40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Porsche】 ポルシェ996、フロントアッパーマウント交換など

 納車してから程なくしてステアリグを左右に切る度に『カラカラ』と言いますか『コロコロ』と言いますか、とにかくプラスチックが擦れあって空回りしているみたいなサウンドを奏でていた私のカレラさん。購入したお店にドラえもんにすがり付く野比のび太な如く泣きついたところ、初めはマウント部分あたりに砂利でも噛んだかなと目論んで潤滑油っぽいスプレーを散布してくれましたが、その後も悲しげでチープな音が鳴り止まなかったことで3日間の検査入庫をしていました。


結果としてはフロントのアッパーマウント交換を行いまして、これから暫くは試走を重ねて様子を見たいと思います:-)
写真を撮るのを失念してしまって皆さまに実物を見せられず申し訳ないものの、今まで頑張ってくれていたアッパーマウントは中のボールベアリングを取り巻くプラスチックが経年劣化からモノの見事に粉砕されていまして油も抜け切っていた感じ。異音以前の問題でこれでは本来の性能が出るはずもなく前オウナーさんは足回りにダウンサスを入れた際にここまでは交換していなかったみたいですね。目視で確認出来ない箇所なだけに音で気付けて良かった話です。

それとは別件で、先のエントリーで納車直後にアイドリング不調によってエアマスセンサーを交換した際に見つかったドライブベルトの僅かなクラックにつきましても今回の作業時に新品へと交換していただけました。ベルト類が使用されている箇所は劣化が進むとガタつきや異音の原因に繋がる点や最悪ベルトが切れてしまうと比較的重症に直結するトラブルになるため、このタイミングでの発見と交換は本当に有り難かったです。今後安心して乗れますしね。

その他として購入時からフロントワイパー付け根のキャップが取れていまして、これを発注してもらったけれどどうやらポルシェジャパンが在庫欠品しているらしく、こいつは届き次第の取り付けとなりました。
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個セットでしか頼めないとのことなので、来たら左右の同時交換しちゃえます。


 あとは私がポルシェ購入前の知識不足、学習不足で996に関してはタイミングベルトではなくタイミングチェーンであり当面は交換の心配が無い、イコール大きな出費はまだまだ先になるってところでしょうか。
今まで所有してきたクルマはタイミングベルトばかりで(アルファロメオ4Cもタイベル)、交換都度10諭吉以上が無慈悲に殉職していたことを思うと喜びのあまりにこれを執筆中のスタバ店内で思わずカズダンスを披露してしまいそうです。それとは逆に3.6Lフラット6のエンジンは最高級オイルを9Lくらい飲み干すこととエレメントだけで1諭吉は飛ぶと宣告されていますため、これに向けてチマチマと貯蓄に励みます(笑)

備忘録として、リアタイヤがあと残り5,000kmくらいで交換時期を迎えるって予測だからそこまで使い切るかもしくは安心を取って春先くらいに早めの交換を実施してしまうか我が子はオプション選択のホイールを装着しているため285なんだよなぁ、今まで所有したクルマで最もど太いのを履いているんだよなぁ。
RR
な駆動方式が故、特にリアが消しゴムみたいに減るのは仕方がないですね。

 さて、話は変わって名古屋駅前にあります『大名古屋ビルヂング』の一角で(ビルディングでなくビルヂング)ポルシェの特別展示が開催されています。ここは輸入車の各メーカーが定期的にイベントをしていまいて今までにもポルシェの他、アストンマーティンマクラーレンベントレージャガーなどハイブランドが旗艦モデルをディーラーから引っ張って来ています。


今回は特注色を纏ったマカン、ポルシェクラシックとして993ターボS、あとタイカンと992はそれぞれGTSを飾っていました。もちろん興味があったのは996の一世代前に当たる993で、穴が開くほど前後左右から視姦して来ましたよ。あ、ターボモデルだからリアフェンダーには元から穴が空いていますね。実はこの993は過去にディーラーで展示されているのを見かけています。その頃は私、986ボクスターのディーラー中古車を見に行ったんですね。


ポルシェは当ブログでも何度か記事に起こしていて、文面を読み返すたびに『欲しい欲しいオーラ全開』な駄文をウダウダと、よくもまあ女々しく書いたモンだと小っ恥ずかしくなります。それでも節目節目でポルシェが好きだと叫んだ過去の自分に42歳になった私は声を大にして「ボク、ポルシェ買ったよ!」と雄叫びを上げたい、これが正直な気持ちであります。

思い返せば、クルマを購入してここまで気分が高揚したのはW210メルツェデスベンツとこの996カレラの2台です。アルファロメオ4Cだって手にした時は歓喜の極みだったのは間違いないんですけど、そことの違いはブランドバリューによる達成感なんですよ。33歳の時に手にしたメルツェデス、42歳で叶ったポルシェ、どちらも選んだ車種は不遇にも歴代で最も不人気なモデルだけれどもそんなこと私にはどうでも良くて、それを持とうと検討し実行出来るだけの生活水準に達したって気持ちが何より嬉しい訳です。
将来的にポルシェの中でもステップアップしたいと思うのか、それとも一度持ったからもう乗り換えはしないとするのかスタートラインに立ったばかりでまだまだ先のことはもちろん未定です、ただ996との運命的な出会い、迎え入れを許してくれた理解ある妻、仕事を頑張って維持する私自身、そして親身にクルマ道楽に寄り添ってくれるクルマ屋さんの全てに乾杯です。

 



おしまい。