40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【日々徒然】 ヲタ活のすヽめ

 私がまだ淡い思春期を迎えていたウン十年も昔はまだインターネットが今ほどの普及をしておらず、今時の若者からすれば信じられない様な話では『Yahoo! JAPAN』のトップページをパソコンで開くと画面上部のロゴから順番にカタカタと数秒をかけて全画面が現れてくるくらいネット速度はカメでした。必死に探してきたアダルトサイトで画像を開くにも時間がかかり大事な部分がご開帳する直前にPCがフリーズすることも数知れず。ISDNなんて今となっては化石みたいなサービスを利用しつつ毎晩23時からのテレホーダイ時間帯になるまではネット使用をグッと我慢し、毎夜毎夜の夜更かしでアングラなインターネットの世界へとダイヴする夜通し2chで有る事無い事の論争を読み耽るひと時はほんのり香ばしい思い出であります。


今日はネットで検索すれば分からない事象なんてほとんど無いくらいに情報が溢れていますよね。ましてや手元には常にスマホがありいつでもどこでも知りたい内容はすぐに手に入ります。情報のみではなく、ネットは人との繋がりを手に入れるのも容易になりました。例えば私が学生だった頃はクルマ仲間って基本的にはパーキングなどの出先で偶然に出会い親睦を深めるケースが多かったのが今はインスタやX(Twitter)などを通じてオンライン上での交流からのオフ会みたいなのが一般的になりました。事前に相手の情報や容姿を把握している分とてもシステマチックかつ便利な反面、昔みたいに良くも悪くも妄想と現実のギャップであったり対面で話の引き出しを探るヒリヒリ感が影を薄めてしまったのは中年オッさんになりきった私にとって少し寂しくもあります。ほら、昔ってメル友とか流行ったじゃないですか。各々がアイコンを選んで源氏名で友達募集してメールでやり取りしつつ意気投合したら実際に会ってみようってやつ。あんなワクワクドキドキって今時のマッチングアプリとかでは無いんだろうな。知らんけど。


 いきなり話が斜めにズレて行って戻ってこなくなりそうなのでここで軌道修正。はい、私のブログは起承転結の「起」が長すぎて収集がつかなくなってしまうことに反省しつつ、そんな私は左曲がりちゃうねん。いつもこんな文才のカケラも無きブログへと足を運んでいただく皆さまには足を向けて寝れません。不思議なことにこの更新頻度がやたら低い当ブログでも毎日100-300名の方が見に来てくれているみたいですね。2024年こそは更新頻度を増やすよう総合的に判断し前向きに検討する所存のクソメガネです。


で、タイトルの通り今どきはヲタ活って結構な市民権を得ているんだよねってことが言いたい今回のエントリー。以前であれば『オタク』『ヲタク』ってくくりは、まあまあアングラで社会的地位では底辺を彷徨っているのが世間一般のイメージでした。『鉄ヲタ』、『ガンダムヲタ』、『アイドルヲタ』、『アニメヲタ』などなどはその約98%非モテかつ根暗で頭にバンダナ、チェックのシャツをデニムにインしてリュックを背負ったメガネ男児を指していたかと思います。それがインターネットの普及とSNSの浸透によって現れたのが上記ヲタに『女子』や『ガール』の称号を引っ提げた乙女たち。鉄ヲタは鉄女、ガンダムヲタはガンダム女子、アイドルヲタは派生系として推し活、アニメヲタもアニメ女子ですね、なんてことでしょう末尾に『女性』のワンワードを放り込んだだけで一気にアングラ臭が無くなった、この爽やかな風は奇跡のスパイスとでも言いましょうか。

今って結婚願望とか異性のパートナー探しよりも自分自身や趣味の同胞を大切にする風潮が広がっていることもあって趣味の幅が広がり、またそれをネット配信して同士を募ることが一般的になって来ました。それに伴って今までは世間から冷たい視線を浴びていた『ヲタ活』に関してとても寛大になったのが今の日本であると思いませんか。これって個人的にはとても素晴らしい21世紀のレボリューションだと言えます。むしろヲタクはそれに対しての並外れた知識、Extraordinary Knowledgeを持ち合わせた道を極めし者、プロフェッショナルと称えられる訳ですから。

