40代の日々徒然

ほのぼの夫婦と保護猫2匹の備忘録

【Alfa Romeo】 Giulia GTAの復活

 突如としてアナウンスされましたジュリアGTA及びGTAmの日本発売に驚いた4月の最終月曜日。元々、海外では既に登場していたもので日本にはいつ入って来るか、価格はどれくらいかとワクワクしていた次第です。そしてこのたび満を持しての発表があったと言う訳ですね。

…と、心踊らせて専用サイトへのリンクをポチると、まず目に飛び込んで来たのは驚く程に簡素な作りのWebサイト。お世辞にも高画質と言い難い画像と共にGTA¥20,640,000、GTAm¥21,980,000のパンピー置いてきぼりな目玉が飛び出たまま戻って来ないプライスが掲げられています。そして輸送費及び予備検査代は別途必要との無慈悲な注意書きも(笑)

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さらにスゴいのは受注期間の短さでしょうか。4月26日~5月9日まで、2,000諭吉を超える買い物をするかしまいかに対してユーザーに与えられた猶予は僅か11日間。気持ち以上に余程の金銭的余裕が無ければ門前払いな様子でございます。そんな短期間に4ドアのくせに座席が2脚しか付いていない、常人には理解不能なGTAmを大蔵省の嫁様に説得出来るのでしょうか。もっと言えば私の利用しているディーラーは4月26日は定休日、29~5日はGWで閉まっているため期間中の稼働日は実質6営業日のみです、迷っていたら試合終了なのです。まあ私は買いません買えませんですが…。

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リアドアを開けたら、そこはジャングルジムでした。

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GTAmはインナードアハンドルが布製でしっかり軽量化、実用性はいかに??

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でも大丈夫、GTAならシートがなんと4座も、リクライニングだってするしGTAmより134諭吉もお安くってよ。

 コンフィギュレーターは海外リンクに飛ばされました。こちらで色や細部の好みを選ぶのですけども、ポルシェのそれと比べれば数クリックで簡潔に完結してしまい、まるでマクドナルドでバーガーとサイド、ドリンクを選ぶ程度のお手軽さ。あ、いま限定発売されているミルキー味のシェイク美味しいですよね、ミルキーはデブの味。

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ボディカラーはイタリアの国旗から来ているであろう3色から。アルファロメオと言えば情熱のレッドかなと思いきや、ホワイトの無機質な感じがこのレースカーとも言えるGTAmに似合うし、でも日本では限定色扱いのグリーンも捨てがたい…。深みのあるグリーンはとてもお洒落だと絶賛したいけれど、保守的な日本では大体が不人気路線を辿ってしまうのが悲しいです。

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GTAとGTAmで見るエクステリアにおける最大の違いはそそり立つ巨大なリアウイング。156GTAからのオマージュでしょうか、このご時世においてメーカー純正でこんなタオルが干せるくらい巨大なウイングを採用するのはSUBARUくらいのもの、さすが情熱の国イタリアです。むしろここまで大きければ後方の視界もバッチリですし、モノの大きさで自己顕示をする悲しい男の性を刺激します。でも私は大きなウイングはあまり好みでは無いからGTAが良いですな。

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リアにはアクラポヴィッチ製のチタンマフラーがセンターに収まっています、チタン独特の快音がするのでしょうね。フロントパイプから全てチタンなのでしょうか。私がクルマに全てを注ぎ込んでいた20代の頃はチタンマフラーでエンドに焼き色が入ったモノが大流行していたのが懐かしい…。当時のマフラーってなんであんなに太かったんだろう、しかも決まって砲弾斜め出し。そんな私は他人と同じが大嫌いだったからデュアルマフラー一筋でした。

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 GTAは通常モデルと比較して、カーボン製の専用パーツが随所に採用された様でフロントバンパー、フロントフェンダー、ルーフ、リアディフューザー、あとはボンネットに装着されております。この辺りで価格が跳ね上がったのでしょう。そうであっても4Cを2台分のお金でも購入に届かないとは恐ろしいですね。8Cが当時新車で¥22,000,000あたりであったことを考えると…8Cが欲しいかな。あのスタイルには勝たん、うん。

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 今回のGTAに関して、購入に条件(過去に○○のモデルをディーラーで新車購入しているとか)が掲げられるのかは分かりませんが、いくらアルファロメオオーナーが鬼滅の刃の煉獄さんみたく熱いとは言え、速攻で完売御礼になるかは微妙なラインだと勝手に予想しています。ちょっと値段が尖り過ぎたような…なんて講釈垂れる人間なんかには手も足も出ないですから(笑)
でも通常のジュリアクアドリフォリオが¥11,740,000だから、そこに+1,000諭吉と思うとゾクゾクしちゃいますねぇ。

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凡人の私には遠く及ばず買えずとも実物は是非見てみたいです。いずれ広報車が全国のディーラーで展示される事を期待しつつ、私は今日も4Cを我が子として眺めながらニヤけているのでしたとさ。


おしまい。