40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfaromeo】 琵琶湖ライナー2024

 『「4Cに乗りたいな」と妻が言ったからこの週末はドライブ記念日』 はい、どうもです、これを見て俵万智さんの短歌『サラダ記念日』が速攻で頭に浮かんだそこの貴方、私との思考回路や相性はバッチリだと断言します。知らんけど。


と言うことで、妻が珍しく「4Cでお出かけしたい」とオウナー冥利につきるお言葉をいただいたので日曜日はウキウキしながらドライブへと繰り出して来ました。先のブログでも書きました様に4Cだと行動範囲と言いますか駐車場問題が常に付き纏うためもちろん事前に行きたいお店の駐車場は全てGoogleマップのストリートビューで事前学習しておきました。この日曜日は寒の戻りで前夜はまさかの雪模様今回は滋賀県を目指す予定で関ヶ原越えがあったから若干の心配をしつつの出庫準備。道中は路面が真っ白になるくらいの融雪剤が散布されていて軽い目眩を覚えながら、4Cのお尻はみるみる白くなるも無事に名神高速に乗りまして彦根ICまでひとっ飛び。やはり高速走行はエンジンが歓喜の唄を奏でて気持ち良いものです。

彦根市街地を抜けて琵琶湖の湖岸道路であるさざなみ街道へ入ると、今日の晴天を祝うかの如くバイカーやオフ会であろうクルマのツーリングとすれ違います。対向車線からはビート、カプチーノコペンの軽四オープンカー集団が来たかと思えば気づけば4Cの後ろにはフェアレディZ32&33の御一行様がくっついていました。良いね、このオフ会みたいな雰囲気。スカイラインに乗っていた頃はオフ会を主催したり参加したりと複数台で連なって駆け抜けていました。集団の先頭だと道を間違えてはいけないプレッシャー、中団だと信号で途切れたくないドキドキ感、シンガリだと圧巻の車列をほくそ笑みながら眺める特権がありましたね。過去には50台からなる大規模ツーリングに参加したのですけどこの時はまだスマホも無い時代で、言うまでもなく途中で車列がバラバラに分断されて行ってカオスだったなぁ(笑)


 黄色い菜花が畑を彩り、遠くの山は残雪を被り、ふと横を見れば爆睡している妻が居てと、ほっこりした気分で最初の目的地『シャーレ水ケ浜』に到着です。クチコミやインスタを見る限り素敵な眺望の中で軽食を楽しめるみたいでテンション上がります。が、ここは琵琶湖の湖畔で目の前は何も遮るものが無くて琵琶湖のひんやり冷たい水の上を流れて来た強風が容赦無く私たちに襲いかかる訳でして。そんな中でテラス席を選ぶのはあまりに罰ゲームと言うか見世物になること必至でして


結局はヒヨって店内で飲食することに。席から琵琶湖はまあチラッと見えるかな、うん。肝心の食事は珍しい『山菜パスタ』たるものを注文してみました。えっと、まああれだホラ、観光地価格なのかな。ちょっと締まりがない怠惰なパスタには控えめに山菜っぽいのが乗っかって、その上には何故か大量の刻み海苔とてっぺんには紅生姜。うーん、ちょっと私の口には合わなかった。ただこのお店の脇から湖畔へ降りることが出来まして、そこには可愛いアヒルたちが居ましたよ。


 次に向かうは雑貨屋を兼ねたカフェであります。先ほどの道を米原方面へと戻ること15分で到着。未舗装の駐車場へと進んだ瞬間に砂利の段差でザスっとフロントを擦って『シャウティングチキン』ばりの絶叫をしました。しかもお店の入り口まで行ったらカフェは平日のみの営業と貼り紙がしてあって、今一度シャウティングチキンしたのは言うまでもありません。


じゃあ近くまで来たし『あのベンチ』に寄ろうと走らせ、久々にやって来ました。4Cでは3回目かな。妻は初めて訪問だったから写真を撮ろうとなったものの、強風と強い日差しで二人とも怒っているのかと思えるくらいにしかめっ面な記念写真になったのでした(笑)

 

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この日はここもかなり賑わっていて、運良く到着時にベスポジが空いたからラッキーでした。


 初っ端のカフェでも不完全燃焼だったから何とかしないとと滑り込んだのは彦根城真向かいに立地するクラブハリエです。まだ桜の時季には少し早かったからか駐車場はそこまで混雑していなく、誘導員の方も4Cを見るなり一番隅っこを案内してくれたのでドアパンチの心配から解放されたのが嬉しかったです。4Cで観光スポットに行くとついつい駐車位置でナイーブになりますからね。


ここのクラブハリエではケーキが楽しめると妻がオススメしてくれたので期待値MAXで入店です。ちょうど33日のひな祭りだったから、ケーキも映え重視でひな祭り限定のモノをチョイス。この辺りは私ミーハーです。立派な店構えの割にはサービスが簡素化されていまして入店と同時にケーキケースから食べたいモノを注文してレジで先払い。席までは案内されるけれど水やおしぼりはセルフサービスとなります。コロナ前まではそんなことは無かったのになと妻が不思議がっていました。スタッフの方々もどこか手持ち無沙汰だし、お値段もそこまでリーズナブルって訳でも無いからサーブくらいしてくれてもなぁってのが正直なところ。

どうやら今日はそう言った日らしく、妻の飲み物はホットドリンクだけどぬるく、私のケーキはスポンジがパッサパサうーん、再訪は無いかな。

 帰路につきながら道中に長浜の北国街道をぶらついて、あれ、私ここ先週も来たアルヨ。長浜別院大通寺は梅の花がとても綺麗でした、最後にほっこり癒されてよかった

我が家までは助手席で熟睡する妻を横目で眺めつつのんびりと再び関ヶ原越え、朝は真っ白だった伊吹山も少し雪が溶けたかな?
ってな感じで食に関してはあまり恵まれなかったけれど、こんな奇特なクルマでドライブに行きたいと言ってくれる妻に最大限の感謝と敬意を示しつつ、今年は北陸方面や信州方面へもドライブへ行こうと心に秘めた日曜日でしたとさ。もちろん帰宅後は1時間の洗車で融雪剤をまとった4Cをリフレッシュしたのは言うまでもありません。燃費は13.7km/hでした。