 妻から言わせれば私はどちらかと言えば多趣味な人間だそうです。いやいや私みたいな内向的シャイボーイがそんな訳は
ランドセルを背負っていた頃は鉄ヲタ


中学生になると祖父から貰ったフィルムカメラをいく先々に連れて行くカメラ小僧

高校に上がると戦闘機大好きなヒコーキマニアになり


大学生以降はクルマに目がないクルマニア


社会人になってから覚えた拙い英語を引っ提げての海外旅行好きに


気づけばF1観戦にも目覚めてしまったサーキット男子とか


結局のところ美しい&可愛い女性は魅力的よねなんて鼻の下を伸ばすカメコ


カフェ開拓には余念が無いカフェ男子なんてのも


うん、確かに多趣味だ。その他にも時計が好き、靴が好き、猫が好き、例を挙げればキリがない。逆に嫌いな物は運動神経の無さからアクティブなスポーツと、日々繰り広げられるサービス残業とモソモソした食感のブロッコリーくらいでしょうか。

こんなに好きなモノが多いと貯蓄が心配になってしまいますが、まあこれも一度きりの人生なのでセーブしつつもブレーキをかけすぎない程度に楽しんで行きたいなと思う所存であります。あ、もちろん妻と過ごす時間が一番の幸せですよ。

 2024年はカメラレンズの買い足しこそ控えるつもりで気と財布を引き締めている反面、もっとしっかりと写真について勉強と反復練習に励みたいと目標を掲げています。今あるレンズを駆使してどれだけ被写体のエモさを引き出せるかですね。また、レタッチについてももう少しまともに出来るようにしたいです。そう、今年のお題はカメラ小僧としてのアビリティ強化です。X(Twitter)を通じて何名かのカメラ好きな方々とも仲良くさせていただいています。そこからコツを伝授してもらったり撮影会、講習会など各種カメライベントに参加しつつ総合的なスキルアップを目指すのです。


風水では私はどちらかと言えば芸術肌らしく、それが40代後半でじんわり開花するとのこと。ならば今のうちから感性を研ぎ澄ませて写真や映像関係で副業としてお小遣い程度でも得られる技量を持てる自分になりたいです、押忍。

 皆さんはどんなヲタ活をしていますか?
少なくとも私の周りにはカメコ、料理研究家、ギャンブラー、推し活女子に風俗王まで揃っています。今は多様性の世の中ですから互いの嗜好を暴露して刺激し合いたいものですね。そんな訳で、私のクルマのナンバープレートに刻印された岐阜はアニメとのタイアップが多くアニメの聖地たる異名を持つ都道府県。代表作では『君の名は』、『氷菓』、『僕は友達が少ない』、『呪術廻戦』などなど。そして今回は以前に『聲の形』で有名になった舞台の大垣でJR東海が企画するコラボが登場。そのアニメが『青春ブタ野郎はバニーガールの夢を見ない』え、ブタ野郎とかバニーガールとか、なんか刺激的なタイトルでボクの性癖にブッ刺さるぞ(笑)
どんな内容のアニメなのかはまだ観たことがなくて何も語れませんけど、とりあえずは何か面白そうだったからドライブがてら大垣まで足を運んで、記念にグッズを仕留めて来ました。『青春ブタ野郎は大垣の街をまだ知らない』だそうです。


このブタ野郎は人気のアニメなのか、ポップアップストアには熱心なブタ野郎もといファンが長蛇の列を作り惜しげもなく皆さん何万円ものグッズを購入されていました。こうやって経済って回っていくんですね。この連休はAmazonプライムでこのアニメをDLしてバニーガールを堪能しようと鼻の下を伸ばし胸躍らせる昼下がりでしたとさ、知らんけど。そして今日の執筆の場は名古屋駅直結のゲートタワーにありますTULLY’S COFFEEからお送りしました、横の夫婦が駅ビルを指差しながら『マリオネットホテル』と連呼していますが、それはきっと『マリオットアソシア』のことだと信じたい。



ヲタク万歳、推しまい。