40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfa Romeo】 4C 損保ジャパンと修理で揉める 4(完結)

 7月にドアパンチを貰い、8月に代車のレンタカーを引き取ってから9月まで損保ジャパンに放置されていた私の案件。こちらが全て先手を打って「損保ジャパンの100倍」動いてこのトラブルは完結に向けて一気に進みました。

結論から言いますと9月21日、実にクルマをディーラーに預けてから7週間の49日目に4Cは「何もされぬまま」手元に戻っております。ディーラー提携の修理工場で眠り続けた4Cはリアハッチのネット部分から盛大に埃がエンジンルームに舞い込んで、ブレーキローターは見事に錆びまるけ。返却時にディーラーのご厚意でボディは洗車してあったけれど、この様に「空白の7週間」と呼べる爪痕はしっかり残っていました。嗚呼、損保ジャパンのバカヤローorz

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 この「損保ジャパンと修理で揉める」はシリーズ3まで幸か不幸か私のブログエントリーの中ではご好評だったみたいで、以前エントリーしたヤナセのバッテリー作業ミス同様に閲覧数が伸びました。同様の案件で困っている方が全国にみえるのか、はたまた他人の不幸は蜜の味なのか…(笑)
思い出すだけで血圧が上がりますけれども、事の結末をこのエントリーでご紹介です。


 損保ジャパン担当との電話を切るや否や私の契約している車両保険の担当さんに電話したのは前回に記した通り。その後の対応は素晴らしく迅速かつ丁寧で損保ジャパンとは真逆の神対応の一言に尽きます。3連休前にもかかわらず私の事故案件資料を取り寄せて内容を詰め、的確なアドバイスをいただいたのでした。

1.弁護士特約は300万円まで利用可能である。但しどこまで状況を打破出来るかは現時点で未知数。
2.あくまで保険ベースで見ればやはりパネル交換は通常だと難しい。
3.とにかく今までの損保ジャパンの対応はありえない。
4.この案件は損保ジャパン内でもログが残っているため、この担当はしかるべき罰が下る。

ここまで分かればもうこちらも答えは出ました。更に私の車両保険担当の方の繋がりの方が、この損保ジャパン担当にコンタクトして話の土台まで固めてくれました。


 そんな折、休日初日の土曜日に速達で損保ジャパンから郵便が届きまして、開けてみるとレンタカーの利用期日についての内容でした。1週間後の9月20日に車両返却をしない場合には翌日以降のレンタカー支払いは借り主(私)になるとの文面で、書面には私が損保ジャパンと電話した日付、封筒の消印は郵便が届いた日付の0-8時とありまして…。
20日は金曜日で仕事がある上、県を跨いでの移動だから週末しか返却出来んて言ってあるし電話で納得しとったやん。こいつは阿呆なのか?

もちろんこの事も私の車両保険担当さんに報告しておきました。


 いちいち人の腸を煮えくり返すことが得意な損保ジャパンですけど、一応の進め方を決めました。

1.レンタカーは9月21日、私がディーラーへ返却出来る最短日で設定。
2.板金補修とする。
3.修理予定として妥当な日数分のレンタカー代を請求する。

これを大前提とした上で、「本件については修理の有無は一旦保留として上記2及び3に相当する金額を私自身の口座へ振り込むことで示談とする。」を結論としました。


 連休明けに損保ジャパンの担当へまずは郵便についての無礼非礼な文面について釘を指し、示談へ向けての確認をしました。当然ながらレンタカー返却日は9月21日へ変更了承を取りました。もちろんこれで私の気持ちが晴れて円満解決…とは程遠いものの、もうこちらとしてもこれ以上こんなくだらない事でストレスを溜めたり仕事に支障を出したくないし、いい加減に4Cを手元に戻したかったので。

弁護士特約に関しても状況が好転するか否かが微妙であったこと、また正直なところ振り上げた拳の下ろし所を探っていたときに私の車両保険担当さんが本当に親身にアドバイスしてくれた事に助けられました。

汚い言い方をすれば「もう取れるだけ取って幕引きしよう」となったわけです。そのため損保ジャパンから私の個人口座への入金もイレギュラーな対応であります。まあ元々この案すら私が提案したのですが…本当に「考える頭」を持っていないのが担当になると提案の1つも貰えないから悲惨です。

パネル交換と板金補修&修理期間相当のレンタカー代金1週間分では金額に雲泥の差があるのはもちろんであります。しかし今回はもうここが線引きする辺りなのかと。


 この話し合いの後は損保ジャパンから速攻で示談書が郵送されて来て、署名捺印の上で返送。
7週間振りに4Cをディーラーへ迎えに上がり、結局のところドアパンチされた傷はそのままで引き取って来た次第であります。まあ傷は飛び石でも喰らったと思っておきます。

あとは損保ジャパンからの入金待ちですね。

ちなみに今回の件で私の案件を忘れたがために損保ジャパンはディーラーへレンタカー代金として75万円を振り込んでいます。
そこが経費で落ちるってどんだけやねん…。
私は「4Cのカーボンヘッドライトカバー代」くらいが入金される予定です。

 以上、2019年夏に私に振りかかった「サマーウォーズ」でした。ネタとしては十分、いやもう二度と御免です。

事故はしてもされても嫌なものです。そこで頼るべき保険が役立たずだとどんな思いをするか…そんな事が少しでもシェア出来たのであれば、また不幸な事故で保険内容で揉めている方の参考になれば、こんな面白くもないブログエントリーした甲斐があるってものです。

良くも悪くも保険とは人対人での話し合いです、被害を受けた側であっても情報網を張り巡らせて交渉への土台固めをしておくことをオススメします。


おしまい。