おしまい。

【日々徒然】 晴れた日は自転車に乗って

 ポルシェがイグニッショントラブルについて問題究明のため先日ショップへドナドナされて行ったまま迎えた週末であります。ぬーーーーーん、乗れないフラストレーションが半端ない。なんなのこの胸にポッカリ空いた寂しさは。ユーノスロードスターの時はこんな気分無かったのにな、これが俗に言うポルシェ沼なのかな。


先週はアルファロメオ4Cでお出かけしたのだけど、2台持ちするようになって初めて気付かされたことはやっぱりと言うか当然と言うか4Cは普段使いするには刺激が強すぎるってことです。私自身が4Cを購入してから約5年経ったから流石に慣れてしまった点が多いでしょうが、あの独特なフォルムから始まりど太いサイドシルを跨いで潜り込むドライバーズシート、2015年当時は斬新だった液晶メーター、かろうじて動作する唯一の快適装備はエアコン、極めて簡素なインテリアに足元に広がるカーボン、後方視界は絶望的だしステアリングはアシスト無しで出だしは重くて高速ではワダチで吹っ飛ぶ、極め付けは遮音性なんて言葉は遥か後方に置き去りにしていて車内での会話は腹から声出して行こうスタイル。

非日常へと放り込まれた瞬間から広がるレーシングカーかと錯覚するドライビングプレジャーは満点で口角ヒクヒク右上がりでも目的地の駐車場に段差があれば泣きながらスルーだし、補修が難しい素材のボディが故に隣のクルマにドアパンチを喰らわないか心配で心配で仕方なくて駐車枠が狭かったり車が多い所では不安でスルー、跳ね上げ板式のコインパーキングも車高の低さで傷が入ったり引っかかって出れなくなる可能性があるからスルー、立体駐車場もスロープの傾斜で顎を打たないか心配でスルー、もうスルーしすぎてどこにも止まらず止まれず買い物は諦めドライブだけして口角だだ下がりで帰宅ってパターンが過去に多すぎまして

幸いにも妻が多分私以上に4C大好きで、たまのドライブデートには4Cが活躍してくれるのが救いでしょうか。もちろん行き先のレストランやカフェは事前にGoogleマップのストリートビューで駐車場の形状を事前学習して、なんなら道中に踏切が無いかまで予習する徹底ぶり。踏切ってシャコタンな車にとっては凶器ですよね、しかも後ろが詰まってしまったら引き返すことも出来ないし。

だから4Cは良く晴れた体調万全で出来れば次の日も休みの時に山奥を駆け抜けるのが由緒正しき使い方だと悟りました。4Cをファーストカーとして日々の足車で使っていた過去の自分を褒めちぎりたいですわ。本当に神経使うし、過去にドライブで信州まで日帰り往復500km超運転した時には腰壊しましたもんね。いっそのこと妻に4Cの運転を練習してもらって私は助手席に乗ろうかしらと水面下で目論んでいます。

 そう思うとポルシェは自分の肌にものすごく合っているんです。と言ってもポルシェの多々あるモデルの中で射止めた996に乗り出してまだ3ヶ月程度のヒヨッコですがね、それでも休日だけで既に1,000km弱乗ったかな。


選んだのがMTモデルではなくティプトロニック(Tiptronic)と呼ばれるポルシェ社の商標、所謂ATに加えてステアリングのUp&Downスイッチでマニュアルシフトも出来ちゃうんだよってミッションだから、良い意味でステアリングに集中出来る訳ですよ。このティプトロは997カレラの前期までで、後期モデルからはPDK(Porsche Doppelkupplung)のデュアルクラッチ式へと進化して電光石火のシフトチェンジだと絶賛されていますがね、私はあまりカリッカリに変速するよりも多少タイムラグがあってモッサリと変速するティプトロが疲れなくて性に合っています。サーキット走行でもすれば違いますでしょうが。

ステアリングは油圧式で(ポルシェは991から電気式になった模様)操作感がとても自然かつしっとりした感触なのが運転していて実に心地良い。4Cみたいに高速走行時に路面の段差でどこかへ吹っ飛ぶ心配も無く心穏やかに高速域へ飛び込めます。320馬力のフラット6NAエンジン&そこそこの車重により発進時にドカンと踏んだ所でお尻を振ることは無いしそれでいて中間域でのトルクがモリモリ(37.6kg/4,250rpm)ってことでコーナーリングの立ち上がりからの加速など本当に楽しいです。トルクの数値だけで見れば私が過去に乗っていた日産スカイラインGT-R(BNR34)は最大トルク40.0kg/4,400rpmだったから駆動方式など違い(カレラはRRNAGT-R4WDのターボ)はあれど流石はポルシェと唸るだけの性能です。

尤も『カレラを速く走らせる』には相当のドライビングスキルが必要ですよね。RRってウェイトバランスで駆動輪にトラクションかけるにはこれ以上無い理想系でしょうが、逆にコーナーリングではフロントが軽い事が災いして素人にはアンダーステアまっしぐらですから。まあ私みたいな草食系サンデードライバーはのんびり流すくらいが性に合っているし、後ろから突かれればすぐさま左ウインカー出しながら追い越して先に行ってちょーだいと道譲りますので、どうかどうか変に勝負を挑んで来ないで下さい(笑)

 そんなこんなでポルシェの居ない休日は思いっきり寝坊して、そのまま自転車をヘロヘロ漕いでスタバで先週と同じくシュガードーナツで口の周りを砂糖だらけにしながら駄ブログに精を出すことで土曜日がスタートしています。帰宅したらガレージで小一時間4Cを眺めながらソファに腰掛けてニチャニチャ笑みを浮かべることでしょう。嗚呼ポルシェ、早く戻って来ないかなぁ:-)


