40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【HONDA】 永遠のヒーロー、リトラのNSXとの出会い

 兼ねてから妙に惹かれる文体と写真を求めて度々…と言うかストーカーの様に『早ぅ新しいブログ更新されんかのぅ』とデイリーチェックしていましたリトラ式のNSXにお乗りの『黒NA1』さんと、ひょんな事から愛知県は犬山市にお店を構えるフランス車乗りの新しい聖地とも言えます『カフェプラスアルファ』でモーニングの集いが決行されました。

と言うのも、黒NA1さんがこのカフェに関心を持たれたところに私が「行きましょう♪」と半場強引にモーニングオフを計画しまして4月1日の開店に合わせてお互いの愛車で訪問したのでした。こちらのカフェプラスアルファはフランス車の代表格と言っても過言では無いシトロエンのDSとSMをお持ちのオーナーさんが営むお店ですが、すごいのはこれだけではありません。

先のブログでも紹介はしているもののもう一度、カフェではARABICAのコーヒー豆を使用した美味しい珈琲や自家製ドリンクをはじめ鈴鹿サーキットですっかりお馴染みのドミニクドゥーゼのカヌレ、クロワッサン、パンオショコラも食べられます。店内では運が良いと京都のシトロエン専門店アウトニーズの販売車両を特別展示をしていることも有り、その他オールドバイクの扱いや雑貨が壁一面に並んでいて、食事以外にも思わず財布の紐がするすると解かれてしまいそうになるステキ空間なのです。

 さてさて、黒NA1さんとはブログのコメントで何度かやりとりした程度でこの日が初対面。極度のシャイボーイな私は果たして上手く打ち解けられるかが気になって気になって…前日は仕事上がりの金曜日の22:00過ぎからアルファロメオ4Cを暗闇の中で洗いながら期待と不安に押しつぶされて、就寝は午前3時を回った辺り。40歳を超えたからと言うのに尚もこのガラスのハートと蚤の心臓には困ったものです。
カフェプラスアルファは犬山城からクルマで10分程度の場所に位置していて、ちょうど桜が満開の時季に重なったことから周辺は朝から渋滞が発生…30分前集合が鉄則な私でしたが開店15分前になんとか到着となりました。

今回は屋内展示車が入れ替え中で不在でした。

程なくして黒NA1さんもお店へ到着。カフェプラスアルファはお店正面に3台程度の駐車スペースが設けられていましてイベントでキッチンカーが来るときなど以外はお客さんもここへの駐車が可能です。オーナーさんご自慢のシトロエンの隣に停められることと大きなヒサシのお陰で愛車が日光から守られる安心感から、是非とも開店時間を狙ってここを射止めたかっただけにラッキーでした。しかし久しぶりに生で見る「動態のNSX」はデフがバキバキ、クラッチがシャラシャラ、マフラーからは思ったより図太いサウンドが溢れていてブログの写真からは想像のつかない本気仕様なのでした。

嬉し恥ずかしの自己紹介をサラッとしていると、オーナーさんからオープンの声掛けをいただきまして早速店内で朝食を注文。颯爽と電子マネーで支払いを済ます黒NA1さんと対照的な私は現金一括派です。決して可愛い店員さんから鼻の下を伸ばしながらお釣りを手渡しで受け取るためではありません。今年の目標はペイペイ(あえてカタカナで表記)を使いこなすことであります。

先にブログアップされた黒NA1さんと内容はかなり重複してしまいますが、私と黒NA1さんは同じ生まれ年でして厳密には私の方が2カ月程度遅く生まれています。と言う訳でパイセンには最敬礼、どこぞの大学サークルみたいに許しがあるまで正座は崩せません。…と言うつまらん冗談はさておき、同い年って当たり前ながら同じ流行りやニュースを耳にして来ている分、話を掘り下げるのがやたら楽なんです。1つ話題を振れば懐かしい思い出が10返って来るみたいな、お互いが話題に喰いついて離さないから時間なんぞ光の如く加速度的に過ぎ去りました。
途中でドリンク追加を挟み、気付けば9時のオープンからお昼を回るまであんな話やこんな話で盛り上がった次第です。黒NA1さんは最近までバンコクに駐在されていたこともあって現地お話も少ししたのですが、私もバンコクは何度も遊びに行っているだけにローカルネタも登場して『ホントに初対面ですよね?』と不思議な感覚に陥るほど。いやいやこれは黒NA1さんのお人柄と博識さ、コミュニケーションスキルがコミュ障シャイボーイな私をすくい上げてくれたからに違いありません。

 せっかくなので軽くドライブでも、となってお店からすぐの尾張パークウェイへと2台で移動。ここは元有料道路なのか適度なワインディングを楽しめてゴール付近にはアウトドアが楽しめそうな入鹿池があります。この入鹿池のほとりに桜並木が続いていたので、ちょうど満開で桜吹雪が始まったばかりの道を気持ちよく走ることが出来て気分はTAITOのアーケードゲーム『サイドバイサイド』の初級コースそのものでした。

道中の駐車場への入り口が結構な鋭角で切り返しての入庫を要したため軽く涙が出たけれど、幸いにも駐車スペースは桜満開の快晴だったけれど無事に2台並びで確保。まあ駐車場は売店の管理下にありますため、ここは何か購入しなければと唐揚げ串@300円を注文。東南アジア系のコックさんが調理を始めました…が、待てど暮らせど出来上がらないぞ?
これはまさか注文してから鶏を捌いているのではと不安になりかけたところで完成した様です。味は…300円にしてはコンビニのそれより美味しかったです。

 食後は撮影タイム。背景に売店の看板がドドンと入ってしまう位置だったため多少移動させて、なんとか避けながらの構図を狙ったけれどまあ及第点っていったところでしょうか。大丈夫、今日はファーストコンタクトですからまた撮影ツーリング行きましょう♪

しかしNSXってエッジが利いたラインが今見てもカッコいいです。ここまで舐めるように見たのは初めてでして私のユーノスロードスターと同時期のクルマですが当時のデザイナーって細部の細部まで拘りを詰め込んでいたんだなってつくづく感心させられます。実はアルファロメオ4Cよりも10mm低い車高もあり、初めて4Cがポテッとしているなと思えてしまったくらいです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去りまして、そろそろお互いの家庭へ帰って無邪気な少年の心をした四十路から、良き夫に戻る時間です。最後は高速道路をランデブーして、まるでワイルドスピードのブライアンとトレッドみたいにジャンクションでそれぞれの家路へと舵を切ったのでした。

あ、これ小牧JCTね。心の目で見て下さい(笑)

と言う訳で、黒NA1さんお疲れ様でした、早くも次回の再会を楽しみにしております。


おしまい。