アルファロメオ4Cは現行のジュリアやステルヴィオと比較すればアルファロメオラインナップの中では11世代前の部類に振り分けられると思います。
と言いますのも、ジュリアとステルヴィオは今や当たり前となったスマートキーを装備しているのに対して4CはMITOやジュリエッタと同じバタフライ式のエントリーキーなのです。
見た目からは4Cだからと言って、別に何の特別感も無いアルファロメオのそれであります。唯一、4Cのキーリング(純正オプション)がさりげなく主張するくらいであります。むしろFIATとも基本は同じかも。
私が半年だけ所有したSUBARUのWRX stiはスマートキーだったのでドアロックはドアノブに手をかざすだけでOK、キーシリンダーは存在せずプッシュボタンを軽く押せばエンジンがかかりました。代車でしばらく借りていたジュリアも同じく。
人間的にも脂が乗ってきた30代終盤の私としては、どうにもこのエンジンのプッシュスタートがいかんのです。
着座位置からはハンドルが邪魔して見えないキーシリンダーの穴を指先でまさぐり、キーシリンダー周りを傷付けないように慎重にキーを挿し込んで、軽い反発力を感じながらゆっくりとキーを捻る…この一連の「儀式」の末にエンジンが雄叫びを上げる瞬間もが運転の悦び1つだと思えて仕方無いのです(笑)
まあ、そのままキュンキュンキュン…ヴン…とバッテリーが死にかけているときの悲壮感もプッシュボタンスタートのそれより指先へダイレクトに感じとれますし。
こんな大胆なアングルからの眺めはオルガン式のアルミ削り出しペダル、カーボンバスタブ、そして紅く燃えるアルファロメオのキーの3点セット。もうこれだけで頬がだらしなく緩みます。
カメラなんて超ローアングルからの撮影で、ポーズだけ見れば警察に通報されそうなレベルの情けない格好での1枚ですってば:-)
そんなこんなで、週末は「俺の右手が真っ赤に燃える!!」とか「全集中蛇の呼吸!!」とかおいちゃんブツブツと独り言を吐き出しながら、我がシャイニングフィンガーで何度も4Cのキーを捻ってスーパーとドラッグストア、そしてカフェをハシゴしたのでしたとさ。
だって玉子が安かったねん、ハーゲンダッツも本日限りの特価だったねん。
週末の総走行距離7km…嗚呼どこかへドライブへ行きたひ。
それはそうと、超絶美味しかったコーヒーウォールナッツのケーキ♪
おしまい。