おしまい。

【Alfaromeo】 ポルシェで東へロメオで西へ

 2台持ちの冥利と言えば異なる性格のクルマを用途に合わせて選べること、2台並べて悦に浸ること、迫り来る自動車税自動車保険の支払いに瞳孔が開き心拍数が振り切れるのを味わうなどなど言い出せばキリがありません。今回はアルファロメオ4Cを前回のオイル交換以降1ヶ月以上に渡ってガレージで休眠させていたことからバッテリーの充電がてら100km程度のドライブに出かけようとした時のお話。

 世の中は天皇誕生日が繋がる3連休とあり、私も気分ウキウキな金曜日の朝を迎えていました。木曜日の段階から既に久々に乗る4Cを想うとドキがムネムネして夜も眠れなかった心だけは少年時代な私でありますが、夜明けと共に外を見れば無慈悲にも雨降りじゃないですか。そう、私ルールでは基本『出発時に雨天または降雨が見込まれる場合においては4Cは出動を見合わせるものとする』との条項があります。そんな訳で先のエントリーにも少し書いた様に朝からスタバへMacBookを持って行って駄文をタイピングしていた次第なのです。



昼過ぎからは雨が上がり路面も乾いて来たってことで、とりあえず4Cはガレージにステイさせたままポルシェに乗り込んで前々から訪問してみたかった場所へと独りドライブへ出発しました。向かう先は『根尾谷断層』です。恐らく名前だけは知っているかなくらいの方が多いと思うのでここで軽く説明を。



この根尾谷断層は2024年現在、日本最大の地震断層として特別天然記念物に指定されています。誕生は1891年に起きた濃尾地震によるもので、マグニチュード8.0内陸地殻内地震として日本最大と言われており、数十キロに渡って地表地震断層が生まれました。この根尾谷は岐阜県本巣市と言う山間に位置していまして周りはまばらに民家が立ち並ぶとても静かな印象でした。岐阜の市街地からクルマで1時間かからない程度の距離で、観光名所としてはあの有名な淡墨桜が近くにあると言えば分かりやすいかも。



 根尾谷断層は今でこそ地面が草で覆われていてパッと見の感想は「ああ、確かに段差があるな」程度ではあるものの当時その地震によって瞬時にここまで地面が割れて隆起したのかと思うと想像しただけでゾッとしてタマがヒュンと縮む思いです。断層横には地震断層観測館が建てられていて、内部では実際に断層のズレを見ることが出来ます。



なんとこの観測館、2002年に起きた集中豪雨で横を流れる根尾川が氾濫して水没してしまっています。大地震から約110年後に今度は豪雨で被災するなど痛ましい歴史を持つ根尾谷ではありますが、こうして後世に記録と記憶を残す大切な役割をこの観測館は持っているので一度は訪れる価値はあるかと思いました。入館料は¥500。周辺は楽天モバイルでは圏外であります。



今回はドライブって名目もあったことでクルマを使いましたけど、大垣から樽見鉄道たる私鉄が出ているのでこれを使ってローカル線のんびり旅ってのも乙なものかもです。秘境駅みたいなトワイライト感漂う駅舎も点在していて楽しいですよ。

 さてさて翌日は願い叶っての快晴でテンションMAX、やっとのことで4Cとのお出掛け日和となりました。昨日はポルシェで東を目指したから今度は西へと行きますかねぇと目的地は滋賀県の長浜にしました。住まいからは関ヶ原越えがネックとなっていて冬季はクルマで行けない地方でして、雪解けを待っての再訪が毎年嬉しい訳です。北国街道が有名な長浜は小さな街ながらも名物が点在していたり何かと楽しめるエリアとして年に3回程度は足を運んでいる私のお気に入りスポットでもあります、少し前まではJR西日本が『SLびわこ』を季節運転していたのも記憶に新しいですね。

 

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時に現地着して4Cは駅前ショッピングセンター併設の立体駐車場に停めておきましょう。ここは4Cでもバンパーを擦らない緩やかなスロープなので超絶オススメな場所になります、スーパーではこの地域のソウルフードことサラダパンも購入出来ますよ、惣菜コーナーに売られている焼きサバ寿司も美味しいし、買い物の金額によって駐車料金が無料になるし良いことしかありません、ここテストに出ますからメモしておいて下さい。



お昼は『そば八』で天丼とかけ蕎麦のセットに舌鼓して優しい盛り付けなのでペロリですわい。



その流れですぐ近くの『叶匠壽庵』にハシゴして抹茶パフェをいただきマンモス。この流れは長浜でマストですぞ。

 食後は適度に長浜の街並みを散策しつつ、クルマへ戻って琵琶湖沿岸を軽くドライブ。しかし琵琶湖の大きさはまるで海を見ているかの様で、2010年に半年住んだトロントにあるオンタリオ湖も広大だったなと包んであった甘酸っぱい記憶が滲み出て来ました。しかし当時TOEIC400点しか無かった語学力でよくもまあ日本人があまり居ないからと留学先をバンクーバーでなくトロントを選んで生活したもんだと当時のガッツには自分自身未だに驚かされます(笑)



帰路は関ヶ原の広域農道で少しだけ4Cのポテンシャルを解き放ち、ついでに戦時中の火薬庫跡へ立ち寄りながらソロドライブを堪能したのでしたとさ。

おまけ



ポルシェが少し機嫌を損ねてしまったみたいです。症状はキーを捻ってエンジンスタートすると1/2の確率でストールしてかからなく、2回目でかかる感じです。エアフロセンサーかスロットルバルブに汚れがついたのかなと清掃してもらったけれど症状が治らないためショップへ入庫してトラブルシューティングしてもらう運びとなりました。輸入車に乗るもの、これしきでビビっている様じゃあ心臓が何個あっても足りません。「困ったやつだなぁ」くらいで気長に帰りを待つとしましょう。見積もり金額次第では何回か心臓止まるかと思うので、その際はAEDよろしくお願いします。


