば泡やワインを片手にレースを楽しむのでしょうが、私たちはノンアルコールビールでランチを喉に流し込んで急いで今度はグリッドウォークへと旅立たねばなりません。

グリッドウォークもピットウォークに引き続いてVIPスイートのタワー横にある坂道から入場します。先ほどのピットウォークと違いグリッドウォークでは当たり前ながら決勝に挑むマシンがグリッド上に並ぶので独特のピリついた緊張感も一緒に味わうことが出来るのです。ただ問題はマシンがグリッドに整列してからグリーンシグナルまでの隙間時間で行うためどうしても短時間しか入場が許されていないこと。とてもじゃありませんが全チーム制覇なんて出来ません。ここで重要なのはお目当てのチームが予選何位でどのグリッドについているかを事前にしっかりと把握しておくって事。これを怠ると多分時間内に辿り着けません。あと例えばお気に入りのチームがポールポジションとほぼ最下位に居たとするとどちらかは断腸の思いで諦めて片方に絞った方が結果的に良い写真が撮れそう。マシン、設備、スタッフが並ぶストレートにファンが詰めかけている状態なので移動が想像以上に大変なのです。

私は1号車、2号車、3号車、8号車に38号車、そして88号車を狙ってなんとか写せました。

他にも数チーム撮りましたけど、やはり時間に焦ってしまい写真は残念ながらボツであります。この経験を元に8月の第5戦ではもう少し効率的に動けるよう一層綿密な計画を練ると共に映えるアングル、レンズの焦点距離を予習する次第でございます。

レーススタートはパドックからS字トンネルを抜けてS字コーナーから観戦することにしました。

本当はお気に入りのDスタンドまで行きたかったけれど既に警察車両のパレードランが始まり時間的にスタートを見逃してしまう恐れがあったことと私の体力が持たなかっただけです(笑)

来た来た来た、これが見たかったんだGTマシンが躍る肉団子状態で目の前を走り抜けるスタートシーン♪

もうシャッターを押す指が力んで力んで仕方ありません、遥か昔に観戦した時のR34スカイラン、80スープラにNA1のNSXとはマシンが何世代も入れ替わってしまっているけれどもスーパーGTの迫力は今も昔も一級品です。

フロントリップを擦りつけ火花を散らしながら爆走するシーンも、いやぁこうなると更なる望遠レンズも欲しくなっちゃうぞ。

 30分位撮影を続け、まだまだ観ていたかったけれどARTAのイベントが始まる時間が近づいたため後ろ髪を引かれる思いで同僚の待つGPスクエアへ戻りましょう。ARTAオートバックスが冠スポンサーを務める今昔共に名門チームです。監督も鈴木亜久里さんにドリキンこと土屋さんと超人気。

そしてサポートされるRQさんも特に今シーズンは大御所揃いなのだそう。こちらのイベントでも順番にサインをいただきました。基本的にはずらりと並んだ皆さんに右から左へと流れ作業的にサインをいただくのですが、そんな短い時間ながらも会話を盛り上げようとする皆さんの話術やホスピタリティにオジサン感動。

イベント後はブラブラと物販ブースでウインドウショッピングをしてみたり、また他のチームのサイン会に飛び込んでみたり1分たりとも無駄にしません。

再び激感エリアにでも行こうかと話していたところで59周目に松田選手が痛恨の大クラッシュでレースはそのまま赤旗終了。パルクフェルメは前回観戦しましたS耐同様でマシンがホームストレートのグリッドに並んだ状態で行われる変則的な方法となりました。

審議の結果今回の優勝は19号車のWedsSportが獲得、おめでとうございます:-)

表彰式へ向けてグリッドからマシンが運ばれて行きました。戦いを終えたマシンはダストや接触した痕などでこれまたカッコよく仕上がっています。

西日が良いアシストをしてくれてこれまた強烈に萌える写真が何枚も撮れたことに感謝感激。

 本当に久々に観戦したスーパーGTはお値段以上の楽しさをもたらしてくれました。ただ今回の大クラッシュを見て思うことはもちろん推しているチームが勝利をもぎ取るのはファンが切望することですが、それ以上に無事にレースを終えて戻って来てくれることが本当に願うべき事なんだとしみじみ感じた次第です。幸いにも松田選手に関しても命に別状は無かった様子でしたがあれだけのハイスピードバトルを繰り広げるレースですから、ほんの小さなズレが時に命を奪う事態にも成り兼ねません。そんな極限の中で戦う選手、最善の状態にマシンをセッティングするチーム、指揮する監督、そしてチームをサポートし華となるRQの方々に改めて感謝と敬意を示したいと思ったのでした。

VIPスイートエリアは今回18:30まで利用が出来(ドリンクのラストオーダーは18:00)、決勝日も渋滞を避けるため19:00前後までサーキットで過ごしてから帰路に就きました。サーキット道路を左折して北上し鈴鹿インターを目指す王道なルーティングでしたがインター手前で若干渋滞した以外は快調に進めて一安心。家に着くまでが遠足です。

次回は灼熱の8月末スーパーGT第5戦鈴鹿を楽しみます。今度は夏休み期間中で大混雑するだろうなぁ、猛暑で焼けるどころか焦げるだろうなぁ。ってことで次回もVIPスイートを確保。あとは光線状態が今回以上に強くなるだろうからNDフィルターを手配するか悩むところです。レンズは待ちに待った70-200mmが手元に来たからこれもまた楽しみであります。


おしまい。