私のアルファロメオ4Cが雨漏り修理でディーラーへと入院したことで手元にやって来たのはフィアット500、チンクエチェントでした:-)
過去に一度だけアバルト500の試乗は経験がありますけど、フィアット500は初めてだったため貴重な体験となったわけです。
街中で頻繁に見かけるチンクさんは私的に言えば可愛さ爆発なデザインがたまらない萌え車であります。
私の良くできたお嫁さんもチンクさんに興味津々だったこともあり、喜びながら乗って数mで出た感想は…
「…狭いな。」
いやいやいや、私は平均的日本男性よりもコンパクトサイズですし、お嫁さんは私よりも小柄なので人的問題はございません。それでもいざ車内でお互いに顔を見合わせて出てきた言葉はそれでした。
サイズ的要因の他にビックリしたのがトランスミッションの変速ショックです。今日の一般的なATならスパンスパンとシフトアップして行くべきものが、チンクさんは変速時に1秒弱のタイムラグがあるんです。
音で1速→2速→3速を表すと
フフフフフフーン…スススススン、ヘヘーーーーン…スススススン、フォオォォォォォォォ…
って感じ?(爆)
このスススススンってところでギアがニュートラル状態になるから加速が無くなり身体が前につんのめるのですorz
まあ他も叩けば色々とウインカーレバーが走8,000kmの新しいクルマにしてはやたら軋むとか、サスペンションが異様に柔らかいとか、ドアの反発が強くてうっかり挟まれるとか…
その足でミニのディーラーへ試乗に行った訳ですが、ミニの出来の良さを痛感したのはチンクさんのせいでしょうか(笑)
とまあ、いきなりディスりましたけどチンクさんが可愛いは間違いなく、写真を撮るとどんなアングルでも栄えるんです。
車内もチェック柄シートやクリームホワイト基調でお洒落度が高いし、何せイタリアのクルマってだけで気分も適当…もとい高揚するってもんです。
メーターの視認性はあまり良くないけれど(現行だと液晶画面になっているからもっと見やすいはず)、まあ言うほど速度も出ないから大丈夫でしょう。
センターにそそり立ついやらしい形のシフトノブだって適度な操作感とサイズで握りやすいと思いました。
ボディサイズは日本の道にバッチリとフィットします。小回りは抜群に効くわ、駐車枠にも楽勝で収まるわ、エアコンの効きも良いわでヒトと荷物が乗らない点だけ無視すれば上出来であります。4Cと比べれば荷物もいっぱい乗りますよって当たり前か(笑)
そして、問題の走りについてもコツを掴んだのか私がチンクさんに慣れたのか、どうやらシフトのマニュアルモードを積極的に用いて、メリハリのついたアクセル操作をすれば意外と良く走ることにも気付きました。もちろん加速は全然だしレスポンスも良くないものの、アクセルを多めに開けて3,000回転以上でシフトチェンジをしたらそれなりに気持ち良く走ってくれます。
むしろその方がヒラリヒラリと小柄なボディを右へ左へ揺さぶりながら快走した次第であります。まるで気分はルパン三世カリオストロの城でしょうか(謎)
こうシフトを優しく包み込み…
激しくUP&DOWN!!
路面状況を常に先読みしてシフトをかき回すのです。
そして3,000回転までキッチリ回せ。
これが正解(笑)
しかし、普段乗り出来るクルマって本当に有難いとアルファロメオ4Cで遠出から買い出しまで何でもこなす身としてはしみじみ思った訳でした。
チンクさん可愛いけど、やっぱり実用性とかトータルバランスを見たらミニなのかなぁ…。
良くできたお嫁さんの次のクルマを何にするかで迷う日々です。
今のところは…
チンクさん → 買い出しの荷物があまり積めないけどサイズと見た目は大満足。
ミニ → 3ドアまでのサイズなら一番お洒落。でも新車はクルマに対して高く思える。
メルツェデス → Aクラスベースグレードならミニとそこまでの価格差が無いと言う盲点。
ダイハツキャンバス → 買い出しに最適で見晴らしが良い、でも国産。
うーーーん、ミニの程度の良い中古くらいが一番狙い目なのかなぁ:->
おしまい。