おしまい。

【日々徒然】 上がる物価 上がらない給与

 世知辛い、実に世知辛い世の中になりました。はい、365日来る日も来る日も万年財布は火の車な私です。どうでも良い豆知識として、実は私の職歴として現在の会社が4社目でありまして今のところ一番長く勤めています。拘束時間こそ長いものの土日祝はしっかり休める環境で個人的にはとても働きやすい訳ですが、ここ最近の急激な物価高によって今まではそこそこ人並みの暮らしを送っていたはずが少しずつ暮らしの質をランクダウンさせなければならない局面に来ています。大学卒業後に新卒として入った会社の社長が常々「月給 =年齢」(例えば30歳なら月収30万)と唱えていまして、今のところは四十路になった私はまだなんとかそれに引っかかるだけの稼ぎをしているものの、それでも暮らしは豊かになりません。なぁぜなぁぜ?
はいソコ、そんな趣味グルマを2台持っているからだなんてド正論は言わない。

 我が家は夫婦&保護猫2匹で子どもを持たないミニマムな構成です。旅行は年に2回程度、休日は美味しいもの探しに出掛けるのが主な楽しみでして、そこまでの浪費家ではありません。まあ昨年はカメラシステムを再構築したりレース観戦に勤しんだりして私はまあまあな浪費をしたのはここだけの秘密ですが。



そんな我が家でも老後へ向けてコツコツと貯蓄しながら家のローンを返済すると、手元に残るお金って意外な程寂しいものです。さらにそこから生活で必要な光熱費やら通信費、ガソリン代などなど差っ引いて行くと…あれれ、ボクのお小遣いは?
通帳は私自身で管理しているため、正直なところ『お小遣い』って概念が無くて常にどんぶり勘定しながら嗜好品などの買い物をしていまして、そのため大きな額の何かを購入する際はそれこそ胃に穴が3個くらいは開くのではないかって程に悩み倒しています。昨年ユーノスロードスターからリプレイスしたポルシェに関しても冗談抜きで数ヵ年の収支表を作成して算段しましたし(笑)




 そんな中での物価高の連続は本当にキツいですね。私、まだ夢見がちな20代の頃ってこんな人生観を描いていました。
20代は若い内にしか出来ないエクスペリエンスをたくさんしよう。30代になれば結婚をして家庭を築きながらそれなりの年収になって衣類なんかもユニクロばかりだったものが、デパートのショップで購入出来るようになるんだ。40代にもなれば貯蓄もそれなりになって、妻とブランド品のお店を回ってみたり月一で温泉でもしっぽりと行ってみたり。まあこれは子どもが居ない(正確には私、子どもがそこまで好きではない)前提での妄想でありましたが、こんな様に言ってみれば特別裕福で無くとも、そこそこな暮らしを送れるんだろうなと皮算用していたのです。

そして現実。
そもそもが私の人生って既に20代中盤でまさかの鬱病発症により強制リタイアしていて、更には28歳で衝動的に海外へ語学留学していた時点で貯蓄なんてさーっぱり出来ていません。30代は先の留学先で交際が始まった韓国の子との約9年に渡る遠距離恋愛で毎月多額の渡航費が発生して貯蓄なんてちーっとも出来ていません。そう、私がまともに貯蓄をスタートしたのは30代終盤で韓国の子と破局してお独り様になってからなのでまだここ数年なのです。ハハハハハハ。

まあそれでもね、世間で言えば中位の年収を稼いでいるからこそ、クルマを2台持ちとか局地的な贅沢も出来ている訳です。正直なところ衣類はユニクロから脱却出来ず、ユニクロに加えて無印良品がレパートリーで増えた程度です。あとはアウトレットに通っては値引き札がついた最終見切り品を血眼になって探し出しては買い漁るのが楽しみなくらい。だって先日もデパートの初売りに行ってフラッと入ったPOLOのお店でビビビッと来たダウンベストにぶら下がった値札を見たら¥120,000-とかあって慌てず騒がず退店しましたもん。ポールスミスでこれはって思ったカットソーだって¥35,000-とかあって何事も無かったかのように綺麗に畳み直して逃げ帰って来ましたもん。それどころかユニクロって昔は安いイメージだったのに最近なんだか安くすら思えないですもん、悲しいのぅ虚しいのぅ。

他の例えで言えば外食。マクドナルドでセットを頼んだら¥800-くらいするってもうそれ私が知るマクドナルドじゃないですやん。それならもう少し足してしっかりした食事処へ行きますって。先日入ったコメダ珈琲にしてもコーヒー1杯¥520-ですよ奥さん。シロノワールは¥700-だったから、それならコーヒーの代わりにシロノワール2個注文しちゃいそうです(違)
年々デカくなる私の胃袋とタヌキ腹に反比例して年々内容量が小さくなるステルス値上げ、拷問ですか?

 とどのつまり、言いたい事は給与の昇給率以上に物価の上昇率が早くて年齢を重ねても暮らしが一向に豊かにならないジレンマ。学生時代に勉強が嫌い過ぎた事が災いして『学』がさっぱり無い私にとって、人生半ばに来て勉学の重要性を痛感しています。そもそも日本では大半の家庭が共稼ぎしないと家計が成り立たない時点で終わっているんですけど、役に立つどころか疫病神にしか見えない腐った政治家にはとてもじゃ無いけど明るい未来は想像出来ませんね。ってことで会社の規則に反しない何かで副収入を得ないとと日々ネットサーフィンして動画編集の仕方やら株の流れやら必死に見ています。

不幸中の幸いとして、私は若い頃にある程度の散財をしていたお陰で当時購入した品々がいまだに現役だってことがあります。今後も物価が上がり、消費税が上がり、ブランド品は遠のきますよ。若者こそ独身の内に『一級品一式』を早めに買えと叫びたい。更に理想を言えば手にしてからも価値が下がらない物が良いです。いざって時のリセールも期待出来ますし。結婚し、家を持つと一般庶民ではそんなにも贅沢品まで予算が回らないのは経験者の弁。

例えば学生時代に就活用の革靴を買ったのですけど、何を思ったか当時の私はAOKIとかで売っているのには目もくれずデパートの靴売り場で20年前の価格で¥90,000-くらいの逸品を購入しています。もちろん何の知識も無かったけれどそれが『Ede&Ravenscroft』と言うイギリスの老舗テーラーのもの。しかも靴の内側にはロイヤルワラントが4つ付く今となっては幻のモデルであります。と言うのもこのロイヤルワラント4つは2007年までだからです。もちろんこの靴は私にとっては一生モノであり、普段はレザークリームを塗り込むだけで使っていません。まあ当時はそんなこと知らずに雨の日もガンガンに履いていたしロイヤルワラントの刻印も少し擦り減ってしまっていますが…。




例えばこれも20歳前半の話ですが、やはり当時って少し背伸びしたいんですよね。だから年に何回かヴィトンの路面店へ行っては数万円で買える程度の小物を購入していました。そんな品々が今なお現役で役立っています。ベルトとかパスケースとか。いやね、妻から「いい加減ちったぁ箔がつくカバン持ったら?」とアドバイスを受けて数年ぶりに足を運んだんですよ、ヴィトン。バックパックを見せてもらったらお値段¥500,000-ですって。「ふぅん、いいねコレ」なんて精一杯の強がりを見せつつも、もう脇汁ダラダラ垂れ流しながら逃げ出して来ましたって。え、え、え、昔ならキーポルだって¥120,000-くらいだったよ??



例えば腕時計。これは30代での購入で、ロレックス数本は購入時の倍近くに相場が高騰しています。当時60万だったものが180万とか130万で購入したモデルが今は250万とか…恐ろしいです。数年前の年収と今の年収はさほどの差が無いのに、物価は倍以上になってしまっているじゃ無いですか。正直に言えば『たかがステンレスモデル』で数百万ってどうなの?
それなら絶対にギラギラの金無垢モデルを手にした方が幸せになれます。私もし買える機会があるならオールドモデルでいいからデイデイト欲しいですし。何なら文字盤に10Pダイヤが入っている成金みたいなイヤらしいやつ(笑)



 そう思うと、今後も物価は加速度的に上昇すれど給与はそこまでのアップが見込めないでしょうから、切実に資産を増やすメソッドを見つけて結果にコミットするか、悟りを開いて一切の物欲を切り捨てるかですね。尤も、物価高は避けられないと考えるとどうしても欲しいもので今買えるだけの財力があるのであれば少しでも早くに手に入れてしまうのも実はとても大事なのかも。今10万の品物だとして、一生懸命に予算を貯めて半年後いざ買おうと思ったら価格改定で11万になっているとかザラですから。そんなこんなで、毎度ながら駄文をブログアップしたところで1円も増える訳でもありませんが、2024年こそは更新頻度を増やしたいなと思いながらスタバでMacBookを開き、あたかも『デキる人』を演じつつ悦に浸る祝日でしたとさ、口の周りにはシュガードーナツの砂糖がこびりついています。向かいには大阪大学の受験間近で必死に勉強する若者、隣には美魔女に保険の勧誘だか更新だかを勧められている中年親父、斜め向かいには花粉症が酷いのかジュビジュビと30秒おきに鼻をかむ女性が居る大テーブル、殺伐感半端ない。ぱっと見は外車乗ったりして華やかな暮らしだと勘違いされているかもしれないけれどゲロってしまえば現実なんてこんなもんです。どうか皆さんのとっておき錬金術、こっそり教えて下さいね。

とりあえず今現在欲しいモノリストは以下の通りです。
単焦点F1.4くらいあるGマスターレンズ
・それなりに見た目が良いカバン
iPad
・ポルポル君のボディカバー


おしまい。

【日々徒然】 ヴァレンタイン時々コロナ

 我が家のヴァレンタインは料理が得意な愛妻の手作りスイーツが登場します。今年のテーマはイタリア車のアルファロメオを愛する私にふさわしい北イタリア生まれの銘菓『ティラミス』であります。うん、なんか銘菓って書くと舶来品も途端に和菓子っぽくなる不思議。Wikiで調べたところ、ティラミスの語源は『私を引っ張り上げて』とか『私を元気づけて』と言った至極ポジティヴなものですね。今回はこのティラミスに妻流アレンジが加わり、通常だとマスカルポーネをふんだんに使ったカロリーお化けになるところに豆乳を代用することでヘルシーな逸品に仕上がりました、ブラボー。



さらには彩りを考えて苺のレイヤーも挟んでくれて見た目にも美味しいプレゼントとなりました。ラム酒を効かせたお陰で豆乳が持つ独特の豆臭さが見事に隠蔽されていてマンモスおいピーと心の声が漏れました。ありがたや。



 ヴァレンタインと言えば名古屋圏ではすっかりお馴染みとなった『アムール・デュ・ショコラ』をご存知でしょうか?
世界を代表するショコラティエが集うこのイベントには毎年毎年、チョコに魅了された乙女が大挙として押し寄せては誰かにプレゼントするためじゃなく、自身へのご褒美チョコとして何万円ものチョコレートを手にするべく争奪戦を繰り広げ、またショコラティエとの記念撮影やサイン会など、もうこれはただのチョコレート売り場なんて括りでは収まらぬ一種の推し活と呼んでもおかしくない一大イベントになっているのです。だってチョコ1つ買うのに何時間と並ぶんですよ。頭の中にはエヴァンゲリオンミサトさんが放った名言「誰かの為じゃない、あなた自身の願いの為に」がリピートされます。

そんな私はスイーツ男子。本当は名古屋高島屋のイベントフロアにtake part inしたい気持ちは山々であるもののチョコを求める乙女の海原に四十路のアジョシが単独で飛び込むのは勇気が居ると言いますか、密状態で痴漢と勘違いされるのも怖くてですね。そんな時にインスタで見つけた情報でピエール・マルコリーニの名古屋店に、なんとピエールマルコリーニ氏が来日するんですって。しかも私が有給を取っていて、しかも私が妻と名古屋へ出かける用事がある日にドンピシャ。そこからはもう妻にプレゼンと言う名の説得、むしろすがりついて「お願いだからピエールに会わせてくれ」と泣きつきました。まあ、インスタを見るまではピエール氏の顔すら知らなかったのは秘密ですけどね。



で、来日イベントの時間にお店でチョコレートを購入してサインを書いてもらい記念撮影もした訳です。ピエール氏、めちゃ長身で優しい笑顔が印象的でした。嗚呼、これがショコラティエとの甘いイベントなのね。そりゃあ世の女性たちがこぞってアムール・デュ・ショコラに万札握って参加するはずだ。こじつけるならばスーパーGTを観に行ってRQやドライバーからサイン貰ったり写真撮るのと同じ感覚ですね。


 そんな甘い甘いヴァレンタインが済んだ翌日にコロったぜコンチクショウ。おいおいおいマジかよ、ワタシ2023年の正月にもコロったよ。一度コロっててもまたコロるんかい。


いやね、210日くらいからなんか目の奥が痛いとか頭がズンと重いとか倦怠感とかあったんですわ。もっと言えば私の職場でコロナやらインフルやらで8人が同時に病休へと入ったんですけどね、そのメンバーとモロに長話してたんですよ私。流石に身体がえろぅてえろぅて抗原検査したらキットの結果には、インフルは1本線の陰性でコロナは見事な2本線、おめでたでした。ってことで会社は強制的に出勤停止、不貞腐れながら家でだし巻き玉子みたいに転がる日々を送っています。


我が家の猫たちは寒気のする私を少しでも温めてあげようと親身になって5.5kg4.5kgのワガママボディで覆い被さってくれているので至極暖かく、また重みで軽い呼吸困難であります。とまあせっかく時間が出来たこともあってちょっと興味のある米国株だったり、動画編集のイロハだったり、996の欲しいパーツ検索だったりをスマホで見つつ先日のヲタ活のエントリーで触れた『青春ブタ野郎~』のアニメをAmazonプライムで一気に鑑賞して療養する日々です。このブタ野郎ですが主人公の元に、甘々な妹やらアイドルのヒロインやらボインの友人やらツルペタな後輩やら阿呆みたいに女子キャラが吸い寄せられて行くと言う、素人童貞が夢見がちなベタな設定だけど意外と面白くて久々に頭を空っぽにして見れるアニメを楽しんでいます。そんな私はどちらかと言えばMです。


今回は手短なエントリーでした、おしまい。

【Porsche】 ポルシェ996、良し悪し討論

端的に申しまして、ものすごく気に入って週末の買い物などに積極的利用しています996.2カレラです。先日のアッパーマウント交換後からは異音もすっかり消えて、適度な室内のガタピシ音をBGMに西へ東へと快走しています。もうどうしても車内の軋みなんて年数が経ったクルマだから仕方ありません。ドアパネル、ダッシュボードあたりから大きめな段差や荒い舗装を通過する度にギシギシミシミシ音色を奏でるポルポル君が愛おしい訳でして。そう言えばと思い出して実家に保管していたこの雑誌を取って来ました。思えばまだ私が大学生時分にこんな996専門誌を購入していたところあたり、まさに今回の996購入は運命以外何物でもありません。



 さてさて、乗車を重ねるにつれてシンクロ率も上がって来たところで見えて来ました996の良し悪し。これらはポルシェ専門誌やインターネットから情報をゲット出来る内容かもしれませんが、それでもせっかくだから私のブログでも暴露しまして996の購入を検討されています未来のオウナー様へ有益な情報となればと思います。

悪し1 : 鈍いキーレスエントリー
996の純正キーには2つのボタンが付いていて一つはドアエントリー、もう一つはトランクエントリーになります。トランクボタンはそこまでの利用頻度が無いものがため、そこまでの不都合は無いかと考えています。ただドアのキーレスエントリーにつきましては今日のナウなヤングの皆さんの必須アイテムではないでしょうか。そのキーレスエントリー、ほぼ使えません。あまりに感度が悪くてドアの、しかも何故か運転席側ドアの真横に立ってボタンを押してもロックに関しては反応しません。と言うか正確には購入したショップの社長さん曰く「タバコ1本吸い終わったくらいに、思い出したかの如くロックされる」と素敵アドバイスを受けています。とどのつまり、キーレスのドアボタンをポチってから数分後に鍵がかかる仕組みですね、ここテストに出ますよ。そのためドアロックはドアの鍵穴へキーをブッ刺して行うのが996のセオリーになるのです。これはどうやら996特有の持病らしくて、センサーを交換して一時的に感度がビンビンになったとしてもまた徐々に不感症になるとのこと。逆のドアロック解除は運転席ドアの真横でキーを車体にくっつける位の位置からボタンを押せば反応します。ロックは鍵穴、解除はボタン、これ覚えておいて下さい。



悪し : 心臓に悪いセキュリティアラーム
ポルシェ全般に搭載されている仕様かと思われまして、最後にドアロックをしてから1週間か120時間程度が経過すると次回にアンロックして1分以内にエンジンスタートもしくはドアのロック&アンロックを行わなければアラームが発報されます。アラームはいわゆるクラクションがプップコ鳴るアレでして、まあ当たり前ながら五月蝿いです。私の場合はシートに着座してからポジションを合わせ、ハンドルロックを外し、サンシェードを畳み、荷物を助手席もしくはリアシートに搭載してスマホを…云々とにかく出庫まで儀式が多いがため、今ではとりあえず乗り込んだと同時にまずはエンジンスタートして暖機することに努めています。飛ぶが如し、Start Your Engine。

悪し : 燃費
まだ不具合の点検や部品交換などの入庫で長時間アイドリングをしているので、まだしっかり測れていませんがどうやら燃費は宜しくないと見ました。3.6Lフラット6エンジンの快感を思えば致し方ないのは当然であります。もちろん今時の718や992などは環境への配慮もあってもっと高燃費でしょう、996は快音と加速に酔いしれている最中はもれなくマフラーから小銭がチャラチャラ落ちていますね。予想として街乗りで5km/L、高速で10km/Lくらいかな?

悪し : 左ハンドル
「おまえさん、それを言っちゃあお終いよ」ってお声は当然です。ただ左側通行の日本において左ハンドルは言うまでもなく死角が増えて乗りやすいとは言えません。個人的に交差点の右折はまだ信号が変わるまで強い意志で停まっていればクリア出来ますけど、側道から右車線への合流がまあ怖いこと。特にその合流地点が左に曲がっていたりするともう絶望的です。可能な限りその様な道はGoogleマップを見ながらリルートして回避しています。



悪し : ハンドルのチルト調整
死ぬほど固い。全体重をかけて前後に調整しています。上下の調整機能はありません。

悪し : シートのポジション調整
オプションを付けているクルマであれば全ての操作が電動になります。私のはそれが付いていないのでシートの前後調整と座面の高さ調整は手動であり、リクライニングだけは何故か電動になっています。要らぬモーターを搭載して重くなるくらいならリクライニングも手動で良かったのになと:-(



 なんかネガティヴキャンペーンになってしまいそうですから、ここからはポジティヴに行きましょう。カモン!

良し : ハンドリング
車齢20年を迎える私の996.2は未だに適度な重みとしっとりした操作感がたまらなく良いです。ステアリングが比較的大きいのもツーリングにはプラスに働いていると思います。

良し : ステアリングのエンブレム
ステアリング続きで996.2のステアリングにはゴールドに輝くポルシェエンブレムが鎮座していまして、それが常に視界へ入ってくるのが幸福度を5割マシにしてくれます(個人差はあります)。軽く調べてみると、996.1まではポルシェのロゴもしくはエンブレムが型押しされていたタイプみたいでして996.2から少し豪華になったのかなと推測します。



良し : エンジン始動時のサウンド
996は歴代のポルシェで見れば割と大人しいサウンドだと感じています。それでもコールドスタートの際『ポルシェ特有』の乾いた重低音でエンジンが目覚めます、それだけでドーパミンがジューシーに溢れ出します(個人差はあります)。

良し : NAフラット6の中間加速

高速道路で実感したのが80km/h前後からの加速がトルクフルなお陰ですこぶるスムーズなところ。もちろんターボみたいな背中が張り付く加速まで伴わないけれど、気づけばあっという間にスピードメーターの針が上向いて行きます。

良し : 5スピードTip
私のポルポルはMTではなくTipです。サーキット走行するわけでも峠道でタイヤを溝に落としながらコーナーを抜けるわけでもましてやレブまで回してのイキり運転をする訳でもない私にとって、このTipは実に都合が良いのです。これ以上変速が多いとシフトダウンで慌ただしくなるし、何よりクラッチのオーバーホールも要らない。シフトダウン時には結構なエンブレがかかるから街中で赤信号に変わっての減速時などはステアリングにあるTipスイッチを積極的に活用しています。



良し : リアセクションのスタイリング
『水冷のナロー』の異名を持つ996であってもリアの絞り込みは歴代カレラの象徴であり永遠の憧れ。ここの曲線の集合体を眺めているだけで自然とだらしない笑みが溢れています。

良し : ポルシェであること
私はポルシェの歴史を事細かに語れるだけの知識は持ち合わせていません。でも今までに何度となく欲しいと願いシュトゥットガルトのポルシェミュージアムも訪れたほどに夢見たメーカーなので、もし誰かに「なんでポルシェがいいの?」と聞かれたら「ポルシェだからだよ」と回答にならないような回答を自信気に宣うでしょう(笑)

 そんなこんなで良い面を見れば悪い面すら可愛く見えてくるものです、恋は盲目。996であっても今までの底値から脱して中古相場がジリジリと上がって来ている今、個人的にはかなりオススメのモデルと断言します。特にTipであればそこまでの過激な走行をした個体は少ないはずだから少しの消耗品をリフレッシュするだけでパリッと仕上がります。これを読んで少しでも996に興味を持たれたそこの貴方、清水の舞台に立てば私が遠慮なく後ろから蹴飛ばしてあげますよ、さあ行こうピリオドの向こうへ。



おしまい。

【日々徒然】 ヲタ活のすヽめ

 私がまだ淡い思春期を迎えていたウン十年も昔はまだインターネットが今ほどの普及をしておらず、今時の若者からすれば信じられない様な話では『Yahoo! JAPAN』のトップページをパソコンで開くと画面上部のロゴから順番にカタカタと数秒をかけて全画面が現れてくるくらいネット速度はカメでした。必死に探してきたアダルトサイトで画像を開くにも時間がかかり大事な部分がご開帳する直前にPCがフリーズすることも数知れず。ISDNなんて今となっては化石みたいなサービスを利用しつつ毎晩23時からのテレホーダイ時間帯になるまではネット使用をグッと我慢し、毎夜毎夜の夜更かしでアングラなインターネットの世界へとダイヴする夜通し2chで有る事無い事の論争を読み耽るひと時はほんのり香ばしい思い出であります。


今日はネットで検索すれば分からない事象なんてほとんど無いくらいに情報が溢れていますよね。ましてや手元には常にスマホがありいつでもどこでも知りたい内容はすぐに手に入ります。情報のみではなく、ネットは人との繋がりを手に入れるのも容易になりました。例えば私が学生だった頃はクルマ仲間って基本的にはパーキングなどの出先で偶然に出会い親睦を深めるケースが多かったのが今はインスタやX(Twitter)などを通じてオンライン上での交流からのオフ会みたいなのが一般的になりました。事前に相手の情報や容姿を把握している分とてもシステマチックかつ便利な反面、昔みたいに良くも悪くも妄想と現実のギャップであったり対面で話の引き出しを探るヒリヒリ感が影を薄めてしまったのは中年オッさんになりきった私にとって少し寂しくもあります。ほら、昔ってメル友とか流行ったじゃないですか。各々がアイコンを選んで源氏名で友達募集してメールでやり取りしつつ意気投合したら実際に会ってみようってやつ。あんなワクワクドキドキって今時のマッチングアプリとかでは無いんだろうな。知らんけど。


 いきなり話が斜めにズレて行って戻ってこなくなりそうなのでここで軌道修正。はい、私のブログは起承転結の「起」が長すぎて収集がつかなくなってしまうことに反省しつつ、そんな私は左曲がりちゃうねん。いつもこんな文才のカケラも無きブログへと足を運んでいただく皆さまには足を向けて寝れません。不思議なことにこの更新頻度がやたら低い当ブログでも毎日100-300名の方が見に来てくれているみたいですね。2024年こそは更新頻度を増やすよう総合的に判断し前向きに検討する所存のクソメガネです。


で、タイトルの通り今どきはヲタ活って結構な市民権を得ているんだよねってことが言いたい今回のエントリー。以前であれば『オタク』『ヲタク』ってくくりは、まあまあアングラで社会的地位では底辺を彷徨っているのが世間一般のイメージでした。『鉄ヲタ』、『ガンダムヲタ』、『アイドルヲタ』、『アニメヲタ』などなどはその約98%非モテかつ根暗で頭にバンダナ、チェックのシャツをデニムにインしてリュックを背負ったメガネ男児を指していたかと思います。それがインターネットの普及とSNSの浸透によって現れたのが上記ヲタに『女子』や『ガール』の称号を引っ提げた乙女たち。鉄ヲタは鉄女、ガンダムヲタはガンダム女子、アイドルヲタは派生系として推し活、アニメヲタもアニメ女子ですね、なんてことでしょう末尾に『女性』のワンワードを放り込んだだけで一気にアングラ臭が無くなった、この爽やかな風は奇跡のスパイスとでも言いましょうか。

今って結婚願望とか異性のパートナー探しよりも自分自身や趣味の同胞を大切にする風潮が広がっていることもあって趣味の幅が広がり、またそれをネット配信して同士を募ることが一般的になって来ました。それに伴って今までは世間から冷たい視線を浴びていた『ヲタ活』に関してとても寛大になったのが今の日本であると思いませんか。これって個人的にはとても素晴らしい21世紀のレボリューションだと言えます。むしろヲタクはそれに対しての並外れた知識、Extraordinary Knowledgeを持ち合わせた道を極めし者、プロフェッショナルと称えられる訳ですから。

 妻から言わせれば私はどちらかと言えば多趣味な人間だそうです。いやいや私みたいな内向的シャイボーイがそんな訳は
ランドセルを背負っていた頃は鉄ヲタ


中学生になると祖父から貰ったフィルムカメラをいく先々に連れて行くカメラ小僧

高校に上がると戦闘機大好きなヒコーキマニアになり


大学生以降はクルマに目がないクルマニア


社会人になってから覚えた拙い英語を引っ提げての海外旅行好きに


気づけばF1観戦にも目覚めてしまったサーキット男子とか


結局のところ美しい&可愛い女性は魅力的よねなんて鼻の下を伸ばすカメコ


カフェ開拓には余念が無いカフェ男子なんてのも


うん、確かに多趣味だ。その他にも時計が好き、靴が好き、猫が好き、例を挙げればキリがない。逆に嫌いな物は運動神経の無さからアクティブなスポーツと、日々繰り広げられるサービス残業とモソモソした食感のブロッコリーくらいでしょうか。

こんなに好きなモノが多いと貯蓄が心配になってしまいますが、まあこれも一度きりの人生なのでセーブしつつもブレーキをかけすぎない程度に楽しんで行きたいなと思う所存であります。あ、もちろん妻と過ごす時間が一番の幸せですよ。

 2024年はカメラレンズの買い足しこそ控えるつもりで気と財布を引き締めている反面、もっとしっかりと写真について勉強と反復練習に励みたいと目標を掲げています。今あるレンズを駆使してどれだけ被写体のエモさを引き出せるかですね。また、レタッチについてももう少しまともに出来るようにしたいです。そう、今年のお題はカメラ小僧としてのアビリティ強化です。X(Twitter)を通じて何名かのカメラ好きな方々とも仲良くさせていただいています。そこからコツを伝授してもらったり撮影会、講習会など各種カメライベントに参加しつつ総合的なスキルアップを目指すのです。


風水では私はどちらかと言えば芸術肌らしく、それが40代後半でじんわり開花するとのこと。ならば今のうちから感性を研ぎ澄ませて写真や映像関係で副業としてお小遣い程度でも得られる技量を持てる自分になりたいです、押忍。

 皆さんはどんなヲタ活をしていますか?
少なくとも私の周りにはカメコ、料理研究家、ギャンブラー、推し活女子に風俗王まで揃っています。今は多様性の世の中ですから互いの嗜好を暴露して刺激し合いたいものですね。そんな訳で、私のクルマのナンバープレートに刻印された岐阜はアニメとのタイアップが多くアニメの聖地たる異名を持つ都道府県。代表作では『君の名は』、『氷菓』、『僕は友達が少ない』、『呪術廻戦』などなど。そして今回は以前に『聲の形』で有名になった舞台の大垣でJR東海が企画するコラボが登場。そのアニメが『青春ブタ野郎はバニーガールの夢を見ない』え、ブタ野郎とかバニーガールとか、なんか刺激的なタイトルでボクの性癖にブッ刺さるぞ(笑)
どんな内容のアニメなのかはまだ観たことがなくて何も語れませんけど、とりあえずは何か面白そうだったからドライブがてら大垣まで足を運んで、記念にグッズを仕留めて来ました。『青春ブタ野郎は大垣の街をまだ知らない』だそうです。


このブタ野郎は人気のアニメなのか、ポップアップストアには熱心なブタ野郎もといファンが長蛇の列を作り惜しげもなく皆さん何万円ものグッズを購入されていました。こうやって経済って回っていくんですね。この連休はAmazonプライムでこのアニメをDLしてバニーガールを堪能しようと鼻の下を伸ばし胸躍らせる昼下がりでしたとさ、知らんけど。そして今日の執筆の場は名古屋駅直結のゲートタワーにありますTULLY’S COFFEEからお送りしました、横の夫婦が駅ビルを指差しながら『マリオネットホテル』と連呼していますが、それはきっと『マリオットアソシア』のことだと信じたい。



ヲタク万歳、推しまい。